2018.04.07.Sat. 2ヶ月前 RA

【中二病でも恋がしたい!】名言&名シーンBEST20! 爆ぜろリアル! 弾けろシナプス!

TVアニメ2シリーズ、劇場版2本が展開された大人気アニメ『中二病でも恋がしたい!』。今回はその最初の作品である、2012年放送のTVアニメ第1期『中二病でも恋がしたい!』から、お馴染みの名言や隠れイチオシシーンを厳選してご紹介・・・クッ・・・両手が疼く・・・何、文字が勝手に・・・?! 静まれ・・・!

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目次

• 『中二病でも恋がしたい!』あの名言&名シーンをもう一度!
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第20位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第19位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第18位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第17位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第16位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第15位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第14位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第13位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第12位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第11位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第10位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第9位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第8位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第7位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第6位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第5位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第4位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第3位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第2位
• 『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第1位
• でもやっぱり、中二病は恥ずかしい!

『中二病でも恋がしたい!』あの名言&名シーンをもう一度!

突然だが諸君、自分の中学生・高校生時代のことは覚えているだろうか。あるいは、今まさに学生だという人もいるかもしれない。いずれにせよ、自分の歴史において、ゲームやアニメのキャラクターに憧れて真似をしてみた時期や、はたまた自分には異能が宿っていると信じて疑わなかった時期がありはしないか? そうした状態のことを、人は"中二病"と呼ぶ――。

――その中二病をテーマにしたアニメが『中二病でも恋がしたい!』だ。中二病を卒業したい主人公・富樫勇太と、現役中二病・小鳥遊六花の、スウィーティーでハートフルなエブリデイが描かれるこのアニメ、当然観たからこれを読んでいるのだろう? そんな諸君に改めて『中二病でも恋がしたい!』の物語を味わってもらうべく、私が名言・名シーンをまとめた。楽しんでいくといい・・・。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第20位

「爆ぜろリアル! 弾けろシナプス! バニッシュメント・ディス・ワールド!!」

『中二病でも恋がしたい!』といえば、やはりまずはこれだろう。唱えることで強制的に中二病世界へ突入し、妄想の中で異能を駆使して戦うことができる、小鳥遊六花オリジナルスペルだ。

初登場は第2話だが、これ以降何度も登場するうえ、何だかんだと六花以外も唱えるようになっていく。絶妙な語呂の良さで覚えやすく、破壊力もあり、さらには汎用性まで高い・・・さすがは邪王真眼といったところか。

そんな優秀な呪文がなぜ第20位かって? 有名過ぎるからに決まっているだろう。『中二病でも恋がしたい!』には、他にも名言が山ほどあるのだ。特に終盤には良いセリフが多い。最後まで読んでいってくれたまえ。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第19位

「闇の炎に抱かれて消えろ!」

小鳥遊六花の代名詞が上の呪文なら、富樫勇太の代名詞はこれだ。かつてダークフレイムマスターとして暗躍していた、もといその設定に溺れていた勇太は、この決めゼリフを多用していたようだ。

中二病を脱却したい勇太は、高校の入学式の日、誰もいないベランダでひとりこのセリフを叫び、ダークフレイムマスターと決別する・・・はずだったのだが、六花にこれを聞かれてしまったことでそうもいかなくなってしまったというわけだ。

ちなみにこのセリフは『テイルズ オブ デスティニー2』なるゲームのセリフが元ネタになっている。しかも富樫勇太の声優・福山潤は、同作の主人公・カイルの声優でもある。残念ながらカイルが言ったセリフではないのだが。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第18位

「うぅ・・・目がぁ・・・目がぁぁぁ・・・!」

「闇の炎に抱かれて消えろ!」を聞いた後、教室で勇太に話しかけた六花が、いきなり目を押さえてうずくまる。もちろん本当に痛いわけではない。「あなたを見つけるために、幾星霜(いくせいそう)の時を経て、ここに来た」などと言っているが、そんな事実もない。彼女は単に中二病なのだ。倒れ伏しながら六花は叫ぶ。「うぅ・・・目がぁ・・・目がぁぁぁ・・・!」

ところで諸君は『天空の城ラピュタ』というアニメ映画を知っているだろうか。「バルス!」でお馴染みのアレだが、そのバルスの光に目を潰された悪役・ムスカもまた、全く同じセリフを叫ぶ。そんなことを考えると、同じ第1話で六花が階上から縄を伝って降りてくるシーンも、何だかパズーとシータの出会いと重なって見えるような気もしてくる。親方! 空から女の子が!

