2017.10.23.Mon. 1ヶ月前 SAI

【いぬやしき】犬屋敷壱郎の戦いと人生を振り返る!異色のヒーローの最後は…

心優しきおじいちゃんヒーロー!『いぬやしき』は犬屋敷壱郎の心温まるストーリー。

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『犬屋敷壱郎』とは?

妻と高校生の娘、中学生の息子がいる58歳だが、娘の友達に「おじいちゃん?」と聞かれるほど、白髪に皺だらけの老け顔の冴えないサラリーマン。なぜかほぼ常に小刻みに震えている。正義感は強いが温厚かつ内向的な性格で、やや卑屈な面もある。社会から疎外されたような人生を歩み、最愛の家族からも疎まれ、やるせない日々を過ごす。理不尽な目に遭っている人を見ると怒りに燃えるが、それと同時に自分が無力という現実に耐えるしかなかった。追い打ちをかけるかのように健康診断で胃ガンが発覚、余命3か月と宣告され絶望する。愛犬・はな子との散歩中に非常に小さな宇宙人の事故に巻き込まれて死亡、兵器ユニットを搭載された機械の身体として蘇る。日常の中で自身の異常に気付き、機械の身体となったことを知ると自分の存在意義に悩むが、ホームレス狩りを行う少年達を撃退、ホームレスに感謝され自分が生きている人間であることを実感する。

出典: ja.wikipedia.org
『いぬやしき』の主人公・犬屋敷壱郎は老け顔のどこにでもいるサラリーマン。いつも弱気でプルプルしている犬屋敷は、家族からも会社でも舐められる日々・・・。一念発起して買った一軒家ですら「小さい」と家族にバカにされてしまう始末。

そんな冴えない中年・犬屋敷さんですが、優しい心と強い正義感の持ち主!気の弱さゆえに永遠に眠ったままかと思われた正義の心は、宇宙人によって機械の身体に改造されたことをきっかけに開花し始めます。

燃料は水のみの、不死身の体を得た犬屋敷さん。手に入れた大いなる力を人助けのために使い、感謝されることで生きる意味を実感する・・・機械になって失った生きる実感の代わりに、人を助ける喜びを得た犬屋敷さん。人の幸せを自分の幸せと感じることができるハートフル・ヒーローなのです!

『いぬやしき』あらすじ

息子ですら「うちはホビット族」と卑屈になってしまうほどの冴えない中年・犬屋敷壱郎は、あるとき胃がんの診断を受けます。余命は3か月・・・家族に打ち明けることもできぬまま、愛犬・はな子と散歩に出かけ、一人思い悩んでいました。

その時出会った高校生・獅子神皓(ししがみ ひろ)とともに、宇宙船の事故に巻き込まれ死亡してしまいます。事故を隠蔽したい宇宙人は、2人を生前の記憶はそのままにロボットとして甦らせます。最初は何も気が付かず日常生活を送っていた犬屋敷さんですが、なんだかいつもと違う・・・。

身体の違和感から一度死んで機械になったことに気が付きます。機械になった自分は何者なのか・・・このまま家族と一緒にいていいのか。自分の存在意義について思い悩む犬屋敷さん。やがて、人助けで存在意義を実感できると気が付くのでした。

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『犬屋敷壱郎』の魅力1:声優は小日向文世!

主人公・犬屋敷壱郎の声を務めるのは俳優としても有名な小日向文世さん!ドラマや映画ではちょっとおとぼけたオジサン、時には冷徹な役もこなす様々な顔を持った俳優さんです。

犬屋敷さんの声を演じる小日向さんは、どちらかというとオトボケ要素が強く思います!犬屋敷さんの弱気なところや、心優しい性格が表現されています。役に入り込んだいつもより少し低い声色が、最初は小日向さんだ気が付きませんでした。

常に全力で一生懸命な犬屋敷さんが、動いて話している様子がなんだか可愛くて癒される・・・。心温まり、そして笑い泣きしてしまう、そんなアニメ『いぬやしき』となっています!

