野球漫画の革命作!おおきく振りかぶって名言・名シーンTOP15!

野球漫画といえば主人公が1年で4番かエースで困難に立ち向かいながら、成長していくものですが『おおきく振りかぶって』はそんな当たり前に革命を起こしていきました!そんな『おおきく振りかぶって』の名言・名シーンを紹介していきます!

目次

丁寧な描写が面白い野球漫画「おおきく振りかぶって」



野球漫画の常識を覆した作品といえば『おおきく振りかぶって』です。野球漫画の主役は殆どがエースか、4番、そしてポジティブな性格をしているもの。

またチームは弱小、強豪問わず大抵が3~1年の先輩、後輩が入り乱れたものになります。なぜならこうした設定のほうが話が作りやすいからです。

しかし、『おおきく振りかぶって』は主役がエースなのは従来どおりですが、性格は弱虫。そしてチームメイトは全員1年から物語がスタートするのです。

さらにマネージャー、応援部、親達の交流も丁寧に描かれているところも新鮮です。また練習もこんな練習がどう役にたつのかが描かれ、それが試合でどう発揮されるのかフラグ回収も欠かしません。

そんな丁寧な描写が特徴の野球漫画『おおきく振りかぶって』の名言を今回は紹介していきます!

1.「オレがお前をホントのエースにしてやる。そのかわり言う通りに投げろよ首振る投手は大嫌いなんだ」


阿部の投手を信頼することを諦めていることがわかる言葉。この時阿部は三橋をただ自分の言うように投げればいいという思っており、そのためには性格もなにもいらないと傲慢な考えをしています。

これってまるで人形のように動けって言っているだけなんですよね。三橋も自分に極端に自信がなかったためこの言葉に反発を覚えませんでした。むしろ三橋はエースにしてくれるという言葉に魅力を感じていましたしね。

ですがもし三橋じゃなかったらここで大喧嘩になっていたと思います。それだけこの言葉は酷いものですよね。阿部の中学のころの経験がこの言葉に繋がっているのですが、この時はどうして阿部はこんなことをいうのかと不思議に思いました。

2.「野球をホントに楽しめるのは…ホンキで勝とうとする人間だけよ」


弱気で無理だと全てを否定する三橋に監督が言った言葉。最初から無理だと諦めて、努力をしない人物に言いたい一言ですね。勝てないからとテキトーに流した練習をしていても、結局試合に勝てないと腐ってしまいます。

本当に部活を楽しんでいる人物は勝負に勝とうと一生懸命努力する人物ですよね。勝負に勝とうと思えば、それだけ練習はきつくなりますし、辛い思いもします。

しかし、その分努力が報われたときの嬉しさは半端ないものがありますよね。それだけ勝利には価値があるのです。

3.「オレはどんな球でも打つよ!一試合やって打てなかった球ないもんね!」


田島のかっこいいところは自分の実力を信じ、謙遜することなく自信満々に言えることだと思います。どんなに実力がある人でも弱気だとどうしても頼りになく思ってしまいますよね。

三橋は実力はありますが、やはり性格からどうも頼りない印象を受けます。実際作中三橋の実力はすごいと思っていても、大丈夫かと心配している場面が多いですよね。

そんななか田島のように堂々としている姿をみたら、頼りになると一目を置かれるのは当たり前です。ピンチに陥った時田島だったらと思わず頼ってしまう精神的支柱。それが田島です。

もし田島が三橋のように弱気な性格だったら、西浦野球部はもっと不安定なチームになっていたと思います。

4.「投手としてじゃなくても、オレはお前がスキだよ!だってお前、がんばってんだもん!!」


三星学園との練習試合の前に部員に脅されていた三橋をみた阿部。三橋がどうしてこんなに弱気で怯えているのかわかった阿部は三橋をどうにか励まそうとします。

なかなか話を聞かない三橋に監督にアドバイスされたとおり三橋の手を握ってみて、努力していることを理解します。努力しても理解されない三橋に同情し、どうにかしてやりたいと思った阿部は思わず涙を浮かべて、この言葉をいうのです。

このシーンは阿部の印象が一気に変わったシーンだと思います。今までクールで冷静で、悪くいうと冷徹な感じだった阿部ですが、人の努力を認め、熱くなれるキャラだということがわかるのです。

さらに「もん」という可愛い口調に阿部も高校1年で未熟な少年なんだなと読者に印象づけたと思います。

5.「クソレフトーッ!!」


名言というか罵倒な感じもしますが、この言葉ってとても印象深いですし、ファンにも人気が高いため紹介します。三星学園との練習試合でフライを落とした水谷に向かって言った阿部の言葉。

