2017.07.25.Tue. 29日前 木本カナタ

【ネタバレ】『Fate/Apocrypha』完全ストーリーまとめ!聖杯大戦の全てがここに!

2017年7月よりアニメ放がスタートした「Fate/Apocrypha」。今回はそんなアポクリファの小説ストーリーを最初から最後までざっくりと紹介していきます。当然、ネタバレを含むので注意してください。

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Fate/Apocrypha小説ストーリー解説【ネタバレ注意】

7騎VS7騎の大迫力聖杯大戦を描いた『Fate/stay night』のスピンオフ小説『Fate/Apocrypha』。FGOでもお馴染みの東出裕一郎さんが執筆を手がけるこの作品は、2017年7月にはアニメ化も果たした超人気作です。

今回は、そんなアポクリファのストーリーを最初から最後までざっくりと解説していきたいと思います。物語の結末まで紹介するので、ネタバレが苦手な方やこれからアニメ、小説などを読み始めたいという初見の方は絶対に読まないようにしてください。――ということで、早速次項から始めていきたいと思います。

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ルーラー「ジャンヌダルク」参戦。開幕する聖杯大戦

大聖杯を強奪したユグドミレニア

物語の舞台は、Fate/stay nightの世界から派生した並行世界。第3次聖杯戦争でアインツベルンがアヴェンジャーでなく、ルーラーを召喚したことで分岐した世界です。この世界では第3次聖杯戦争中にナチス軍が大聖杯を強奪し、その影響で世界中に聖杯戦争のシステムが拡散各地で小規模な聖杯戦争が行われるようになっています

そして、この奪われた大聖杯を長い間隠し続けていたのが今回のカギを握る黒の陣営「ユグドミレニア」。彼らは大聖杯を活用して時計塔からの独立を目指します。その際、彼らは聖杯戦争のシステムを逆手に取り、身内だけで7騎のサーヴァントすべてを独占。大聖杯を起動しようとしますが……。

緊急システム起動、勃発聖杯大戦

話はそんなに簡単には上手くいきません。彼らの動きを察知した時計塔はユグドミレニアへ50人の魔術師を派遣。内49人は彼らのサーヴァントに殺されてしまいますが、最後の1人が大聖杯の目の前まで潜入し、見事聖杯戦争の緊急システムを起動することに成功します。

そのシステムこそ、独占された7騎のサーヴァントに対抗するため新たに7騎のサーヴァントを召喚するシステム。時計塔VSユグドミレニアのサーヴァント総勢14騎が競い合う聖杯大戦の開幕です。――システムを起動した魔術師超グッジョブ。これは抑止力さんが力を貸してますわー。

フリーの魔術師を募る「赤」と自陣で準備を整える「黒」

と、ここまでが物語が開始する前のお話。時計塔はこの事態を受け、マスター候補として獅子劫さんなどのフリーの魔術師たちを招集する所から物語がスタートしました。獅子劫さんはこれを承諾し、赤の陣営のマスターとして赤のセイバー「モードレッド」を召喚。その他5人の魔術師と監督役「言峰シロウ」のチームで時計塔は黒の陣営討伐に乗り出します。

対する黒の陣営もほぼ同時に多数のサーヴァントを召喚していました。更に、アジトとなる城に籠り、戦闘用のゴーレムやホムンクルスなどを製造サーヴァントの魔力供給にも大量のホムンクルスを導入し、魔力切れもカバー。万全の態勢で赤の陣営を迎え撃つ準備を整えていきます。

ルーラー召喚とカルナVSジークフリート

そして、続々とサーヴァントが召喚される中、もう1人第3勢力として15騎目の新たなサーヴァントが召喚されました。それがルーラー「ジャンヌダルク」。聖杯大戦を正しく運営するために審判役として彼女も戦いの地を目指します。しかし、彼女の召喚を受け、両陣営大きく動き出すことになるのでした。

