言葉の大海原へ挑め!舟を編む名言・名シーン20選!

2016年秋の放送アニメ「舟を編む」。放送前から期待の声が多かったこのアニメにはご紹介したい名言・名シーンが盛り沢山です!

目次

◾️「舟を編む」の凄いところはここ!

最終回までよかった 実写の映画の方も見よかな #舟を編む

ニシムラタケルさん(@takeru061)が投稿した写真 –

三浦しをんの原作は2012年に読者賞を獲得し、2013年には映画化され、香港・韓国でも公開。香港ではロングランヒットを飾りました!そして2016年にアニメ化!これだけでも人気のある作品だということは充分わかりますよね。
内容は辞書編集に人生をかける編集部のメンバーの熱い情熱と信頼の物語なのですが、見ているこちらの胸も熱くしてくれるのです。今回は言葉を題材にしたこの作品に織り込まれた数々の名言・名シーンを厳選してご紹介します!

1「右」を説明しろと言われたらどうする?

定年を間近に迎えた辞書編集部の荒木は後継者を探していました。そして営業部の馬締を見つけます。荒木は馬締が辞書に向いている人材かどうか判断するためにこう質問しました。
馬締は言葉を選び、探し、「右」を説明するための最適な言葉を見つけます。荒木はその様子に満足し「君の力を「大渡海」に、新しい辞書作りに注いで欲しい!」と目を輝かせます。
一緒にいた西岡は「冗談でしょ」と言うのですが、実は8話でこの質問を西岡自身がすることになるのです。この問いは物語の中で辞書作りに向いているかどうかを判断する一つの目安となっています。
それに最初に出てきた1話目ではこの質問の意味を理解していなかった西岡が8話目にはその意味をちゃんと理解して質問していて、彼の変化を感じられる重要な一言なので選出しました。

2言葉がなければ自分の想いを表現することも相手の気持ちを深く受け止める事も出来ません。

営業部から辞書編集部へ異動した馬締の歓迎会の時に「なぜ新しい辞書を作るのか」そのことについて監修の松本先生が語った言葉です。解り切ったことではあるはずなんですけどね。
でも実際は出来ていないことが多いのです。「言わなくてもわかる」は理想ですがなかなか難しい。発してこそ言葉。言いたいことは言わないと伝わらないものです。

3人は辞書という舟に乗り、最もふさわしい言葉を探して暗い海面に浮かび上がる小さな光を集める。言葉は光なのです。

「舟を編む」では世に溢れる言葉たち、そして伝えたいという人々の気持ちを海に例えています。そしてその海に浮かべる舟が辞書。その場その場に応じてふさわしい言葉って確かにありますよね
使い方を間違えると恥ずかしいことになったり、時には人を傷つけたり。逆に正しく使えば正しく伝わったことにほっとして満足できたり、人に幸せを与えられたり‥‥。言葉って本当に難しい。

4うまく言葉を見つけられず、行き場を失った感情を胸に葛藤の日々を送る人もいる。

#舟を編む 見てます。面白いです。おそ松とチョロ松がいるぞー!(声優さん一緒です)

sayamaroさん(@sayamaro)が投稿した写真 –

この言葉は主人公馬締に何かしら響くものがあったのではないかと思います。下宿先の部屋が本で埋もれてしまうくらい本好きの馬締は、言葉は沢山知っているのですが上手く形にする事が出来ない人物なのです。
下宿先の同居人・香具矢に一目惚れした馬締はラブレターを書くのですが、気持ちを伝えたいあまり、言葉を言葉で補い、別の言葉に置き換えて伝えようとするので、その結果ラブレターが15枚に‥。そんな人物ですから。

5いつも通りでいいんじゃない? 頼ったり頼られたりすればいいと思うよ

営業から急遽、辞書編集部に異動になった馬締は新しい環境に馴染めるかどうか分からなくて不安だと下宿先の大家・タケさんに漏らします。軽い口調で応えたタケさんの言葉はとても優しく響きました。
新しい環境に足を踏み入れる時、誰でもこういった不安に駆られて尻込みするものですが、きっと張り切り過ぎなくても大丈夫なんですね。気負わずにいつも通りの自分でいる事が大切なんですね。

6どんなに美味しい料理を作ってもそこが終わりじゃなくて始まり。

初めて二人きりで出かけて乗った観覧車内で話す馬締と香具矢。辞書を作る馬締と料理人の香具矢の二人の職に共通するのはどんなに満足したものができても、そこで終わってはいけないということ。

常に常に先を目指し、歩みを止めてはならない。二人はフィールドは違えど同じ気持ちで、そして同じ世界で生きているのです。観覧車も回り続ける二人の人生を表しているようでした。二人の距離がグッと近づいたシーンです。

7馬締くらい真面目にやってれば何もかもきっと上手くいく

主人公の馬締は口下手でコミュニケーション能力にやや欠けています。一方で西岡は口が上手く、チャラいながらもコミュニケーション能力に長け、辞書編集部のムードメーカー的存在です。
馬締は西岡の社交的な部分に一目置いているようですが、それは西岡も同じ。最初こそ変なヤツだと理解できないそぶりを見せていましたが、コツコツとひたむきに言葉に向かう馬締に西岡も一目置いているのです。

