メリル・ストリープが超理想的な年のとり方してる映画8選!

大御所メリル・ストリープ様の登場です。不幸な女性から、天然なおばちゃんまで自由に演じきれる大女優。色々なキャラになり切った、姿を見てみましょう!

メリル・ストリープの年のとり方が理想的すぎ!

メリルの目線も頂き^_^ #TIFF #東京国際映画祭 #メリルストリープ

@miyo_0609が投稿した写真 –

1949年アメリカ・ニュージャージー出身の大女優。オランダ系アメリカ人のメリル・ストリープ。彼女のオランダ移民であった先祖が、自分の苗字に線(ストライプ)を引いたことから苗字になったそうです。(ストライプが訛り、ストリープへ謎の変化を遂げた)

1975年に舞台女優としてキャリアをスタートさせ、1977年には映画「ジュリア」でデビューを果たしました。その後、数々の舞台や映画をこなし大女優の座を手にしています。

アカデミー賞では最多ノミネートを記録し、グラミー賞にもノミネートされ、歌唱力も高評価を付けられる名女優。私生活では4人の子供に恵まれ、彫刻家の夫・ガマーの作品は北九州市の国際村交流センターに飾られています。除幕式の式典には夫婦で出席したそうですよ。

年を重ねることは、豊かになること」と、素敵な名言を実践し続けるメリル・ストリープの作品をご覧ください。

メリル・ストリープの出演映画8選!

マダム・フローレンス!夢見るふたり

2016年公開:ヒュー・グラントとW主演で話題を呼んだ、感動の実話。ゴールデングローブ賞にも4部門でノミネートされています。

絶世のオンチなのに、カーネギーホールを満員にしたフローレンス・ジェンキンスの生涯を描いた作品です。私生活では男性関係で悩み、絶対不可能な夢を追いかけ続けた女性を演じたコメディー映画。

最悪の歌姫といわれた伝説の歌手を、優れた歌唱力で定評あるメリルが演じている所がすでに面白ポイントなんです。ラブコメの帝王と呼ばれたヒューとの夫婦役、素敵でしたよ。

この映画を撮影した当時は65歳位だったメリル。映画の中では、年を感じさせないキレイなマダムを見事に演じています。数々の人物を演じることが、彼女のエイジングケアなのでしょうか?

ソフィーの選択

1982年公開:一言でいうと絶望感ハンパない映画です。ナチスのユダヤ虐殺が根幹にある重い映画なのですが、メリルの凄さを感じさせる作品として選びました。

病気の母のため、闇市でハムを買いドイツ兵にアウシュヴィッツへ送られたソフィー(メリル)。二人の子供と共に収容所暮らしをしていましたが、ある日「二人のうち、どちらかを生かしてやる。どちらか選ばないと二人とも焼却場行きだ。」と残酷な宣告をされます。

ソフィーは「選べるはずがない」と抵抗を見せますが、最終的に「娘を連れて行って」と告げてしまいます。残った息子も、隔離収容所で生死不明のまま行方が分からなくなっていました。

生きる気力もないままアメリカへ渡り、そこで二人の青年と出会います。妄想型統合失調症のネイサンと愛にあふれたスティンゴ。二人から求愛されますが、ソフィーが選んだのは性格が破たんしているネイサンだった。ソファーとネイサンが選んだのは永遠の安息。駆けつけたスティンゴが見たものは、寝ているような遺体でした。

この不幸な女性の悲壮感を出せるのは、メリルの繊細な演技力があったからでしょう

めぐりあう時間たち

2002年公開:一冊の本「ダロウェイ夫人」から物語は始まります。この本の作者は、夫に「私たち程、幸せな二人はいない」と言い残し入水自殺してしまいます。この本の作者ヴァージニア・ウルフと読者二人、女性三人の人生を描いた作品です。その三人の中の一人をメリルが演じています。

ベルリン国際映画祭でニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーアと共に三人で銀熊最優秀女優賞を受賞した見どころある作品です。心に暗い影を落としている女性を演じさせたら、怖いもの知らず!のメリル。メリルが出ている作品は、こちらまで辛くなってくる作品が多いです。観客をメリルワールドへ引き込むのが上手いんですね

マディソン郡の橋

1995年公開:この作品は後にミュージカル化もされている有名な作品です。内容を知っていなくても、不倫映画として比喩を聞いた事はあるんじゃないでしょうか?「マディソン郡の橋じゃあるまいし!」みたいな…。

ラブストーリーとしては、年を取りすぎている感がある映画ですね。メリルもクリント・イーストウッドも純粋さを出そうとしていますが、大御所イメージが既についている二人なのでちょっと冷めます(笑)

メリルがアカデミー主演女優賞候補になっている割には、世評は高く無いようですね。しかし、やっぱりメリル作品としては外せない作品だと思います。

平凡な主婦が、突然恋に落ちる。しかも、一生に一度の恋。絶対に手放したくはないが、夫や子供がいる現実に悩み苦しむ。メリルは、女性向けのラブストーリーを苦悩たっぷりに演じています

