現代社会を二刀両断!宮本武蔵の切れ味するどい名言18選!

天下無双、最強の剣豪とその名を全国に轟かせた宮本武蔵。携帯電話では無く刀を常に持つ闘いの日々から生まれた言葉たちは、時代を超えて現在の我々に何を語ってくるでしょうか?

無双の剣豪、紡ぐ言葉もまた無双。

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宮本武蔵と聞くと皆さんは何を連想しますか?大人気漫画のバガボンドでしょうか?それとも巌流島での小次郎との闘いでしょうか?宮本武蔵には様々な物語や研究記があります。

その中には信憑性を疑う創作説や、重要文化財に指定されている物まであります。一つ言えるのは、日本はおろか世界中の人々の関心を惹く魅力があるという事でしょう。

力強い言葉達は本物かも知れませんし、イメージが作り上げた物かもしれません。それでも響く言葉には、何をも突き抜けられそうな突破力があります! 勇気をもらえるだけでも見っけもの!

構えあって構えなし

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いきなり謎かけみたいな言葉ですが、剣術の達人ですからねえ。常人とは違います。恐怖心や焦り、逆に勝ち気になり過ぎて力が入り過ぎてしまったり、とらわれず己のままの状態で居続ける。

心の中まで構えてはいけないという事です。基本やマニュアルは大事ですが、それしか出来ないロボットでは、あっさり不慮の事態に破られてしまい、目的からズレてしまいます

臨機応変に動ける今で言う神対応「構えあって構えなし」の状態です。人生全体にも言えると思います。真面目だけが取り柄では、可能性もチャンスも消えてしまい人間力も大きくなりません。

身を浅く思ひ、世を深く思ふ。

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同じ思い時間を過ごすならば、自分の事より周りを優先した方がよいという教えです。この場合、思うというのは考えて終わりではなく、行動につながっていく事も含まれているんでしょうね。

いざという時、保身にはしらず、何かの為に身を投げ出せる覚悟は、侍や任侠道の考えと同じです。なかなか出来る事ではありませんが、無意識に人を助けている状態なんでしょう。

違った角度では、世の為に全く役に立たないような類のプライドや考え方や悩みなんか、なんの意味も無いので、そこを浅く思っていいから、世の為にこそ本気になるべきだという解釈もできます。

恋慕の思いに寄る心なし。

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これは恋に全然興味が無いという嘆き事なのか?様々な解釈が出来るとは思いますが、剣豪宮本武蔵の個人というものを殆ど排除した心のあり方を考慮すると、嘆きではない気がします。

恋は恋として認めて思いはあるが、心は別のところに常にあり、冷静に客観視している句ではないでしょうか?恋の中に心をどっぷり漬からせて、盲目になり己に溺れたりしない。

いざという時に恋相手を危険から守れない油断も好まないでしょうし、いつも武蔵の心の中は澄み切った水の様で、少しの滴にも自然な波紋を感じていたかったのではないでしょうか?

一理に達すれば万法に通ず。

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これは、一つを名人域まで極めれば、万通りの応用がきくとも単純にとらえられますが、もっと深いとらえ方も出来ます。先ず一理に達するというのは並大抵の事ではありません。

何年かかるか達するまでに、己を知り、そして開放し、万物への心のあり方への気付きがあります。その時点ですべては一つ。既に大差なく有り、同時に無いのだと気付けるという事です。

目に見えるものだけで人生を生きた場合、この考えには到底及びません。あるものだけに心が縛られているからです。そこに居ながら世界はもっと広く心とは一つしか無いという事です

打ち込む態勢をつくるのが先で、剣はそれに従うものだ。

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これは、わかりやすいですね。そして剣という言葉を、就職や出世や給料、もっと言えば人生や生き方に変換するとどうですか?熱く打ち込む瞬間を繰り返し、現在を全力で生きる。

とにかく目の前の状況に立ち向かう気で挑む心が先で、その結果でついてくるのが、生き方と言われるものや人生ではないでしょうか?これが逆の反面的な意味でもいい教訓です。

姿勢の部分が地位や、権力、暴力になっては、くだらない剣になってしまうという事です。強さを悪用したり、頼ったりする生き方は必ずいつか敗北が待っていますよね。

空を道とし、道を空とみる。

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とらわれない心。無欲最強という事なんですが、何かを強く情熱的に一生を捧げる程求め続けて、挫折を繰り返しかなりレベルの高い心境に達してないと、さっぱり意味がわかりません。

人は邪心を抱く時、小さな世界でものを考えてしまいます。逆に言えば小さな世界でものを考えては、ロクな事にはならず、いくら懸命に動いても動機が浅はかなものかも知れません。

そんな時、待てよ?と自分を冷静に戻す言葉がこれです。本来、人と人のつながりすべては心からの動機が行動であるべきだし、その中でも最も最強なのは無欲でそれを行った時です。

