椎名林檎の書く歌詞がそこらの歌手とは一味も二味も違うという話

人気急上昇中の国民的天才アーティスト「椎名林檎」。歌手やアーティストとしてだけでなく、オリンピックや映画『さくらん』の音楽監督を務めるといった多岐にわたるめざましい活躍っぷりを見せています。そんな椎名林檎の独特な林檎節盛りだくさんの楽曲の歌詞に注目していきます!ぜひご覧あれ!

椎名林檎の歌詞に注目!

国民的歌姫の仲間入りを果たした『椎名林檎』。母親として子育てに励みながらも、天才的アーティストとして音楽界の第一線で活躍している彼女『椎名林檎』は”林檎節“ともいわれている独特で、少し毒々しく生々しく、不可思議でエキセントリックなエッセンスの生みの親でもあるのです。デビュー時から強烈な存在感を放ち人気を博してからは、今では名前も聞いたことがないという人はいないほどの活躍っぷりを見せています。

格好良く美しく才能溢れる彼女は、女性のみならず男性をも魅了し続けているのです。そんな彼女の生み出す歌詞やサウンドの魅力についてこれから紹介していきますので、是非ご覧あれ!

妖艶でアダルティな歌詞

椎名林檎の大ヒット曲『本能』

https://youtu.be/ECxBHhMc7oI言わずと知れた椎名林檎の大ヒット曲にして代名詞の楽曲本能』。ミュージックビデオでナース姿でガラスを握った拳で割るという強烈で斬新で妖艶な演出が話題になりました!歌詞の「約束は要らないわ 果たされないことなど大嫌いなの」や「もっと中迄入って あたしの衝動を突き動かしてよ」という男女の恋愛模様を、女性の目線で情熱的に歌い上げています。

椎名林檎ならではの生々しい歌詞に、ハイセンスなサウンドが組み合わさり格好良く非常にアダルティで情熱的な楽曲になっています。椎名林檎の曲の歌詞はとても奥が深いものばかりで、ネット上では様々な意見が飛び交うほど、意味が深くて不可思議さがあることで有名です。

独特すぎる撮影話


ちなみにこのミュージックビデオは、本人によると撮影は怪我をしながらもワセリンで血を止めながら撮影していたとのこと。ミュージックビデオの最後にスタジオ全体が映されるシーンは、それを不満に思った椎名林檎が提案したものでした。

ライブでは冒頭の英語詞部分を拡声器で歌うことが多く、椎名林檎の必須アイテムとなっています。また、本能を歌う際の演出ではナース服を着ながら歌うことも多いので、椎名林檎の中でも本能=ナース服というほど印象が強いのでしょう。ライブで聴く『本能』もまた違った魅力があり椎名林檎の妖艶さも堪能できるので、是非足を運んでみましょう!

繊細で小説のような歌詞

相手の男性を想う献身的な女性を描いた曲『愛妻家の朝食』

アルバム『私と放電』に収録されている楽曲『愛妻家の朝食』。この曲は椎名林檎の楽曲の中でも人気が高い方で、アコーディオンやピアノが登場してのんびりとしたヨーロッパの風景を思わせるようなメロディが流れます。

夫を健気に想う妻を描いているのですが、最後に一度だけ音楽がブツッと不自然に途切れる場所があります。そこには椎名林檎のとんでもない思惑が隠されており、ファンの間では非常に有名な話とされています。

本当は怖い『愛妻家の朝食』

ネット上では様々な意見がありますが、やはり最も多いのは、『相手の男性の浮気(不倫)に耐えられず呼び出して刃物で刺してしまうといったなんとも物騒なストーリー。(また、主人公が実は”妻ではなく不倫相手だった“という説もあります)

確かに、不気味に感じる歌詞は最後の方にあるのです。男性を想い献身的な姿勢を示しながら、一人きりで家で待っているという愛らしい女性の様子だけではなく、ちょっとした狂気を感じ取れる歌詞があります。

差し詰め勝手気儘な嘘を云いました 態(わざ)とらしい空の色も全部疎ましくて だから右手に強く握る光など既に見えない…」から「もう 何も要りません。」で急にブツッッ!!と音楽が切れて終わるのです・・・

“小説家”のような椎名林檎

夫婦の愛を歌った穏やかな曲“として聴いていると、徐々にただならぬ雰囲気を感じ取っていくことが出来るので、初めて聴いた時は背筋が凍ったのを覚えています。”男性を刃物で刺した”のか”男性の前で女性が自分を刺した”のか、また、主人公が”“だったのか、はたまた”浮気相手“だったのかまでは未だに分からないですが、ドロドロした小説を読んでいるようでした。

音楽でここまで愛憎模様を生々しく表現しつつも、繊細で美しい歌詞がかけてしまう椎名林檎はやはりすごい。

燃え上がるような情熱的な歌詞

不朽不滅の楽曲『罪と罰』

https://youtu.be/dSXvVmwJxh4″林檎節“満載の大傑作『罪と罰』。タバコの銘柄や地名、車やパトカーなどが歌詞に登場し、ミュージックビデオは某高級外車を真っ二つにした車に乗っている、目の周りが真っ黒な椎名林檎が登場するなど、これまた斬新な映像です。この楽曲は椎名林檎が過労が原因で活動休止中の静養していた際に書かれました。