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第17位

「闇の霊魂を共有する、魂のソウルメイツ」

六花を保健室に連れていった勇太は、六花の眼帯の向こうにある黄色い目・・・邪王真眼を見ることになる。もちろんその正体はカラーコンタクトであり、転んだ拍子に外れて「ちょっと待って今付け直す」などということにもなったりするのだが、あくまで六花は邪王真眼を貫き通す。そしてこの目を見たからには、勇太とはもう「闇の霊魂を共有する、ソウルメイツ」なのだと主張する。

これを聞いた勇太は「魂多いな・・・」と的確なツッコミを返す。ちなみに第2話で六花が自室に勇太を招いた際、「Welcome to Darkside. 混沌なるカオスへようこそ」とそれらしい決めゼリフを言うのだが、ここでも勇太は「それ、意味被ってるからな」とツッコむ。ちゃんと教えてあげる勇太の親切優しさカインドネスなワンシーン。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第16位

「お前の姉さん、猫アレルギーなのか」

「名言でも何でもないじゃないか」、そう思った人もいるだろう。しかし諸君、これは勇太による極めて正確な中二病語翻訳なのだ! 翻訳前の六花の台詞はこうだ。「不可視境界線管理局のプリーステスは、キメラの魔力により、過剰な免疫反応を起こす」――分析してみよう。

「不可視境界線」が何なのかは不明だが、これは恐らく六花自身にも分かっていない。したがってそれを管理している機関もよく分からないので無視でいい。しかしどうやら「プリーステス」とは六花の姉・十花を指すようだ。そしてキメラとは六花が拾った猫につけた名前である。

過剰な免疫反応=アレルギーだと分かれば、なるほど確かに「姉は猫アレルギー」と訳すことができる。この難解な翻訳を一瞬でやってのけるとは、さすが元ダークフレイムマスター・・・!

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第15位

「富樫くん、そういうの好きなんだねぇ」

このセリフを言う時のくみん先輩がめちゃくちゃ可愛い・・・というのはひとまず置いておこう。迷い猫を探しているという五月七日くみんを連れて六花の部屋に向かった勇太は、部屋の中でモデルガンを見つける。「モーゼルミリタリーじゃん! お前、意外と良い趣味してんな!」とはしゃぐ勇太は、つい中二病に戻り、銃を構えて乱射する(もちろん弾は出ないが)。

そんな勇太の横にちょこんとしゃがんで見上げるくみん先輩が言ったのが、「富樫くん、そういうの好きなんだねぇ」だ。我に返り顔を青くする勇太。しかしくみん先輩は決して勇太をバカにしたわけではない。ただ見守っている。そこがいい。ところで諸君は五月七日(つゆり)を初見で読めただろうか。中二病は難しい漢字に強いが、これを読めるのは選ばれし者のみだろう。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第14位

「セカンドチルドレンとサードチルドレンと同じ年デスよ・・・!」

諸君の中には新劇場版でその名を知る者のほうが多いかもしれない『新世紀エヴァンゲリオン』。その主人公は劇中でセカンドチルドレンと呼ばれ、途中から登場するドイツ人の女の子はサードチルドレンと呼ばれるが、彼らはどちらも14歳だ。つまり、「セカンドチルドレンとサードチルドレンと同じ年」とは「14歳」だと言っているのと同じなのである。

これを嬉しそうに言うのは、語尾の「デス」が中二病な、自称六花のサーヴァント・凸守早苗。好きなキャラと同じ年齢だとちょっと嬉しくなる気持ちは、正直、分かる・・・。なお、『中二病でも恋がしたい!』では、六花と凸守がヤシマ作戦の曲を彷彿とさせるセルフBGMを歌ったり、「もしかしてパターン青?!」なんてセリフがあったりと、割とエヴァネタが多く使われている。サービスサービスぅ!