あれになろう、これになろうと焦るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作り上げろ。世間に媚びずに世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値うちは世の人がきめてくれる。

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さあ、これは若い人はとくに難しい人が多いんじゃないでしょうか?楽をしたい、遊んでいたい、いい暮らしをしたい、モテたい、結婚したい、よく見られたい、すべてがそうです。

良くも悪くも欲であり、見栄であり、ほとんどの人が生涯つきまといます。実際こんな生き方を出来る人は一握りでしょう社会的リスクを人は怖がり、しなくていいと思っています

富士山になろうとしても、仰がれるのを目的にしてては本質からズレる気がします。理想は富士山のように、ただ富士山になる事だと思います。世間の値打ちは全く関係ないと思います。

観の目強く、見の目弱く、遠き所をちかく見、近き所を遠く見る事、兵法の専也

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斬り合いで、相手の剣先や目線ばかり見ていては、相手の策略の思う壺になってしまいます。相手を見ながら細かな動きに惑わされず、全体の気配のを方を見極める。心と心の対峙。

相手が強そうだったり、怖かったり恐怖心を膨らませては、斬り合う前から、自らの先入観で既に自分の気に心が負けています。実力を思う存分発揮すれば勝てるかも知れないのにです。

物事の真剣勝負には、常につきまとう事ですね。バッターボックスのイチローもそうですし、契約を取り付ける営業マンだってそうです。状況に負けては試合をひっくり返せませんよね

体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。

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これはもう読んで字のごとくですが、意外とコンプレックスって根が深いですから、大人になっても意識しないようにしてるだけで、心の奥底では、引きずってる方も多いのでは?

武蔵の時代は武芸ですが、現在だと顔がイケメンじゃないとか、メタボだとか、髪の毛が薄いとか、外見的な条件にとらわれたり、精神的なコンプレックスもあると思います。

どちらにしろ、小さな事には負けずに「心をまっすぐ」に保ち続けるという事が大切です。本来の心を悩みで埋め尽くし、悪い方へ大きく育ててしまうのも自分だという事ですよね。

平常の身体のこなし方を戦いのときの身のこなし方とし、戦いのときの身のこなし方を平常と同じ身のこなし方とすること。

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これはごく一般の人間には、わかりずらい感覚かもしれませんが、スポーツなどを経験した人には理解出来ると思います。体の動きというものは、かなり野性的なものだと思います。

理屈も理論もそこには、あるでしょうが野性の感覚や天性のもの、訓練がかなり重要だと思うのです。スポーツで言えばトレーニングです。瞬発力や反射神経の世界です。

多少ユニークですが、身近には、野良猫の動きを見てると、俊敏性としなやかさを普段から兼ね備えています。筋肉の付け方ひとつにしても動ける筋肉は、鍛え方も違いますよね。

道というものには、学者・僧侶・茶人などの風流者・礼法家・能役者などの道があるが、これらは武士の道ではない。武士の道ではないけれども、これらの道を広く知れば、それぞれに納得するものがある。いずれも人間は、それぞれの道々によく研鑽を積むことが肝要である。

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へぇと感心しますよね。戦での勝ち方などの心得がやはり多い武蔵語録ですが、こういうのがポーンとたまにあるのも、宮本武蔵さんがインテリでもあったんだなぁと思うわけです。

しかも、それぞれの道々によく研鑽を積むとありますから、パラパラっと知ってるよではなく、それぞれ深く研究するのが人間には大事という、武士では無く人間道になっています。

武蔵は心をよそ見するなとよく言いますが、つまりこれらの道は心だとも言ってるんでしょうね。納得するものがあるという表現にもその気持ちが表れているのではないでしょうか?

「陰を動かす」というのは、敵の心が読みとれないときの方法である。合戦においても、どうにも敵の勢力や動きなどが見分けられないときは、自分の方から強くしかけるように見せかけて、敵の戦略を見るものである。敵の手の内を知れば、格段に有利になり勝利が得やすくなるものである。

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これは戦語録ですが、冷静に考えると自分自身を見るときにも当てはまるんじゃないでしょうか?要は迷ってどうにも判断がつかない時、自分の陰を動かす為に、自ら動く訳です。

失敗でも成功でもなく、その先のステップに繋げる為にです。考えてもわからない時はもう、動いてみるしか道はありません。一歩も動けずグズグズしているよりはマシですよね?

いずれワザと「強くけしかける」というのは、見えなかったものを見える所に引きずり出すきっかけになるという事になります。駆け引きでもあり、自分探求でも使えますね。

人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ。

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自分の身体の一部になってないと、自由自在には振り回せないよ、という事ですよね。そして大事なのが「真似をしない」という所ではないでしょうか?

