2017.04.03.Mon. 9ヶ月前 チェレステ

突然始まる非日常!異能バトルは日常系のなかで名言・名シーン25選!

ある日突然異能の力を手に入れた文芸部5人の、異能を無駄遣いする日々には心に染みるセリフがいっぱい。『異能バトルは日常系のなかで』の名言・名シーン25個をアニメから選んでまとめてみました。

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目次

• 基本日常なのに心に染みる名言・名シーンの宝庫
• 安藤寿来:第2話「誤想(ミスコンセプション)」より
• 神崎灯代:第2話「誤想(ミスコンセプション)」より
• 安藤寿来:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より
• 安藤寿来:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より
• 安藤寿来:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より
• 桐生一:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より
• 姫木千冬:第4話「奇行(カプリシャスレディ)」より
• 櫛川鳩子:第4話「奇行(カプリシャスレディ)」より
• 姫木千冬:第4話「奇行(カプリシャスレディ)」より
• 安藤寿来:第5話「厨二(センシティブエイジ)」より
• 安藤寿来:第5話「厨二(センシティブエイジ)」より
• 安藤寿来:第6話「罪悪(ヴァイスペナルティ)」より
• 高梨彩弓のおばあさま:第6話「罪悪(ヴァイスペナルティ)」より
• 神崎灯代:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より
• 櫛川鳩子:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より
• 神崎灯代:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より
• 桐生一:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より
• 安藤寿来:第8話「戦争(ホルムガングバトル)」より
• 櫛川鳩子:第8話「戦争(ホルムガングバトル)」より
• 神崎灯代:第9話「布告(ガールズアプローチ)」
• 高梨彩弓:第10話「迷路(フールズラビリンス)」より
• 神崎灯代:第11話「存在(キューピッドエラー)」より
• 安藤寿来:第11話「存在(キューピッドエラー)」
• 安藤寿来:第12話「日常(ユージュアルデイズ)」より
• 神崎灯代:第12話「日常(ユージュアルデイズ)」より
• 「異能バトルは日常系のなかで」が教えてくれたこと

基本日常なのに心に染みる名言・名シーンの宝庫

『異能バトルは日常系のなかで』とは

泉光高校2年生で文芸部に所属する安藤寿来が主人公。安藤はかなりの厨二病で、文芸部の他のメンバーにそのキャラを若干あきれられつつも穏やかな日常をすごしていました(ちなみに安藤は厨二病の自覚がありかなり空気も読めます。ただ「おんなごころ」は全く読めません

そんなある日、特にこれといった前触れもなく文芸部の5人(内1人は小学生)は特殊な能力「異能」を手に入れます。しかも主人公の安藤が手に入れた異能は全く攻撃力のないもの(他の4人の能力はかなりすごい)でした。

「異能」を持ってはいるものの冒険に旅立つわけではなく、登場人物たちは学校に通い、物語は日常を中心に進んでいきます。ときどき他の異能力者があらわれることはありますが、それ以外は基本「日常」が続いているにも関わらずこの作品、名言の宝庫です。

この記事では『異能バトルは日常のなかで』の中から心に染みる名言・名シーン25個を選んでご紹介します。完全に主観による25選になりますが最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

安藤寿来:第2話「誤想(ミスコンセプション)」より

せめて能力名だけは合わせときたかったんだ。あの人も俺たちと同じ仲間なんだからさ。

安藤寿来は「世の中にあるどんなパーティーよりも強く結びついていたい」と文芸部5人の能力名の文字数をルビも含めて揃えてつけていました。時期をずらしてたった1人能力を身につけた工藤美玲を気遣い、工藤の能力名のルビも文字数を揃えて「強欲(グレイトフルラバー)」とつけます。

工藤は「ラバー」という言葉があったため、告白されたと勘違いしてしまいましたが、それは1人で不安であろう工藤を気遣った優しさからやったこと。仲間だと受け入れてくれる気持ちはあったかい。
 