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第13位

「スマ○ラでいえば、ダメージ300%といったところか」

ここまで紹介してきたように、他作品のパロディネタが少なからず組み込まれている『中二病でも恋がしたい!』。しかし、さすがに任○堂のゲーム作品名をそのまま出すのは何らかの問題ではばかられたのだろうか、第5話の当該セリフにはピー音が入り誤魔化される。なおこのセリフの主は勇太。きっとス○ブラではクラウドとか使うのだろう。当時はアイクあたりかもしれない。

ちなみにこの第5話、プール掃除をするシーンでもう一度ピー音が使われるのだが、その時のセリフは凸守の「ゲ○・ドルバ照準合わせっ!」。これは『機動戦士ガ○ダム』のネタであり、どうやら京アニはサ○ライズにも配慮したらしい。というか、エヴァどころかガン○ムまでしっかり押さえている凸守はもはや中二病とかいうレベルではない。オタクだ。ここまで来ると見習いたい。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第12位

「シュラバーは強力な結界魔法デース」

修羅場。かつて守護神同士の戦いがあった場を指す仏教用語であったそれは、現在ではもっぱら激しい闘争の場を表す語として使われている。特に、同じ人を好きになった2人同士の争いについていうことが多い。恋の炎が燃え盛るその場は第三者を一切寄せ付けず、それはさながら結界・・・そう、シュラバーは強力な結界魔法なのだ!

――画像は第7話冒頭、ダークリミテッドアンノウンシールドを装着する凸守。この後電車に乗った凸守は酔ってしまうのだが、そんな時でも耳に入ってきた「おぉ! 修羅場か!」というセリフに対して、弱々しくも即座に「シュラバーは強力な結界魔法デース・・・」と発する凸守は中二病の鑑だ。やはり凸守の姿勢は見習わねば。ふむ、まずは語尾からデスかね?

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第11位

小鳥遊家の跡地で勇太が十花と話す一連のセリフ

ここまでは『中二病でも恋がしたい!』物語前半に登場した、どちらかといえば迷言・迷シーンと表現すべきものを紹介してきたが、シリアスさを帯びる後半にこそ、名言・名シーンが多くあるといえよう。ここからはそれを紹介していきたい。

第8話。父親が突然亡くなった時、その現実を受け止めきれず中二病になった六花。そんな六花に、現実を見ろと言う十花。勇太は十花の前に立ちはだかり「分かっているから、六花はこうしているんだと思うんです」と六花をかばう。

「当たり前の言葉で、当たり前のように済ませて、それでいいのかって思ってて」――果たして、ただ目の前の現実を受け止めるだけでいいのか。一度でも妄想の世界に飛び込んでみた視聴者なら、このシーンには胸を打たれたことだろう。クッ、語るには文字数が足りない・・・!

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第10位

勇太の家に六花が泊まる一連のシーン

十花を避けてひとり合宿から帰ろうとした六花。それを追って一緒に帰った勇太だが、六花の家のロックキーが変えられていた(六花が家の鍵を忘れてきた)ため、自分の家に六花を泊めることに。しかもその日は、母も妹たちもたまたまいない。

ふたりでコンビニにおにぎりを買いに行った帰り、六花は勇太の背中を見ながら、突然「帰りたくない」と言う。ちょうど電話をかけてきた一色誠の煽りも受け、勇太は意識せざるを得なくなる。そう、今夜は六花とふたりきり――。

部屋着を貸せば「勇太の匂いがする」、寝たかと思えばテレビを観ながら「胸騒ぎがする」、その場を去る勇太に「行かないで」・・・言動はやはり中二病な六花だが、ここでは言うまでもなく恋心の芽生えが描かれている。諸君を代表して言わせてもらおう。爆ぜろリア充!