まず、赤の陣営はルーラーを抹殺するために赤のランサー「カルナ」を。黒の陣営はルーラーを味方につけるために黒のセイバー「ジークフリート」を派遣します。ジャンヌを賭けて激しくぶつかり合うカルナとジークフリート。――つらいわー人気者過ぎてつらいわー。この戦いは両者一歩も譲らず、引き分けに終わりましたが、こうして聖杯大戦の戦いの火ぶたは切って落とされたのでした。

すべての始まり、黒のライダーとホムンクルスの出会い

ホムンクルスの目覚め

そんな強大なサーヴァントたちが蠢く聖杯戦争の裏で、ひっそりと小さな運命が動き出していました。ユグドミレニアの工房で、ある1人のホムンクルスが人知れず目を覚ましたのです。――と、前置きが大変長くなりましたが、何を隠そう彼こそがこの作品の主人公。後に自らのことを「ジーク」と名乗ることになるホムンクルスの少年です。

彼は、サーヴァントの消費する魔力を賄うバッテリーとして鋳造されたユグドミレニアのホムンクルスの1人でした。ホムンクルスは本来、自我が薄く、製造した魔術師の命令を熟す使い魔でしかないのですが、彼はふとした弾みに薄い自我を持ち「死にたくない」と工房を脱走したのです。

アストルフォとの出会い

そして、城の廊下で倒れるそんな彼を見つけたのが黒のライダー「アストルフォ」。朦朧とした意識の中で「死にたくない」と懇願するホムンクルスの願いを、アストルフォはノータイムで承諾。彼を匿うことになりました。この小さな出会いによって物語は大きく躍動していきます。

彼を匿ったアストルフォは、とりあえずケイローンに協力を仰ぐことにします。そこでケイローンが提案したのは「この城からの脱出」。彼は何千何万と代わりのいるホムンクルスです。脱出がバレたら間違いなく、価値なしと判断されて殺されてしまうでしょう。そこでケイローンは戦闘中の混乱に乗じた脱出作戦を計画し、その機会を伺うことに。

赤のバーサーカー暴走、初戦開幕

そのチャンスはすぐにやってきました。暴走した赤のバーサーカーとその他赤のサーヴァント2騎がユグドミレニアの城に攻め入ってきたのです。全サーヴァントを招集して迎え撃つユグドミレニア。対するは赤のバーサーカー「スパルタクス」とライダー「アキレウス」、アーチャー「アタランテ」。

驚異的な強さを発揮し、たった1騎で黒のセイバーと黒のバーサーカーを相手取ったアキレウスでしたが、ケイローンの活躍により撤退。スパルタクスは黒のライダーと黒のランサー、黒のキャスターの連係プレイにより捕獲され、この戦闘は黒の勝利で終わります。

ホムンクルス脱出作戦開始

そんな戦闘の混乱を好機と見たアストルフォは作戦終了後、すぐにホムンクルスの所へ駆けつけました。そして、この隙を突いて彼を城の外まで送り出すことに成功します。しかし、その行動はすぐにバレ、追っ手として黒のセイバーが彼らの元に向けられることになりました。

アストルフォではどう足掻いても黒のセイバー「ジークフリート」には勝てません。窮地に陥る2人。その上、魔術を行使して抵抗したホムンクルスは、その反撃によって逆上した黒のセイバーのマスターによって瀕死の重傷を負ってしまいます。

ジークフリート消滅、ジーク誕生

しかし、ここで一筋の光が。マスターの命令にただ応じるだけだったジークフリートですが、アストルフォの決死の叫びを受けて、本来の自分の望みを思い出し、心変わりしたのです。生前、誰かに請われるまま人を殺めてきた彼は、再び同じ轍を踏んでしまったことを後悔し、瀕死のホムンクルスを救う道を選びます。