特に1人で不安な気持ちのときはとても心強い。工藤はそういう安藤のあたたかさに惹かれたんだろうな。安藤にぞっこんの工藤さんかわいかった。工藤のように生徒会長を務める気の強そうな女の子だからこそ余計に、安藤のあたたかさが響いたんだと思います。

神崎灯代:第2話「誤想(ミスコンセプション)」より

あんたの根っこのところにある思いはいつだって1割くらいは相手に伝わってると思うよ。

仲間だという気持ちを込めてつけた技名のルビ「グレイトフルラバー」がきっかけで誤解が生じてしまい、工藤を傷つけてしまったことを気に病んだ安藤に、神崎灯代がかけた言葉です。

人との関わりはときに困難で、全部の気持ちが正しく伝わることは難しい。良かれと思ったことが裏目にでたり、本当の気持ちが伝わらなくて誤解されて相手を怒らせてしまったり、悲しい気持ちにさせてしまったり。

でも今回の安藤のようにその根本に相手を想う気持ち、優しさがあれば、きっとその1割くらいは伝わっている。灯代の言葉はそんな希望を持たせてくれます。

実際、工藤は安藤を責めたりはしませんでした。「こちらこそ迷惑かけてすまなかったな」と涙をこぼさないように上を見ながらしゃべり続け、フラフラになって壁にぶつかりながら去っていきます。

きっと灯代の言う通り安藤の気持ちが伝わったからだと思います。早いタイミングで言いにくいことをちゃんと正面から謝った安藤もかっこいいけど、工藤もつらいはずなのにちゃんと現実を受け入れて相手を責めたりしないところがとても優しい。

灯代も安藤も工藤も。このシーン出てくる3人とも相手の気持ちを思いやっていて素敵です。いつもこんな気持ちでいられたら喧嘩とかなくなるのにな。

安藤寿来:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より

そんなダサい「二つ名」はこの俺が許さん!

小学校の頃「焼き鳥ちゃん」と呼ばれていた櫛川鳩子は当時そのあだ名が好きではありませんでした。そんなとき安藤が言った言葉がこちら。そして「ファイヤーフェニックス」という新しいあだ名をつけます。

しかし、周囲はそんなダサいの付けるくらいならもう普通に鳩子ちゃんでいいよとなって、それ以来、鳩子は「焼き鳥ちゃん」とは呼ばれなくなります。鳩子は安藤が計算してやったわけではなく、やりたいことをしてただけなんじゃないかとは思っていますが、それでも安藤が自分を助けてくれたと思っています。

安藤が言った言葉がきっかけで、鳩子が実際呼ばれて嬉しくなかった呼び名が止まった。それだけで十分。それだけで安藤寿来は優しい。計算の上であろうがなかろうが、鳩子がそう思っているのなら安藤が鳩子を助けたんだと私も思います。

安藤寿来:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より

絶対に死んだ人間を生き返らせようとしないでください。動物もだめです。できるできないじゃない。試そうとすら思わないでください。

高梨彩弓はあらゆる存在をあるべき姿に還す力「始原(ルートオブオリジン)」を手にしたとき、まっさきに浮かんが疑問がありました。「死人を生き返らせることができるのか」というものです。そんな高梨に安藤がかけた言葉がこちらのセリフです。

「試そうとしないでください」ではなく「試そうとすら思わないでください」という部分がこのセリフのすごいところ。思うことすらだめなのです。考え出したら重荷になってしまうから。

物質や空間を自在に作り出す能力「創世(ワールドクリエイト)」を手にした姫木千冬にも「命は作っちゃだめだ」と安藤は教えます。倫理観を考えた言葉にも思えますが、それよりもむしろ安藤が考えていたのは大切な仲間である2人ができるだけ重荷を背負わないでいられるようにということ。