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第9位

六花が勇太に告白してからのシーン

あれだけ中二病を通してきた六花だが、いざ告白となると、その言葉は意外にも簡素にして平凡であった。遠くの橋を行き交う車のライトに見とれながら、「私、勇太のことが好き」と呟く六花。遅れを取った勇太は、わざわざ考えてきた「闇の炎に抱かれし者よ、ダークフレイムマスターと恋人の契約を結べ」といういかにもなフレーズを、一度は通りすがりの自転車に遮られながら、赤面しつつも言い切る。

恥ずかしさから顔を合わせられず、六花が勇太の背中に頭を預け、ちょっと小指を絡める。元中二病と現中二病が、まさに恋をしている。その圧倒的な甘酸っぱさには、素直に悶絶せざるを得ない。しかしその一方で、まだ全てが円満に解決されているわけではないことに、一抹の不安も覚えるシーンだ。そしてその不安は、同じ第10話のなかで膨らみ、弾ける。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第8位

「六花は十分まともです」

イタリアへの転勤予定を勇太に伝える十花。現在の住まいには代わりに六花たちの母親が来るようだが、どうやらその母親もまた父親の死以降、六花とすれ違っているらしい。「お前が言えばきっと聞く。まともになれって、お前が言えば」と言う十花に勇太が返したのが、「六花は十分まともです」というセリフだ。六花のしている眼帯は「身を守る鎧」であり、「どうしようもないモヤモヤ」から自分を守っているのだと。

六花を「まとも」にしようとする十花に二度目の抵抗を試みた勇太だったが、彼はここでも決定的な反論をすることができない。この後勇太は「眼帯、取れ」と六花に言ってしまうが、しかしここで勇太が言いたかったことにこそ、『中二病でも恋がしたい!という作品の本質が詰まっている。惜しい、惜しいぞダークフレイムマスター!

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第7位

六花が歌う『見上げてごらん夜の星を』

やはり、ふたりが付き合うには何か清算が済んでいなかったのだ。だから勇太は六花の眼帯を取らせようとするし、六花は激しく抵抗してどこかに行ってしまう。勇太と同じ元中二病、モリサマーこと丹生谷森夏は「これでよかった」と言ってくれたが、本当にそうだろうか。燃え盛るキャンプファイヤーとその前で開催されている文化祭の後夜祭を眺めながら、勇太は思案する。

その後夜祭のステージに、六花が立ち、歌う。「パパが好きだった歌だ」と十花が言うその歌は、『見上げてごらん夜の星を』。寂しげで儚いその歌声には、この時すでに眼帯の奥に邪王真眼を備えていない六花の気持ちがこもっているように感じられる。オリジナルサウンドトラックに収録されているものとは違う、本編でしか聴けない歌声。必聴だ。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第6位

中二病を脱却しようと頑張る六花

六花は眼帯を取り、それを見届けた十花はイタリアへ旅立った。六花は中二病からの脱却を目指す。単純なコミュニケーションにすら支障をきたしながらも、言葉遣いや態度を変えようとする。凸守の妄想戦闘の誘いにも応じない。これまで付き合いのなかったクラスメイトに「お友達になってください」と頭を下げる。自室の中二病グッズを片っ端から処分する。

社会的には、きっとこれで健全なのだろう。しかし、一連の描写はそれを100%は祝福しない。六花のイタい中二病的言動を見れないことで、むしろ不安になってくる。「悪いことなんてひとつもない」、そんな勇太の言葉が虚しく響く。コンビニおにぎりの包装を解いて「何か、かっこいい!」とはしゃぐ六花を見て、安心してしまう。そんな矛盾が、視聴者を苛む。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第5位

六花を引き止めるために奮闘する凸守

一方、そんな六花を元に戻そうと、凸守は必死に足掻く。「早苗ちゃん」と呼ばれることを拒否し、「バニッシュメント・ディス・ワールド」を唱えるも、中二病を「卒業した」六花にその呪文は届かない。集めてきた「魔導石」も受け入れてもらえない。

『極東魔術昼寝結社の夏』の解散を六花に宣言された時、凸守はついに泣きわめく。第11話開始時点で、六花が眼帯を取ってから3週間が経過しているという。その間ずっと、凸守は説得を試み続けてきたのだろう。表には出さなかったが、凸守も限界だったに違いない。

それでもなお凸守は諦めなかったが、ついに訴えが届くことはなく、六花は父親の墓参りに行くため――変えられない現実と向き合うため電車に乗る。妄想なんて「全部ない」と言う勇太に「分かっているデスよ!」と涙ながらに叫ぶシーンは、あまりにも残酷だ。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第4位