死にかけるホムンクルスを救う手段として彼が選んだのは「自分の心臓を捧げる事」でした。ジークフリートの心臓の力によって息を吹き返すホムンクルス。しかし、心臓を失ったジークフリートはその代償として、消滅してしまいました。――と、まあ色々あって黒のセイバー脱落です。すまない……早々に脱落してしまって本当にすまない……。これにはゴルドおじさんもびっくり。

そして、少年は運命と出会う

その後、一命を取り止めたホムンクルスはアストルフォと分かれ、無事城を後にします。そこでもう1つの運命、ジャンヌダルクに出会うのでした。感知能力で黒の陣営のいざこざと黒のセイバーの消失を確認したジャンヌは、渦中の人であるホムンクルスを探しにすぐ近くまでやって来ていたのです。――「良かった……会えました!」

ホムンクルス「ジーク」から事情を聴いたジャンヌは、速やかに彼を保護。2人は行動を共にすることになります。ジャンヌと行動することになったジークは、自らが勝ち取った自由を噛みしめつつ、これからの生き方について模索します。そして、その過程で「まだユグドミレニアに残っている他のホムンクルスも助けたい」と願い、行動を開始することになるのでした。

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赤のアサシンの「空中庭園」完成。総力戦開幕

攻め入る赤の陣営、迎え撃つ黒の陣営

アストルフォがホムンクルスを逃がしたり、黒のアサシンが行方をくらましたり、ジークフリートが自害したりと、黒の陣営が内輪揉めで勝手に自滅していく中。赤の陣営は勝利に向け着々と準備を進めていました。

赤のアサシン「セミラミス」の宝具「虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)」を完成させ、移動要塞を手に入れた赤の陣営。彼らはこの宝具を用いて、全戦力をユグドミレニアの城へ向かわせます。

黒VS赤。総力戦スタート!

そして、戦いの火ぶたが切って落とされました。赤の総攻撃に全軍出撃で対抗する黒の陣営。黒のランサー「ヴラド」が赤のランサー「カルナ」を迎え撃ち。黒のアーチャー「ケイローン」は赤のライダー「アキレウス」と一騎打ち。寝返った赤のバーサーカー「スパルタクス」は場をかき乱し。彼を仕留めようと赤のアーチャー「アタランテ」が動きます。

単独行動を行っている赤のセイバー「モードレッド」もこの戦闘には参加。黒のライダー「アストルフォ」と、途中から参戦してきた黒のバーサーカー「フランケンシュタイン」を相手取ります。竜牙兵やゴーレム、ホムンクルスも入り乱れる、正に総力戦となりました。

ジークは再び戦場へ

この戦闘を監督役のジャンヌも見逃すはずがありません。ジャンヌも監督役として戦いに参戦。そんな彼女に追随し、ジークも戦場に赴きます。戦場で散る同胞を救おうと行動するジーク。しかし、そこで赤のセイバーとアストルフォの戦闘に巻き込まれてしまいました。

赤のセイバーに苦戦する命の恩人の姿を目にしたジークは、彼を助けようとモードレッドへ切りかかります。しかし、ただのホムンクルスがサーヴァントに敵うはずがありません。一瞬で返り討ちに合い、再び瀕死の重傷を負ってしまいました。

2度目の死と覚醒する邪竜

黒のライダー、黒のバーサーカー、ホムンクルスのジーク、3人を軽くあしらうほどの圧倒的な強さを見せるモードレッド。そこで黒のバーサーカーは最後の手段として、全力で宝具を発動することにしました。それは圧倒的な力と引き換えに自身も戦闘不能になる自滅技「磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)」。しかし、この一撃を持ってすら赤のセイバーは倒れません。

最早ここまでか……と思われたその時、この宝具の電撃を受けたジークがフランケンシュタインのもう1つの効果により、再び息を吹き返したのでした。その際、ジークフリートの心臓とフランの宝具の影響によって、黒のセイバーとしての力を手に入れたジークは赤のセイバーと激突。互角の勝負を繰り広げ、見事退けることに成功するのでした。

