2017.07.29.Sat. 5ヶ月前 みる

アニメ文豪ストレイドッグスを4つの魅力からおさらい!

彷徨える迷い犬たちの物語、文豪ストレイドッグス。文豪の名を持つ個性豊かなキャラクターたちが織り成す、異能バトルアクション漫画である。そんな文ストが多くの人に知られるきっかけとなったのが、2016年のアニメ化。最高レベルの好評を得ているアニメ文ストの魅力を、映画化前におさらいしておこう!

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文豪ストレイドッグスとは?

原作:朝霧カフカ先生、漫画:春河35先生による作品「文豪ストレイドッグス」。名だたる文豪の名を持つキャラクターによる異能力バトルアクションものの漫画だ。己の生きる価値を見出せずにいた主人公:中島敦が武装探偵社に拾われたところからこの物語は始まる。

敦はもちろん、作品のキーパーソンとなる太宰をはじめ、鏡花や芥川、福沢や乱歩、そして織田作之助といったキャラクターたちの救済の連鎖のストーリーである。キャラクターたちが己の生きる意味や価値を模索しながら、自分の本質の部分と戦う姿に心打たれる作品だ。

そんな文豪ストレイドッグスは、2016年4月にアニメ化を果たしている。漫画に劣らず、映像ならではの魅力で大好評を獲得したアニメ文豪ストレイドッグス。映画化も決定した今、アニメの魅力を振り返ってみよう!

文ストアニメの魅力①:崩れない作画と演出

アニメといえば気になるのは作画。「作画崩壊」は好きな漫画のアニメでは出来れば見たくない人が多いのではないだろうか。その点、アニメ文ストは毎週安定して高クオリティの作画で放映された。見よ、作中屈指の美形キャラである太宰治の美麗さを!特に第一話や「黒の時代」、最終話の作画は映画レベルのクオリティであり、最高の一言に尽きる。

演出にも注目したい。文ストは先に紹介したように異能力バトルアクションもの。たとえば、芥川は異能「羅生門」によって外套をあらゆるものを喰らう黒獣として操り、太宰は異能「人間失格」によってあらゆる異能を無効化する。

文ストという作品において重要な異能力。アニメでは、異能力を発動する際に、その異能の名のもとになっている作品の文字を幻想的に浮かび上がらせるというエフェクトを用いている。上は国木田が異能「独歩吟客」を発動させたシーンだ。緑色に光る文字が躍る様には痺れるものがある。

上は芥川の異能の技名である。芥川は作中でも特に異能の研鑽を積んでいる者のひとりであり、異能力「羅生門」の技もたくさん持っている。アニメではその技を繰り出す際、黒字に赤い筆文字で技名を一度見せている。芥川の残忍さと苛烈さ、禍々しさをよく表している演出だ。

また、キャラクターの紹介や心の声、ナレーション的挿入句を、原稿用紙に文字を打ち込むようにして見せる演出もある。「文豪」っぽくて、作品のレトロな雰囲気をより醸し出す洒落たものになっている。

文ストの魅力②:豪華声優陣による迫真の演技

もう一つ、アニメの重要な要素といえば声優。真剣に役に向き合ってくださる高い演技力を持つ豪華声優陣は、アニメ文ストの魅力の一つでもある。敦役の上村祐翔さん、太宰役の宮野真守さん、芥川役の小野賢章さん、中也役の谷山紀章さんなど、定評のある声優さんがそろい踏みである。

ここでは鏡花役:諸星すみれさんについて取り上げよう。14歳にしてマフィアの暗殺者となるも、本心では光の当たる世界で生きていきたいと願う鏡花。己の黒い本質に抗い、一度は挫けながらも、最終的に探偵社員となるに至る。

そんな鏡花を演じる諸星すみれさんは、何と当時17歳。毅然とした態度や怯える様子、痛切な叫び、可愛らしい姿と幅広く感情が揺れ動く鏡花を見事に演じている。わざとらしくない素の可愛い声が鏡花の魅力のひとつとなった。

文ストの魅力③:練りに練られた構成!

