ジャッキー・チェンの『必観』映画と知られざる魅力を語らせていただく

存在は知っていながらも、未だにジャッキー映画を観ていない方、又は、初めて観たジャッキー映画が、運の悪い事に「はずれ」だった方など、ジャッキーチェンへの不信感が募っている皆さんにこそ伝えたい、ジャッキー映画の魅力を書き綴っていきます。

ジャッキー・チェンの出演映画は世界中で大人気 !

出典:http://jackiechan.com

ジャッキー・チェン…皆さんの中で、この名前を知らない、聞いた事がないという人は果たしているのでしょうか。

本人の母国である中国では「成龍(センロン)」と呼ばれてはいますが、それ以外の国ではこのジャッキー・チェンという名前で活躍されています。

日本では、かなり昔から土曜・日曜の夜を中心に、彼の出演した映画がテレビ放映されていた事もあって認知度は高く、多くの子供(特に男子)がその作品達に影響を受けたと思います。

私も小学生の頃は、次の月曜日になると、学校で「アチョー、アチャー(笑)」と、友達といわゆるカンフーごっこをするくらい、周りのみんなも夢中になっていました。

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そんなジャッキーが映画で主演・監督をやるようになって最初の頃は、まだ世界的に人気があったわけではなく、アジア圏での活躍のみにとどまっていました。

しかし、本人のハリウッド進出の意欲の高さや、そもそもの映画のクオリティの高さが徐々に欧米に知れ渡ることになり(個人的に、これは本当に遅いと思います)、1998年にはハリウッド映画「ラッシュアワー」に主演として出演を果たしました。

そして、ハリウッド名物の、有名人の名前が彫られた星型プレートが埋め込まれているストリート「ウォーク・オブ・フェイム」に名を刻み、2016年には、第8回ガバナーズ賞(アカデミー賞の名誉賞と同一のもの)を受賞するなど、アジア人としては異例の評価を受けています。

ジャッキー・チェンの映画ってどこが面白い?

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遅咲きながら、世界屈指の映画スターになったジャッキー・チェン。では彼の出演(監督業含む)する映画を、一体何が面白くてみんなは観ているのでしょうか?

第一に挙げられるのは、何と言っても「唯一無二」のアクションにあるでしょう。

例えば、ハリウッド俳優が出演するど派手なアクション映画ってありますよね?これって、どちらかと言えば「武器・兵器を駆使した応酬」だったり「SF、CGによる人体を超越したアクション」である事が多いと思うんです。

それに対しジャッキー映画は、生身の人間同士による素手と素手の「説得力を持たせる事の出来るアクション」なので、それが誰も真似できない、彼にしかできない最大の魅力となっているのです(時折、拳銃を使ったりしますが、決してメインでは登場しません)。

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50歳くらいから、たまに「人ならざる」動きを演じる作品が出てきていますが、古くからのジャッキー映画ファンとしては、少し物足りなさを感じてしまいますね・・・。

そして、数々のアクションシーンの大半がリアルな危険を伴っている事も、我々を惹きつけて止みません。

ジャッキーは基本スタントマンを使用しないこだわりがあるので、幾度も命を落としかねない事故に見舞われていますが、それと引き換えに、演出や演技を超えた「生の臨場感」を醸し出しているのです。

「ミッション・インポッシブルシリーズ」のトム・クルーズもあまりスタントマンを使わない事で有名ですが、それはジャッキー・チェンの影響が少なからずあるのではないか?と、推察しています。

ここがツボ!ジャッキー映画に見るもう一つの魅力

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ジャッキー・チェンの映画に備わっている魅力を語る上で、もう一つ欠かせないものがあります。それは・・・「バラエティ」。

ここで一つ皆さんにお聞きしたいのですが、今までの人生の中で「国が違うと、笑いのツボも微妙に、または大きく異なったりするなぁ」と、他国の動画等を視聴して、一度や二度感じた事はありませんか?

また、それとは逆に、海外の映画・ドラマでも笑えたりする作品もあったりしませんか?

以前、ジャッキー・チェンが監督としての立場で語っていたドキュメンタリーを観た時に、

「ここで自転車のサドルが抜けて、再び座ろうとしたらお尻にサドルのない自転車のパイプが刺さる・・・コメディだ!

「(細い路地を自転車で追われている時に)とある勝手口をノックして通り過ぎ、追ってくる敵が通過する瞬間に、勝手口が開いて扉に敵がぶつかる・・・コメディだ!