バーサーカーの咆哮とユグドミレニア城の崩壊

対して、赤と黒の激闘も大詰めを迎えていました。切っ掛けはスパルタクスの宝具の炸裂。ダメージを蓄積すれば蓄積する程威力の上がる彼の宝具「庇獣の咆哮(クライング・ウォーモンガー)」が遂に炸裂し、その爆風が戦場を飲み込みます。

その威力は凄まじく、この爆発の余波によりユグドミレニア城は半壊してしまいました。こにより、城の内部に隠されていた大聖杯も外に露出してしまいます。これを好機と見た黒の陣営は「空中庭園」を城の上空まで移動させ、大聖杯の強奪に乗り出しました。

黒のランサーの討伐と黒の敗退

「空中庭園」の効果により、徐々に奪われていく大聖杯。これを阻止しようと黒のランサーたちは「空中庭園」に乗り込みます。しかし、敵のホームグラウンドでの戦闘に苦戦する黒の陣営。「空中庭園」の影響で知名度補正を受けられないヴラドはカルナ相手になす術もなく……。最早、勝敗は火を見るより明らかでした。

黒の陣営の長ダーニックは最後の足掻きとして、黒のランサー「ヴラド三世」の宝具を解放。暴走させますがこれも失敗に終わり、聖杯は完全に赤の陣営の「空中庭園」へ格納されてしまいます。――と、ここまでがアポクリファの前半の内容です。黒の陣営は当主を失い、大聖杯は赤の陣営の手へ。黒VS赤の聖杯大戦は、こうして赤の陣営の完全勝利で幕を下ろしました。

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明かされるシロウの正体。ジークの悩みと決戦前夜

「シロウ・コトミネ」の正体

しかし、黒VS赤の決着は着いたものの、まだまだ聖杯大戦は終わりません。黒のランサーが敗退したと同時に監督役であり、赤のマスターである「シロウ・コトミネ」がその正体を明かしたことで物語は新たな局面を迎えます。彼の正体はなんと、第3次聖杯戦争の時に召喚され、現在まで生き残った最初のサーヴァント「天草四郎時貞」その人! 

彼は第3次聖杯戦争後に受肉して生き残り、その後数十年間もの間ずっと大聖杯を奪還する機会を伺っていたのです。彼は大聖杯を用いた「人類の救済」を謳い、ジャンヌへ宣戦布告。彼女もシロウの野望を阻止しようと彼に立ち塞がります。――ということで、ここらはアポクリファ後半戦がスタート。シロウVSジャンヌの人類の未来を賭けた聖杯大戦が幕を開けます。

黒のキャスター離反。VSアダム戦

「空中庭園」に大聖杯を格納した天草四郎。このまま逃がせば、彼の「人類救済」を阻止することはとても困難になります。なので、逃げられる前に彼の野望を阻止しようと動くジャンヌ。しかし、そこで思わぬ伏兵が出現しました。黒のキャスター「アヴィケブロン」がシロウに肩入れし、黒の陣営を裏切ってしまったのです。

彼は宝具「王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)」によって「アダム」を製造し、ジャンヌたちの目の前に立ちはだかります。――ところで、まったく関係ない話なんですけど、黒の陣営の過半数「セイバー」「ライダー」「キャスター」「アサシン」が内輪もめor裏切りでリタイアってヤバ過ぎませんか? ダーニックさんは泣いてもいいと思うんですよ……。

残存戦力結集。黒の陣営+ジャンヌ+モードレッド同盟

このアダムに対して、ジャンヌたちは残存勢力を集めることで何とか打倒に成功します。しかし、その間にまんまと天草四郎に逃げられてしまいました。彼らが野望を果たす前に何とか彼らに追いつき、大聖杯を再び奪わなければなりません。しかし、空を飛ぶ「空中庭園」に追いつきつつ、そこへ乗り込むのは非常に困難です。