アニメ文ストが原作と決定的に違うところは、番外編として描かれた小説が、本編に組み込まれているところだ。小説「太宰治の入社試験」「太宰治と黒の時代」がアニメ化を果たしている。

まず、「太宰治の入社試験」が元となったアニメ第6話「蒼の使徒」と第7話「理想という病を愛す」について見ていこう。小説ではこの話は本編から2年前の太宰の探偵社入社試験時の事件として描かれているが、アニメでは敦の入社後の事件として描かれている。

とある事件を通して国木田は、自身の理想とする「正しさ」の重さと、理想と現実の食い違いを叩きつけられる。この事件によって喪った佐々城信子という女性は、国木田の後悔とその後の糧となるのだ。

この話によって、鏡花を救おうとする敦に「諦めろ」と厳しい言葉をかけるも、それでも鏡花のもとに走り出す敦を最終的には送り出す心情を、視聴者がより明確に推し量れるようになっている。過去編を現在の話とすることでそれまでの流れを断ち切ることなく、国木田の信念を大切に描いた構成である。

もう一つ、アニメ文ストが視聴者を驚かせたのが「黒の時代」の放映。太宰がなぜマフィアから姿を消し探偵社に入ったのかを描いたこの話は、織田作から太宰、太宰から敦、敦から鏡花へと続く「救済」の始まりともいえる重要な話であり、それゆえに制作側も大事に大事に描いてくださった。

「黒の時代」は、分割2クールというアニメの利点を最大限に活かし、2クール目の初めから放送された。3ヶ月ぶりに文ストを楽しみにしていた視聴者に大きすぎる衝撃を与えた。その本気度は制作陣と声優陣に箝口令が敷かれたほどだ。

太宰の過去が明かされたことにより、最終話での太宰の鏡花への説得の背景に何があるのか、彼を突き動かすものは誰の言葉なのか、そういったことが視聴者にひしひしと伝わる素晴らしい構成になっている。

文ストの魅力④:グッとくるアニメのOP&ED!

アニメ文ストといえば、OPEDも魅力のひとつだ。1クール目のOPはGRANRODEOさんによる「TRASH CANDY」だ。本編でも中原中也役で活躍している谷山紀章さんが作詞・歌をともに担当している。その軽快でロックな曲は、太宰がビルから落ちていくところから始まるカッコイイOP映像とマッチして視聴者の心を掴んだ。

1クール目EDはラックライフさんによる「名前を呼ぶよ」。優しくも力強い歌声と泣きたくなるような歌詞が魅力的で、ED映像も、同じく太宰に拾われながら、まったく正反対の道を歩む敦と芥川、そしてそのふたりの成長を見つめる太宰を印象的に描き出したものになっている。OPEDともに、雰囲気は異なるがハイセンスなものに仕上がっている。

2クール目OPはSCREEN modeさんによる「Reason Living」。2クール目は、生きる意味を探し、己の恐怖や本質に抗いながら生きる敦や芥川、鏡花、太宰を軸に展開されていく。キャラクターたちの生き様が歌詞に込められたOPだ。

OP映像も、組合や新たなキャラクターが加わり、三つ巴戦からの探偵社とマフィアの共闘という流れをぎゅっと詰め込んだものになっている。組合におけるルーシーの不在、鎖に囚われた鏡花、擦れ違う双黒、フランシスに向かっていく敦と芥川など、よく見れば本編の流れを推察させる映像だ。

2クール目EDは、ラックライフさんの「風が吹く街」。1クール目に引き続きラックライフさんが担当したこのEDは、太宰の「黒の時代」を踏まえた歌詞になっており、ファンを大号泣させた。

織田作の言葉によって探偵社に入った太宰。その太宰の包帯が、風によって敦と芥川のもとへと流されていく。ファンを考察の渦へと飲み込むEDとなっている。また、1クール目ED映像で、芥川の頭に伸ばされたまま届かずにいた太宰の手が、2クール目EDでは芥川の頭を撫でるに至る。太宰にようやく認められた芥川に、ファンも涙を流した。

映画化決定!アニメ2期も・・・?

ここまでアニメ文豪ストレイドッグスの魅力を振り返ってきたが、実はその人気はこれだけにとどまらない。なんと2018年初春に、完全新作の映画化決定!詳しい公開日や内容は未発表だが、ファンの期待は高まる一方である。

また、原作9巻までの組合戦までがアニメ化されているわけだが、当然原作はその後も続いている。組合を裏切ったルーシーのその後や、鏡花の過去などを挟んで、フョードル・ドストエフスキー率いる「死の鼠」が探偵社とポートマフィアに牙を剥く。

アニメ制作陣、原作サイド、そして視聴者に愛され、人気も申し分なしのアニメ文豪ストレイドッグス。映画化発表の次は第2期決定が発表されるかもしれないので、今後も要チェックだ!

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