2018.03.06.Tue. 2ヶ月前 みる

『文豪ストレイドッグス』の名言&名シーン20選!生きる理由を求め抗う迷い犬達の生き様!

2016年にアニメ化され、2018年3月には映画化もされた大人気漫画『文豪ストレイドッグス』。迷い、足掻き、生きる理由を探す『文豪ストレイドッグス』のキャラクター達の名言&名シーンをベスト20まで紹介!単行本第14巻までのネタバレ注意だ!

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目次

• 『文豪ストレイドッグス』の名言&名シーンをセレクション!
• 『文スト』名言&名シーン第20位:第8話より与謝野晶子
• 『文スト』名言&名シーン第19位:第28話よりジョン・スタインベック
• 『文スト』名言&名シーン第18位:第50話より森鴎外&エリス
• 『文スト』名言&名シーン第17位:第56話より江戸川乱歩
• 『文スト』名言&名シーン第16位:第35話より芥川龍之介
• 『文スト』名言&名シーン第15位:第14話より芥川龍之介&樋口一葉
• 『文スト』名言&名シーン第14位:第28話よりルーシー・モード・モンゴメリ
• 『文スト』名言&名シーン第13位:第24話より谷崎潤一郎
• 『文スト』名言&名シーン第12位:第25話より太宰治
• 『文スト』名言&名シーン第11位:第36話より中島敦&芥川龍之介
• 『文スト』名言&名シーン第10位:小説版「太宰治の入社試験」より太宰治
• 『文スト』名言&名シーン第9位:第36話より太宰治&芥川龍之介
• 『文スト』名言&名シーン第8位:第36話より中島敦&泉鏡花
• 『文スト』名言&名シーン第7位:第46話より太宰治
• 『文スト』名言&名シーン第6位:第8話より泉鏡花
• 『文スト』名言&名シーン第5位:第31話より太宰治&中原中也
• 『文スト』名言&名シーン第4位:第53話より中島敦&芥川龍之介
• 『文スト』名言&名シーン第3位:第36話より太宰治
• 『文スト』名言&名シーン第2位:第12話より中島敦
• 『文スト』名言&名シーン第1位:小説版「太宰治と黒の時代」より織田作之助
• 映画で新たな名言&名シーンが誕生?『文豪ストレイドッグス』に今後も注目!

『文豪ストレイドッグス』の名言&名シーンをセレクション!

朝霧カフカ・春河35による「文豪ストレイドッグス」は、名だたる文豪の名前を持つキャラクター達による異能力バトルアクション漫画だ。アクションだけではなく、生きる理由や価値を求めて足掻くキャラクター達の姿が魅力的な作品である。

今回はそんな『文豪ストレイドッグス』の名言&名シーンを第20位までセレクション!キャラクター達の生き様が表れた必見の感動シーンや名場面、名言の数々をとくとご覧あれ!

『文スト』名言&名シーン第20位:第8話より与謝野晶子

「命を大事にしない奴はぶッ殺してやる」

第20位は与謝野晶子より、「命を大事にしない奴はぶッ殺してやる」。死を実験だと宣う梶井基次郎に向けて放たれた強烈な言葉だ。医者であり、多くの死を見てきた与謝野にとって、命の喪失である死を軽んじた発言は何よりも許しがたかったのだろう。

与謝野の異能力「君死給勿(キミシニタマフコトナカレ)」は、あらゆる外傷を治癒させるという医者としてこの上ない能力だ。しかしそれでも、「妾達医者が凡百手を尽くしても患者の命は指の間から零れ落ちる」という与謝野の台詞通り、死人を蘇らせることはできない。与謝野の医者としての矜持や覚悟が感じられる名言だ

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『文スト』名言&名シーン第19位:第28話よりジョン・スタインベック

「神様は居るよ」「でも君を愛してはいない」

第18位はジョン・スタインベックより、「神様は居るよ」「でも君を愛してはいない」。望んで生まれ持ったわけでもない異能のせいでどうして自分がこんな目にならないのかと泣き叫ぶ夢野久作への残酷な言葉だ。