そこでジャンヌは、生き残った黒の陣営のアーチャー「ケイローン」とフリーで活動する赤のセイバー「モードレッド」。更に、諸事情で黒のライダー「アストルフォ」のマスターになった「ジーク」と手を組み、途中で黒のアサシンを討伐しつつ、「空中庭園」の対抗手段を模索します。

決戦前夜

そうして、彼らは話し合いの結果、旅客機によって残存勢力を「空中庭園」へ送り込む作戦を立案。その準備に取り掛かりました。旅客機の準備には時間がかかる上、勝率を上げるためにアストルフォの宝具発動タイミングと合わせようという話にまとまり、決戦まで少し日が開くことに。その間に、黒のアサシンを討伐したりして、各々最後の夜を過ごすことになりました。

当然、ジークはここでもジャンヌとアストルフォと一緒。彼は彼女たちと共に最後の休暇を過ごします。決戦前夜にジークが考えるのはこれまでの事。そしてこれからの事。彼は『竜告令呪』の力によって3分だけジークフリートになれますが、それも残り僅か。すべて使い尽せばジークは「ジークでない者になってしまう」という予感がありました。それでも……。

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空中での激闘

そして、決戦当日。ジャンヌ、ジーク、ケイローン、アストルフォはそれぞれ飛行機とヒポグリフに乗り「空中庭園」を目指します。対するシロウたちは彼らを打ち落とそうとアキレウスとアタランテを派遣。これに対しケイローンがアキレウスを。ジャンヌはアタランテを迎え討つことになりました。

更に「空中庭園」の迎撃システム「十と一の黒棺(ティアムトゥム・ウームー)」も発動し、アストルフォはこれをヒポグリフで迎え撃ちつつ、ジークも施しの英雄「カルナ」と激突。最後の戦いが始まります。

カルナVSジーク

「空中庭園」にて激突したジークとカルナ。カルナはかつて交わした黒のセイバーとの約束を果たすべく、忘れ形見であるジークの前に立ち塞がります。ジークもその約束に殉ずるために「竜告令呪」でジークフリートに転身。しかし、カルナは強敵。ジークフリートの力を以ってしても打ち倒すことは出来ません。

放たれるカルナの必殺宝具。更に、彼がジークフリートになるための令呪もあと1画。「令呪を使い切れば全てが終わる」その予感を抱きつつも、ジークは迷うことなく最後の令呪を使い、カルナの宝具を迎え撃ちます。令呪による魔力ブースト。更に、その窮地に駆け付けてきたアストルフォの助力もあって、ジークは見事カルナとの戦闘に勝利しました。

聖杯への接続を試みる天草四郎と駆けつけるジャンヌ

それぞれがそれぞれの死闘を繰り広げる中、その隙にシロウは己が野望を果たすべく、大聖杯への接続を試みていました。聖杯の中心へと至り、第3魔法「天の杯」を成就しようとする天草四郎。彼が中心へと至る前に何とか阻止しようとアタランテから逃れたジャンヌが先を急ぎます。

しかし、そこで立ち塞がるは劇場の英霊「シェイクスピア」。彼は自らの宝具を解放し、ジャンヌの足止めを試みます。宝具の効果によってジャンヌの心象風景を再現した公演を開くシェイクスピア。その公演で彼は彼女のトラウマを抉り、その心を砕くことに成功します。ジャンヌは絶望からひざを折り、その隙に天草四郎は大聖杯の中核へ至り、悲願を成就させてしまうのでした。

炸裂する「紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)」。しかし…

戦いに敗れた上、心も折られ、最早ここまでと項垂れるジャンヌ。しかし、そこへカルナを破ったジークが駆けつけ、再び彼女へ力を与えます。第3魔法が確定するまでにはまだ時間がある、故にその前に大聖杯そのものを壊してしまおうと、ジャンヌは再び立ち上がりました。そこでジャンヌが発動したのは「紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)」。

