2017.03.07.Tue. 9ヶ月前 カルビとライス

映画『3月のライオン』のキャストと見どころを紐解く3つのポイント

数多くの人気漫画の実写映画化が控えている中、最も注目度が高いのが『3月のライオン』。連載開始から10周年を迎える今年、とうとう実写映画化が実現!プロ棋士である少年の戦いと成長を号キャストで描いた人間ドラマの見どころを紹介!

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人気漫画『3月のライオン』とは?


『3月のライオン』とは、アニメ・実写映画ともに人気の名作漫画『ハチミツとクローバー』の著者・羽海野チカが描く人気漫画です。若きプロ棋士・桐山零が、将棋の対局や下町での出会いを通して成長する物語になっています。 

登場するキャラクターが抱える様々な問題が主人公である零を成長させていく描写は、切なさが入り混じりつつ、人間本来の優しさを感じられるほっこりとさせてくれます。桐山零の棋士としての成長、人間としての成長だけでなく、美味しそうな食卓のシーンやかわいらしい猫のシーンも見どころです!

ポイント① 全員ハマり役?豪華キャストと注目のメインキャラクターとの相性は?

リアル桐山零!主人公にそっくりな『神木隆之介』

今回、主人公の桐山零役に抜擢されたのが神木隆之介です。原作ファンも「ビジュアルそっくり」と太鼓判を押す神木ですが、幼少の頃から俳優として活躍する彼は、“ずっとプロとして生きてきている”という点でも零と重なり合う面が多いですね。 

外面・内面ともにすでに“桐山零の人生”がにじみ出ている神木。ある種、誰にでも経験できないことを経験できている神木こそ、原作の細かい描写を実写で表現するのにはぴったりのキャスティングだと思います!

“悪役”という新たな領域を切り開く香田香子役の『有村架純』

桐山零とは血が繋がっていない姉・香田香子役を演じるのが有村架純。プライドが高く、零に愛憎の感情を抱く香子は、零に数々の罵倒を浴びせる“激しい”女性の役どころ清純派女優のイメージが強い有村にとっては、その印象とは真逆の役どころであると言えるでしょう。

さらには、ランジェリー姿でのシーンもあり、大人の色気が伝わるカットも見どころ!「香子と零の危うい関係を見事に演じきってくれた。」と原作者である羽海野も太鼓判を推す有村の姿を見ることができる貴重な機会になりそうですね!

雰囲気からスタイルまでぴったりの配役!川本あかり役の『倉科カナ』

零がお世話になっている下町の家族・川本家。その長女である川本あかりは、何かと零を気にかけてくれるお母さんのような存在です。美人で料理上手だが、どこか艶っぽさや内面の弱さを感じさせてくれるあかりは、どこか倉科カナが今まで務めてきた役と重なる部分があります。 

それに加えて、あかりと言えば、グラマラスな体が見どころ!倉科自体もグラビア時代にはかわいらしい顔に大きな胸を披露していただけに、スタイルまであかりと被る面があります。そんな倉科のスタイルを拝めるのか?原作ファンも倉科ファンも大注目ですね!

原作者がモデルにした?島田開役の佐々木蔵之介

零の将棋の師匠にあたる島田開。彼との将棋での出会いを経て、零はプロ棋士として加速度的に成長をしていくことになります。努力と鍛錬を絵に描いたような人間で、骨ばった顔立ちは確かに佐々木を連想させてくれます。 

そして、島田開の魅力はなんといっても“人間力”。自身を応援してくれる故郷のためにも「負けたくない」と渇望する彼に、人望厚い“人間力”を感じます。原作者である羽海野も「島田開のモデルになった本物の蔵之介さんにやっていただけるなんて夢のようです。」と公言しているだけに、佐々木の演技がどこまで島田に近づいてるのかに期待ですね!

別人の風貌で体当たり!二海堂晴信役の『染谷将太』

零のライバルであり、“心友”である二海堂晴信。難病を抱えているが、人一倍明るい性格で、将棋に対する燃え滾る感情を常に露わにしているキャラクターです。何よりびっくりしたのが、「これ、染谷将太なの!?」と思わせるほどの別人の風貌!実は特殊メイクでむっちりした体型を再現しています。 

とても染谷には似ても似つかない風貌なだけに、染谷自身も「いろんな意味で本当に映画の中でしか会えない二海堂くんが誕生しました。染谷の事は忘れてください、それが本望です。」と話しています。見た目だけでなく、作中でも二海堂の熱い魂を感じさせてくれるであろう染谷の演技に注目です!

