2017.08.25.Fri. 4ヶ月前 S.Matsu

デヴィッド・フィンチャーの監督作品おすすめTOP5!ハードな世界観と魅力とは

アメリカを代表する映画監督であり、熱狂的なファンのみならず多くの人々を魅了する作品を発表し続けているデヴィッド・フィンチャー監督。緻密な構成と独特の映像は観る者を決して裏切らない傑作揃い。そんなデヴィッド・フィンチャーの作品の中から個人的におススメする作品を紹介します!

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鬼才!デヴィッド・フィンチャー監督とは?

挑戦的で過激な作品を生み出し、現代アメリカ映画界に欠かせない監督の一人となったデヴィッド・フィンチャー。時に一つのシーンに数十回ものテイクを要求する完璧主義者であり、独特の暗い色調の映像を得意としている。数々の作品が名だたる賞にノミネートされ、受賞している。今後の作品が最も期待される監督である。

アニメーターやミュージックビデオ制作として映像のキャリアをスタートし、初監督作品「エイリアン3」では興行的にも失敗し酷評されてしまう。しかし二作目の「セブン」以降立て続けに大ヒット作を生み出し続けている。今なお熱狂的なファンを獲得しているデヴィッド・フィンチャーの代表的な作品を紹介する。

デヴィッド・フィンチャー監督のオススメ作品:第5位

『ゴーン・ガール』:失踪した妻は?夫婦関係に恐怖する。

結婚記念日に失踪した妻、パニックに陥る夫はやがて世間から「犯人ではないのか」と疑いの目を向けられる。しかし、それは妻が巧妙に仕組んだ罠であった。

主導権を握ろうとする妻エイミー(ロザムンド・パイク)と妻の本性を知りこれ以上は一緒に暮らせないと逃げたい夫ニック(ベン・アフラック)夫婦の戦いは世間を巻き込みながら怒涛の展開に発展していく。そして最後に勝利するのは……

妻の失踪というサスペンスな雰囲気から一転していく展開と、夫(あるいは観ている男性陣)を呆然とさせるラストまで見応え十分。妻エイミーの「それが結婚でしょ」という言葉にすべてが集約されてしまうストーリーは、男女の間で意見が分かれること必至。

夫婦や恋人で観たほうが良いのか悪いのか判断に悩むが、どちらにしても映画として傑作。サスペンスとホラーを織り交ぜたデヴィッド・フィンチャーならではの作品といえる。

デヴィッド・フィンチャー監督のオススメ作品:第4位

『ソーシャル・ネットワーク』:Facebook誕生秘話。天才の孤独

ハーバード大学の学生で天才的なプログラミングの技術を持っていたマーク・ザッカーバーグはあるヒントをもとに、ハーバードの学生を対象としたソーシャル・ネットワークを制作した。それは瞬く間に評判を呼び登録者を増やしていくと、そのシステムを改良して他大学にも開放していく。

親友のエドゥアルドの協力を得てFacebookはさらに広まっていくが、事業の拡大に伴いエドゥアルドとの間に溝が入り始める。さらには元となるアイデアを持っていたウィンクルボス兄弟からも訴えられてしまう。

今や世界中で知らない人のいない世界最大のソーシャル・ネットワークFacebookの創業当時の実話をもとにした映画。サスペンス的な波乱もなく、派手なアクションもなく比較的地味な人間ドラマであるが、登場人物の会話を中心に進められるストーリーはまったく飽きさせない。

デヴィッド・フィンチャーの特徴はあまり感じられないかもしれないが、99回撮り直したといわれたオープニングカット、濃い内容をギュッと凝縮するために役者に早口で話させるなど、映画に対するこだわりは随所に垣間見える。

デヴィッド・フィンチャー監督のオススメ作品:第3位

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』:止められない時の流れと永遠の愛

80歳の状態で生まれ徐々に若返るという人生を生きることとなった男、ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)の生涯を辿る。ベンジャミンはデイジー(ケイト・ブランシェット)という女性と出会い恋に落ちる。そしてキャロラインという娘を持ち幸せな家庭を築くかに思えた。