自らを代償にその身を燃やした炎を召喚し、彼女が「打ち砕くべき」と定めた敵を燃やし尽くす概念武装です。対するシロウは大聖杯の莫大な魔力を腕の魔術回路へ注ぎ「右腕・零次集束(ライトハンド・ビッグクランチ)」を放ち対抗。激突する両者。この勝負の結果、シロウの宝具よりもわずかにジャンヌの宝具が上回り、「紅蓮の聖女」大聖杯へと炸裂しました。

大聖杯前の最後の攻防

崩壊する大聖杯。――しかし、あと一歩という所で届きません。大聖杯は8割以上が欠損したもののその機能は維持。宝具の代償によって志半ばでジャンヌはこの場から消滅してしまいます。続いて、間髪入れずに死線を掻い潜り大聖杯前に辿り着いたアストルフォが大聖杯へと特攻。今度こそ、シロウの野望を砕こうとします。

しかし、このアストルフォの特攻も辛うじて生き残ったセミラミスにとって相殺されてしまいました。これで、こちらに残された戦力は黒のセイバーの力を失ったジークのみ。対して、天草四郎も自陣のサーヴァントを使い切り、最早動けるのは彼1人だけ。生き残った2人の最期の死闘が幕を開けます。

最終決戦ジークVS天草四郎

剣を取るホムンクルスのジーク。対するは心身ともにボロボロな天草四郎。魔術回路を酷使して右腕は先の衝撃で消滅と、満身創痍なシロウですが、それでもただのホムンクルス如きに負けるほどやわではありません。激突する両者。勝敗は火を見るよりも明らか――と、思われていたその時。ジークが不自然なほど魔力を滾らせ、猛攻によって天草四郎を圧し始めました。

1度目の死で授かった黒のセイバー「ジークフリート」の力を失った彼でしたが、彼にはもう1つの力。2度目の死によって黒のバーサーカーの宝具「磔刑の雷樹」も授かっていたのです。フランのマスターだったカウレスが見守る中、シロウへ炸裂するフランの宝具。こうして、ジークは見事天草四郎の打倒に成功したのでした。

邪竜「ファヴニール」

そして、崩れゆく「空中庭園」。しかし、これで問題が解決したわけではありません。大聖杯は確かに天草四郎の願いを成就し「天の杯」を発動させています。天草四郎を打倒したものの、もう大聖杯を壊す力は残されていなかったジークたち。そこで彼は最終手段として大聖杯をその効果が発揮されない世界の裏側へ運ぶことを決意しました。

令呪を完全に使い果たしたジークの体は、ジークフリートの心臓の呪いによって邪竜「ファヴニール」の姿に変貌し始めていたのです。幻想種である竜は表の世界では生きていけず、世界の裏側へ移り住まなければいけません。そこで、ジークは邪竜へと変貌すると同時に、大聖杯も道ずれにして、世界の裏側へと旅立ったのでした。

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Apocrypha「邪竜と聖女」

こうしてジークの活躍により聖杯大戦は終結。生き残ったマスターたちは、それぞれの日常へと帰っていきました。そして、世界の裏側へと旅立ったジークは長い間、たった1人で世界を彷徨います。最後に交わしたジャンヌとの約束「私は、貴女に会いに行きます」。その言葉を胸に。そして「――私は、貴女に恋をしています」。……長い旅路の末、こうして2人は再会を果たしたのでした。

――ということで、アポクリファのストーリーネタバレでしたがいかがでしたでしょうか? アポクリファのストーリーはとても濃厚なため、今回はかなり駆け足での紹介になりました。こんな中途半端なネタバレよりも本編のストーリーは何倍、何十倍も面白いので、ぜひ実際に小説、またアニメを手に取って楽しんでみてください。以上、アポクリファのネタバレでした!

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