『犬屋敷壱郎』の魅力2:ビックリ!体がロボットに

はな子との散歩から帰って以来の身体の違和感・・・最初は戸惑いながらも日常を送っていた犬屋敷さんですが、この違和感の正体が決定づけられる瞬間が来ます。体が開いて、食べたものがそのまま噴出してきたのです!人間でくなってしまったことに絶望する犬屋敷さん。

そんな絶望する気持ちもよそに、いつも通りの家族・・・「犬屋敷壱郎でないなら、家族を養う必要もない」絶望の赴くままに自棄になった犬屋敷さんは、はな子を連れて家を出てしまいます。

ロボットになることで得た力

家を出て向かった先は、宇宙船の事故現場。手がかりは見つけることはできませんでしたが、その時一緒にいた獅子神も同じような体になっているのでは・・・と気が付きます。「あの若者に会いたい」そう思うもどうすることもできない犬屋敷さん。

公園で物思いにふけり不意に耳に障ると流れ込んでくる無数の人々の声・・・!そしてホームレスの男が若者に襲われていることに気が付いた犬屋敷さんは、男を救うべく若者に立ち向かうのでした。

若者の猛攻により意識を失ってしまいますが、ロボットの体はオート攻撃機能がある模様。無数の光る触手は若者を戦闘不能にし、TVやWeb上にホームレス狩りをする様子がアップされます。犬屋敷さんは無敵の体をもって生まれ変わったのです!

『犬屋敷壱郎』の魅力3:能力は人のために使う・・・感動の人助け

僕は人間だ・・・体は死んでも生きていた心

これから生きなおそうとしているところを若者に襲われ、死を覚悟したところを犬屋敷さんに助けられたホームレスの男。身を呈して助けてくれた犬屋敷さんにこれ以上ない感謝の言葉を贈ります。

笑顔で男を見送った後、泣き崩れる犬屋敷さん・・・目に浮かんでいたのは、うれしさのあまりこぼれた涙でした。自分が人を救えたこと・・・人を救ったことで、生きる実感を得ることができたこと。「これからは1人でも多くの命を救おう」そう決意して、家族の待つ日常へと帰るのでした。

暴力や火事・・・困っている人の声を聞きひっそりと人助けにいそしむ犬屋敷さんが「よかった」といって微笑む姿に温かい気持ちになります!そしてついに、少女の叫びを聞きつけた先で獅子神と再会。ロボットの体を利用し殺人をしている獅子神に心を痛めた犬屋敷さんなのでした。

犬屋敷のブレイン・安堂直行

病院をめぐり難病の患者を次々に治療ていく犬屋敷さん。そのニュースを目にした安堂は、犬屋敷と接触し、獅子神を止めるために協力したいと申し出ます。

「自分がバケモノだと認めたく無いから人助けをしているだけ」強大な力を有しながらも謙虚に人を助ける犬屋敷に感動した安堂は、一生をかけて犬屋敷に協力をすることを決意します。獅子神の能力を知る安堂の助力あって、犬屋敷さんはパワーアップを遂げるのでした。

アシスタントとなった安堂は、犬屋敷の人助けにも同行します。子どもの病気を治す犬屋敷を見た安堂は感動のあまり号泣!!思わずもらい泣きです・・・。いつもチワワのように震える犬屋敷さんが一生懸命な様子が、より一層の感動をまきおこすのです・・・!