強い力を持った2人ができるだけ日常を謳歌できるようにという安藤の優しい気持ちからきている言葉に感じます。命を作れたり、死んだ人を生き返らせることができるようになってしまったらもう日常には戻れない。

日常のなかで異能を楽しむこの生活は壊れ、非日常が常である日々が始まってしまう。そういう状況から2人を守りたかったのだと思います。なんて仲間思いで優しい言葉。心があったかくなります。

ちなみに千冬(小学生)の「安藤超厨二」というセリフ(漢字で書くと中華料理みたいだけど)も、めちゃめちゃかわいい!こちらも負けずに心あたたまります。

安藤寿来:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より

これで貴様らの能力の半分は俺のものだな。名前で縛るというやつだよ。

安藤は文芸部の仲間の異能に字数を揃えた厨二ネームを付けます。そのときに悪そうな笑い方までして、悪そうにこのセリフを言いますが、その実この厨二ネームに込められているのは強く結びついていたいという気持ち。

「あいつは私達の重荷の半分を背負ってくれている」と灯代は感じています。強い力を持つということはそれだけ背負うものが生まれてしまう。能力の半分が安藤のものであるということは背負ったものの半分も引き受けてくれるということ。かっこいいな安藤。

「名前で縛る」と言われてすぐ『夏目友人帳』を思い出してしまいました。名前を縛ったのは祖母のレイコで主人公の夏目貴志はコツコツと名前を返している側ですが。安藤も夏目も同じ高校生でとても優しくて友達思いでイケメンであるという共通点があるのにキャラが全然違う。不思議です。

桐生一:第3話「邂逅(ランデブーポイント)」より

違う自分になりたいのと同じくらい、今の自分を認めて欲しい。自己否定と自己肯定への解決されない矛盾。厨二病の根源だ。

安藤寿来がイケメン過ぎてここまで安藤の名言が続いてしまいましたがやっと登場しました桐生一さん。エンドレスパラドックスという二つ名を灯代につけたお兄さんでもあります。

厨二病の根源を「自己否定と自己肯定への解決されない矛盾」と説明していますが、この感情抱えてる人、少なくないんじゃないかと思うのです。というか私が持ってます(私が厨二病かどうかの検証はさておき)。「自分を変えたい(成長したい)。でも今の自分も認めてほしい」って日々思ってます。

この方、時々あらわれて厨二っぽい口調で話すのですがその言葉が結構心に染みるのです。出てくると今度はどんないいこと言ってくれるんだろうって期待してしまうのは私だけでしょうか。

姫木千冬:第4話「奇行(カプリシャスレディ)」より

くっきーの代わりはいない。

もう安藤たちと遊ぶなと言われて親友の九鬼円(くっきー)と喧嘩してしまった千冬は安藤に「くっきーの代わりはいない。もうくっきーと仲直りできないのかな」と悲しそうに言いいます。

「代わりはいない」なんて言われてみたいです。いや、言われてみたいなんて思ってるから言ってもらえないんだな。書いてて気づきました。言われたいじゃなくて、まず自分が千冬ちゃんのように相手のことを大切に思うことが先なんだきっと。

小学生の言葉にすごく大事なこと教えてもらいました。小学生なのに大人の私よりも大事なことちゃんと理解してる。しかもかわいい。千冬ちゃん素晴らしいです。

櫛川鳩子:第4話「奇行(カプリシャスレディ)」より

どんなものでもがんばれば直せるんだよ。だから大丈夫だよ千冬ちゃん。またきっと九鬼ちゃんと仲直りできるよ。

ほつれて中綿が出てきてしまったリッスンを縫い直してあげた鳩子が、九鬼円との喧嘩で落ち込んでいる千冬に元気づけようとかけた言葉です(ただこのセリフの続きで、鳩子がポロッという「喧嘩するほど仲が良いだよ」という部分はちょっと切ないです)。

