命の力強さを感じる!風の谷のナウシカの名言&名シーン20選!

スタジオジブリ「風の谷のナウシカ」より命の力強さを感じさせるような名言や名シーンを厳選しお届けします。

生命の神秘を描き出す映画「風の谷のナウシカ」

「風の谷のナウシカ」は宮崎駿によって1982年に出版されたマンガであり、1984年には映画として公開されたSF・ファンタジーアニメーション。主人公「ナウシカ」と自然をめぐる物語です。

ナウシカは、「風の谷」の若き姫君という身分でありながらも、人間の生存を脅かす「腐海」と呼ばれる死の樹海へと繰り出し、腐海と共に生きる道を模索しています。

この映画で注目すべきは、何といっても、宮崎駿の作り出す独特の世界観とそこに生きる人間や動物たちの生き様、でしょう!本作品では「神秘的」ともいえるその世界観に迫りましょう。

「風の谷のナウシカ」の世界観に迫る!

舞台は、科学技術の発展した人類が「火の7日間」と呼ばれる戦争によって滅びてから1000年ほど経過した世界。この世界には「腐海」という有毒な樹海が広がっており、人々は毒が及ばない地域での生活を余儀なくされています。

腐海には多種多様な植物に囲まれて巨大な蟲たちが生息しており、人間は武器を持たなければ太刀打ちできないほど。そんな蟲たちや、鮮やかな色彩の植物、そして雪のように舞う菌糸により美しい風景が作り出されています。

一見、神秘的で素晴らしい世界に思えますが、人間は生存を脅かされるものですから、腐海を全て焼き払うか、共に生きる道を見つけるか、選択を迫られています。このジレンマの中で力強く生きる人々の言葉に注目です!

グッとくる奥深い名言・名シーンランキング!

風の谷のナウシカに登場する、神秘的な自然と生きる人たちの考え方やセリフには、奥深く、考えさせられるものがあります!その中から、筆者がオススメする名言・名シーンをランキングでお届けします!

20位 働き者のきれいな手だと言うてくれましたわい(ゴル)

人質として囚われた風の谷の老人ゴルが、トルメキア帝国の王女クシャナに対して放った言葉。同じく姫君であるナウシカと比較し、ナウシカの人柄を語った一言です。

一方の姫(クシャナ)は、武力に物言わせ、腐海の毒を憎み、腐海を消し去ろうとしていますが、もう一方の姫(ナウシカ)は、慈愛に満ち、腐海やそこに住む蟲たちとも共存していこうとしています。

そんなナウシカの人柄を知れる一つがこの言葉。腐海の毒に侵され、あと半年もすれば石のようになってしまうゴツゴツの手を、きれいな手だと、好きだと言ってくれる、そんな心優しい姫君なんですね!

19位 蟲たちは その森を守っている(ナウシカ)

腐海と蟲の役割を知ったナウシカの言葉。汚れた世界を浄化するために存在する腐海、そこに住む蟲たちはこの腐海を守っているんだという、今までの蟲に対する疑問が晴れる言葉です。

腐海と蟲というまとまりは、まるで1つの生命体であり、人類の科学力などものともしない巨大で力強い命を感じられます。森が脅かされる事態が起こると、蟲たちが団結して、その事態を引き起こしている原因・人間を排除しようとするのです。

団結した蟲たち、それを取り囲む腐海、そんな命のつながりをしみじみと感じました!

18位 だが 地下で千年も眠り続けていたやつがいたのだ(ユパ)

トルメキア帝国の船の墜落によって風の谷へと持ち込まれた巨神兵の幼体を見てユパが言った言葉。「火の7日間」以降、絶滅したと思われていた邪悪な一族「巨神兵」の生き残りがいたのです。

生き残りがいたことに恐怖を感じたユパの言葉ですが、そもそも地下で千年も眠り続けていたという事実に、巨神兵の生き抜く力を感じずにはいられません。っていうか、千年も眠り続けるってどんなヤツだよ!という感じですが(笑)