夢野の異能とスタインベックの異能のコンボによって、横浜を焼却させる作戦に出た組合(ギルド)。そのために、スタインベックは自らの異能でまだ幼い夢野を拷問する羽目になった。

この言葉は、夢野に向けられたものでありながら、スタインベック自身にも言い聞かせているものなのかもしれない。スタインベックは、「神様は夢野を愛していない」とすることで、子どもを拷問する自分に耐えていたのだろう。スタインベックの諦念が垣間見える言葉だ

『文スト』名言&名シーン第18位:第50話より森鴎外&エリス

異能・エリスと鴎外との強い繋がり

第18位は森鴎外とエリスの名シーンだ。武装探偵社社長・福沢諭吉と、ポートマフィア首領・森鴎外は、「共食い」の異能に掛けられ、どちらかが死ななければどちらも死んでしまう状況に陥った。

組織間での大規模抗争を回避するために、福沢と鴎外は一対一で勝負をつけた。かつて「銀狼」と呼ばれた剣の使い手・福沢と、鴎外の異能「ヰタ・セクスアリス」による異能生命体・エリスとの勝負は、福沢がエリスを斬り決着がつく。異能であるエリスは、鴎外に「ごめんリンタロウ……先に向こうで待ってるね」と言い残して消え去った

異能生命体であるエリスは、厳密には死ぬことはない。喋っている言葉や態度は鴎外が設定したものだ。しかしこのシーンを見ると、エリスにも意志があるように感じられる鴎外にとってエリスがただの異能力ではないと分かる名シーンだ。

『文スト』名言&名シーン第17位:第56話より江戸川乱歩

「一般人は異能には勝てない」「それでも僕は君を倒す」「何故なら――仲間が僕を無敵だと思っているから」

第17位は江戸川乱歩より、「一般人は異能には勝てない」「それでも僕は君を倒す」「何故なら――仲間が僕を無敵だと思っているから」。異能力「完全犯罪」により、犯罪の証拠を隠滅した小栗虫太郎に対しての乱歩の台詞だ。

乱歩は人並み外れた推理力を持つ一般人だ。自身の力が異能だと信じ、頑なに自分が一般人であると認めようとしなかったときの乱歩であれば、虫太郎に敗北することは必至だっただろう。

しかし乱歩は、自らの現実と向き合い、その上で推理を超えて、人の心に付け入る操心術を身に着け、虫太郎に勝利した。すべては乱歩を探偵社の大黒柱だと慕う仲間と、乱歩に居場所をくれた福沢のためだ。この名言には、そんな乱歩の成長と仲間への想いが込められている

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『文スト』名言&名シーン第16位:第35話より芥川龍之介

「苦しめる過去の言葉と貴様は本質的に無関係だからだ」

第16位は芥川龍之介より「苦しめる過去の言葉と貴様は本質的に無関係だからだ」。「誰も救わぬお前に生きる価値などない」という言葉に苛まれ続けてきた中島敦に、「あの記憶から逃げたいと思うことは下らないか?」と聞かれたときの芥川の答えだ。

過去に敦の生きる価値を否定した言葉は、孤児院の院長が勝手に決めつけただけであって、敦自身とは実質何の関係もない。敦と正反対であり、己が見つけた己が生きる意味に向かって日々邁進している芥川だからこそ言える名言であろう。過去の言葉に苦しめられる読者にも救いとなる一言だ。

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『文スト』名言&名シーン第15位:第14話より芥川龍之介&樋口一葉

樋口が報われた瞬間

第15位の名シーンは、芥川が自身の手を借りてくれたことに、彼を慕う部下・樋口一葉が涙する場面だ。自他ともに「マフィアに向いていない」と認める樋口がそれでもマフィアを辞めないのは、恋慕する芥川の傍に居るためだ。

