【東京タラレバ娘】待望のドラマ化決定!公開前に単行本全6巻分の内容を一挙にご紹介します。

いよいよ2017年からドラマ化が決定した、30代以上の独身女性に人気急上昇中の漫画「東京タラレバ娘」。今回は、現在単行本化されている全6巻分の内容をご紹介します。公開前に予習復習をして、より楽しめるように準備をしましょう!

巷で話題の「東京タラレバ娘」を知る

「東京タラレバ娘」とは

今、世のアラサー・アラフォー女子の心をかき乱してやまない「東京タラレバ娘」をご存じだろうか?「東京タラレバ娘」とは、東村アキコが描くアラサー・アラフォー女子の悲痛かつ笑える、リアルな日常が綴られた漫画作品である。

東京オリンピックを7年後に迎え、このまま独り身で終るのかと焦る主人公のアラサー女子3人組。追い込まれた彼女たちは酒に溺れ、とうとうつまみで食べていた「タラ」の白子と「レバ」テキが話し出すというわけのわからない幻覚まで見るようになってしまう。

主人公と同世代の独身女性にとっては、かなり衝撃的な作品である。目をそむけたくなる現実をつきつけながらも、それをうまく笑いに変えてくれるような作風が強い支持を受け、2017年1月待望のドラマ化が決定するほどの人気作品へと成長した。

「第1巻」若い子たちに次々に奪われる自分のポジション

アシスタントに奪われた恋

脚本家の倫子、ネイルサロン経営の香、居酒屋を手伝う小雪。高校から親友として交流を続けるアラサー独身女子3人が開く女子会は、話したい内容によって「〇〇出勤」と呼び名が変わる。

倫子は昔フった早坂から食事のお誘いが入り、久しぶりに「第4出勤(男絡みの相談)」で親友を呼び出した。当時ADをしていた早坂は、現在もディレクターとして一緒に働く仲間だった。

未だ倫子への好意を滲ませる彼から誘いに「これはプロポーズが来る」という親友たちの言葉。期待が膨らむ倫子だったが、食事の後に早坂が口にしたのは、倫子のアシスタントをする若くてかわいいマミと付き合いたいという恋愛相談だった。

ついに誕生「タラレバ娘」

核ミサイルに匹敵する程の衝撃を受け止めきれず、女子会に駆け込む倫子。「今よりもキレイになっタラ」「出会った男を好きになれレバ」可能性だけの話を繰り返す彼女たちに対し、同じ店でお酒を飲んでいた男が口を開いた。

「行き遅れ女の井戸端会議。このタラレバ女。」初対面のKEYから放たれた突然の暴言は、女同士のぬるま湯に逃げ込んでいた主人公たちの心に突き刺さる。望まぬ「タラレバ娘」の称号を得た倫子は翌日マミが早坂と付き合いだすことを知り、立ち上がることすらできなくなっていた。

新人作家に寝取られた倫子の居場所

打ちのめされた倫子は、もう仕事に力を注ぐしかなかった。しかし、若くてピチピチの新人女作家に枕営業で仕事までもを奪われてしまう。非道な現実に打ちひしがれ温泉旅館で一人酒に溺れる倫子を、心配して迎えに来たのはまさかのKEYだった。

自棄になる倫子に対し「俺に枕営業をしてみろよ」と挑発するKEY。その夜倫子は、生まれて始めてずっと歳下の男と一夜を共にしてしまう。

とにかくKEYの言葉が痛すぎる

1巻でメインになっている倫子の、大人の余裕を捨てきれない感じやどんどん若い子に居場所を奪われていく感じが、どうにも他人事とは思えない。アラサーになった途端、女としての価値をあからさまに下げて見られてしまうのが今の日本の現状に思えてならない。

薄々感じる環境の変化を見ないように女子会に逃げる私たちに対し、歯に衣着せぬKEYの言葉はあまりに痛すぎる。せめて、前のセリフでつけられた傷口が塞がってからにしてくれぇ!と、悲痛な叫びをあげてしまいそうなほど、次々に浴びせられる。

こんなに心を抉られるセリフをブラックジョークのように扱う作風に、笑い泣きが止まらない。そして最後に放たれた倫子とKEYとの恋愛の予感に、早く2巻が読みたくて仕方ない「タラレバ娘中毒」にすっかりと犯されてしまう。

「第2巻」ダメな恋愛に甘える女たち

次の一手がわからない

KEYの真意が理解できないまま第4出勤で親友に相談するも、女子会に明け暮れた女たちが集まったところで次の一手がわからない。幻覚で見えるタラレバが「ただ魔が指しただけ」と倫子を煽る。

