2017.01.03.Tue. 17日前 通りもん

激闘から青春まで! るろうに剣心を振り返る名言&名シーン20選!

1994年に連載終了したにも関わらず、根強い人気が残る漫画--「るろうに剣心」。その人気の秘密は、いったい何なのでしょうか。名言や名シーンを追う中で、「るろうに剣心」の魅力はなんなのかを探っていきたいと思います。

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はじめに

るろうに剣心の漫画を見たことはありますか? ちなみに僕の周りだと、読んだことがある人とない人は半々と言ったところですね。るろうに剣心は、これだけ実写化が人気を博したとはいえ、漫画自体はもう20年近く前の作品だということが、意外と読まれない原因なのだと思います。

ですが、それはとても残念なことです。るろうに剣心は、漫画という媒体であってこそ最高に面白い作品だと思っています。るろうに剣心の漫画版だと、「速さ」や「殺気」がとくにビリビリ伝わってきますが、僕にとっては「痛々しさ」も重要な要素です。

るろうに剣心の物語はバトルがメインなので、剣心含め味方も、傷付くことが多いです。なので、剣心が傷だらけのシーンも少なくありません。死にかけることは日常茶飯事です。ですが、だからこそ、痛々しさがはっきりと分かるからこそ、るろうに剣心は面白いのだと私は思っています

傷付き、もがく中で、敵も本気の殺意で襲ってくる中でも「貫き通す意志」が見えるからこそ、彼らの本気が伝わるのです。そして、そんな劇的な瞬間に発した一言こそが、それこそ刀のような鋭さで私たちを感動させることができるのだと思います。

身体面だけでなく、精神面でも彼らはどれだけ傷付いているのでしょうか。と、ちょっとばかりドSになった気分で、るろうに剣心の名言&名シーンを一緒に振り返っていきましょう。それでは早速行きましょう。

其の一|鵜堂刃衛

人を斬らねば生きる意味がない、それが人斬り。

この頃は、まだ剣心が苦戦するシーンはほとんど無かった時です。しかしそこで、このキャラクター「鵜堂刃衛」が登場します。刃衛は以前の剣心と同じく人斬りで、抜刀斎として覚醒する前の剣心でなければ全く歯が立ちませんでした。

しかし、剣心が抜刀斎として覚醒すると、状況は完全に一変します。普段の優しい剣心と、抜刀斎としての剣心。その違いがはっきりと分かる好敵手でした。剣心の強さを測る上でもそうですが、このセリフにも表れているように、剣心の人斬りとしての冷徹さとプロ意識が伺えたことも、刃衛のお陰と言えるでしょう。

このセリフはかなり衝撃的だったので、初めて読んでからは、しばらく僕の頭から離れませんでしたね(笑)。

其の二|斉藤一

悪・即・斬

さて、次は超絶イケメン、斉藤一の名セリフ!! 最近でも、「悪・即・斬」自体は割と耳にする言葉だと感じます。斉藤一が最初に出てきたときは、「なんか史実でも有名な人が出てきたぞ……」という程度の印象でした。

ですが、戦い始めると剣心に勝ち目が全く見えなかったので、とりあえずヤバい奴だ、という圧倒的な存在感が出てきました。斉藤一は、カッコいいんですよね。とち狂っているキャラも多いですが、割と常識人なのに、「悪・即・斬」という純粋な哲学と、戦いを楽しむ欲望を兼ね備えている人格が、揺ぎなさを感じさせます

其の三|明神弥彦

守られてばかりいたら、もうこれ以上強くなれない

弥彦のセリフですが、「守られてばかりいたら、もうこれ以上強くなれない」というセリフがあります。弥彦は、剣心や斎藤などの陰に隠れて、守られてばかりですが、実はかなり強いです。十本刀との闘いにも勝利していますし、縁の部下にも辛勝しています。

このセリフは縁の部下と戦った時の物ですが、なかなか響くものがありました。弥彦は、今のままじゃダメだと思っているのです。僕たち読者からしてみれば、弥彦が頑張らなくとも、剣心という強者が活躍して楽しませてくれれば良いようにも思います。

しかし、弥彦の立場からしてみれば、守られてばかりではダメだと思っているのです。わずか10歳にして、強くならないとダメだと痛感している彼の責任感、強さへの執着に驚いたシーンでした

其の四|悠久山安慈

極めるとはこういうことだ

これも屈指の名言ですが、悠久山安慈の「極めるとはこういうことだ」です。左之助との闘いにおいて、安慈は自らが教えた「二重の極み」を使われます。あくまでも「使える」ようになった左之助に対し、両手両足で同時に二重の極みを発動し、歴然とした格の違いを見せつけてきました。