芥川は太宰に認められるためならば己が身を顧みず、無茶な作戦も平気で実行した。樋口はそんな芥川の力になりたいと手を伸ばし続けていたのだが、長らくその手が取られることはなかった。どころか、「お前の助けなど要らぬ」と払いのけられる始末だ。

このシーンは、攫われた芥川を助けに来た樋口が伸ばした手に、芥川がようやく応えてくれた場面なのだ。樋口から顔を背けつつ「済まんな」と礼を言う芥川と、涙を滲ませて「仕事ですから」と答える樋口に、感動した読者も多いだろう。

『文スト』名言&名シーン第14位:第28話よりルーシー・モード・モンゴメリ

「生きて――いつかここから救い出して」「待ってるから」

第14位の名シーンはルーシー・モード・モンゴメリより、「生きて――いつかここから救い出して」「待ってるから」。敵対組織である敦を白鯨(モビーディック)から逃がす際、敦に向けたモンゴメリの台詞である。

モンゴメリは自分の異能による異空間においては無敵だ。モンゴメリは、アンの部屋に居れば安全だからと、組合を裏切り敦を助けた。しかしそれは、モンゴメリが部屋の中から永久に出れないことを指していた。

それを指摘した敦を、モンゴメリはこう言って送り出したのだ。ヒロイン・泉鏡花も真っ青のヒロインぶりに、この台詞でモンゴメリに惚れた読者も多いだろう。ちなみにモンゴメリは、組合がアンの部屋に対策を打っており、裏切れば自分が危険だということを知っていた。それでも敦を送り出すため、敢えて嘘をついたのである

『文スト』名言&名シーン第13位:第24話より谷崎潤一郎

「それがナオミの為ならボクは喜んで世界を焼く」

第13位は谷崎潤一郎より、「それがナオミの為ならボクは喜んで世界を焼く」。谷崎の妹・ナオミが、探偵社に対する人質として組合に攫われそうになったときの谷崎の台詞だ。

谷崎にとってのナオミは、道徳やモラルなどといったものよりも次元が上で、何かと較べることさえ烏滸がましい神のような存在だ。普段は行き過ぎた兄妹愛の被害者役といってもいい谷崎だが、ナオミの命が絡むと途端に豹変する。

道徳観のある探偵社に在っても、谷崎の優先順位は道徳でもモラルでもなく、妹のナオミなのだ。ナオミを傷つける者を決して許さず、悪になろうともエゴであろうともナオミを守るという谷崎の覚悟が表れている名言である

『文スト』名言&名シーン第12位:第25話より太宰治

「自分を憐れむな」「自分を憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ」

第12位は太宰治より、「自分を憐れむな」「自分を憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ」。夢野の異能に操られて仲間であるナオミや春野を傷つけてしまい、「僕は居ちゃいけなかったんだ」と泣き嘆く敦への名言だ。

普段敦に対しては飄々としながらも温厚な太宰が珍しく敦の頬を張った後の言葉ということもあり、太宰の心からの助言だと分かる。孤児院での凄惨な生活から、自分に生きる価値を見出していなかった敦は、この言葉をどのように受け取っただろうか。多くの読者にとっても胸に響く言葉だったに違いない。

また、この名言は言葉自体が胸に響くと同時に、太宰という人間の本質をも考察させる名言だ。太宰も自分を憐れんでいたのか?あるいは今も終わりなき悪夢から覚めていないのか?心中を掴めない太宰の本質が一部垣間見える言葉である。

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『文スト』名言&名シーン第11位:第36話より中島敦&芥川龍之介

敦と芥川の初共闘・月下獣羅生門虎叢!