怪物、化け物などと恐れられる巨神兵ですが、それでもやはり「生き物」なのだなぁと感じてしまいます。機械のようにも見える見た目ですが、実際には心臓も動いていますしね。

17位 ここは人間の世界じゃないわ。銃を使うだけで何が起こるか わからないところよ(ナウシカ)

腐海の中に不時着したナウシカたちがクシャナから銃を向けられたときに言い放った一言。腐海の中は蟲たちの支配する世界、そしてその蟲たちは人間の力など到底及ばない強さを持っています。

そんな腐海の中で銃など撃ってしまえば命が危険にさらされることになります。このような場だからこそ冷静に状況判断しなければならない、そんな「命の駆け引き」を垣間見ることができる言葉だと感じられます。

この言葉にクシャナは怯え、動けなくなってしまいます。それほどこの世界の人々には現実味を帯びている言葉なのでしょう。そう思うと恐ろしいですね…

16位 静かに! 怒らせてはだめ(ナウシカ)

17位の場面の直後です。ナウシカたちが不時着したところは実は王蟲(オウム)の巣であり、ナウシカたちは瞬く間に王蟲の群れに取り囲まれてしまいます。そうして誰もが恐怖から騒ぎ出してしまっている時にナウシカが言った言葉。

例えば、私たちの世界で言えば、四方を獰猛なライオンに取り囲まれているようなもので、普通の人であればどうにかして逃げようと慌てふためくところです。しかし、こんな状況でもナウシカは冷静です。

圧倒的な力を持つ王蟲を刺激しないように静かにする、この行為から、蟲が上で人間が下!という力関係が感じられますね~

15位 姫様があきらめない限りあきらめるな(ミト)

風の谷に押し寄せる膨大な数の王蟲の群れを前に、みんながあきらめ死を覚悟している中、姫様(ナウシカ)が諦めていないのだから、みんなもまだ諦めてはいけないと鼓舞するミトの言葉。

どんな絶望を目の前にしても、まだナウシカがみんなを救ってくれる可能性があると信じることで、生きる希望を持ち、団結して力強く生き抜こうとする意志を感じられます。

14位 多すぎる火は 何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は百年かけて森を育てるんじゃ(ゴル)

腐海を全て焼き払おうと考えているクシャナの破壊的な考え方に対してゴルが諭すように語った言葉。火は多く使いすぎると一瞬で全てを灰にしてしまうという、恐ろしい一面があることを静かに語っています。

破壊に頼らず、森や蟲たちを大切にし、自然との共存を考えている、そんな生き方が平和で明るいように思えます。

13位 腐海の木々は人間が汚したこの世界をきれいにするために生まれてきたの(ナウシカ)

腐海の最下層に落ちてしまったナウシカとアスベルは、そこで腐海の役割を知ります。腐海はただ毒を吐いていたわけではなくて、発展した人間の文明が汚してしまった世界を浄化するために毒を吸収していたんです。

それを知ったナウシカは、生命の神秘を感じ、涙を流します。人間の犯した失敗を腐海の木々がきれいにしてくれる、そんな植物たちのやさしさ・暖かさを感じ、私も涙しそうになりました(泣)

12位 腐海に手を出してはならん(大ババ)

トルメキア帝国クシャナ王女の、「腐海を焼き払い、再びこの大地をよみがえらすのだ!」という言葉に対して大ババ様が考え直すようにという意味を込めて言った言葉。老人の言葉の重みがある気がします。

腐海に手を出すとどうなるか知っている大ババ様からすると、クシャナは何も知らない若造で、「何をバカなことを言ってるんだ、コイツは。何も知らないくせに!」という感じなんでしょう(笑)

こんなにも怯えてしまうほどに、腐海に手を出すことに重大さ、そして腐海を焼く人間への怒りに燃える王蟲の群れの強大な力などが事実としてあるのでしょう。

11位 怒らないで 怖がらなくていいの。私は敵じゃないわ(ナウシカ)