『犬屋敷壱郎』の魅力4:宿敵獅子神!進化する戦闘

獅子神がおこした飛行機のテロにより、犬屋敷さんと獅子神の直接対決が幕を切ります。ロボット同士の戦闘は大迫力!お互い全力でぶつかり合いますが、先にエネルギーである水が切れた獅子神の隙をついて犬屋敷さんは獅子神を破壊するのでした。

しかし、獅子神は落下した先で燃料である水を得て生き延びます。再び安堂のもとに姿を現す獅子神ですが、人殺しの獅子神を安堂は受け入れませんでした。「前のように漫画を読んだりしたかっただけ」そう言って悲しそうに立ち去るのでした。

『犬屋敷壱郎』の魅力5:家族思い・・・決死の愛娘救出

獅子神のおこしたテロにより事故に巻き込まれていた犬屋敷の娘・麻理。犬屋敷は、獅子神を破壊したあとすぐに娘のもとに駆け付けます。しかし、すでに麻理の息はありませんでした。麻理との思い出が走馬灯のように駆け巡ります。

泣きながら懸命に麻理の蘇生を試みる犬屋敷さん・・・この必死の蘇生が功を奏し、麻理は息を吹き返すのでした。麻理の無事を確認後、テロに巻き込まれた人々を救うべく犬屋敷さんは飛び立つのでした。

『犬屋敷壱郎』の厳選名言!

この時のために僕は機械になった

獅子神が起こしたテロの被害は甚大。しかし、犬屋敷さんがけが人を次々と治療したおかげで、被害は最小限に食い止められました。人々を次々に救う犬屋敷さんは「神」と呼ばれるようになります。

58年生きてきて、なぜ人の命が大切に思えるのか、曲がったことが許せないのか・・・「この時のために僕は機械になった」。気弱な性格が災いして、正義感だけが先走りもどかしい人生を歩んできた犬屋敷さん。ようやく使命を全うできることに涙を流すのでした。

ホビットでも自分が好きだよ

いじめを受け、立ち向かうこともできずみじめな日々を送っていた犬屋敷の息子・剛史。帰りがたまたま父と一緒になり、交通事故でけがをした少女を蘇生させる場面を目の当たりにします。

「僕も機械になって褒められたい」そういう剛史に犬屋敷さんは言います。機械になった少年は人を殺すことに、僕は人を救うことに使った。これは僕の生まれ持った性質なんだ。僕は弱かったし、背も低かったけど、別にそれでよかった。「ホビットでも自分が好きだよ」

どこか卑屈になっていて、父との間に合った心の壁。わだかまりが解けた感動のシーンです!そして、これまでただ災難に身を任せるだけだった剛史に、立ち向かう勇気を与えるのでした。

人類を救ったかっこいいおじいちゃん戦士・『犬屋敷壱郎』!

獅子神という脅威が去った後、隕石の衝突により人類が滅びることが確定すると、人々は己の欲望の赴くままに行動するようになり、世界は無法地帯と化します。犯罪がはびこり、死体が転がっている・・・そんな世界をも救おうと、犬屋敷さんは安堂と共に隕石に挑みます。

しかし、巨大な隕石はびくともしません。「滅びるのが人類の運命。家族と一緒にいてあげて」そう安堂が言っても必死で犬屋敷さんは隕石を破壊しようとします。絶望に暮れそうになったところに現れたのは、なんと獅子神。「俺が自爆すれば起動が変わって助かる。安堂としおんには死んでほしくない」

腕のない獅子神は、目の奥にある自爆スイッチを犬屋敷に押すように頼むのでした。獅子神の自爆によって隕石は砕けましたが、その破片が地球に降り注ごうとしていました。それを破壊するために犬屋敷さんもまた、自爆して世界を救うのでした。

犬屋敷さんが救った世界

滅亡を免れた人類は、いつもと変わらない日々を取り戻していました。表向きには「アメリカの核爆弾が隕石にひびを入れた」となっており、犬屋敷さんを獅子神の活躍を知るのは身内だけ。身を呈して守った人類は相変わらず自分勝手で無関心、平気で人を傷つけるやつもいます。

それでも「自分の命と引き換えに家族だけは助けて」そう願った人々の思いは本物。人々の思いを一身に背負い、自分の家族も守ることができた。きっと犬屋敷さんは本望だったことでしょう。全ての人に平等に注がれた犬屋敷さんの慈愛の心は、犬屋敷さんに関わった人たちの心に奇跡を起こしたのでした。


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