しかし、残酷にも徐々に若返っていくベンジャミンは悩み、やがて二人の元から姿を消してしまう。二人が再会した時、ベンジャミンは10代の容姿でありながら認知症になっていた。

スコット・フィッツジェラルドの短編小説をもとに、男と女の永遠の愛を描いた作品。どんどん若返っていく男と、徐々に年を重ねていく女性。そんな非現実的なラブストーリーもフィンチャーの色がよく出ている。

色調を抑えた重厚感をもつ映像で、長尺のラブストーリーを飽きさせず構成している。そして長い一人の長い人生を演じる役者の演技も素晴らしい。

デヴィッド・フィンチャー監督のオススメ作品:第2位

『ファイトクラブ』:殴り合いの果てに出会う「僕」は何者か

物質的に不自由なく裕福な生活を送っているようにみえる「僕」(エドワード・ノートン)は、精神的には不安定で不眠症に悩まされていた。そんな時「僕」は自分とは何もかもが正反対のタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)に出会い、ふざけ合いながらも本気の殴り合いをする。そこからタイラーは「ファイトクラブ」という殴り合いの秘密の集まりを主宰するようになる。

そしてその「ファイトクラブ」は当初の目的から外れ、次第にテロリスト集団へと変貌していく。そして「僕」はタイラーの正体に気づくことになる。

観る人によって解釈や感じ方が違うフィンチャーの代表作の一つがこの「ファイトクラブ」である。途中で明かされる「僕」とタイラーの本当の繋がりがストーリーの「どんでん返し」でありながら、その先に続く展開は、人間のアイデンティティの崩壊について深く描かれている。

この作品は結末を知ったうえでもう一度見ることを勧める。「どんでん返し」につながる伏線があらゆるところに張り巡らされていたことに気が付くはずだ。フィンチャーの細やかな構成と演出が発揮されている。

デヴィッド・フィンチャー監督のオススメ作品:第1位

『セブン』:七つの大罪を巡る史上最悪のバッドエンド

サマセット(モーガン・フリーマン)ミルズ(ブラッド・ピット)の二人の刑事が殺人事件の現場に到着すると、そこには「暴食」と書かれたメモが残されていた。そして、その後もカトリックの「七つの大罪」をモチーフにした「強欲」「怠惰」「肉欲」「高慢」に関連する殺人事件が同様に起きる。

犯人のジョン・ドウ(ケヴィン・スペイシー)は自首してくると、七つの大罪の残された「嫉妬」と「憤怒」にまつわる2つの殺人についても示唆する。サマセットとミルズがジョン・ドゥに導かれて辿り着いた先には想像を絶する悲劇が待っていた。

デヴィッド・フィンチャーの出世作であり、数あるサスペンスミステリー映画の中でも、ラストの衝撃度は最大にして最悪とも言われている。フィンチャー独特の薄暗いトーンで繋がれる演出は、否が応でも観る者をストーリーに引き込んでいく。

そしてモーガン・フリーマンの存在の安心感、ブラッド・ピットのほとばしる感情、そしてケヴィン・スペイシーの鳥肌が立つような不気味さなど、絶妙の配役とその良さを最大限に引き出していると言える。やはりこの作品を観ずにデヴィッド・フィンチャーは語れない。

デヴィッド・フィンチャー作品の世界観はクセになる!

ここにあげた5つの作品以外にも「ゾディアック」「パニック・ルーム」「ゲーム」「ドラゴンタトゥーの女」などデヴィッド・フィンチャーの傑作はどれも見逃せない。

フィンチャー作品はサスペンスホラーはもちろん、ラブストーリーやノンフィクション風の作品までジャンルも様々だが、始まると決して目が離せない怒涛の展開が押し寄せてフィンチャーの作り出す薄暗い世界にどっぷりと浸かってしまう。そして後から気づく構成の上手さなど何度か見直してみても楽しめるのも大きな特徴と言える。

鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーの今後の作品にも期待し続けたい。
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