人間に傷つけられ、怒りと恐怖からナウシカを警戒する王蟲の子どもに対してナウシカがなだめるように言った一言。優しく寄り添うような言葉に、ナウシカの分け隔てのない愛情を感じずにはいられません。

普通の人間ならば王蟲を怖がり距離を置きそうなところを、わが子のように優しく歩み寄っていくナウシカ。やはりどの場面を取ってみても、ナウシカは一貫して、自然との共存を望んでいることがわかります。

どんなときにも生き物に優しく。そうやって生きていこうとする固い決意を感じます。

10位 姫様 笑うとる(風の谷の民)

腐海の空に取り残された風の谷の民がパニックになり、ナウシカの声も届かないような状況。このままではみんな死んでしまう…そんなときにナウシカが声を届かせるために、ある衝撃的な行動に出ます。

なんと、腐海の中でマスクを外したのです!そんなことは自殺行為であり、びっくりし一瞬声を失ったため、ナウシカは声を届かせることができたのです。このときにゴルたち風の谷の民が言った言葉がこれです。

猛毒の腐海の中でマスクを外し、しかも平気そうに笑っている。それはいったいどれほどの衝撃でしょうか。一瞬でも毒の中に身をさらし、しかも笑顔でいるなんて、ナウシカの意思の強さを痛感しました。

9位 きれいな水と土では腐海の木々も毒を出さないとわかったの。汚れているのは土なんです(ナウシカ)

隠し部屋でひそかに腐海の植物の研究を行っていたナウシカは、実は腐海の木々が毒を出すのは、土が汚れているせいだ、つまり、人間が世界を汚してきたことが原因なんだ、ということを解明します。

もしかしたら土や水がきれいでも毒を出すかもしれなかったのに、体を張ってこの事実を明らかにしたナウシカは度胸があるなぁ~と感じます。自分ならこんな危険なことは絶対にできないですね(笑)

8位 大地の毒を体に取り込んできれいな結晶にしてから、死んで砂になって行くんだわ(ナウシカ)


腐海の底で目にした木々が、きれいな流砂になって流れているのを見てナウシカがつぶやいた言葉。サラサラで美しい砂が、汚れや毒を吸い込んだ腐海の木々のなれの果ての姿なんてこと、ふつうは誰もわかりませんよね。

偶然にもこの光景を目の当たりにしたナウシカはうらやましいですね~。この流砂を見ると、生き物の「命のつながり」を感じてしまいます。腐海の木々が育ち、毒を吸い込み、やがて砂となり、またそこが次の木の育つ土となる…

こんな連鎖を数百年、数千年の単位で繰り返しているなんて、神秘的です!

7位 こうなってはもうだれも止められないんじゃ(大ババ)

大地を埋め尽くす王蟲の群れを前に、大ババが言った言葉。王蟲の力を知っているからこそ、もう手遅れだと悟っているようです。こうなる前にやめておけばよかったんだ、と後悔する言葉にも聞こえます。

戦車を使っても巨神兵を使っても止まらないの?!そんなに王蟲って強いの?!と感じてしまいますが、それほどに強いのでしょう。一匹でも手に負えない王蟲が、地平線いっぱいに押し寄せているんですから。

それはそれはものすごい恐怖でしょう…どの人の言葉からも、王蟲の絶対的強さがうかがえますね。

6位 やつには火も水も効かぬ。歩き出すまでは もはや動かすこともな(ユパ)

ユパが争いを避けるために、巨神兵がどれほど恐ろしいものなのかをクシャナに語った言葉。巨神兵は人間の手に負えるものじゃない、とクシャナを諭すように話しかけているように感じられます。

よくよく考えてみると、火も水も効かなくて、動かすこともできないなんて、どんだけチート的な強さなんだ!って思っちゃいますね(笑)王蟲といい、巨神兵といい、ナウシカの世界では強すぎるものが多いですね。

5位 ビクともしねえな(クロトワ)

