2017.10.09.Mon. 11日前 木本カナタ

名作ラノベ「キノの旅」がアニメ化!新声優&スタッフで贈る現代の寓話

『キノの旅』は時雨沢恵一さんの手がけるライトノベル。2000年の発売から常に大人気の名作です。そんな『キノの旅』が再びアニメ化!ということで、今回は『キノの旅』の新アニメについて紹介します。

このエントリーをはてなブックマークに追加
0
コメント 0

キノの旅とは

『キノの旅』は時雨沢恵一さん原作のライトノベルです。刊行されている巻数は2017年10月現在で21巻。2000年から続く超ロングセラーな名作で、シンプルな作りの短編集ながら奥が深く、読み応えのあるストーリーで多くのファンを引き付けてやみません。本当に読みやすくて面白いので、この作品からライトノベルにハマった、という方も多いのではないでしょうか。

そんな不朽の名作であるキノの旅がなんと再びアニメ化。前回のアニメが放送されたのは2003年頃のため、劇場版やOVAなどを除けば実に14年ぶりのアニメ化になります。新アニメでは、ビジュアルやキャストなども一新。今回はそんな新しいアニメ2作目の「キノの旅」の魅力について紹介します。

キノとエルメスが贈る短く綺麗にまとまった寓話が魅力的

キノの旅の魅力といえば、その短く綺麗にまとまった寓話的な物語です。旅人のキノとモトラドのエルメス、2人の旅の様子を短編形式で綴ったキノの旅。そのストーリーはライトノベルにしては珍しく寓話的で、かわいいキャラクターたちと共に描かれる、スパイスの利いた味わい深いストーリーが素敵的です。

特に「多数決の国」や「人を殺すことができる国」などは、シンプルな構成でありながらかなり鋭い社会風刺にもなっており、かなり考えさせられます。なので、キノの旅は面白く読みつつも、ストーリーの中で教訓の様なものも感じることができ、そんな所が魅力的になっています。

「あとがき」が面白い!

そしてもう1つ、キノの魅力として外せないのがこれ! 作者の書くあとがきです! 社会風刺のきいたクールな作風とは一転、あとがきはポップでクレイジー。本編のしんみりとした余韻をいい意味でぶち壊すあとがきは最早この作品の名物でしょう。あの手この手で新しい手法のあとがきにチャレンジする作者のこだわりは本当に見事です。

キノの新刊を買ったらとりあえずあとがきから探しちゃう、なんて人も多いことでしょう。むしろ、あとがきのためにキノを買っているという方も多いはず。最早、あとがきが本編と言っても過言ではありません。そんなあとがき中毒な時雨沢さん。長年、野望として「あとがきのアニメ化」を掲げていますが、果たして新アニメでその偉業はなされるのか!? ぜひ注目したいです。

キノの旅のキャラクターを新キャストと共に紹介

キノ(CV:悠木 碧)

また、キノの旅は登場キャラクターもみんなとっても魅力的です。ということで、ここからはそんな登場キャラクターについて、アニメの新キャストの方々と一緒に紹介していきます。初めに紹介するのはもちろん彼。この作品の主人公の「キノ」です。彼って紹介しましたが、一応これでも女の子。

ボーイッシュでかわいい見た目ですが、パースエイダーの名手でありその腕はピカイチ。師匠からは直々に「天才」と評されるほどのガンファイターです。また、とっても健啖家で、作中でもよく食べている様子の描かれる食いしん坊。けれど、そこがかわいい! いっぱい食べる君が好き。ただし、ポイズンクッキングの使い手なので注意

ボーイッシュな悠木さんの演技がたまらない

ちなみに現在は「キノ」と名乗っていますが、本名は別にあって「×××××」と作中には描写されています。キノの故郷近辺でよく咲く花の名前で、少し文字を変えると悪口になるそうですが、詳しいことは不明。実は作中のある国で登場した少女と同じ名前なのでは? と、ファンの間では考察されていますが……。

そんなキノを新アニメで演じる声優は「悠木 碧」さん。かわいい声のキャラを演じることの多い悠木さんですが、キノでは一転ボーイッシュ。その演技力もさることながら、旧キノとかなり似ており、その声は旧アニメファンも必聴。まさに2代目キノ役に相応しい、本当に素晴らしい演技っぷりです。いやホント、たまらないっす。

こちらの記事もオススメ!