歌詞は病棟で過ごしていた時に書いていた日記から引用したとのこと。病気にかかっている時でも、ヒット曲を作ってしまうという椎名林檎の天才っぷりは凄すぎます。「人の話を聞かなかったから病気になってしまった、これは罰だ」と自分を責めていた林檎が、気持ちを吹っ切るように巻き舌を炸裂させ、叫ぶように歌っています

椎名林檎の”叫びや悲鳴”

椎名林檎の中の叫び声が外に漏れたような曲で、イントロからゾゾゾと来るような荘厳な印象ではじまりそれが最後まで続いていきます。美しい椎名林檎というよりは激しく燃えるような椎名林檎を感じることができます。

全体的なメロディはキャッチーなイメージですが、「不穏な悲鳴を愛さないで 未来等見ないで 確信できる現在(いま)だけ重ねて」や「あたしの名前をちゃんと呼んで身体を触って 必要なのは是だけ認めて」など歌詞はひたすら叫びや悲鳴。この曲は椎名林檎のファンの人気が非常に高い曲です。それにしても、病気をも利用してしまうかのような椎名林檎・・・彼女の才能の限界が全く見えませんね。

解読不能?難解な歌詞

根強い人気を誇る超有名曲『丸の内サディスティック』

https://youtu.be/i9I55MZLYYYこちらの動画は超人気曲丸の内サディスティック』の別バージョン『幕ノ内サディスティック』の動画です。歌詞には東京の丸ノ内線の駅名であるお茶の水や後楽園銀座や池袋などが出てきます。

歌詞に多くの楽器の名前も登場します。リッケン620(ギターの名前)、マーシャル(ギターのアンプのメーカー)、グレッチ(ギターのメーカー)、ラット(エフェクター)などで人物”ベンジー“はミュージシャン浅井健一の愛称。

不可思議で性的な表現

この楽曲は非常に難解というか不可思議な歌詞が多く「将来僧に成って結婚して欲しい」や「報酬は入社後平行線で 東京は愛せど何も無い」、「あたしをグレッチで殴って」など林檎ならではの独特な表現が多いのが特徴です。

この歌詞はごく一部で、全体を通しても意味が分かりづらい感じがしますが、椎名林檎からすればこれらの歌詞にも深い思惑があるのでしょう・・「領収書」や「税理士」といった現実的な単語も含まれているのが特徴ですね。

また、途中の「青 噛んで熟って頂戴」という歌詞は一応当て字ではありますがかなり過激な歌詞で、椎名林檎の歌詞でよく見られる性的な表現の一種ともいえます。

“ベンジー”こと浅井健一

何度も登場してくる浅井健一愛称ベンジー)。「そしたらベンジーが肺に映ってトリップ」や「そしたらベンジーあたしをグレッチで殴って」と歌詞で何度も登場する浅井健一さん。(以下敬称略)

実は他にも”ベンジー要素”は歌詞に潜んでいました。「ピザ屋の彼女」という歌詞は浅井健一のロックバンドBLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)の楽曲『ピンクの若いブタ』にも同じ歌詞が登場するのです。”ピザ屋の彼女(『ピンクの若いブタ』に登場)になってみたいけど、そしたらベンジー(浅井健一)あたしをグレッチ(ギター)で殴って欲しい”ということなのでしょうか・・・謎は深まるばかりですね。

椎名林檎が”ベンジー”こと浅井健一を尊敬していることは間違いないでしょう。

まとめ



色気が溢れ出すような人目を惹きつける美貌を持った、天才的な才能の持ち主のアーティスト『椎名林檎』。彼女の生み出すハイセンスで高いクオリティのメロディは広く愛されており、歌詞もエキセントリックで魅力的な林檎節“として親しまれています。ちなみに、熱狂的なファンは椎名林檎が歌わずに彼女が提供した曲を、他のアーティストが歌っていたとしても「ん?この曲は椎名林檎っぽい・・?」と不思議に感じ字幕をみると本当に作詞作曲が椎名林檎だったと判明する事が多いといわれるほど、強烈な特徴があるのです

個性的で存在感のある楽曲を制作し、自身も強烈な存在感を世間に与えている椎名林檎は、学生の頃から音楽を愛しアルバム『無罪モラトリアム』の収録曲はデビュー前から書きためていた曲で構成されており、デビュー時から凄まじいまでの存在感で大きな影響を与えました。

今でも全く人気が衰えず、多岐に渡り活躍し続けています。まさしく、音楽を愛し音楽に愛された女性といえるでしょう。

妖艶で美しく穏やかなようで、燃え上がるような情熱を秘めた奇才・椎名林檎ですが、自身の経験をもとに歌詞を書いたり、自分では無い実際に存在する他人あるいは架空の人物を思い描いて書いて見たりするなど、様々な目線で書いていることは有名ですね。

椎名林檎の楽曲では幸せを思い浮かべるような曲ももちろんありますが、それよりもなぜか悲哀に満ちたような人生をもとにすることが多いことで知られています。幸が薄いような楽曲の制作をすることが初期の頃は非常に多く、そんな楽曲に惹かれて椎名林檎のファンになった人も大勢いますが、近年では割と幸せを思い浮かべるような、洗練された楽曲が多くなってきているのが印象的です。

昔の感情を書きなぐったような楽曲も魅力的ですが、洗練された華やかな楽曲もとても魅力的ですよね。多彩なジャンルの曲を自由に生み出すことができる椎名林檎の今後の活躍も見逃せません!

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