第11位の名シーンは、組合の長、フランシス・スコット・フィッツジェラルドを倒すにあたって、敦と芥川が初めて共闘したシーンだ。第1巻で初対峙し、第3巻で初めて戦ってから互いに互いを許せず、そして第9巻で初めての共闘という熱い展開である。

最初は各自でフィッツジェラルドに向かっていったふたりだが、横浜がいよいよ危ないとなって共闘し始める。敦がフィッツジェラルドに殴り飛ばされあわや落下となった瞬間に、芥川が異能力「羅生門」によって、空中の敦に道をつくり助けたシーンには、多くの読者が手に汗握らせた。

最大の見どころは、「月下獣羅生門 虎叢」。敦の腕を芥川の「羅生門」で補強し、パワーを何倍にも膨らませる技だ。速度とタフネスを持つ近距離戦闘系の敦と、中・後衛で真価を発揮する芥川の見事なコンビプレイである

『文スト』名言&名シーン第10位:小説版「太宰治の入社試験」より太宰治

「正しさを求める言葉は刃物だ。それは弱者を傷つけこそすれ、守り救済する事は出来ない」

第10位は太宰治より、「正しさを求める言葉は刃物だ。それは弱者を傷つけこそすれ、守り救済することは出来ない」。2年前、理想の世界を希求する国木田に対して吐かれた太宰の言葉だ。

法で裁かれぬ犯罪者を犯罪行為によって裁くテロリスト・蒼王。その恋人・佐々城信子は、志半ばで死ぬことになった蒼王の代わりに、彼の断罪リストにあった犯罪者たちを滅ぼしていった。最期には、蒼王の自爆に巻き込まれ亡くなった父を持つ田口六蔵によって、佐々城は撃たれ死ぬ。

本当は人を殺したくなどなかったはずの佐々城が死ぬことが理想のはずがないと、国木田は苦しむ。黒社会に居た太宰だからこそ、そんな国木田を励ますわけでも責めるわけでもなく、この「正しい」言葉を掛けるのだ。アニメ版では多少の変更があるが、読者や視聴者の胸に刺さる名言だ。

『文スト』名言&名シーン第9位:第36話より太宰治&芥川龍之介

ついに太宰が芥川を認める!

第9位の名シーンは、ついに太宰が芥川を認めたシーンだ。芥川は太宰に拾われてポートマフィアに入った。太宰は芥川を一切甘やかすことなく、むしろ理不尽だというレベルで芥川に過酷な訓練と冷たい言葉を浴びせ続けていた

そして4年前、太宰は芥川の力を認めないまま姿を消した。芥川の太宰への承認欲求は凄まじく、太宰が居ない4年の間にも芥川は戦果を上げ続けた。再会してから太宰は新しい部下・敦を持ち上げるだけで、依然芥川を認めようとしない。読者から見ても、芥川はかわいそうになるくらい太宰に囚われていた

その芥川が、組合の長、フィッツジェラルドを倒した後、とうとう太宰に認められたのだ。「強くなったね」という簡単だが芥川が求めてやまなかった言葉に、多くの読者が芥川に「おめでとう」と言いたくなった名シーンである

『文スト』名言&名シーン第8位:第36話より中島敦&泉鏡花

身を挺して横浜を守ろうとした鏡花

第8位は、自分を犠牲に横浜を救おうとする鏡花と、そんな鏡花を止める敦の名シーンである。組合の空飛ぶ拠点・白鯨の墜落によって、横浜に危機が迫る。35人殺しの殺人犯として無人機に拘束されていた鏡花はそれを知り、無人機を白鯨にぶつけて街に落ちるのを防ごうとした。

命を犠牲にして皆を助ければ、黒い本質を持つ自分もきっと名実ともに探偵社員になれる。ならば何も惜しくはないと、鏡花は覚悟を決めていた。敦はそんな鏡花を必死に止めるが、鏡花の決心は固く、彼女は白鯨に無人機をぶつけ、街を救った。

鏡花の「敦と同じ人を救う側に立ちたい」という並々ならぬ覚悟と、敦が鏡花をどれだけ大事に思っているかが分かる名シーンだ。ちなみに鏡花は無事であり、鏡花の姿を見た敦が思わず彼女を抱きしめるシーンも、名場面といえるだろう。