8やってやる 異動になるまで俺にできること全部 やって、やって、やってやるからな

_ 西岡さん好き #舟を編む#神谷浩史#anime

?さん(@candy__218)が投稿した写真 –

会社が「大渡海」の編集を中止にすると検討していることがわかり、それを阻止しようと辞書編集部は西岡を中心に少々強引な手段で派手に動き回ります。そのせいで西岡はある日とうとう局長から呼び出されます。
「大渡海」編集の交換条件として別の小型辞書の改訂と宣伝部への部署異動を言い渡されます。辞書編集に情熱を感じ始めていた西岡はショックを受けます。しかし見本刷りに喜ぶ松本先生や荒木、小型辞書の改訂に取り組む馬締。
そんな皆んなの姿を見て、異動まで自分のできることをやってやろうと奮起しました。いつでも周りをよく見ている、そして落ち込むよりも前を向く、西岡らしい名言ですね。

9どうにもならない心にかられ 仕事をする

☺︎ . #舟を編む . アニメが始まった(⊙ꇴ⊙) . 主題歌 #岡崎体育 .

▽えみ▽さん(@___emichino___)が投稿した写真 –

小型辞書の改訂が入ったことによって「大渡海」の編集スケジュールが大幅に遅れました。部員たちは、会社は「大渡海」の発刊をするつもりがないのでは?妨害しようとしているのではないか、と気落ちしてしまいます。
しかし松本先生はかつて一人で作り上げられたという小型辞書「言海」を示し、情熱があれば例え一人でも辞書を作れるのだという事、我々も天命に突き動かされる様な情熱で「大渡海」の制作に挑んでいるのだと語りました。
そして荒木が「しかも我々は一人ではない」と後押しします。ただ漠然と辞書編集部にいたこれまでとは違い、辞書作りに情熱を傾けはじめていた西岡は異動が決まっている自分に無念の想いを感じずにはいられなかったでしょう。

10互いの良さを尊重しそして補い支え合っている 素晴らしい信頼関係です

馬締と西岡は「西行」の項目についてどの意味を採用するか検討しました。その際に西岡は「西行」の項目を引いた読者がどんな想いになるのか、そんな視点から意見を述べました。
辞書は単に言葉を調べるものだけではないと馬締は気付かされ、「大渡海」には西岡が必要だとより感じます。それを見ていた松本先生は2人の関係に素晴らしい辞書の完成を見たのです。

11 1人になってもお前は1人じゃないからな

西岡が異動になると知って馬締は動揺します。今では実務は馬締、交渉事は西岡と言う図式ができていたからです。そればかりでなく「大渡海」に西岡の必要性を感じたばかりの馬締は心の底から西岡の異動を残念に思いました。
しかしそんな馬締に西岡は異動になってもお前をフォローし、支えていくと宣言します。どんなに離れた場所にいても西岡もまた辞書作りに生涯をかける決意をした1人なのです。

12 好きです。

おもしろくなってきた(o^^o) #舟を編む#anime

@animoegramが投稿した写真 –

一度は香具矢へ想いを伝えるために恋文を書いた馬締ですが、実は手紙の内容が難し過ぎて実は香具矢は恋文だとはっきり確信することが出来ずにいたことが判明し、結局面と向かって告白することになりました。
ようやく馬締は1番伝わる言葉を見つけられた様です。しかしあの恋文には一言では片付けられない想いを全部伝えようとした律儀な馬締らしさが出ていて、あれはあれで必要だったと思います。

13「大渡海」に取り組むうちの編集部の覚悟は 地球のコアより固くマグマよりも熱いんです

#舟を編む #矜持 #きょうじ #kyojinteresting

Kyoji Oda(24)さん(@kyojinteresting)が投稿した写真 –

執筆を依頼した小田教授の記事に大幅な修正を加えることになり、それに腹を立てた小田教授は西岡に土下座を迫ります。「大渡海」の為にと一瞬従いそうになる西岡ですが、途中で編集に挑む皆の姿を思い出しました。
何年も何年も地道な努力を重ね、それを繰り返し、完成に向けてただひたすらに動いている皆。「「大渡海」はそんな安いもんじゃねぇ」と西岡は立ち上がり、小田教授に反撃。このシーンは爽快でした。

14 西岡さんの事だからきっと大丈夫だと思ってました

西岡は機転を利かせて大幅な記事の修正に怒りを顕にする小田教授の怒りを鎮め、さらに今後の協力も約束させて大学を後にしました。辞書編集部に報告の電話を掛けた西岡に馬締が言った一言です。
これを聞いた時、西岡は照れた様に、嬉しそう返していました。馬締が言ったこの言葉には迷いがなく、本当に心の底から西岡を信じていたことが伺えます。二人の固い信頼関係が見えた一言でした。