安藤もロリコンと嘘をついてまで2人を仲直りさせようと奮闘します。そんな嘘逆効果なんじゃないかと思ったりもしますが、千冬は文芸部のみんなもくっきーのこともどちらも好きだと円に伝え、円も高校生に千冬を取られるのが怖かったと泣きじゃくり仲直ります。

仲直りのシーンもすごく好き。鳩子の言う通りがんばれば元に戻せるんだって、喧嘩しても仲直りできるんだってジーンとします。

姫木千冬:第4話「奇行(カプリシャスレディ)」より

大丈夫。みんないるから平気。

異能の秘密がきっかけで円と喧嘩することになってしまった千冬が、他にも異能のことが原因で辛い思いをしてないかと彩弓は心配します。しかし千冬は「みんないるから平気」と答えます。

大丈夫?って心配した相手にあなたがいてくれるから大丈夫って返すなんて、心配してくれた相手をこれ以上に安心させる言葉があるでしょうか。しかもこの「みんな」の中に文芸部のメンバーだけじゃなく生徒会長の工藤美玲が入ってるところが素敵なんです。

千冬は工藤も仲間なんだって感じている。工藤が聞いたらきっとすごく心強いと思うのです。どう育てたらこんなに相手を思いやれる小学生に育つのでしょうか。やはり千冬ちゃんは最高です!

安藤寿来:第5話「厨二(センシティブエイジ)」より

夢を応援するのは誰でもできるけど心配するのは親しい人間にしかできないよな。

灯代のラノベ作家を目指している夢を偶然知ることになった安藤は応援はしない。こういうときは簡単に応援しちゃいけないと思うんだよと言います。普段厨二キャラ全開でふざけているから余計、そこまで相手のことを深く考えてるの?っていうセリフが響きます。

何でこういうときだけまともなこというのよと灯代も言う通り、厨二キャラじゃないときの安藤はものすごく優しいです。厨二キャラのときも優しいですが、なんというか必要以上にイケメンになります。安藤の半分は優しさでできてます(もちろん、もう半分は厨二)。

ちなみに厨二全開になってた灯代も、それを安藤に見られて恥ずかしがる灯代も、デート中の楽しそうな灯代も、最高にかわいい!第5話は灯代のかわいさと安藤のかっこよさが全開です。

安藤寿来:第5話「厨二(センシティブエイジ)」より

異能は最高にかっこいい。ただそれだけだ。それだけでいいんだ。

「永遠(クローズドクロック)」という時を操れる異能を持っていても面白い小説が書けるわけでもないし、家族関係を円滑にできるわけでもないしという灯代に安藤は「家族が仲良くなる異能や面白い小説がかける異能やが欲しかったのか?」と逆に問います。

「冗談でしょ。そんなの何の意味もないじゃない」と灯代も答えます。誰かと仲良くなったり、夢を叶えたりするのは自分自身で手に入れてこそ意味があります。媚薬で惚れられても嬉しくないのと同じです。

異能は最高にかっこいい。それだけでいい。だから安藤は攻撃力のない「黒焰(ダークアンドダーク)」という異能を十分気に入っています。「もっともっと」となってしまうのが人間なのに安藤は足ることを知っている。だから最高にカッコいいのです。

安藤寿来:第6話「罪悪(ヴァイスペナルティ)」より

俺みんなのためだったら覚醒くらいいつだってできる気がしますよ。

「始原(ルートオブオリジン)」を使って5人の能力を消して異能を持っていなかった頃に戻ろうと試みた彩弓でしたが、異能がない状態を「あるべき姿」と認識できず消すことはできませんでした。

「私は私の力が怖いんです」「私達は一体どうすればいいんでしょうか」と悩む彩弓に「遊べばいいじゃないですか」「俺が彩弓さんに教えてあげますよ。異能なんか怖くないってことを」と笑顔で安藤は答えます。

そして最後に言うのがこの言葉。根拠なんてないはずなのに、安藤が言うと本当に覚醒するんじゃないかって思ってしまう。それは覚醒するかどうかには根拠がないけど、安藤の仲間を思う気持ちは確実に存在するから。

