2017.06.06.Tue. 9ヶ月前 kuji

主役は班長!カイジのスピンオフ漫画『1日外出録ハンチョウ』が本編より人気な7つの理由

「カイジ」のスピンオフとして現在連載中の「1日外出録ハンチョウ」が注目を集めています。カイジに倒された脇役なのに何故ここまで人気があるのか?内容はどのような感じになっているのか?「ハンチョウ」の魅力について迫ります!

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『1日外出録ハンチョウ』とは?

「カイジ」のスピンオフの話で、班長こと大槻の1日の過ごし方について現在11話まで掲載しています。原作は萩原天晴で漫画は上原求、新井和也、本作「カイジ」の作者である福本伸行は協力しています。

本作とは違いコメディで1話完結の話しになっています。「カイジ」を知っていればいるほど面白いのですが、知らない人が見ても共感できるような話が多いです。

班長とはどんな人物?

本編である「カイジ」で、地下労働施設にいる債務者の1人なのですが、そこでの生活が長いために班を管理する側の人間です。

性格はいかに弱者から搾り取ろうかを考えている汚い人間で、新人をチンチロを誘ってはイカサマで給料を巻き上げています。しかしそのイカサマには気づかせない巧みさもあるので、誰一人として疑うこともなく寧ろ善人として扱いを受けています。

しかしそんな班長も本作ではカイジにイカサマを見抜かれ、自分の作り上げたチンチロのルールを逆手に取られて大敗を喫してしまいます。本作では完全なる悪人として周囲の人間から嫌われてしましますが、この漫画ではそんなカイジが来る前の話しで、班長の日常を描いています。

外出はそんなに難しいの?

1日外出券というものが地下労働施設では販売されています。この値段はなんと50万ペリカです。ペリカというのは地下労働施設で扱われる紙幣で、給料もそうですが買い物もこの紙幣で行います。紙幣価値は円の10分の1です。

ちなみに1ヵ月の給料は9万1000ペリカなので、1日外出券を手に入れるには約6カ月間給料に手を付けず貯めるしかありません。しかし地下労働施設での楽しみは、食べるか飲むかしかないのでそれを我慢するとなると相当のストレスになりますし、9万ペリカなど飲み食いすると一瞬でなくなります

地上に出ると9万ペリカは9000円になりますから、外に出たとしても使えるお金がそれなりにないと楽しめません。

『1日外出録ハンチョウ』が人気である7つの理由とは?

脇役でしかもカイジに倒されるような人間が何故主人公になっているの?と思う人も多いと思います。

しかしそれは地下労働者の人間で、日々を厳しく制限されている環境で過ごしているからこそ、当たり前の日常をどのようにして過ごすのか?というところに注目がいくからでもあります。普段当たり前のように行えていることが急にできなくなったらどう思うでしょう?日常を逆にありがたく見せるからこそ人気のある理由なのです。

いかに自分が幸せな状況にあるのか?もしも自分が地下労働施設に落ちてしまったら?と疑似体験をさせてくれる作品だからこそ興味を引く内容になっています。

その1 いかに1日を有意義に過ごすか?

班長の魅力の1つはやはり1日をどう過ごすか?というところから始まっています。普通の人の休日ならだらだらと過ごしてしまって、あっという間に終わってしまったがほとんどでしょうが、班長は違います。

その日1日しか外出できないので、いかに有意義に過ごそうかを考えています。しかもベテランの域なので慌てて動くことはなくしっかりと終わりまで見据えて落ち着いて行動をしています。明日にはまた地下へ逆戻り、そんな儚い1日だからこそ内容が充実していて班長が求めるものについつい見入ってしまいます。

その2 人との出会いを考える

一期一会が相応しい言葉とも言えるのが班長の1日です。この先も絶対に出会うことができない人間ばかりなのでその考えは当然です。純粋に人との出会いを楽しみその場を楽しみ、自由であることのありがたみを感じるからこそ憎めない人間に見えてきます。

人は慣れ過ぎると適当になってしまったり、雑になってきますが、班長はそうではありません。出会いを大切にして、次へと繋がるような温かい空気を残しています。そんなほっこりさせるような場面も人情味が溢れているので見ていて楽しいです。

その3 まるで孤独のグルメ

まるでグルメ漫画のパクリ?と言いたくなるほど、食事に関係する話が出てきます。1日しか外へ出られないので食事も厳選して豪華なものを食べるのか?そう思いますが、裏をついてくるから驚きます。

庶民がいくようなありふれた店を選ぶからこそ、逆にどのような注文をするのか気になるのです。そしてそれは、監視する黒服の男たちも班長の様子が気になり覗いて、なるほど!と思わされるほどです。

出される料理も大したものではないのに、それをいかにおいしそうに食べるかそのシチュエーションに持って行くのかが話の鍵にもなっています。普段から当たり前のように食べているものも、班長の食べる様子を見ていると本当においしそうに感じてしまいます。