プラダを着た悪魔

2006年公開:高飛車編集長ミランダ(メリル)がアンドレア(アン・ハサウェイ)をいじめ抜く映画です。この映画の悪魔っぷりがイメージに付き、メリル嫌いが増えた。なんてエピソードもあります。

ミランダの役作りは「マディソン郡の橋」で共演したクリント・イーストウッドの話し方を真似たといいます。声を荒げないクリントの話は、全員が耳を傾けなければならない。自動的に最も権力のある存在になる。その場を圧倒できる声を真似て、悪魔になったわけですね。

威厳がある大きい存在に、メリルを起用したこの映画は大正解だったと思います。華麗な衣装を見事に着こなし、長台詞をこなしながら足早にオフィスを去っていく。この人が上司だったら嫌だな。と思わせる嫌味っぷり。実力に裏付けされた女王様を演じさせたら、メリルの右に出るものはいないでしょう。

マンマ・ミーア!

2008年公開:ABBAの曲をベースにしたコメディ・ミュージカル映画。この作品大好きなんです。海外ドラマ「glee」や映画「ドリームガールズ」「ヘアスプレー」ように、物語がある中で自分が知っている曲がバンバン出てくる。それだけで親しみが湧き、見やすい映画になっていると思います。

舞台ミュージカルに良くある、セリフが歌になっているものは好みじゃないのでABBAという有名どころが満載なのが嬉しいですね。とにかく楽しい映画です。ベットの上でピョンピョン飛び跳ねる59歳のメリルも楽しそうに歌っています。映画の舞台となっているエーゲ海。最高です!

前評判も高かったので映画館に足を運んだんですが、曲の度に手拍子を打つ観客がいて「勘弁してくれ」と憂鬱になったのもいい思い出です(笑)

マーガレット・サッチャー鉄の女の涙

2011年公開:イギリス初の女性首相マーガレット・サッチャー。政治家になる前の姿から描いていく作品。鉄の女といわれた女性の生涯を、メリルが渾身の演技で魅せてくれます。

政治家の父を持つマーガレット(メリル)。当然のように政治家への道へ進みます。男性上位の世界へ一人乗り込み、理不尽な女性差別を受け続けました。その中で、しがみつくように政治家で居続けたマーガレット。

周りの「首相を目指すべきだ」との声に後押しされ、1979年英国初の女性首相誕生となります。それまでにヒステリックに響く声をボイストレーニングで矯正し、裕福な女性のトレードマークである帽子を外すなどイメージチェンジを図っていました。しかし、相変わらず支持率は上がらない。

そんな時起こったフォークランド紛争で、マーガレットは強硬姿勢を貫き見事勝利します。支持率は高まり好景気へとイギリスは進んでいきます。好調だった首相生活でしたが、マーガレットの度重なる厳しい言動への批判が高鳴り辞職へと追い込まれます。

鉄の女といわれた、頑固で一途な女性も認知症という病気には勝てず、亡き夫の面影と共に余生を送っていく。まあ、ラストは寂しい締めくくりでしたが、驚くのは公開当時まだマーガレットは存命中だったという事です。本人が生きているのに、よく作りましたねえ。

永久に美しく…

1992年公開:不老不死の秘薬で「いつまでも美しくありたい」という女性の願望を描いたブラック・コメディーです。バカバカしいほど面白かったですよ。

この作品は、メリルの女性らしさや美しさを知りたいなら是非見ておくべき作品です。秘薬を飲んで若返る様は見ものです。メリル・ストリープという華やかな女性がここにいます!

不老不死の秘薬のせいで死ぬ事もできない体。階段から落ちても、銃で撃たれても、頭が切り離されても生きてるんだから、なんなんだ…。という一言ですね。数年後に見た時に、あのおじさんがブルース・ウィリスだったという事実が衝撃的でした(笑)

それにしても、メリルはスタイルが良かったんですね。

まとめ



映画界の中で「その人のためのシナリオ」「シナリオに合わせた俳優」の2パターンがあると思います。前者ならト〇・ク〇ーズさんやキ〇タクさん。何をやらせてもその人の顔が出てきちゃいます。

後者の合わせるという作業は、カメレオン的に柔軟な演技ができる。正にメリル・ストリープのような役者さんの事を指していると思うのですが、どうでしょうか?

年を重ねてもそれを隠そうとせず、体当たりで堂々と演じ切る。モノマネではなく、メリルの中にその人物が憑依したような世界観を魅せてくれます。頼めば大阪のおばちゃん役だってやってくれそうです(笑)

そんなメリルですが、最近ではドナルド・トランプを批判した事でも、ニュースに上がっていました。「弱い者いじめだ」とゴールデングローブ賞の授賞式で、堂々とスピーチしちゃってます。あのドナルド・トランプも批判しちゃう、気の強さ!嫌いじゃないです。

2020年には70歳を迎えます。ますます精力的に活動して行って頂きたいですね。これからは、もうちょっとソフトな優しい顔を見せてくれれば嬉しいです。

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