「マジかよ……」と唖然としましたね。僕も一読者として、左之助だってサボっていた訳じゃないことを知っています。だからこそ、安慈がこれほどの技を使えるようになるまで、どれほどの努力を重ねたのか、と途方も無い歳月を想像してしまいました。

格の違いというか、年季の違いという感じですね。これでもまだ、志々雄一派の十本刀の中ではナンバースリーですからね……。

其の五|志々雄真実

油断? これは「余裕」というもんだ

これもカッコいいですね。流石は志々雄様。志々雄様は強し強し強し強し強し!! 志々雄様の性格をよく表した名言だと思います。志々雄は、作者もお気に入りのキャラクターで、筋金入りの悪党です。しかし、彼には彼なりの考えがあり、「正義」では決して倒すことのできない、芯の強さがあります。

戦いを楽しんでいるからこそ、余裕をかますのですそして、強いからこそ余裕をかましていても、勝てるのです。志々雄様は油断をする御方ではありません。油断していたからこそ、騙し打ちに遭い、死にかけたからです。

まあ、最終的にはその余裕をかまし過ぎて、止めをしっかり刺さなかった剣心からやられてしまうのですが。この一言で、志々雄様の戦いを「楽しむ」ことができる強者としての存在感を植え付けられました。

其の六|相楽左之助

夢を語って笑うなら、もっと胸張って堂々と高笑いするもんだぜ

「夢を語って笑うなら、もっと胸張って堂々と高笑いするもんだぜ」という左之助のセリフがあります。左之助は斉藤や剣心と違って、まあハッキリ言うと馬鹿です。ですが、だからこそ、こういうセリフが出てきたのかなと思いますね。

左之助は左之助で、かつては自分の大将が騙されて打ち首になった、という辛い過去もあります。しかし、それでも腐らずに、楽しそうに生きている姿は剣心たちとは違った力強さを感じさせます。なんだかんだで、剣心のかませ犬の役は多いわけですが、そこは仕方ないかと(笑)

其の七|斉藤一

己の信念を貫けなかった男など、死んでも生きてても惨めなものだ

また斉藤さんですね。個人的に嫌味すぎて好きなセリフですが、「己の信念を貫けなかった男など、死んでも生きてても惨めなものだ」というものです。このセリフは、宇水さんとの戦闘シーンで使われたもので、この時の宇水さんは、牙突零式によって下半身を千切られた状態で磔になっています。

ですが、このセリフを言っている斉藤一自身は、己の信念を貫けるのでしょうか? 「悪・即・斬」の信念を。宇水さんも磔の状態で「その信念、いつまで貫けるかな」と斉藤を脅しますが、斉藤はハッキリと断言します。

「無論、死ぬまで」と。斉藤の容赦の無さだけでなく、信念に対する絶対的な思いも垣間見える素晴らしい戦いでした。

其の八|名もなきモブ

危険を自ら引き受けるのは…「無謀」でなく「勇気」! そして勝機が見えても危険を恐れるのは「慎重」でなく只の「臆病」!

このシーンは、特に名前が無いモブたちのセリフですね。まあ、名言と言えば名言なんですが、頑張って名言を言おうとした感じが出ちゃってますね……。それこそ、斉藤とか剣心が言ったならば話は別なんでしょうが、過去の実績が無いまま、名言を言ってもそこまで響かないですね(笑)

ただ、響かないなりに、「剣心たちの陰で、こういう人たちも頑張っているんだなあ……」と、思わされます。無謀ではなく、勇気ですか。この人たちのような一般人からしてみれば、敵に挑むのは十分に無謀だとしか思えないと考えてしまうのですが……。

ただ、それでも退かない覚悟こそ、無謀かもしれない状況でも前に進むことこそ、勇気なのだなあ、と考えさせられました。

其の九|四乃森蒼紫

随分とぶ厚い紙一重だ……

「随分とぶ厚い紙一重だ……」という四乃森蒼紫のセリフです。剣心のライバルとして長期間、剣心の前に立ちふさがるものの、なかなか勝てない蒼紫さん。まあ、剣心の方もライバルとは認めているようですが、志々雄のアジトでの戦いでは、最初は剣を抜かずに勝とうとするなど、ちょっと舐めてる所も……

剣心と蒼紫の力の差は、確かに紙一重なのかもしれませんが、なんだかんだで決定的です。勝つところでしっかりと勝つ、そんな決定力とも呼べる力が蒼紫には欠けているのだと思います。

