レオナルド・ダ・ヴィンチの凄さを再認識できる作品8選!

ルネッサンス時期に生まれた天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。絵画だけでなくあらゆる方面で才能を発揮しています。その天才ぶりを紹介します

天才といえばレオナルド・ダ・ヴィンチ!

出典:http://visitaly.jp

ルネッサンスの3大巨匠といったら、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロです。三人は少し年齢に違いがあり最も年長はレオナルド。後者二人は天才レオナルドを意識していたことでしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、1452年フィレンツェの郊外で公証人の父と農夫の母の間に生まれました。そして14歳の時に芸術家ヴェロッキオに弟子入りし、目覚ましい才能を見せました。

レオナルドの才能は、ドローイング、絵画、彫刻、設計分野、化学、冶金学、金属加工、石膏、皮細工、機械工学、土木など様々な分野に及んでいて、”万能人”の異名を持っています

ダ・ヴィンチの万能人っぷりが凄まじい!

レオナルドが書き残した手稿は13000ページにものぼります。ほとんどの文字が草書体で、鏡文字でした。これは左利きだったためだと考えられています。絵を描く時には両方の手で描いていたようなんです。

それゆえに右脳と左脳を結ぶ線が強く、天才だったという説があります。現在、天才に育てるために、両手を細かく使えるようにするような方法が幼児教育では利用されていますが、これによって天才がたくさん育つとしたら、レオナルドの功績は更に凄いものになりますね。

レオナルドの天才ぶりは生きている時から知られていて、フランス王フランツ1世は戦利品として連れ帰ったと言われています。

これは有名!ダ・ヴィンチの脅威の作品たち①

ダ・ヴィンチが活躍した時代は、ロレンツォ・メディチがフィレンツェを支配していました。メディチ家のあまりある財力に庇護され、ダ・ヴィンチは数々の作品を残しました。

当時のメディチ家にはダ・ヴィンチの作品がたくさんあったと考えられます。

キリストの洗礼

ダ・ヴィンチの最初の作品は、師ヴェロッキオとの合作で「キリストの洗礼」です。ダ・ヴィンチが受け持った箇所はキリストのロープをもつ天使の部分、風景、岩などを描いたようです。

このときダ・ヴィンチの才能があまりにもすごかったため、ヴェロッキオは二度と絵を描くことがなかったらしいです。自分には描けない・・・と思ったんでしょうね。弟子が天才だと自分の凡庸さがわかって辛いでしょうね。

そういえば、モーツァルトも師サリエリから疎まれていました

モナリザ

もっとも有名な作品といったらやはり「モナリザ」でしょう。値段が付けられないとまでいわれている傑作ですね。現在ルーブル美術館所有ですが、最初に見た時には思ったより小さくておろどきました。

この絵には謎が多いんですよね。モナリザはだれか?ダ・ヴィンチ自身ではないかとまでいわれています。そして「捉えきれない微笑」といわれる不思議な笑み。不機嫌なのか微笑んでいるのか角度によって分からないんです。

さらに、一度盗まれたことがあるので贋作ではという説もあるんです。”謎”というものは人の好奇心をそそるんでしょうね。そして未完だといういうこと。完成したらどんな仕上がりになっていたんでしょう。

胎児受胎

出典:http://uffizi4k3d.com

ダ・ヴィンチの単独で描いた最初の作品です。左側が受胎告知に降臨した天使ガブリエル、右側が聖母マリアです。ウフィツィ美術館所蔵で、一度だけ見たとことがありますが大きかったです。

他の作品と比べると迫ってくる圧巻の印象はありませんでしたね。その時はこれが最初の作品だと知らなかったので「へ~、ダ・ヴィンチね~。」くらいにしか思わなかったのですが、知って入れば感動がちがったかもしれません。

岩窟の聖母



「岩窟の聖母」は高さが2Mもある大きなもので、ルーブル美術館所蔵のものと、ロンドンのナショナルギャラリー所蔵のものの2点があります。先に書かれたのルーブル美術館にあるものとされていますが、まだまだ議論は交わされています。

ダ・ヴィンチはフィレンツェで活躍するのですが、後ミラノに拠点を移します。その最初の作品がこの「岩窟の聖母」というこです。ルーブル所蔵の物はサン・フランチェスコ・グランデ教会に飾られる予定で注文を受けたものです。