安藤の仲間を絶対守るという覚悟を感じてこのシーン、泣いてしまいました。安藤寿来はどこまでもかっこいいです。

高梨彩弓のおばあさま:第6話「罪悪(ヴァイスペナルティ)」より

立派な人間になりなさい。そうすればきっと立派じゃなくてもいいって言ってくれる人があらわれるから。

「立派じゃなくたっていいじゃないですか」と安藤に言われたときに、彩弓が安藤に話したおばあさまの言葉です。世界は優しく慈悲深い言葉にあふれているけれど、これらは賞賛とねぎらいの言葉であり妥協や甘えの言葉であってはいけないとおばあさまは言いたかったのではないかと彩弓は解釈します。

だから立派な人間を目指すことをやめない。たとえなれなかったとしても立派な人間になろうとする意思は必ずしも無駄なことではないはずと彩弓は続けます。もちろん結果も大事です。

でもそれは周囲との関わりにおいてのことであって、自分自身にとっては何かを目指して努力する過程そのものにも意味があり、努力した時間が宝物になります。人はいくつになっても成長できるはず。私もまだ目指すことをあきらめません!

神崎灯代:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より

自分の無能を棚に上げてスランプって言葉を言い訳みたいに使いたくない。

どんな仕事も調子のいいとき悪いときがありますが、作家さんのような創作活動をメインとする仕事は余計に波が大きい気がします。そしてそれを乗り越えられる人だけがプロになれるんだと思う。

スランプと言い訳しないで乗り越えようとしている灯代は夢に向かってちゃんと進んでいるように見えます。もちろんプロになるには他にも乗り越えなきゃいけないことはたくさんあると思うけど。

言い訳して楽な方に流れたりしない灯代はきっと乗り越えられるんじゃないかな。自分の才能と正面から向き合おうとする灯代、かっこいいです。

櫛川鳩子:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より

わかんないよ、わっかんないよっ!(以下一部抜粋)

「わかんないよ、わっかんないよっ!ジューくんの言ってることは一つもわかんないよ!」「クレイジーのどこがいいのかわかんない!『罪深い』って何なの!?罪があるのの何がいいの!?」「普段は力を隠していると何が凄いの!?そんなのただの手抜きだよ!隠したりしないで全力で取り組む人の方がかっこいいよ!

「どうして『二つ名』とか『異名』とかいろいろ付けるの?いっぱい呼び名があったってわかりにくいだけじゃんっ!」「鎮魂歌って書いてレクイエムって読まないでよ!禁忌って書いてタブーって読まないでよ!」

「ニーチェとかゲーテの言葉を引用しないでよ!知らない人の言葉使われても何が言いたいのか全然わかんないんだよ!自分の言葉で語ってよ!お願いだから私のわかること話してよ!

「『ちゅーに』って何なの?『ちゅーに』ってどういうことなの?わかんないわかんないわかんないわかんないわかんないっ!ジューくんの言うことは昔っから何一つこれっぽちもわかんないんだよぉおおおおーっ!

このシーンは絶対に外せません。スペースの都合上一部しかご紹介できませんでしたが本来のセリフはこの倍以上あります。しかも長いだけでなく、普段穏やかな鳩子が感情を爆発させる心揺さぶられるシーン声優・早見沙織さんの素晴らしい演技は話題になり、セリフはTシャツにもなりました。

初めてこのシーンを見たとき、セリフを聞いたとき動けなくなりました。安藤のことがわかりたくて、でもわからなくて。辛くて仕方がない気持ちが私の中に流れ込んできて切なくて涙が出ました。<br><br>鳩子の<b>「わかんないよ」って叫びは「わかりたい」っていう心の叫び。</b>本当に相手のことを理解しようと思ったら<b>言葉通りになんて受け取っちゃいけない</b>んだってこのシーンを見ると感じます。<br><br>鳩子をそっと抱きしめてあげたい。断られると思うけど。<br>