その4 本作のパロディも満載

魅力の1つに、本作やスピンオフ漫画での登場人物と共演することがあります。班長の部下である宮川や石和であったり、クロスオーバーで「中間管理録トネガワ」5巻でトネガワと共演したり、普段見ることができない姿が描かれています。

そして本作にも繋がっている話にもなっているのも面白さの1つです。例えば、地下労働施設で販売されているおかしや煙草、酒などの買い出しに行く話は本作の裏側的な話であるからこそ気になってしまいます。そこで班長ならではの苦労を知ったり、販売の面で他の班長に負けないような創意工夫がされていることが分かります。

大したことない話を本気で行っているからこそ、温度差があって面白さに繋がっています。

その5 班長は実はできる男?

班長が取る行動は計算されていて、更に人の心を掴んでいるものがほとんどです。だからこそ周囲にはできる人間のように見えています

地下の労働施設ではチンチロと物品の販売でペリカを荒稼ぎしているのですから、元々できる人間なのは確かです。人の気持ちを掴んで、自らの思い通りに動かすあたりが狡猾で策略家のようです。しかしそんな反面、なんでそこまでできる人間が地下労働施設にいるのかが分からないので、班長の地下に落ちた理由が知りたくなってきます。

その6 共感できそうな話

「ハンチョウ」の話には共感できる話が多いのが人気の高い理由にもなります。酒を飲んだり食べたりするシーンが多いのですが、もしもこのような状況なら食べたくなる、飲みたくなる!という話もありますし、それほどお金を掛けなくても幸せを感じながら食事をすることができる、といった話があります。

どれもこれも庶民の気持ちを分かっているからこそ成立する話でもあるので、多くの人達から共感されやすいのです。人の扱いが上手なので、他人との話し方や対応の仕方も参考にできます

その7 普通であることの素晴らしさを感じられる

班長の日常は地下労働施設にいるので、外出はそんなに簡単にできません。出るとしても頻繁に出ることができる訳ではないので、数か月に1度出られるかといった程度です。

普段は日の当たらない地下で強制労働をさせられ、娯楽は一切なく、自由もありません。いわば刑務所の中と同じです。そんな日常だからこそ、班長が外出している話を見ると、自分の今ある境遇はなんてすばらしいことなんだと思います。

『1日外出録ハンチョウ』の主役!班長の名言

班長のさりげない会話の中や心の叫びが名言になっています。しかもそれが本作の「カイジ」のパクリだったり、思わずくすっと笑ってしまうものもあります。

数は少ないのですが、そんな名言を紹介します。

「唯一酒が飲める地位……王座に!」

班長が1日外出券を使って何を食べるのか、注目の第1話目に出た名言です。昼時に見た目は普通の立ち食い蕎麦屋にふらりと入る班長に監視していた黒服の男たちも何故?と思います。しかもスーツに着替えをしてまで入る場所なのか?と班長の行動が分からなくなっていました。

しかしそれも昼食時に悠々と酒を飲む姿を外回り中のサラリーマンに見せることで納得します。そして優越感に浸っている班長の姿を見て思わず出た言葉ですが、本当にその状況にふさわしい言葉になっていて、すばらしい!の一言しかありません。

「25年ぶりの…学割適用…!」

自らが学生の頃から知っている中華料理店に行き、最後に店主の粋な計らいを受けての言葉です。班長の学生時代の思い出と共に注文するものに注目です!何でこんなメニューがあるの?と思わず言いたくなります。

学生時代の班長の想像があまりできないのが残念なところですが、期待を裏切らない最後になっています。

「信じて跳べというのか?」

班長が地上に出た日に、同じように1日外出券を使った地下の人間に出会ってしまう所から始まるのですが、班長は全く気にもしませんでした。しかし班長の目当ての店と注文する物がことごとくかぶってしまうことで不気味にも感じてしまいます。

その人物とは最後まで言葉は交わさないものの、同じ趣味嗜好というところで同士のようにどこか通じ合っている気がします。そして最後に注文したネギトロ丼の味付けを変えるために同士が、そっと差し出した豆板醤……かけて食ってみろ!というアピールに、班長はどうするのかためらっていたときに出た言葉です。

その味はどうなのか?跳んで正解!自分が味わったことのない味付けに満足した班長でした。

班長の今後!『1日外出録ハンチョウ』はどうなる?

1巻は6月6日に発売されましたが、まだまだこれからの活躍が楽しみでもある「1日外出録ハンチョウ」です。最近の漫画では食に対する題材が多く取り上げられていますが、見事に時代の流れに乗っています。

更にコメディの要素も本作「カイジ」や同じくスピンオフの「中間管理録トネガワ」を用いることで増やすことは可能です。新たな登場人物や班長の周囲の人間を上手に巻き込むことで今後も面白い展開になっていくことでしょう。



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