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『文スト』名言&名シーン第7位:第46話より太宰治

「確かに人は皆罪深く愚かだ」「だからいいんじゃあないか」

第7位は太宰治より、「確かに人は醜くて愚かだ」「だからいいんじゃあないか」。人は罪深く愚かだ、だから誰かがその罪を浄化しなければならない……そう宣うドストエフスキーに対する太宰の言葉だ。

「魔人」と言われるほど狡猾で隙のない頭脳を持つドストエフスキーと太宰は、思考がよく似ている。同類であるふたりだが、罪深く愚かな人間に対する思いだけは異なるのだ。「人間失格」という異能力を持ち、その異能名に違わず悪魔的頭脳と欠落した倫理観を持つ太宰。そんな太宰が「人」を語るからこそ、この台詞はストレートに胸に響くのだろう

『文スト』名言&名シーン第6位:第8話より泉鏡花

「もうこれ以上一人だって殺したくない」

第6位は泉鏡花より、「もうこれ以上一人だって殺したくない」。マフィアの暗殺者である鏡花が、起爆スイッチが押された爆弾と共に列車から飛び降りた際の台詞だ。マフィアに拾われた半年間で35人もの人を殺してきた鏡花。敦に「まるで殺人機械だ」と言われたように、鏡花は自分の感情を抑えることで暗殺者としての仕事をこなしてきた。

「望みがあるなら言葉にしなきゃ駄目だ」と敦に言われた鏡花の、心からの本音がこの言葉だ。鏡花が「私の名は鏡花」「35人殺した」と繰り返していたのも、この本音を飲み込んでいたからだ。14歳の少女である鏡花が爆弾と共に列車から飛び降りたことも含めて、鏡花の押し殺してきた感情の強さと覚悟が分かる名言であり名シーンだ

『文スト』名言&名シーン第5位:第31話より太宰治&中原中也

4年ぶりの双黒復活!垣間見える互いへの信頼

第5位は、4年ぶりに復活した双黒が、組合の団員・ラヴクラフトを木端微塵に消滅させたシーンだ。かつて太宰と中原中也は黒社会最強のコンビ「双黒」として恐れられていた。組合の脅威に探偵社とマフィアが手を組むことで、ふたりは4年ぶりの共闘を果たす。

中也の異能力「汚れつちまつた悲しみに」は、重力を操る。その真髄は、周囲の重力子を操ることで、素手であらゆるものを砕き、ブラックホールまでもを出現させる「汚濁」形態だ。

中也自身は「汚濁」を操ることができないため、異能無効化の「人間失格」を持つ太宰が中也に触れない限り、中也は自滅してしまう。裏切り者であり4年ぶりに共闘する相棒・太宰に命を預ける中也と、そんな中也を見て「やっちまえ」と普段の口調と違って楽しげに語り掛ける太宰に、双黒の信頼が垣間見える名シーンだ

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『文スト』名言&名シーン第4位:第53話より中島敦&芥川龍之介

敦と芥川の二度目の共闘・月下獣羅生門黒虎絶爪!

第4位は、ドストエフスキーの部下イワン・ゴンチャロフと対峙した敦と芥川の、二度目の共闘シーンだ。異能「月下獣」によるパワーを持つ敦の身体に、芥川が羅生門を纏わせている。羅生門によって空間を削ることで、敦のスピードは瞬間跳躍が出来るほどにアップした。

しかしこれによる強さはそれだけではない。敦の虎の爪には異能自体を裂く力がある。その切断空間を芥川の羅生門によって伸長することで、物理装甲も異能による攻撃・防御も裂く力となる。この「月下獣羅生門黒虎絶爪」は、一度目の共闘よりも互いの長所を噛み合わせた技となっている

ちなみに、敦の虎の爪に異能自体を裂く力があると解説するときの芥川はどこか得意気で、中也の「汚濁」形態を解説するときの太宰とよく似ている。「双黒に代わる新しい世代のコンビ」感を感じさせた