初めてこのシーンを見たとき、セリフを聞いたとき動けなくなりました。安藤のことがわかりたくて、でもわからなくて。辛くて仕方がない気持ちが私の中に流れ込んできて切なくて涙が出ました。

鳩子の「わかんないよ」って叫びは「わかりたい」っていう心の叫び。本当に相手のことを理解しようと思ったら言葉通りになんて受け取っちゃいけないんだってこのシーンを見ると感じます。

鳩子をそっと抱きしめてあげたい。断られると思うけど。

神崎灯代:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より

憶測だけで勝手に落ち込んでるんじゃないわよ。

鳩子がスリッパのまま飛び出していなくなってしまい、安藤はボロボロになりながら焦って探し回ります。安藤を心配して駆けつけた灯代が「鳩子は俺と一緒にいるの辛かったのかな」と落ち込んむ安藤の頬を打って言ったのがこちらの言葉です。

今自分が悩んでいることは事実なのか、それとも自分の憶測なのか。それは大きな違いです。1人きりで悩み始めると「もしかしてこうなのかな、ってことは、こうなのかな」とどんどん憶測だけが増幅していきます。

もちろん憶測が当たることもあるかもしれませんが、事実をちゃんと確認したら全然違っていたなんてことも多々あります。本当に解決したいなら憶測の中をぐるぐると回るのではなく事実を向き合うこと。

思いやることは優しさだけど、勝手に相手の気持ちを決めつけてしまうのは思いやることじゃない。相手の本心を知ることは怖いかもしれないけど、本当に相手を理解したいのなら、自分の本心を伝えること、相手の本心を聞くことを恐れてはいられない。

胸に拳を突いて「しっかりしなさい。あんたは『ギルディア・シン・呪雷』なんでしょ」と灯代に言われ安藤は「そうだ!その通りだ!」と元気を取り戻します。事実と向き合う覚悟ができればもう、問題の半分くらいは解決してしまうんじゃないかと思います。

桐生一:第7話「覚醒(ジャガーノートオン)」より

わからないままでいい。

「わかんないよ」という鳩子の悩みに対して「わからないままでいい」こんなシンプルでわかりやすくて救われる答えがあるでしょうか。この場面でも桐生の語りは心に染みてきます。

「厨二をまるで理解できないお嬢ちゃんの存在は幼馴染がそいつらしく生きるために必要不可欠だと思うぜ」桐生の言葉は安藤にとって鳩子がとても大切な存在であることも示唆しています。

桐生の本心がどこにあるのかはわかりにくいですが、この言葉自体は鳩子を元気づけてくれる言葉です。

「人の幸せ。それは選ばれることだ」という桐生の言葉で、鳩子は「そうか私はただジューくんに選んで欲しかったんだな」と自分の気持ちにはっきりと気づきます。悩んでるときって自分の本当の気持ちですらわからなくなっているのかもしれません。

もしかしたら自分の本当の気持ちを知るのは怖いから見ないようにしているのかも。怖がらずに自分の気持ちを見つめれば悩みの解決に一歩進めるんだなってこのシーンを見ると気づかされます。

桐生の鳩子の気持ちへの理解力半端ないです。これはもう驚愕の域。桐生一すごすぎです。

安藤寿来:第8話「戦争(ホルムガングバトル)」より

俺にはお前が必要だ。

覚醒した彩弓の能力で無事みんなの元に戻ってきた鳩子に「俺こう見えてお前には結構感謝してんだよ。俺の話をいつも楽しそうに聞いてくれるお前には何度も救われた」と安藤は最初は素直に気持ちを伝えますが、そこは安藤、途中で厨二が顔を出します。

この後も長々語るのですが、最後の「俺にはお前が必要だ」の部分だけで十分鳩子に気持ちが伝わります。この一文だけで大切なことは全部入ってる。自分のことを選んで欲しいって思っている相手にこの言葉言われたら嬉しいだろうな。