野球のバットで例えてみると、イチローバットは特注品で軽くて細い。それを素人が憧れで使うのは可愛いですが、実践的にはまず十中八九、全然合わないでしょうね。

身長も腕力もバネも技術も違うからですよね。「使いやすい」と感覚で感じれるのは、身体に合っているからです。それは美容師のハサミや、大工のノコギリやゲンノウも一緒です。

初めの少しのゆがみが、あとには大きくゆがむものである。

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高速ジェット機に例えてみましょう。音速の世界をぶっ飛ばすジェット機のボディが少しでも剥がれたら、あっという間に次の瞬間には、バラバラになって墜落してしまうでしょう

人生もそうであり、性格や、人格、人間関係もそうでしょう。と、なると会社も結婚も親子関係もすべてに通ずる事ですよね。これぐらいならいいやと放っておいて大丈夫ですか?

自分で自分はこんな悪い癖「ゆがみ」があると、わかっていればまだマシですノーマークで気付いていないのが一番危険ですよね。ジェット機の様にバラバラになってしまいます。

敵と戦うとき、兵法の技や戦法によって表面上は勝ったように見えても、敵の戦意まで絶えさせなかったため、表面的には負けても、心の底までは負けていないことがある。

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これは武蔵がやっつける側で語っていますね。この後続くのは、敵が戦意喪失するまで、やらないと勝ったとは言えない。というイケイケな語録なんですが、敗者側の哲学も隠れています

表面的には負けても心の底までは負けていないことがある」これこそ勝負の哲学とも言える事で、負けたと認めていない訳ですから、芯が折れていないので、次が必ずある訳です。

ネバーギブアップの精神ですね。この這い上がる根性が世の中、今も昔も変わらず最も大事だと思うのです。何回でも負けてもいいんです立ち上がり方が人間大事だと思いませんか?

自分に与えられたこの孤独と漂泊に感謝を持ち理想を持ち誇りを持たないか。理想のない漂泊者、感謝の無い孤独。それは乞食の生涯だ。西行法師と乞食の違いは心にそれがあるかないかの違いだ

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つまりこれは望んでそこに来たものか?自分とは今現在に何者に属するのか?という人生も中盤から晩年の自問自答だと思われます。若い時は理由なく我武者らでいいでしょう。

生きたいように生きた人は、リスクを負う覚悟が自ずとできているものです。よっぽど馬鹿じゃなけりゃビジョンを持ち、情熱を燃やしイバラの道を悔いも無しに突き進むものです。

やがてそれは、生きたいようさせてくれたのすら、見守られた愛を感じるもので、感謝は自然に湧いてきます一点の後悔もなく、死まで成長し続けるのが乞食との違いでしょう。

だいたい武士の考えていることを推測すると、武士はただ死を覚悟すること、という程度に考えているようだ。しかし、義理を知り、恥を思い、死を覚悟するということにおいては、武士に限らず、出家した僧でも女でも、百姓以下にいたるまで、その差別はない

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これぞ日本人の心ではないでしょうか義理を知り重んじれば礼儀が生まれます。恥を知り重んじれば節度が生まれ、死を覚悟すれば本来、愛と感謝と優しさが生まれます。

現在の腐敗した事件を聞いてると、同じ日本人なのかとは思いませんか?本来はこんなにも美しい人情があったのが真の日本であり、当時の世界中から来た外人を驚かせました。

しかし、ちゃんと現在の日本人もこの心意気は残っています震災を経験すれば殆どの人がこの考えを持っているのがわかります。世の中まだまだ捨てたもんじゃありませんよ!

書物を読むばかりでは兵法の道に達することはできない。この書に書き付けたことを、自分自身のこととして、ただ書物を見るとか、習うとか思わず、物真似をするというのではなく、すなわち、自身の心の中から見出した道理とするよう、常にその身になって、よくよく工夫しなければならない

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もはや、総体的まとめのようですが違います。すべての名言は、読んだだけでは全く意味無し。いい事言いますねぇ流石です。世の中やはり身をもって実践する事に意義があります。

受け売りで説教しても、うっとうしがられるだけですし、黙って実行するあなたの背中を人が真似する様でなくてはいけないし、理解して実践してるとは言えないという事です。

少なくても自分で自慢してる様ではまだ人間的に薄っぺらいですよね。真剣に自分の事とすれば、自然にそんな余裕は全く無い筈です。人知れずが一番真っ直ぐで、近道ですよね。

決して折れない言葉を胸に……。

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現在に通ずる事だらけの名言はいかがでしたか?やはりこの人は只者では無いですよね。今回は一般的に合致しやすい様に、戦い方必勝法的な名言はなるべく省きました。

しかし、そちらの方にも戦いとは気迫や、圧倒的な意表を突く事によって動揺させ一気に攻め込むなど、実戦的な勝ち方などは、争い事以外にも自分次第で広がりがあると思います。

興味があれば「五輪書」など読んでみて下さい。心の話が多いので、どんな人にでも当てはまる内容だと思います。とくに30代以上くらいの方からの世代に個人的にはお勧めです!

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