常軌を逸した風貌と雰囲気が決め手?宗谷冬司役の『加瀬亮』

史上初の7タイトル制覇を成し遂げた天才棋士である宗谷冬司。どこか人間を超越した、寒々とした雰囲気を持つ彼は、他の棋士とは何か違うオーラを纏っています。そんな難しい役どころを演じる加瀬亮は、数々の賞を受賞するほどの名俳優です。『それでも僕はやっていない』で見せた加瀬のシビアな演技に、筆者は釘づけになりました。 

宗谷を演じるにあたって、加瀬は「将棋の撮影は思ったより過酷で、スタジオの食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています。」と語っています。それほどまでに役にのめり込んだ加瀬の演技には注目が集まります。 

また、そんな宗谷は若々しい見た目と反して、実に40歳。一方の加瀬も40代とは思えない若々しいルックス。そんな見た目もキャスティングの決め手なのかもしれませんね(笑)

豪快かつ繊細な役どころに持ってこい?後藤正宗役の『伊藤英明』

重厚な将棋を持ち味にしている、圧倒的な存在感を持つプロ棋士・後藤正宗。どこか危うい雰囲気を醸し出す後藤は、零を殴ったりするなどの豪快なシーンがあります。『海猿』などで肉体派なイメージがある伊藤英明は、その目力も相まって後藤のイメージを表現するには持ってこいの役どころだと思います。 

また、そんな後藤には入院中の妻がおり、頻繁に通っているが、香子とも関係を続けているというギャップがある一面も。伊藤は色んな映画に出演しているほか、バラエティでも活躍しているので、『緊張感』と『繊細さ』といった幅広い側面を持つ後藤を演じることができるのは彼しかいないのではないでしょうか。

他にも新星やベテラン俳優まで勢ぞろい!

川本家の次女・ひなた役には清原果耶三女・もも役には『君の名は。』の新海誠さんの娘である新津ちせといった今後が期待される若手女優に加え、川本家の祖父・川本相米二役を前田吟が、零の父の友人で、将棋の師匠でもある幸田柾近役に豊川悦司といった経験豊富なベテラン俳優も名を連ねています。 

人気漫画の実写映画は、「漫画の世界観とイメージが全然違う・・・。」といった原作ファンからの辛口コメントが良く目立ちますが、容姿や雰囲気はまず間違いなくバッチリハマっています!それに加えて、映画ならではの世界観をどう出してくれるのか?豪華キャスト陣たちが描き出す独自の世界観にも注目していきたいですね!

ポイント② より高い再現性を求めたロケ地!

キャスティングだけでなく、ロケ地にもこだわった『3月のライオン』。実写映画としては珍しく、全国各地での撮影を行なっているようです。より高い再現性を目指した本作品のこだわりが明確に出てきていますね!

特に将棋シーンに対する異常なこだわりを感じます。東京・千駄ヶ谷に実在する将棋会館での対局シーンは、ただ棋士が駒を動かすだけのシーンのみにこだわるわけでなく、将棋独特の雰囲気をも重視している監督の意向が強く出たロケ地になっていますね。

島田開と宗谷冬司の『名人戦』を撮影したと言われている姫路市の書写山圓教寺。いわば棋士のトップを決める戦いはより厳かの方が良い!名作映画『ラストサムライ』のロケ地にもなったほどの場所なので、厳かな雰囲気づくりにはもってこいですね!

本作品で主に描写される下町。特に、その中で特徴的に描かれているのが、零が住む六月町と川本家がある三月町を結ぶ大きな橋です。実写化にあたって、そのロケ地になったのが東京・月島にある中央大橋。漫画と見比べてみると、そっくりです!もしかしたら、原作者である羽海野は、三月町という町そのものを月島に似せて描いていた可能性が大ですね。

その他にも、盛岡や埼玉での撮影なども行われていたようですので、映画を観て自分で発見したロケ地を見に行く“聖地探し”も楽しみの一つになるかもしれませんね!

ポイント③ 原作ファンである筆者が期待する“原作シーン”

桐山零と島田開の対局シーン

コミックス3巻で描かれている二人の対局シーン。島田との対局を通して、棋士としても、人間としても大きな成長を遂げていく零。島田がいなければ、零はずっと未熟なままだったはずです。そんな二人の対局シーンは、棋士としてだけでなく、一人の人間としての会話がとても印象的なシーンなのです。 

「やれやれ・・・やっとこっちを見たな。」棋士としても、人間としても格上の島田の言葉を、佐々木蔵之介がどんな表情で発してくれるのか。はたまた、その時の零の恥ずかしさを神木隆之介がどのように表現してくれるのか

桐山零と宗谷冬司の対局シーン

コミックス8巻に描かれている二人の対局シーン。映画の公式サイトでも宗谷の重大な秘密について触れられていますが、原作ではこの対局でその秘密が明かされることになります。ここを通さずに、その秘密を明かされる独自の描写にも期待したいですが、筆者がこのシーンを観たいのは秘密が明かされるからといった理由ではありません。 

まだ若い零が史上最強の名人と言われる宗谷に対して、対局から感想戦まで一言も発せずに将棋を通して宗谷とコミュニケーションを図れているシーンがとても印象的なのです。その盤と表情、しぐさで表現するしかないこの難しいシーンを神木・加瀬の二人がどのように演じるのか。そこに注目してみたいですね。

待ち焦がれる公開!映画ならではの楽しみ方をおさらい!!

映画公式サイトでは、誰も知らない結末へと入っていくとの記載があります。原作がまだ連載中だからこそできる映画ならではのストーリーを紡ぐことができるのは、原作に寄せたキャスティングと背景描写があるからこそです。 

原作における既知の設定とストーリーを大事にしつつ、まだ予測もつかない未知のシーンを神木演じる桐山零が見せてくれると思っています。原作者である羽海野チカが太鼓判を推す実写映画版『3月のライオン』“既知”と“未知”の両面を楽しめる素晴らしい作品になることを期待したいですね!

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