櫛川鳩子:第8話「戦争(ホルムガングバトル)」より

違うよ。ジューくんの手だからあったかいんだよ。

子供の頃非常ベルを鳴らしてしまい安藤と一緒に謝りに行くという回想シーンときは、わけのわからない設定を安藤に言われても「そうか。だからあったかいのか」と鳩子は返していました。

しかし今回は「違うよジューくんの手だからあったかいんだよ」と自分の思っていることを素直に伝えます。わからないままでいいっていう桐生の言葉が鳩子を救ったということを改めて感じる場面。

安藤も赤くなってちょっと照れていて。素直な鳩子のストレートな気持ちがちゃんと伝わった気がしてなんだかこちらまで嬉しくなってしまいます。

神崎灯代:第9話「布告(ガールズアプローチ)」

私、安藤って結構すごいって思ってるんだ。やってることは馬鹿そのものだけど。本当信じられなくらい馬鹿だけど。自分のやりたいことを貫き通してることはすごいって思う。

やりたいことをするって大変です。自分で決めるってことは何か起きたとき責任を自分で背負わなきゃいけない。やりたいことを貫くってことは、その結果起きたことに責任を持つということ。

ラノベ作家を目指してるってみんなの前でも宣言してがんばってる灯代だからこそ、自分を貫き通すことの大変さを実感していて、安藤はすごいって思ってるんじゃないかと思います。がんばってる人にしか、がんばってる人の気持ちはわからない。

灯代のこのセリフの後、安藤は「そんな貫けてるわけでもねぇけどな」と厨二を卒業しようとしたときの「運命の出会い」を話し始めますが、途中で灯代は逃げてしまいます。このエピソードは第11話で続きが出てきますのでそちらでご紹介します。

高梨彩弓:第10話「迷路(フールズラビリンス)」より

自分をおとしめてまで勝つことに意味があるとは思いません。私は可能な限りフェアでありたいと思っています。


立派になろうとする意志を持ち続けたいと決心した彩弓らしい名言です。人からどう思われるかってことはあまり気にしすぎないほうがいいと思うのですが「これをしたら自分にどう思われるか」ってことはきっと大事にした方がいい。

彩弓にとって、たとえ恋愛で損することになったとしても、たとえ安藤を自分に振り向かせることができなかったとしても、フェアであることのほうが大事だったのだと思います。そんな彩弓さんの選択、私も好きです。

神崎灯代:第11話「存在(キューピッドエラー)」より

ここよ。虚構(フィクション)はここにある。

安藤と灯代は中学2年のとき出会っていました。灯代の壊れた自転車を安藤がなおしてあげるという偶然の出会いでしたが、2人は虚構があるかないかについて言い合いになります。

「だったら教えてくれよ。虚構っていうのはどこにあるんだよ」という安藤に灯代は胸に拳を突き当て「虚構(フィクション)はここにある」と答えます(この胸に拳を突き当てる様は、第7話で鳩子がいなくなったときに灯代が安藤を励ますために胸に拳を当てたときと同じです)。

この名言こそが安藤が「厨二をやめる」のをやめたきっかけとなった言葉で第9話に出てきたエピソードの続きです。灯代に厨二病全開の過去があったとなると第9話の灯代の「(安藤が)自分のやりたいことを貫き通してることはすごい」というセリフがより重みがあるものに感じます。

心の中に虚構(フィクション)は存在する。書いてて私も厨二病なのかなって思うけれど。実際、アニメや漫画の言葉に勇気をもらって、その後の自分の行動に影響があったことを考えると、やはり虚構は存在します。少なくとも私の「ここ」には。

それにしても灯代が「人の子よ」って言ったとき、また『夏目友人帳』が出てきた!と思いました。第3話の安藤のセリフに続いて2度目です。私が『夏目友人帳』も好きってだけだかもしれませんが、2度も出てくると反応してしまいます。

