2017.08.29.Tue. 9ヶ月前 SAI

アザラシの悲劇とは?「ゴールデンカムイ」裏主役の動物たちを紹介!

腹がすいては戦はできぬ!杉本とアシリパのグルメサバイバル!

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見たことも聞いたこともない!動物料理の数々

日露戦争から生還した男・通称「不死身の杉本」父を殺されたアイヌの娘アシリパがアイヌの金塊を求めて旅をするゴールデンカムイ。そのカギとなるのが、網走の囚人たちに刻まれた入れ墨。残虐でユニークな敵を倒し、金塊の謎に迫っていきます!

「金塊を探すため」という目的がありながら、その道中はまるでグルメの旅。森にいる動物を使って、アイヌ民族に伝わる見たこともない料理が次々に登場します。そのサバイバル料理がとっても美味しそう・・・!

なじみのない食物を前にした杉本の変顔は共感しつつも爆笑!しかし、食べるシーンはアイヌ民族のすべての生物への敬意が含まれていることが感じ取れます。

「ヒンナ」とは?

ゴールデンカムイで食事中によく出る言葉「ヒンナ」。これは、アイヌ民族が食事に感謝をする言葉なのです。ゴールデンカムイでは「おいしい」という言葉の代わりに使われていることもあるようです。

ヒンナ①おいしい動物たち

丸ごと食べよう!森の小動物

杉本をアシリパの記念すべき1回目のグルメはリスの「チタタプ」でした。チタタプとはアイヌの言葉で「我々が刻むもの」という意味。「チタタプ」と言いながら包丁で食材をたたいて作ります。

リスの他にウサギ等の小動物は、丸ごとチタタプにしてしまうようです。新鮮な獲物を使い、本来生で食べる料理だそうですが、杉本のために肉団子にしてオハウ(汁物)として実食!血も骨もすべて一緒にたたくので、塩味と出汁も出てるのだとか。雪深い中で食べる汁物は絶品です!

しかし、杉本に待ってい試練は生の脳みそや目玉。アイヌの人々は生食するものが多いようです。一緒にチタタプに入れてもヒンナ!生で食べるのはシサムの杉本にはレベルが高かったようですね。

食べれるだけじゃない!クマさん

お肉がおいしいクマさん。でもそれだけではありません。毛皮だけでなく胆のうも生薬として売れますし、油も薬となります。杉本がヒグマに傷を負わされた際は、熊の油を塗り治療をしました。すると、傷も残らず完治したのです!

アイヌは、身の回りの役に立つものを「カムイ(神)」としてあがめています。動物のカムイの中で位が高いのがクマのカムイ。狩によって残された子熊は大きくなるまで育て「イオマンテ」という儀礼で送り出すのだとか。クマのエピソードはアイヌ民族の思想が詰まっています。

命の恩人!お馬さん

杉本が敵につかまった際の逃亡を助けた馬までも食卓に並びます。馬を連れていると目立つので、足が付かないように処分するしかないとのこと。馬肉には腫れや内出血を鎮静させる効果もあるそう。なので、さっそく怪我をしている杉本に活用です。

同行していた白石の活躍で野菜もたっぷり入った桜鍋に。しかしアシリパは味噌を「オソマ(うんち)」だと嫌っていました。味噌なしで作り直すという杉本を無視して懸命に馬肉を口に運ぶ・・・!

「オソマおいしい」始めてアシリパが味噌を食べた瞬間です。「オソマじゃねっての」涙ぐみながら、嬉しそうに杉本は微笑むのでした。

アイヌには欠かせない!鹿さん

鹿の背の肉に塩を振って、軽くあぶってローストビーフ風。煮込んだシカ肉もヒンナ!定番のチタタプに使うのは、セウリと呼ばれる気管の部分。どこを食べてもヒンナです。

しかし、インパクトがあるのはやはり生食。鹿は脳みそだけではなく、肺も生で食べるとか。これには驚きです。さらに、鹿の皮は衣類の素材に、骨は矢骨になります。鹿はアイヌの人々に欠かせない生き物なのです。

仕留めたものはおいしくいただく

生き物を無駄なく食すのがゴールデンカムイでのポリシー!シャチの肉は脂身たくさん。この油を使って、シャチのお肉の竜田揚げ。一緒に流れてきた子持ち昆布も天ぷらにして、豪華なご飯に。

脂身がおいしいカワウソ。今回も脳みその洗礼が待ち受けているかと思いきや、今回は毒矢で仕留めたため火を通さないと食べるることができないとのこと。安心するのもつかの間、カワウソの頭の丸ごと煮を差し出される杉本・・・。どうやって食べるんだ?大苦戦する杉本なのでした。

番外編 ニヘイゴハン!