風の谷に迫りくる怒り狂った王蟲の群れを止めようと、トルメキア軍は王蟲に向かって戦車から砲撃をしますが、群れの勢いは全く衰えることなく、どんどん迫ってきます。

そんな手の打ちようのない王蟲の強さに、クロトワが思わずつぶやいた言葉がこれです。たしかに、弾を次々と打ち込んでも全くひるまない王蟲の群れを前にしたら、そんな言葉も出てきますよね。

王蟲の力強さをこれほどまで簡潔にかつ強烈に言い表した言葉は、他に無いんではないでしょうか。

4位 王蟲の怒りは大地の怒りじゃ(大ババ)

王蟲の群れを止めるために繰り出された巨神兵ですが、その巨神兵からの攻撃にすら、王蟲は動じませんでした。そうこうしているうちに巨神兵が死んでしまい、それを見た子供たちはがっかりしてしまいます。

「巨神兵死んじゃった…」こう言う子供たちに大ババが投げかけた言葉が、これです。「その方が良いんじゃよ。王蟲の怒りは大地の怒りじゃ。あんなものにすがって生き延びてなんになろう。」

王蟲は大地であるから、その大地にいくら攻撃したって全く意味がない、そう言っているのでしょう。王蟲とはそれほどまでに神聖で、強いのだと痛感します。

3位 あなたたちだって井戸の水を飲むでしょ?その水を、だれがきれいにしていると思うの?(ナウシカ)

巨神兵を復活させ、腐海を焼き払い人間の世界を取り戻そうと画策しているペジテの人々に、腐海がなぜ存在するのか、人間が腐海からどれほどの恩恵を知らぬ間に受けているのかをわからせようとして発した言葉。

腐海が自分たち人間の代わりにしてくれていることを知らないで、その腐海を焼き払ってしまおうだなんて…という、悲しげな意味も込められた言葉のようにも受け取れます。

腐海や蟲の役割を必死に伝えようとするナウシカに心揺さぶられる思いがあります。人々に問いかけるようなこの口調にもグッとくるものがあるのではないでしょうか。

2位 奇跡じゃ(大ババ)


王蟲の群れに体を跳ね飛ばされ、ナウシカは死んでしまったかのように思われ、だれもがその死を嘆き悲しんでいる時に、王蟲たちが金色の触手によってナウシカを生き返らせた場面。

王蟲の血で青く染まった服に身を包み、肩にキツネリスを乗せて、おびただしい数の王蟲の触手によって作られた金色の野に立っているという、予言通りの描写は、偶然に偶然が重なってできた奇跡と言えるでしょう。

そんな奇跡的な場面を見て(盲目のため実際は見えていないが)大ババは、奇跡じゃ、と感嘆の声をあげます。個人的には言葉・シーンともに、「風の谷のナウシカ」の中で一番神秘的で印象の強いシーンです!

1位 なんて立派な木…枯れても水を通している(ナウシカ)

そして栄えある第1位はこの言葉です!!アスベルとともに腐海の底に落ちて偶然目にした腐海の木々の神秘。頭上に高くそびえたつ太く立派な木々は腐海の毒を吸収して結晶化しています。

そしてあと少しで砂になる、という状態の、人間で言えばおじいちゃんおばあちゃんのようなご老体の木なのに、しっかりと水を通して、きれいにしてくれているんです。なんと立派なことなんでしょう!

これこそ生命の神秘、命の力強さ、そういったものを感じられる名言なのではないでしょうか。

「風の谷のナウシカ」が語りかけるものとは…

国民的アニメ映画・スタジオジブリの傑作、「風の谷のナウシカ」。誰でも一度は見たことがあるくらい有名な作品です。そんな作品が取り上げているものの一つが、「環境汚染」です。

現在よく取り上げられるこの問題ですが、この作品ではさらにその先の時代を舞台としています。もしかしたら私たちも、「風の谷のナウシカ」のような世界に生きることになるのかもしれません。

そんな危機感を持ちつつ、新たに生まれた生命の形ともうまく共存し、強く生きていくんだ、という道しるべに、この映画はなってくれているのかもしれません。まだ見ていない人は、ぜひ一度見てみてはいかがでしょうか!

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