寝たら付き合える?付き合うにはどうしたらいい?不毛な議論を大声で繰り返し、答えも出ぬままカラオケに逃げ込んだ彼女たちの元にKEYが現れ、昨日の今日で自分とのことをつまみに盛り上がる彼女たちに「最低だよ」と言い放つ。

自分が傷つくことに恐れすぎて、恋愛の戦場で守るべきルールさえ忘れてしまっていた。もう恋愛することすらできないのかもしれないと、知らず知らずに戦線離脱していた自分の不甲斐なさを痛感するしかなかった。

逃がした幸せはもう巡ってこない

表参道でネイルサロンを経営する香は、19歳の時ミュージシャンをしている涼と付き合っていたが、一時の気の迷いから浮気をしてしまいそれが原因で別れてしまう。別れてから彼の存在の大きさに気づいた香は、どこかで涼のことが忘れられずにいた。

10年の時を経て、有名バンドのライブで涼との感動の再会をする。香に「愛してる」という涼の言葉に感動したのも束の間、涼にはモデルをする彼女がいた。香の前を流れる幸せのレーンは、回転寿司のレーンとは違い逃したチャンスを戻してくれることは無い。

どん底に突き落とされた香だったが、その後何度も涼と会ううち懐かしい時間に流され、彼女持ちとわかりつつ体を重ねてしまう

サバサバした女ほど流されやすい

父の居酒屋を手伝う小雪は、料理上手を男にアピールするなんて絶対嫌だと考える、自他ともに認めるサバサバ女。店に出たゴキブリ退治のために倫子と香に無理やり連れて来られた丸井は、そんな小雪のどストライクの男性だった。

会話を重ねるごとに、丸井も小雪に対して好意を寄せる。気持ちを確かめ合い幸せを掴みかけた小雪に、丸井から伝えられる「僕、結婚してますけどいいですか?」の言葉。正直に話してくれた丸井は誠実だと自分に言い聞かせ、小雪は泥沼へと足を踏み入れる

心のどこかに間違った選択だと思っている小雪にも、タラレバの幻覚が現れる。「サバサバしたフリして、本当は誰よりも生臭い〆鯖女タラ!」本当は誰よりも女として求められることを望んでいる。バサバした自分を演じて、傷つくことから身を守っているんだ。

流される女たち

若い男と一夜の過ちを犯してしまった倫子、元カレの居心地の良さに甘えた香、不倫という泥沼に踏み出した小雪。それが全て間違った選択だと頭の中でわかっていても、その一瞬の甘く儚い夢に夢を見てしまったのだ。

体を重ねる間は愛されていたと思い込もうとする倫子に「あれは愛の行為ではなく、愛という言葉に踊らされておまえらはいつもリングの上でサンドバッグになってボコボコに殴られているんタラ」とタラレバが指摘する。

いつまでたっても女であることをやめられず、傷つくことが分かっているのにリングから降りられない彼女たちは、哀れなパンチドランカーになっていた。

甘えたい時だってあるんだよ!!!

2巻ではいよいよ主人公3人全員にスポットライトが当たるのだが、揃いも揃って報われない女たちだ。しかし、それぞれの話があまりにもリアルである。心に封印してきた過去の傷たちが疼く人も多いだろう。

もう男なんていなくなってしまえ!!!と発狂しそうになるものの、また幸せになりたくてリングに上がってしまう。今度こそ、本当の幸せだと信じたいのだ。どうやら私もパンチドランカーになっていたと、改めて思い知らされる2巻だった。

「第3巻」上昇下降のジェットコースター!ついに倫子に春が来た?

降ろされたはずの仕事のピンチヒッターをさせられることになった倫子と、彼女の連絡1本で元カレの家から追い出される香の元に、丸井が入院したから見舞いに付き合えと小雪から連絡が入る。

都合のいい女として振り回される3人に、重くのしかかる「チャンスはピンチ」というKEYの言葉。ピンチをチャンスに変えられたのは若い時だけ。30代の女にとってこのチャンスを逃すということは、今後のチャンスが巡ってこなくなる最大のピンチなのだ。

遂に倫子に春が来る

書いたことも無いジャンルの脚本を書くことになった倫子は、参考資料を借りるために行ったレンタルビデオ店で奥田と出会う。新たな恋の予感に浮かれる倫子だったが、やっと巡って来た仕事のチャンスはアシスタントのマミが担当することになってしまう。