安藤寿来:第11話「存在(キューピッドエラー)」

お前が一生懸命やってたことは知ってる。だからその苦労もくやしさもお前だけのものだ。中途半端な共感だけは絶対にしたくない。

ラノベの新人賞に二次で落選してしまったことを報告した灯代が安藤に言われた言葉です。安藤、どんだけいい男なんだと思います。これだけ自分の頑張りを見守ってくれて、ねぎらいの言葉をかけてくれて、言いにくいことを報告した気持ちまで察してくれる。

そりゃ灯代も惚れますよ。なぜここまで相手の気持ちがわかるのに「おんなごころ」の部分だけ全くわからないのか謎ですが。でも「おんなごころ」まで理解できてしまったら非の打ち所がなさすぎる。

安藤は「おんなごころ」くらいはわからないままのほうが魅力的なのかもしれません。そして灯代が「安藤のことが好き」という自分の気持ちに気づくシーンは灯代が最高にかわいい。2人の手が触れそうで触れない距離感とかすごくドキドキします。素敵なシーンです。

安藤寿来:第12話「日常(ユージュアルデイズ)」より

たとえ誰かを守るためでも異能で誰かを傷つけることは絶対しないで。俺思うんだ。異能っていうのは人を傷つけるための力じゃない。そして誰かを幸せにするための力でもない。

別の異能力者に乗っ取られた工藤が襲ってきたことで、戦わざるをえなくなった文芸部の5人。安藤の覚醒した異能を使い、なんとか撃退したのですが、とても危険な戦いとなりました(改めて安藤の仲間を思う気持ちの強さやかっこよさを実感する戦いです)。

この戦いで小学生の千冬に怖い思いをさせてしまった安藤は、千冬はみんなと一緒にいるべきかどうかを千冬と相談します。「千冬、安藤たちと一緒にいる」「安藤は千冬が守るから」(←これ、最高にかわいい!)という千冬に1つだけ約束して欲しいと安藤が言ったセリフがこちらです。

異能はただ「かっけー」だけでいい。幸せになるのは異能じゃなくて「日常」でなるんだってことなんだと思います。

神崎灯代:第12話「日常(ユージュアルデイズ)」より

わかるのは今。見えるのは今。目の前だけ。だから一生懸命な今を重ねていこう。それが私たちの日常。

アニメ最終回、最後の灯代のナレーションです。最終回に危険な戦いがあった以外は本当に、そう本当に普通の高校生や小学生が持つ悩みで悩み、悲しみ、笑いあっている全12回でした。

最終回のエンディングの絵も素敵です。異能力者たちの「日常」の絵が次々と出てきてすごくあったかい気持ちになります。私は最終回の灯代のナレーションからエンディングへの流れで泣きました。

時は戻せないし、未来はわからない。重ねていけるのは「今」だけ。私は異能は持っていないし年齢もだいぶ上だけど、文芸部の5人と同じように一生懸命な今を重ねていくことはできる。そんな希望を感じて涙がこみ上げてきたのです。

「異能バトルは日常系のなかで」が教えてくれたこと

大切なことは「日常」にこそあふれている

「異能バトルは日常系のなかで」で起こる事件や悩みの多くは、「異能」が中心ではありません。仲間、恋愛、将来の夢といったものが多く、普通の高校生の「日常」に普通に起こることがほとんどです。

異世界の壮大な物語を見たあとは現実に引き戻されるような気持ちになることがありますが、この作品は異能を扱いながらもすごく身近です。名言も身近でそのまま現実に持って帰れます。

「日常」がストーリーのメインでありながらこの名言の数はすごいと執筆しはじめたときは思っていたのですが、25選すべてを書き終えた今は思います。大切なことはこのかけがえのない日常にこそあふれているのだと。

私のこのなにげない日常の中にもきっと宝物がいっぱいある。そう信じて「一生懸命な今を重ねていこう」と思います。

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