それをフランスのルイ12世が持ち帰ったものだとされています。二つの絵を比べて最も違いを感じるのが全体の明るさ。上記の写真はナショナルギャラリー・のものです。個人的にはルーブルの者の方が好きですね。

まさに天才!ダ・ヴィンチの脅威の作品たち②

#ミラノ #ドゥオモ

越智志穂さん(@ochishihoshiho)が投稿した写真 –

映画又は小説の「ダ・ヴィンチ・コード」で、絵画に興味のない人にもダ・ヴィンチの作品について世界じゅうに広まりました。500年も経っているというのに、小説の題材にできてしまうから凄いです。

自叙伝的ストーリーならともかく、残された作品をめぐってミステリーが繰り広げられたわけですから、ダ・ヴィンチという人は謎が多い人です。

最後の晩餐

ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツェ教会にある壁画です。つまり、他の絵画と違いここへ行かないとみられないわけですよね。縦4.2M、横9.1Mというから、すごい迫力です。

12人の弟子の中で一人が裏切るとキリストが予言した時の情景です。黄色い服を着ているのが裏切り者のユダだと言われています。そして、「ダ・ヴィンチ・コード」でキーとなったのが、キリストの隣の人物。

これは女性、つまりマグダラのマリアだというのです。つまりキリストの子孫が残っているというメッセージだというんですね。これは小説の話ですが、この壁画は食事の内容など様々なメッセージが隠されていて、いろいろなことを連想させる力があります。

ウィトルウィウス的人体図

イタリア行きたいぜよ #ダヴィンチ #ウィトルウィウス的人体図 #leonardodavincirose

akaneさん(@atelier_tobila)が投稿した写真 –

古代ローマの建築家ウィトルウィウスの「建築論」をもとにダ・ヴィンチが描いたドローイングです。当時、科学と芸術はかけ離れたものだとされていませんでした。「建築論」の中に、神殿建築は人体と共に調和したものであると記述されていたため、このようなドローイングを残したとされています。

「プロポーションの法則」「人体の調和」などとも呼ばれていて、これだけの物にもかかわらず、紙とペンで描かれているらしいのです。なので常設展示はされていません。空気に触れていたらおそらくボロボロになってしまうでしょうから、大切に保管されているのでしょう。

円と正方形に内接しているわけですが、人間こんなに均整が取れているのでしょうか?ダ・ヴィンチにはこのように見えたんでしょうか?

こんなものまで?ダ・ヴィンチの脅威の作品たち③

ヴェロッキオの弟子となった時点から人体解剖学を学び、署名になってからは遺体の解剖に立ち会うほど、人体のすみずみまで観察したようです。心臓や循環器などの手稿もたくさんのされています。

更に、加齢による影響や、激しい感情が人体に及ぼす影響まで研究していました。今でも行われている研究に関して、この当時興味を持っていたというのですから、正に天才ですね。

その観察は人間だけではなく、牛,鳥、サル、クマ、カエルなどにも及び、それぞれにたくさんの手稿が残されています。”どうなっているのか知りたい”とあらゆるものに興味があったのでしょう。

工学技術者としても高く評価されていた

オスマン帝国スルタンのバヤズィト2世が構想した土木工事のため、約200Mの橋の設計図を完成させています。あまりにも大規模な土木工事だったためこの時には承認されなかったのですが、2001年にノルウェーで行われた「レオナルド・ブリッジ・プロジェクト」で実際に建設されました。

現在に利用できる設計図を描いているとは本当にすごいです。生涯に通じて空を飛ぶことを夢見ていたようで、ハングライターやヘリコプターのようなものの設計図が残されています。

これが実現していたら、ライト兄弟よりずっと前に人間が空を飛んでいたことになりますね。

まとめ

出典:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

絵画だけでなく、ここまで多くの研究を行っているとは正に天才です。この才能を子孫が受け継いでほしかったと思いますが、ダ・ヴィンチは生涯独身だったようで子どもがいないんですよね。

著名な芸術家の中には亡くなってから有名になったりするケースがありますが、ダ・ヴィンチに関しては存命の間から才能を賞賛されていたようなので、何となくほっとします。

死後、500年も経っているのに今だに畏敬の念で見られているとは、なんとも信じられない人物がいたものです。

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