エルメス(CV:斉藤壮馬)

モトラド(※二輪車。空を飛ばないものだけを指す)のエルメスはおしゃべりなキノの相棒です。二輪だけど喋れます。喋れるどころか知識もとても豊富で、その頭脳は図面を見るだけでマスドライバーの構造さえ理解できるほど。探知にも長けているのか、旅の途中ではよくキノに人の接近などを知らせています。

ただし、そんなに頭がいいのに、何故かしょっちゅう変な言い間違えをしてキノを困惑させていたり。そんなエルメスの声優を務めるのは斉藤壮馬さん。2014年の『アカメが斬る!』タツミ役で主演デビューを果たしてからは、以降様々な作品で主演級のキャラクターをいくつも演じている今ノッテいる声優さんです。

こちらの記事もオススメ!

シズ(CV:梅原裕一郎)

基本的にそんなキノとエルメス2人を主役にして描かれているキノの旅。しかし、彼ら以外にもちょくちょく話のメインを務める準主役的なキャラクターたちがいます。その1人が上記の彼、シズさんです。緑のセーターを着た青年で、ある複雑な経緯で故郷を失い、バギーで旅をしています。

変態ストーカーではありません。ロリコンでも……多分、ないです。もちろん、サモエド仮面とは何の関係もありません。キノ本編(あらすじ除く)では基本的に好青年です。風評被害です。そんなシズさんの声優は梅原裕一郎さん。彼も、2013年のデビュー以降活躍を続ける新進気鋭の声優さんです。2016年には第10回声優アワードで新人男優賞も受賞しています。

陸(CV:松田健一郎)

そんなシズさんの相棒は言葉を話すサモエド犬の陸。いつも笑っているような可愛らしい顔をしていますが、これは生まれつきで本当に笑っている訳ではないのだとか。また、かわいい見た目に反して、その思考は意外とダンディ。原作ではシズさんが主役のお話で、基本的に語り部を務めています。どこまでもシズさんのお供をする忠犬です。

そんな陸の声優は松田健一郎さん。アニメだけでなく、吹き替えなど多方面で活躍している声優さんです。ちなみに、余談ですが前作では大塚芳忠さんが声優を務めていました。その愛嬌のある姿から発せられるダンディボイスで、当時話題になったりならなかったり。新アニメでは果たして……。

師匠(CV:Lynn)&相棒(CV:興津和幸)

キノの師匠。その若き日の姿で、長い黒髪が素敵な女性です。キノの師匠というところからも分かる通り、凄腕のパースエイダー使い。各地を旅し、お金を稼いだり稼がなかったり、ただ働きしたりしながら大暴れしています。彼女が主役を務めるお話は、基本的にドンパチ騒ぎになるのはご愛敬。声優は「Lynn」さん。

そんな彼女の相棒。少し背の低いハンサムな男。何やかんやあって師匠と一緒に旅をしています。色々と荒い彼女に振り回される苦労人。――に見せかけて、この人もこの人ですごい人。パースエイダーの扱いにとても長けています。彼の愛用しているパースエイダーの1つが「ある人物」のものと酷似していたりいなかったり。声優は「興津和幸」さんです。

こちらの記事もオススメ!

2期との違いは?キノの旅アニメ1期をエピソードおさらい

1期エピソード一覧

このようにキノの旅には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。そのほか、アニメには新キャラクター等も登場する予定なので、ぜひチェックしてみてください。そんな魅力的な新キノの旅なのですが、旧アニメのキノもとても素敵な作品でした。なので、この項目では少しだけそんな旧アニメのをおさらいしつつ、2期との違いについて紹介していきたいと思います。

旧キノの旅アニメで放送されたのは「人の痛みが分かる国」「人を喰った話」「予言の国」「大人の国」「レールの上の三人の男」「コロシアム前後編」「魔法使いの国」「本の国」「機械人形の話」「彼女の旅」「平和な国」「優しい国」の全13話。異なるエピソードも多いですが、「優しい国」や「大人の国」は新アニメ版の方でも作成が決定しており、注目していきたいです。