というようなニュアンスの説明を、瞳をランランと輝かせながら語っていた事を覚えています。

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ジャッキー自体が監督をする場合に限らず、ジャッキー・チェンが主演となる映画には、殆どのケースでお笑いが入ってきます。そして、それらは笑いの大小はあれど、世界の人々が感じ取る事の出来る内容になっているのです。

これはやはり世界的ヒットの必須条件でしょうし、海外で活躍する前から、そう言った作品作りをジャッキーは意識していました。

じゃあ「バラエティ」じゃなくて「コメディ」では?と思うかも知れませんが、「コメディ」ではなく敢えて「バラエティ」にした理由は、アクションシーンにおけるシチュエーションの多様さも同時に挙げたかったからです。

時には大きな工場、時には喫茶店、そして時には夜の公園・・・など、毎回異なるシチュエーションで、毎回その場所ならではのユーモア溢れるアクションを繰り広げる事で、観る者を飽きさせない、何なら感心すら覚えるアイデアの連続で観客を楽しませます。

これもジャッキー映画の核となる魅力と言えるでしょう。

ジャッキー・チェン出演映画おすすめランキング

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それでは、ここまで色々と言うだけ言った私の完全主観でお勧めする、絶対必観のジャッキー映画を五作、ランキング形式でお伝えしたいと思います!余計な事は言いません!

第五位 プロジェクト・イーグル(1991年)

この作品の特徴は、主役級の女性の数が多く、それぞれのキャラが強いところ。なので、初めて観る女性にも楽しんでもらえる作品。

第四位 ポリス・ストーリー/香港国際警察(1985年)

「ジャッキー・チェンの映画」というジャンルを決定づけた作品。最初と最後のアクションシーンは、この世の中で他の誰も成しえていない危険なシーン。

第三位 プロジェクトA(1983年)

ジャッキー映画の基礎的作品で、ジャッキー映画の良さが全て詰まっている作品。日本男子の殆どは、この作品からのめり込んでいきました。

第二位 ポリス・ストーリー2/九龍の眼(1988年)

 「ポリス・ストーリー/香港国際警察」の続編ではあるが、この作品から観ても良いと思うくらい、余計な事は考えずにストーリーを超えたアクションを観てほしいと思える作品。

第一位 レッド・ブロンクス(1995年)

過去に幾度かハリウッド進出を狙った作品で失敗したジャッキーが、初めて全米興行収入1位を成し遂げた映画(因みに、アジア映画としても初)。この映画をきっかけに、米国でジャッキー・チェンが広く認知されることになり、現在の活躍に繋がっています。内容はとにかく全てが秀逸。何度観ても楽しめます。

はまった人はNext Stage!ジャッキー・チェン映画一覧

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上記の作品を観る事で、ジャッキー・チェンという男の、そしてジャッキー映画の凄さを理解していただけると思いますが、次は、それによってジャッキーワールドに片足を突っ込んでしまった方々(自分で勧めておいてなんなんですが)に向けて、また違った切り口のジャッキー映画をズラッとご紹介したいと思います。

・カンニング・モンキー天中拳(1978年)・・・「ジャッキー=アクション+コメディ」というスタイルを確立するきっかけとなった作品。

・キャノンボール(1981年)・・・当時のハリウッドスター達と共演している、珍しい作品。しかも日本人役(笑)。

・スパルタンX(1984年)・・・プロジェクトA同様、こちらも30年くらい前に日本の男子をカンフーアクションブームに巻き込んだ作品。

・ツイン・ドラゴン(1992年)・・・ジャッキーが双子の設定で、二役を演じている。

・ラッシュアワー(1998年)・・・完全なるハリウッド映画で、3まで続編が出ているヒット作。

・香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004年)・・・全編に亘ってコメディの要素がない、珍しい作品。

・ベスト・キッド(2010年)・・・1984年にヒットしたベストキッドのリメイク。常にアクションにおいて最前線を走っていたジャッキーが、師匠的立場で指導しているという、昔からのファンにとっては感慨深い作品。

勿論、これらはほんの一部です。まだまだ名作が眠っていますので、皆さんの眼で確認してください!

ジャッキー・チェンの今後は?新作への期待

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近年、政治的な発言が注目を浴びているジャッキーですが、私個人の意見としては、卓越した表現者の「私的な人格」には全く興味がなく、その人が最も力を発揮できる場所にしかアンテナを向けていないので、その手の情報は調べたりはしていません。

2016年は中国国内で1本映画に出演しているようですが、今のところ日本で公開される予定はないみたいです・・・。

現在62歳のジャッキー・チェン(2017年1月時点)。今後も「表現者」ジャッキー・チェンの渾身の作品にのみ、注目していきたいです。

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