そして、その原因が「戦う理由」にあることを蒼紫に気づかせるためにも、剣心は負けられなかったのだと思いました。

其の十|志々雄真実

宗次郎の超神速『縮地』は『目にも映らねえ速さ』なんだよ

「宗次郎の超神速『縮地』は『目にも映らねえ速さ』なんだよ」という志々雄の説明ですね。目にも止まらぬ速さ、という表現すら超えた宗次郎の「縮地」。そんな速さって、どんなだよ……、と宗次郎の化け物っぷりが表現された良い説明です。

宗次郎は実際かなり強く、剣心も一度刀を折られています。左之助はもちろんですが、斉藤でも敵わなかったのではないかと思います。「天剣」なんていう、中二病まっしぐらな名前を拝命しているくらいなので……。

宗次郎は、あの不気味な笑顔を張り付けながら、美少年なのに規格外に強いという「設定」がなかなか好きでした

其の十一|緋村剣心

自分の汚れた血刀と犠牲になった命の向こうに、誰もが安心して暮らせる「新時代」があるんだったら。 俺は、天に代わって人を切る

「自分の汚れた血刀と犠牲になった命の向こうに、誰もが安心して暮らせる「新時代」があるんだったら。 俺は、天に代わって人を切る」。剣心の過去編のセリフですね。まだ人斬りだった時代。汚れること、人を殺すこと、その先に新時代があると信じていたんですね。

まだまだ若い、ほんとうに少年としか呼べない程度の年齢だった剣心。しかし、その胸の内は大人の誰よりも新時代への責任感を感じていたようです。自らの手で新時代を切り開くのだ、という感じですね。たとえその手段が、人斬りであっても。

この過去の先に、それこそ「新時代」でも未だに戦い続ける剣心の姿があると思うと、少し胸が苦しくなります。

其の十二|瀬田宗次郎

崩れない笑顔

またまた宗次郎です。宗次郎と言えば、天賦の才や縮地も印象的ですが、やはりトレードマークは、くっ付いて離れないような、あの笑顔。あの笑顔が無くなったせいで気配が消せなくなり、剣心に負けてしまったほど重要な物です。

ただ、この笑顔の発祥はかなり悲惨なものです。激しい虐待を受けていた宗次郎は、ずっと笑うことで不気味に思われ、結果的に虐待される数を減らしていました。かなり受け身な理由だったと言えます。

割と可愛い感じの笑顔ですが(女性ファン多いですし)、実は相当なストレスをため込んでいたんだなあ……と気付かされました。ちょっと同情しました。

其の十三|志々雄真実

所詮、この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。どんなに上手に嘘の作り笑いをした所で、この真実からは逃れられねェぜ

再び志々雄様です。志々雄様のカッコよすぎるセリフが舞い降りてきます。「所詮、この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。どんなに上手に嘘の作り笑いをした所で、この真実からは逃れられねェぜ」。です。

志々雄様が特に大事にしてらっしゃる概念--「弱肉強食」がここで来ました。このセリフは、其の十二で紹介した宗次郎の考えに対する、志々雄の答えのような物です。志々雄様の前では正義とか、悪とか、そんなことはどうでもよいのです。

ただ、強いか弱いか。勝てるか負けるか。作り笑いをしたところで、戦わなければ勝てないですし、生きることはできないのです。そして志々雄様のお言葉によって、宗次郎は剣を取り、強者へと至る道を、戦う道を駆け上がります。

其の十四|相楽左之助

もう全っ然痛かねェんだよ、こんな傷…。こんな傷より、剣心に弱点扱いされた事の方が万倍痛えんだよ!!

「もう全っ然痛かねェんだよ、こんな傷…。こんな傷より、剣心に弱点扱いされた事の方が万倍痛えんだよ!!」という左之助のセリフですね。単身、京都に行った剣心に置いてけぼりにされた左之助。

剣心を追って京都に向かおうとするも、斉藤から阻まれ、戦闘に。もちろんボコボコにされますが、最後に斉藤に一撃を食らわせます。誰もが自分のことを弱者扱いすることが、左之助には耐えられなかったのでしょう。

「信じたら裏切られる」という信念を持つ志々雄様の一派と違って、剣心たちはお互いをある程度信じあっていました。だから、左之助としては裏切らたというか、自分の力が信用されていなかったことに腹が立ったのだと思います。

そして、この後「二重の極み」を習得し、なんとか剣心たちと肩を並べることになります。強さへの執念ですね。

其の十五|比古清十郎

剣は凶器。剣術は殺人術。どんな奇麗事やお題目を並べてもそれが真実。

剣は凶器。剣術は殺人術。どんな奇麗事やお題目を並べてもそれが真実。というお師匠のセリフです。るろうに剣心の中で最強のキャラクターであり、剣心に飛天御剣流を教えた人物でもあります。

たしかに飛天御剣流は、殺人剣です。流派の理念は弱き人々を救うためとありますが、しかしながら弱くなくて、悪しき人々は殺す剣でもあると言えます。どんな綺麗ごとを語っても、人を殺すための技だという事実は消えません。

どうしようもない事実が他でもない師匠から語られることによって、さらに剣心の歩む「不殺」の道の険しさを痛感しました。

其の十六|緋村剣心(天翔龍閃)

隙を生じぬ二段構え!!!

