2017.08.20.Sun. 8ヶ月前 kuji

カイジの作者・福本伸行の天才っぷりを5つの代表作で紹介する

カイジで一躍有名となった作者福本伸行ですが、実はカイジ以外の作品でも多くのファンを獲得していました。そんな意外と知らないカイジ以外の作品と福本伸行の世界の魅力に迫ります。

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福本伸行とはどんな人物?

福本伸行(ふくもとのぶゆき)は、1958年12月10日生まれの漫画家で、神奈川県横須賀市出身です。かざま鋭二のアシスタントを経て、1980年月刊少年チャンピオンにて「よろしく純情大将」でデビューしました。作品のほとんどがギャンブルに関係していますが、それは元々あるゲームではなく新しい発想で生み出されたものがほとんどです。

そして巧みな心理戦などがあることで単純なゲームの勝ち負けといった内容にはならず、先の展開が気になるような作りになっています。麻雀が好きで作品でも描いていますが、本人も著名人大会などに参加して優勝するなどその強さを見せています。

芸能人にも福本伸行作品を愛している人物が多いので、テレビ朝日「アメトーーク」でも「福本伸行先生にシビれた芸人」という企画ができてしまうほどです。

福本伸行の作品紹介!

漫画家としては遅咲きで、カイジで大ブレイクしているかのように思われていますが、実はそうではありません。カイジと並行して出している作品や過去の作品でも多くのファンを福本伸行ワールドの虜にしています。ギャンブルと心理戦ということが基本となっていますが、カイジがあそこまでヒットするのも過去の作品があったからです。

その中でも厳選した作品を紹介していきます。

これが福本伸行の売れる作品の第1号と呼べるものです。「近代麻雀ゴールド」にて1989年から2002年まで連載されて18巻まで既刊しています。麻雀を元にトラブルを解決しているのが主人公の天貴史です。天は、普段は駄目そうに見える冴えない男なのですが、大勝負となると裏の顔を見せます。

天の武器は相手の打ち筋を見抜いてそれを攻略しての返し技ですが、相手も超一流なので一筋縄ではいきません。東西麻雀対決がメインの話しになっていて、そこに登場する最強の雀士たちの熱い戦いは何が起こるのか全く予測がつきません。

天以外のキャラクターにも脇を固めるように一際目立つ存在が、赤木しげる、井川ひろゆき、原田克美、僧我三威と揃っています。麻雀好きにはたまらない作品となっています。

アカギ

雑誌「近代麻雀」にて1992年から連載されている長寿麻雀漫画です。主人公の赤木がタイトルになっていて、「天」の中に登場していた赤木の若き頃の話しになっています。赤木は福本作品の中でも一番カリスマ性のあるキャラクターです。

麻雀が中心となっていますが、相手の心理を読むことに長けている赤木は次々に強敵の裏をかいて撃破していきます。中でも「鷲巣麻雀編」ではアカギでは初の特殊な麻雀のルールで戦い、透ける牌を使用して血液まで賭けてしまいます。普通の人間ならあっさりと血液を抜かれて死んでしまうのですが、赤木は鋭い洞察力と相手の心理を読んで鷲巣と戦います。

原作はアニメ化とVシネマ化になり、「鷲巣麻雀」はBSスカパー!でドラマになって放送されています。

銀と金

純粋にギャンブルを扱った作品で、1992年から1996年まで「アクションピザッツ」に連載され11巻まで既刊しています。ギャンブルの内容が多種多様でポーカー、麻雀、絵画の判別、競馬がありますが、その他にも仕手株や殺人鬼との殺し合い、家長争いでの殺し合いの話しがあります。

主人公は森田鉄雄で、ギャンブルをやっては損をしている冴えない毎日だったのですが、平井銀二に出会って人生が変わります。金に対する根本的な考え方を教わり、自分も銀二のような人間になりたいと思います。

森田は、金にまみれても人として失ってはいけないものをしっかりと持っていたので、銀二も自らの相方として相応しい存在として認めていました。それから二人で協力し何十億、何百億という勝負をしていきます。テレビ東京で2017年1月にドラマ化しています。

賭博覇王伝 零

週刊少年マガジンで連載され、第1部は8巻、第2部は10巻まで既刊しています。謎解き要素の強いギャンブル漫画で、オリジナルゲームしかありません。主人公宇海零賞金1000億円を獲得するために「ドリームキングダム」というギャンブル施設へ足を踏み入れます。

そこには負ければ体の一部を失ったり、死んでしまうようなギャンブルがたくさんありますが、零は仲間と協力して難題を攻略していきます。そして零のライバルとも言える存在が標で、零以上の看破する能力を発揮してあっさりとゲームを攻略します。

1部で「ドリームキングダム」は終わり、2部になると零が一般人とギャンブルをして勝負する話になっています。それも普通の勝負ではなく、相手の要望に応じたものなのでゲーム内容も負けた時の待遇も変わっています。

最強伝説 黒沢

どこにでもいるような冴えない中年男性の黒沢を主人公に描いた作品です。今までの福本の漫画とは一風変わっていてギャンブルが一切出てこないヒューマンドラマになっています。黒沢には人には負けない得意なことがあるのか?と思ってしまいますが、そんなことはなく普通でどちらかというと負け組の人間です。

だからこそ共感できるようなストーリーになっていて、日常の小さな問題をどのように解決するのかという心理描写が面白く表現されています。心の中で思わず「頑張れ!」と言いたくなるような作品です。

意外にも福本伸行は絵が下手?

何本もの名作を生み出している福本伸行ですが、本人も認めていることで絵が下手(特徴的といったほうが良いかも?)という漫画家として致命的な弱点があります。そしてそれを明らかにするような企画がありました。それは「西原理恵子の人生画力対決」で20年来の知人である西原理恵子が福本とお題をもらって絵を描くという内容ですが、福本の描いた絵は周囲をざわつかせてしまう結果になりました。

西原理恵子にはキャラクターみんなのあごがとがり過ぎているということをじいられたりしていました。実際に福本の描いた犬やキティちゃんはひどいものでした……福本作品に女性がほとんどでないのも「描いていないから描けなくなってしまった」とのことです。

福本伸行が天才と呼ばれる理由は?

(自称)絵が下手ということですが、福本伸行の作品に人の心を掴んで話さない力があるのは何故でしょうか?それは、面白いゲーム内容を次々と生み出しているからです。普通のルールではない独自のゲーム内容だからこそ見る人もどのように攻略するのかを一緒に考えさせられます。そして代償となるものが自らの命だったり体だったりするから絶対に負けられないという緊迫した状況を作り出します。

推理する楽しさと、どちらかが致命傷となる代償を支払わされるドキドキ感が福本作品にはあります。更に極限状態の人間の心理状態を緻密に表現しているので、ありそうな話だけに現実感があります。

カイジ以外の作品も楽しめます!

福本伸行にはカイジしか出世作がないと思う人も多いはずですが、実際には20年以上も前から活躍している大ベテランの作家です。極限状態での緊迫感や人間ドラマを卓越した実力で表現し、内容で魅せる漫画を描き続けてきたので、勝負をする人間の心理描写がリアルに伝わってきます。そのため読者をどんどん引き込む力のある作品がたくさん生み出されているのです。

福本が考案したゲームの数々は作った人間の意図があるからこそ、攻略する楽しさとそれをした時の爽快感があります。カイジ以外の作品も先の展開の読めないものばかりなので、見ていない方にはお勧めしたいです!

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フクモトプロ/highstone, Inc. (2013-07-18)
最強伝説 黒沢 1
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