仕事のチャンスを失った倫子だったが、奥田から正式に交際を申し込まれ新たな恋愛に走り出す。何をとっても完璧な奥田との関係に、不満なんて何もない。これから始まる幸せな日々に胸を高鳴らせ、久しぶりの幸せなお酒に酔いしれる。

帰り道、偶然KEYと再会した倫子は仕事を辞めると宣言。「結婚したい人ができたの」その言葉は、一度寝た自分を捨てた男に対する精一杯の見栄だった。

頼むから倫子だけは幸せになってくれ

序盤から都合のいい女っぷりを発揮する3人。目の前に用意された楽な道に逃げ込み、本当のチャンスを逃していく彼女たちを見ながら「そっちは地獄だよ!!」と止めに入りたくなる。

3巻で一番の衝撃はさらっと描かれた1シーンだ。丸井が不仲と言っていた妻が、SNSに二人目の出産で実家に帰っているという投稿をあげていた。出たよ!丸井のヤツ、絶対家庭捨てるつもりないじゃん!!

完全にアウトな状況にとうとう別れを切り出した小雪だが、丸井の言葉にほだされて関係を続けてしまう。あぁ、やってしまった。こんなの完全に不幸道まっしぐらじゃないか。頼むから、倫子だけでも幸せになってくれと願わずにはいられない。

「第4巻」恋愛の仕方、忘れました

彼色に染まるなんてもうできない

映画マニアの奥田から、映画の主人公のような髪型にしてほしいと提案される倫子。かなり古い映画なものだから、ソバージュときたもんだ。デートでも興味もないマニアックな映画を薦められ、だんだんと奥田との時間に息苦しさを感じていた。

倫子は、奥田に別れを告げることを決める。若いころは相手に合わせることだって心から楽しめたというのに、倫子はいつの間にか妥協ができない女になっていた。

倫子にとってKEYって何?

落ちる倫子の元にKEYが持ってきた地方ドラマの仕事をきっかけに、倫子は忘れかけていた何かを思い出し、もう一度がむしゃらにしがみつく。逃げずに戦った後のお酒には、不思議とタラレバが出てこないのだった。

KEYが倫子に好意を持っていると確信した香と小雪は、二人きりの食事をセッティングする。しかしこの行動が仇となり、自分でどう動いていいかわからず友達に任せてしまった倫子に対しKEYは「あんたとは恋愛できない」と、あからさまな拒絶反応を示した。

KEYの冷徹な発言には慣れている。あんなやつのために自分を変えようなんて思わない。そう思う気持ちとはうらはらに、店を背にした倫子の頬には涙が流れていた。

本気の恋愛の仕方を忘れてしまった

筆者的に4巻は、涙腺崩壊警報が発令された。倫子のように涙が自然と流れてしまうような本気の恋に出会えた女子を、ほんの少しだけ羨ましく思い胸が締め付けられたのは私だけだろうか?頭より心が動くような恋愛を、ここ数年とんとしていない気がする。

ドラマ的に言えば「好きになるっていうのは、なろうとするものではなく、勝手に好きになっているんだ」方式。若い時には当たり前だったその方式をどんな風にしていたのか、今となっては思い出すことすら困難だ。

「第5巻」タラレバ娘解散の危機?!

女の闘いは泥仕合

いい女の定義がわからなくなった倫子が駆け込んだ占い師・原宿の母。香や小雪も連れていき、思い当たるようなことをズバズバと言い当てられる。藁をもすがる3人は言われるがままに相席居酒屋に行き、散々な目に遭ってしまう。

うまく行かないことだらけの帰り道、小雪の店で飲みなおす3人は些細なキッカケから言い合いになってしまった。始まったら止まらないのが女の闘い。お互いのどうしようもない恋愛に文句を言い合う泥仕合。

タラレバ娘、解散の危機。男にフラれたら酒に逃げたくなるのに、女同士の喧嘩は酒も受け付けず、ただ落ちるところまで落ちるだけだ。

語られるKEYの過去

仲直りのきっかけを掴めない3人だったが、小雪からの連絡で急きょ温泉旅館に集まることになる。小雪は丸井に温泉旅行をドタキャンされ、香は涼からの酷い仕打ちを告白。互いの不幸自慢を笑いながら酒を飲み、タラレバ娘のは無事復活する。

仲直りしたタラレバ娘の元に届いた友達からの結婚式の招待状。それをキッカケに3人の興味は、一度結婚を経験していたKEYに向かうが、仕事の呼び出しでモヤモヤする倫子を残してKEYは帰ってしまう。

KEYは、社長に呼び出されて映画監督と会うことになった。KEYとの関係について聞かれた社長は妹の教え子だったと説明するが、その後KEYから衝撃の発言。その妹こそがKEYの元妻であり、33歳に亡くなったという真実が語られる。