名シーンとして挙げたいのが、やはり志々雄様と剣心とのバトルシーンですね。特に最後の天翔龍閃を剣心が放つシーンです。これが志々雄様のアジトでは三発目--蒼紫と宗次郎に続いてだったので、そろそろ防がれるんじゃないかな……と思っていたら、案の定、志々雄様に防がれました。

さすがは志々雄様! 志々雄様は強し!! さあ、終の秘剣カグツチをお見せください! と思ったのも束の間。なんと、志々雄様が剣心に吸い寄せられていくのです。一撃目が空を切ったことで、真空が生まれていた……だと……?

と、まあ少年漫画としては最高にワクワクするバトルでした。まさか、二段構えの攻撃だとは予想もしてませんでしたね。このシーンは何度読んでも面白いです。

其の十七|斉藤一

お前等とはくぐった修羅場の数が違うんだよ。

斉藤さんのこの死亡フラグがビンビンのシーンも個人的には大好きですね。普通のキャラなら「大丈夫だ問題ない」とか言いそうなところを、相変わらず上から目線で言ってしまうところが、流石は斉藤さんだなと思います。

まあ、結局生きているんですけども。
ただ、この時の斉藤さんはけっこう怪我をしていたので、斉藤さんでも助からないだろうなあ……と思っていましたが、まあ、なんにせよ助かってよかったです。ほんとうに、くぐってきた修羅場が違いますね。

其の十八|緋村剣心

それだけは絶対に許さんッ!!!

「働きたくないでござる!! 絶対に働きたくないでござる!!」というコラとして有名な一コマです。「人誅」の真の目的が薫を狙っていた、ということを知り、温厚な剣心が激怒するシーンですね。

このシーンこそ、まさに「痛々しさ」が溢れていると思います。いや、働きたくないでござる、は全く関係ないですが。剣心なりに巴を殺したことの罪悪感はあるものの、それでも薫を傷つけることは絶対に許さない。

これだけ傷付いてもなお、貫き通す思いがあることがしっかりと表現されている一コマだと思います。
今となっては、ギャグにしか見えませんが……

其の十九|不二 vs 比古清十郎

最強が告げる感謝

次の名シーンは、不二とお師匠が戦うシーンです。いや、どっちも強すぎて卑怯なレベルですからね……。このシーンが印象的なのは、単純に強い奴ら同士の対決だから、という訳ではありません。

このシーンが印象的な理由は、お師匠が不二から感謝されながら戦うからです。不二からしてみれば、完全にお師匠は敵なのですが、お師匠が強いことが、不二には非常に嬉しかったのでした。

今まで不二は「強すぎて、大きすぎて卑怯」だったのに、今回だけはそのようなアドバンテージを使っても勝てない「最強」が相手です。正々堂々、全力で勝負できることがこんなに貴重な人間もいるんだな、と不思議な気分で見ていました。

其の二十|緋村剣心

受け継がれる不殺の意志

さて、ラストはやはりこの名シーン。剣心から弥彦に逆刃刀を継承するシーンです! 「ああ、これからは弥彦の時代なんだ……」と、非常にうれしく思いました。しかしながら、剣心がもう戦うことができなくなってしまった、ということに猛烈に寂しさも感じましたね

逆刃刀を継承するということは、不殺の意志を継承するということです。それはつまり、平和な世の中を弥彦が作っていくということでもあります。これから弥彦はどれくらい苦労するのか想像も付きません。

ですが、剣心の不殺の想いが継承されたことは、剣心が数え切れない人を殺したこと以上に、数え切れない人を救ったということの証なのかな、と個人的に感慨深くなりながら、じっくり読んでいました。

まとめ

いかがだったでしょうか? どうしても名言となってしまうと、剣心や斉藤、志々雄様のセリフが多くなりがちですね。ただ、彼らは本当にずしんと響くようなセリフを放つので、仕方ないのかなと思っています(笑)

いちおうラスボスの縁さんは完全に空気でしたが、それはとりあえず見なかった、気付かなかったという事で。実写化の次は北海道編。まだまだ剣心のるろうの旅は終わらないようですね。個人的には、ぼちぼち志々雄様も出してくれればと思います。

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