新キャストと旧アニメの関係

更に、新版と旧版では当然ながらキャストが全く異なります。キノ役は「前田愛」さん。エルメス役は「相ヶ瀬龍史」さん。どちらの方も本業は俳優さんです。旧キノでは声優以外にも俳優さんや子役なども積極的に起用していたんです。

ちなみに、実は当時小学生で子役だった悠木さんもキノの旅に出演しており、なんとこれが彼女のデビュー作。更に、演じたキャラクターは「キノ」というキャラクターと深いかかわりのある13話「優しい国」の「さくら」ちゃん。そんな彼女が新アニメの「キノ」を演じることには本当に感慨深いものを感じます。

新アニメのOPとEDを務めるのは「やなぎなぎ」さん

そんな新アニメのOPとEDを務めるのはどちらも「やなぎなぎ」さん。タイトルはオープニングテーマ「here and there」で、エンディングテーマ「砂糖玉の月」となっています。やなぎなぎさんは、あの夏で待ってる』のエンディングテーマ「ビードロ模様」でメジャーソロデビューを果たしたシンガーソングライターです。

透明感のある綺麗な歌声が魅力的で、曲調もキノの旅の世界観にとてもよくマッチしています。特にキノの旅は時々話がエグイので、そんな話を見た後はやなぎなぎさんの美しい歌声で、ぜひ癒されたいです。

こちらの記事もオススメ!

キノの旅は漫画版も魅力的

キノの旅 the Beautiful World(郷)

更にキノの旅は現在、新アニメとともにコミカライズ企画も進行中です。しかも、2作品が同時進行! こちらの漫画版も大変魅力的なので、紹介したいと思います。ちなみに、長年連載されているキノの旅なのですが、意外なことにこの2つが初コミカライズなんだそう。

ということで、まずはこちらの「郷」さんが作画を務めるキノの旅から。1巻では早速名作の「人を殺すことのできる国」と「優しい国」などを担当。郷さんはガンに詳しい方らしく、こちらのコミカライズではアクションが映える話を中心に行っていく予定のようです。かわいい絵柄のキノが魅力的な作品になっています。

キノの旅 the Beautiful World(シオミヤイルカ)

こちらは「シオミヤイルカ」さんが担当しているコミカライズです。こちらでは、1話で早速「大人の国」を掲載した後は「人の痛みが分かる国」「レールの上の三人の男」と、オーソドックスに初期近辺の作品から順番に漫画化していくとのこと。

作画、コマ割り諸々とても巧みな上、心理描写も大変綺麗。イルカさんの個性を混ぜつつ、キノの旅としても完成度の高い、とても素晴らしいコミカライズになっています。ちなみに1巻では口絵部分のカラー見開きに原作者文章書き下ろしの「あるif」エピソードが挿入されており、こちらは必見です。

新アニメ化される「キノの旅」から目が離せない!

そんなキノの旅の新アニメは2017年10月から公開されています。1話では早速「人を殺すことができる国」が放送されました。旧アニメの放送された2003年から映像技術もとても進歩し、作画も綺麗で大変完成度の高いアニメーションになっています。

そして、何より悠木さんの演じるキノがカッコカワイイ! 旧さくらちゃんが新キノを演じてくれているだけで、本当に幸せです。そんなキノの旅からまだまだ目が離せません。――ということで、新アニメ版『キノの旅』の魅力についてでした。

こちらの記事もオススメ!

キノの旅XXI the Beautiful World (電撃文庫)
時雨沢 恵一
KADOKAWA (2017-10-07)
売り上げランキング: 31
キノの旅1 the Beautiful World (電撃コミックスNEXT)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2017-10-07)
売り上げランキング: 904
キノの旅 the Animated Series 上巻(初回限定生産)(多数決ドラマ特典Blu-ray付)
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (2017-12-22)
売り上げランキング: 485

ログインするとポストをお気に入り登録できるようになります

Twbird twitterで登録•ログイン

登録すると、 利用規約 および プライバシーポリシー に同意したことになります。

閉じる

このポストに関連するタグ

コメントを投稿する Fessan rotated

1004427
1
Fessan white 上に戻る