15 伝えたいことがあっても伝わらない 難しいね 言葉って

いい新人入りました?? #anime #舟を編む

@animoegramが投稿した写真 –

13年の年月が経ち、社員が馬締一人となった辞書編集部に新しく女性社員の岸辺が異動してきました。部署異動に今ひとつ納得できずにいる彼女に馬締は「岸辺さんは言葉を大切にしている」と励ましの言葉をかけます。
しかし上手く伝わりませんでした。この後、落ち込んでいる岸辺を見つけた西岡がふと思いつき「「右」を説明しろと言われたらどう答える?」と、例の質問を投げかけたのです。
その質問に最適な言葉を探し、夢中で答える岸辺。そしてついに答えが見つかった時の岸辺の表情を見た西岡は懐かしむ様な表情で、確信を持って「君、辞書向いてるよ」そう言ったのです。

16 辞書は人が人と理解し合うための助けとなるもの

#舟を編む #大辞泉 #国語辞典 #辞書 #言葉

大辞泉さん(@daijisen)が投稿した写真 –

「馬締さんは辞書をどんなものだと思っていますか?」岸辺のその問いに対する真締の答えです。言葉の表現は色々で、世代や性別によっても異なります。今時の若者用語でも世代によっては理解不能なものもあります。
しかし辞書に載せてもらえると「ああ、なるほど」となります。理解したいという気持ちがあれば調べようと思う。それでも辞書がなければ調べたくても調べられない訳で、やっぱり辞書は人と人をつなぐ重要なものなんですね。

17 言葉は生き物です。

#舟を編む#アニメ#animation#anime #櫻井孝宏#三浦しをん #ノイタミナ#noitamina #instagood#instapic

millcrepe_2さん(@millcrepe_021201)が投稿した写真 –

前半では松本先生が同じ様に「言葉は生きているのです」と言っていましたが、何年も何年も辞書を編集していくうちに言葉が変化し、また新しく作られていく事を松本先生と同じく馬締も実感したのでしょう。
後半に馬締の口からこの言葉が出たという事は馬締が松本先生の意思をしっかりと引き継いでいるのだという事、松本先生がこれからも続いていく辞書作りにとって馬締は心強い後継者であると実感したであろう事が伺えます。

18 何かに生涯を捧げるということはどこか浮世離れするということかもしれません

馬締は松本先生が出会った頃から変わっていないと感じます。実際には入院をするほどに身体も弱ってしまっているのですが、それでも年齢が想像できないくらいに変わらないと感じます。
それを聞いた香具矢は「それ、みっちゃんもだからね」と笑い、馬締は馬締で「香具矢さんもです」と言い返しました。馬締は辞書作りに、香具矢は料理にこの13年間を捧げてきたのです。そしてそれはこれからもです。
時代が流れていく中で、ゴールのない辞書作り、料理作りの世界にいる二人は何度も同じ行為を繰り返すある意味孤独な存在です。浮世離れするというのも一つの「業」なのかもしれません。

19 言葉は、言葉を紡ぐ人の心は 自由であるべきです。

人の心は縛れない、縛ってはならないのと同じで言葉も縛るべきものではない。辞書の編纂内容を縛られるという事は、言葉を自由に選べないという事です。それは表現の自由を奪われることにつながります。
実際にそういった環境に置かれている国もある中で、日本は表現の自由を許された尊い国だったんだなぁと嬉しくなりました!素晴らしい作品が世にたくさん生まれてくるのも、表現の自由が許されるこそです。

20「人っていうのは支え合ったり補い合ったりしないと海を渡れない」「その一助となるのが「大渡海」」

「大渡海」は完成しました。残念ながら松本先生は完成を前に食道癌で亡くなってしまいましたが、この会話で西岡と馬締が、松本先生の「大渡海」に込めた想いをしっかりと受け継いでいるのだとわかります。
松本先生は誰よりも人と人の繋がりを大切に考えていた人物でした。馬締も最初は辞書編集部に馴染めるかどうか心配するくらいに人との繋がりを苦手としていた人物ですが、今は人と人の繋がりの一助となる存在になっています。

◾️まとめ「舟を編む」は西岡目線で見るのがお勧め!

さて、いかがでしたでしょうか? こうやってまとめてみると私は「舟を編む」を西岡目線で見ていた部分が多いかも‥‥と思いました。なぜなのか考えてみたのですが、西岡は大学を卒業して玄武書房に入社。
辞書編集部に5年もいて多分、年齢は20代後半から30代前半といったところでしょうか? 仕事にも慣れてきて、目新しいこともなく、特にやりがいもないままに満足も不満もなく仕事をこなす日々。
西岡は馬締や荒木や松本先生の様に辞書編集という仕事に没頭するほど非凡でもなく、ごくごく普通のサラリーマンです。そんな彼が馬締に出会って、触発されて、自分の仕事に改めて向きあうようになった。
そして自分からどんどんと突き進んでいくようになった。そしたら仕事が面白くなって、その矢先に部署異動なんてことになってしまったけど、それでも今度は新しいその環境でできる事を探していった。
見てるとどんどん彼の顔付きが変わっていくのがわかります。一介のサラリーマンが成長していく姿に凄く共感できました。そんな訳で「舟を編む」の主人公は馬締なんですが、私は西岡目線での視聴をお勧めしたいと思います!

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