「熊打ち」の名を持つ二瓶鉄造。熊をふんだんに使った二瓶の食卓は、杉本達に比べるとかなりワイルド!新鮮な熊の心臓による「心臓焼きましたッ!」。合わせて、小腸に熊の固まった血を詰めて茹でた「血の調詰め」・・・。どちらも血の味がしてうまいとのこと。

血の味っておいしいのか?食レポからは上手くおいしさは伝わってきませんが、熊打ちの名をはせる二瓶ならではの豪快料理でした。

ヒンナ②ヘルシーなお魚たち

煮てよし焼いてよし!カジカさん

たっぷりの根菜とホウレンソウ、そして昆布で出汁をとり、焼いたカジカのキナオハウ。キナオハウとは、野菜がたくさん入った汁物のこと。杉本とアシリパは旅をしているので、保存できる野菜は限られています。久しぶりの根菜に舌鼓!コクのあるカジカの出汁が食材の味を引き立てます。

神の魚!シャケさん

立ち木にぶら下げて凍らせたシャケのルイペ。「ルイペ」とは溶けた食べ物という意味だとか。冷凍することにより寄生虫も死滅し生食することができるようになるので、ビタミン源として重要な食べ方なのです!

シャケは「神の魚」と呼ばれるほど、アイヌ民族の食生活の中心だったようです。かつて大量にとれていたニシンも「神の魚」とされていましたが、明治以降数が激減し、北海道沿岸から姿を消してしまったそうです・・・。

大物を狙え!イトウさん

イトウの中でも人を飲み込めるほど大きなものはイワン・オンネチェプ・カムイを呼ばれ、イトウの主とされています。白石をエサにイトウの主を釣り上げることに成功した杉本一行。イトウは食べるだけでなく、その皮は衣類や小物など、使い方さまざま

しかし、イトウは皮がおいしい!アシリパの一声で皮ごと大きなかば焼きにして食べるのでした。ちなみに、目玉は茹だこの味がするそうで、子どものおやつとして大人気!

山の恩恵おさかなさんたち

春になったら、山菜が芽吹き女たちが収穫をする季節・・・。川に戻ってきたサクラマスの汁物は絶品!そして、温かくなったら川に入ってカワヤツメを捕まえる!こちらはうな重に。ウナギより少し硬い触感でプリップリ!どちらもヒンナです。

ヒンナ③食材を引き立てる植物たち

プクサキキナ(ニリンソウ)

肉の味を倍にするプクサキキナは、狩をして生活する杉本達には必需品!山菜の中で、一番肉に合うそうです。ゴールデンカムイに出てくる料理は肉料理が多いので、プクサキキナは必需品!

行者ニンニク

行者ニンニクはプクサと呼ばれ、汁物の味を引き立てます。春に芽吹く新芽は、柔らかく生食でもおいしい!味噌をつけて歩きながら食べるのがゴールデンカムイ・スタイルです。

食べるだけじゃない!役立つ植物

肉の臭みを消す植物や、キノコなど香りをつける食材は肉料理に必需品!さらに、危険な旅を助ける植物がたくさん登場します。

楓の樹液がしみだしてできたつららはほのかに甘みがある。猿なしのつるは山で水が切れたときのための水分補給に。ププチャと呼ばれるトドマツの葉先は、栄養満点。白樺の水という意味の「タッニ・ワッカ」は痛み止めと止血、松脂には止血と化膿止めの効果が。

持って歩ける荷物が限られている中、植物は2人の助けになっているようです。そして驚くべきはアシリパの知識の量!杉本もアシリパがいて頼もしく思って言うことでしょう。

いつかレギュラー化?!扉絵に登場するアザラシ

第63話の表紙に登場したアザラシ。アシリパとともに、苦楽を共にしてきた相棒といった様子・・・!にもかかわらず、本編1ページ目で撲殺・・・美味しくいただかれてしまいます

しかし、いつもお馴染み肉の旨みを増してくれるニリンソウが切れていて・・・かつての相棒も報われません。やむ負えず塩ゆでとなりました。しっかり煮込んだアザラシは臭みが抜けてヒンナだそうです。

アザラシのインパクトがすごすぎる

アシリパが相棒のように動物たちと過ごす扉絵は多々ありますが、すぐに食べられてしまったのはこのアザラシだけ!歴代の扉絵の相棒で一番インパクトと食いでがある相棒アザラシ、再登場求む!

杉本とアシリパのグルメの旅?!次に登場する食材は何か?

日常では手に入らない食材ばかりが登場するゴールデンカムイ。金塊の謎をめぐって過激な戦闘シーンがある一方で、おいしそうな珍しい郷土料理の数々・・・。時々金塊のことを忘れて、杉本達の食レポに夢中になってしまう?!

2人の旅の目的が達成されることを応援しつつ、次のグルメに期待しましょう!


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