「結局、人はいつも何かに病んでるのかなぁって」

演劇部からの勧誘を受けて一度は行ってみるも、どうにも合わなかったらしい丹生谷。聞くと、「自分たちにしかできないものを作ろう!」「新しい時代の可能性だ!」などと言う部長が、どうにも中二病っぽく見えたらしい。ことばの定義的には中二病と呼ぶべきか怪しいにしても、中二病と同じように"特別"であることに囚われていると丹生谷は言う。

あるいは元中二病の自分や勇太もまた、"普通"の高校生というイメージに囚われているのだと。「結局、人はいつも何かに病んでるのかなぁって」――"特別"を過度に志向するのは中二病だが、"普通"を過度に志向するのはその反動でしかない。『中二病でも恋がしたい!』本編には登場しないが、高二病という造語を思い出す。人間の本質を突いたような一言だ。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第3位

過去のダークフレイムマスターからの手紙

『お前は全てを達観し、あきらめ、ただ目の前に見えるものを享受するだけの愚かな一般人になりさがっているかもしれない。そんな気配を今、俺は感じている。だからこの手紙を書いた。ダークフレイムマスターよ! だまされるな! お前には力がある! お前は闇の王、邪王によって選ばれし存在・・・。誰でもない。お前は特別なのだ』

「ただ目の前に見えるものを享受するだけの愚かな一般人」というフレーズが心に突き刺さる。現実の不条理を割り切って「愚かな一般人」になれば、人生は無難にやっていけるかもしれない。だが、本当にそれだけでいいのだろうか。大きなテーマを露呈させた『中二病でも恋がしたい!』の物語は、六花のもとへ走り出した勇太とともに、残り12分を駆け抜ける。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第2位

「俺と一緒に、リアルを変えたいと思わないのか!」

ダークフレイムマスターを演じる勇太を見て、六花は中二病になったのだという。「自分の気持ちを押し殺して何でも言うことを聞いている自分より、よっぽど素直でかっこいい」と。中二病でいる間だけ、六花は自分に素直でいられたのである。

六花の引っ越し先に辿り着いた勇太は、こう叫ぶ。「つまらないリアルへ戻るのか、それとも、俺と一緒に、リアルを変えたいと思わないのか!」・・・そう、リアルは変えられるのだ。もちろん六花の父親は生き返らないが、そうではない。

六花は不可視境界線の向こうの父親に別れを告げる。変えられない現実を受け止めるために。そして六花は再び眼帯をつける。爆ぜるべきリアルを変えるために。ここに邪王真眼は復活した。邪王真眼は最強である。ゆえにもはや、つまらない現実になど負けはしない。

『中二病でも恋がしたい!』名言&名シーン 第1位

「そう、人は一生、中二病なのだ」

大塚芳忠のナレーションで始まった物語は、大塚芳忠のナレーションで終わる。「人はときに妄言を吐き、突然変わる世界を夢想し、遠い未来を想像し、存在しない大恋愛を頭の中に描く。それは、生まれてから死ぬまで、人の中で延々と繰り返される――果てしなく繰り返される、悲しくて、恥ずかしくて、愛おしい、自意識過剰という名の病。自分という名の、避けては通れぬ営み・・・そう、人は一生、中二病なのだ

何者かになりたい・何かを成し遂げたいと思うことが中二病なら、人は生涯中二病である。そのためにこそ、人間は生きているのだから。その意味で中二病とは、避けるべき病ではなく、付き合っていくべき""なのだ。『中二病でも恋がしたい!』を通して、諸君がその"力"を手に入れることを願っている。では、さらばだ・・・。

でもやっぱり、中二病は恥ずかしい!

――ハッ?! 気がついたら、目の前にやたらとイタい記事が完成していました・・・。案外普通の文体になっているところもありましたけども、こういう中二チックな文章を自分が書いたと思うと、少し恥ずかしいですね。最後の最後で、ベランダに立つ中二病全開コスチュームの六花を見て、「でもやっぱり、中二病は恥ずかしい!」と思ってしまった勇太の気持ちがよく分かります。

とはいえ、ここまで見てきたように『中二病でも恋がしたい!』には、私たちが生きるうえで忘れてはならない大事なメッセージが込められています。理不尽な現実に負けそうになったときは、『中二病でも恋がしたい!』を観直して、また明日現実に抗いましょう。眼帯は恥ずかしいかもしれませんが、現実を変えようとするのは何も恥ずかしいことではないのですから。

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