アレが来ない

店の外で丸井と会っているところを目撃されてしまった小雪は、父親にその関係がバレてしまう。諭すように話す父の言葉に、自分の年齢ならば孫くらい見せてあげることができたかもしれないのにと少し心が重くなる。

一方、香は最近痩せるどころかどんどん贅肉が付きだした自分の体に危機感を覚えていた。涼の彼女がモデルということもあり、ダイエットを開始した香。しかし、ふとカレンダーを見て気づく。もう二週間以上も生理が来ていないのだ。

衝撃の連続

5巻は、後半にかけて怒涛の衝撃ラッシュだった。薄々気づいてはいたが、KEYの元奥さんが亡くなっていた。しかも、倫子たちと同じく33歳で。だからあんなにちょっかい出したり、面倒見たりするのかと妙に納得。

何より衝撃だったのは、ラストだろう。セカンド女の香が、まさかの妊娠?!これで堕胎をしなければいけなくなったら、香は本当の意味で身も心もボロボロになってしまう。東村先生は、一体どこまでこの3人を突き落とすつもりなのだろうか。

「第6巻」3人の恋愛に急展開!!

香の恋が終わる時

妊娠検査薬を前に、調べる勇気が出せない香。しかし、香が妊娠しているかも知れないと知った涼は「責任を取る」と言ってくれた。涼は、結婚願望はない彼女と付き合いながらも子供を欲しがっていたのだ。

しかし香は妊娠しておらず、数日後には生理が遅れてやってきた。涼に妊娠していなかった事実を伝えると、「よかったー」と満面の笑みで喜ばれる。そこにたまたまやってきたKEYから「お前はセカンドじゃなくてサードだ」と、最後の一撃を喰らわされる。

「覚悟は決まったか?振り返るな、行け!」KEYの言葉に押されるように、泣きながら香は涼の部屋を後にする。

小雪の恋が終わる時

父のいない時に丸井を呼び出し店で会う小雪。お店が終わってから自分の家で会おうという丸井の提案に、不倫のルールに反していると拒む小雪だったが、結局寂しさからその申し出を受け入れてしまう。

奥さんが選んだカーテン、奥さんと共に寝てたでいたであろうベッド。心をかき乱す空間の中で「私は大人だから大丈夫」と丸井との時間に酔いしれる。しかし、そんなルール違反がまかり通るわけはない。

突然訪問してきた丸井の姉に、決定的な現場を見られてしまう。しかも奥さんが帝王切開になったと追い出される形になった小雪は、すっかり足元が焦げ付いて軽やかに走り出すことすらできなくなっていた。

倫子の恋が動く時

KEYとの恋愛に可能性が無いと告げられた倫子の元に、自由奔放なマミから告げられる早坂との別れ。倫子は、失恋に落ち込む早坂を元気づけようと飲みに行くのだが、お酒の勢いに任せて二人はキスをしてしまう。

完璧ではないけど傷ついた姿に母性をくすぐられた倫子は、早坂を好きになれそうな気がしていた。早坂も、次の恋に進もうと倫子をKEYに紹介してもらったBARへと誘う。しかし、そのBARで案内された個室にはKEYが待ち構えていた。

恋が終わって宴を開く

6巻は、香と小雪にとってかなり辛い内容だ。でも、正直二人の不毛な恋愛が終わってくれたことに乾杯したい。確実にあのまま進んでいった方がつらすぎる。というか、見てられない。

そして倫子とKEY。どうなるつもりなのよ、二人とも!お酒と失恋の勢いで早坂と付き合いだしてもうまく行かないフラグは立っているので、できればKEYと心を通わせてほしいというのが希望ではある。

次の巻あたりで、この二人に関してまた新たな展開がありそうだ。頼むから、そろそろアラサー女にも幸せ気分を味わわせてください、東村先生!

まとめ

今回のあらすじを読んだだけでも、心が抉られてしまったアラサー・アラフォー女子も多いのではないだろうか。むしろ、あらすじの方が笑い部分が書かれていない分、抉られ方がえげつないかもしれない。

実際、漫画を読むと各所に笑いが挟まれているので、泣き笑いしながら一気に読み進めることができる。6巻まで読み進めれば、主人公3人組の誰かに自分を投影させてしまう女性も多いだろう。

2017年のドラマ化では、倫子を吉高由里子さんが演じるという。ちょっと若すぎやしないか?というのが気になるが、この漫画をどれだけ映像で再現してくれるのか楽しみである。