『文スト』名言&名シーン第3位:第36話より太宰治

「”成りたいモノと向いているモノが違う時人は如何すればいい?”生き方の正解を知りたくて誰もが闘ってる」「何を求め闘う?如何やって生きる?答えは誰も教えてくれない」「我々にあるのは迷う権利だけだ」「溝底を宛もなく疾走る土塗れの迷い犬達(ストレイドッグス)のように」

第3位は太宰治より、「”成りたいモノと向いているモノが違う時人は如何すればいい?”生き方の正解を知りたくて誰もが闘ってる」「何を求め闘う?如何やって生きる?答えは誰も教えてくれない」「我々にあるのは迷う権利だけだ」「溝底を宛もなく疾走る土塗れの迷い犬達(ストレイドッグス)のように」

元暗殺者に人を救うことはできないと、自身が探偵社員になることを諦めている鏡花に対する太宰の言葉だ。太宰と鏡花はよく似ている。ふたりとも黒い才能を持ちながら、それでも光の世界に生きようとしている。

そんな太宰が鏡花に対して「先輩」として言うからこそ、この言葉は価値を持つのだ。自分の人生や生き方に迷う多くの人達の心に沁みる太宰の名言は、作品名にも表れているように、「文豪ストレイドッグス」のテーマのひとついえるだろう

『文スト』名言&名シーン第2位:第12話より中島敦

「人は誰かに『生きていいよ』と云われなくちゃ生きていけないんだ!」

第2位は中島敦より、「人は誰かに『生きていいよ』と云われなくちゃ生きていけないんだ!」。鏡花のことを人を殺さねば無価値だと断ずる芥川に対する、敦の怒りの言葉だ。

敦は幼少期から、孤児院で凄惨な虐待を受けてきた。親からも世間からも見捨てられ、「生きる価値もない」と言われ続けてきた敦。だからこそ、鏡花の生きる価値を勝手に判断する芥川のことを、敦は許せなかったのだ。

きっと敦はずっと、誰かに「生きていいよ」と言われたかったのだろう。そんな敦の心からの叫びに、自分の生を肯定してくれる存在を求める多くの読者が共感した名言である

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『文スト』名言&名シーン第1位:小説版「太宰治と黒の時代」より織田作之助

「人を救う側になれ」「どちらも同じなら、佳い人間になれ。弱者を救い、孤児を守れ。正義も悪も、どちらもお前には大差ないだろうが…そのほうが、幾分かは素敵だ」

第1位は織田作之助より、「人を救う側になれ」「どちらも同じなら、佳い人間になれ。弱者を救い、孤児を守れ。正義も悪も、どちらもお前には大差ないだろうが…そのほうが、幾分かは素敵だ」。織田作が死に逝く際、友人・太宰に最期に遺した言葉だ。

あまりに頭が良すぎるために、生きる意味を見出せず、孤独に在った太宰。織田作はそんな年下の友人に、自分も通った道を示してやる。人を殺す側だろうと人を救う側だろうと、太宰の予測を超えるものは現れない。そう断言しながら、織田作は太宰を「人を救う側」に導いたのだ。

道徳観や倫理観からではなく、「幾分か素敵だから」という理由に、織田作の太宰への理解が表れている言葉だ。「文豪ストレイドッグス」本編の太宰はこの名言によって生まれ、太宰から敦、敦から鏡花へと救済の連鎖が続いていく

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映画で新たな名言&名シーンが誕生?『文豪ストレイドッグス』に今後も注目!

生きる意味、生きる理由……人間誰しも一度は考えるテーマを冠する『文豪ストレイドッグス』の名言や名シーンは、多くの読者の心を掴んできた。今後の展開や、2018年3月より公開の映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』でも、新たな名言や名シーンが誕生することだろう。迷い犬達の生き様に、これからも注目だ。
1 ゲスト 1ヶ月前

神ですね。はいw

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