絶対に負けれないと思っていた阿部は三橋に西浦のほうがいいと思ってほしいため完封を狙っていました。その計画がおじゃんになったので苛立ってこう言ったわけですね。

阿部は口悪いですね(笑)後に阿部は優しい評判の栄口にも酷いやつだと言われていますし、もともと口が悪いのでしょう。男子高校生ですし、むしろこれくらい口がわるいキャラがいるのはおかしくないですよね。

6.「オレはここで――ホントのエースになる!!」


贔屓でエースをしていたと言われていた因縁の学校である三星学園での練習試合。三橋は阿部のリードのおかげもあり、最後まで投げきることが出来ました。

西浦が勝利が決まった際、三橋がガッツポーズをしながら心のなかでこの言葉を言います。この学校なら贔屓ではなく、本当のエースになれると確信したのでしょう。西浦高校のエース三橋が生まれた瞬間ですよね。

いきなり因縁の相手と練習試合を組んだ監督は鬼畜だと思いましたが、この試合がなかったら三橋はいつまでたっても三星学園を引きずって、西浦のエースになることはできなかったと思います。

7.「捕手が投手につくした分を投手は信頼で返すのよね。信頼されるっていいもんでしょ」


投手と良好な関係を結ぶことを入学時は諦めていた阿部。そんなときに監督に阿部は実力はあるが、捕手のことはわかっていないといいます。それにかちんと来た阿部ですが、三橋のことを知ることで投手のためにどうすればいいのか考えることができました。

投手に信頼される喜びを知らなかった阿部は捕手の楽しさを中学では感じれなかったのでしょう。捕手だけではありません。誰かに信頼されることってやはり嬉しいことですよね。

その嬉しさを知ることが出来た阿部は監督の言葉を素直に受け止めることができました。阿部がこれから捕手として成長していくことがわかるシーンですね。

8.「4番のクセにカッチョワリーけど ベンチに帰れないことはねーよ。お前、力、全部出してんだろ?守ってりゃそれはわかるから、一緒にベンチ帰ろうぜ!」


強豪校桐青との戦いでエースとして抑えることができなかった三橋。しかし、もともと実力差があるチーム同士。三橋が必死にエースとして投げていることは誰もがわかっています。

それでも三橋はもっと自分がしっかりしていればと自己嫌悪に陥り、ベンチに帰ることができません。それをみた田島がこの言葉を投げかけました。

天才肌で頼れる4番の田島ですが、さすがに強豪校桐青をすぐに攻略することはできませんでした。4番はチームの点取り屋であり、4番が働かないとチームは勝てません。そのため4番には花形である一方大きな責任があるのです。

同じ責任がある田島が三島の頑張りを認めたからこそ、三橋はベンチに戻ることができたのです。

9.「努力のタマモノだろ。マネはできないよ」


9分割のコントロールを披露した三島に驚く、チームメイト。しかし、まだ初心者もいるチームメイトにはそれがどれくらいすごいのかイマイチ実感できません。

そんななか阿部は捕手として三橋のコントロールは大きな武器になると確信しています。そして三橋がすごい選手だということをチームメイトに知らしめておく必要があると感じていました。だからこそ、天才肌でなんでもすぐにできる田島に真似できるかとわざと問いかけたのです。

そして田島は阿部の望んだ言葉を返しました。田島は三橋の努力を認め、その上でその凄さをこの一言でチームメイト全体に知らしめたのです。

阿部と田島は自分の実力を冷静に分析している自信家という点が似ているからか、打ち合わせしているわけではないのに息のあったやり取りをしています。

10.「ならオレ3年間けがしねェよ 病気もしねェ!お前の投げる試合は全部キャッチャーやる!」


三橋の控えの投手がほしいといった阿部に、エースをその控えにとられてしまうという考えに陥った三橋。どんなチームでも投手が一人では勝ち続けることはできません。

そのため投手の控えは何人かいたほうがいいのが普通の考えです。それでも三橋は自分に極端に自信のないため理屈はわかっても不安がつきまといます。

三橋は自分は阿部がいないと力不足だと発言。それは阿部の実力を誰よりも認めている言葉です。だからこそ阿部は嬉しくなり、三橋の球は俺が絶対取ると宣言するのです。

しかし、この言葉すごいフラグですよね。おそらくこの言葉を聞いて、阿部の負傷を予測した人は多いのではないでしょうか。

11.「オレのサインに首さえ振らなきゃ、性格なんてどうでもいいと思ってた」


いつも弱気で自信のない性格の三橋でしたが、田島に「甲子園にいこう」といって初めて「行きたい」と希望を口にします。チームメイトも三橋の性格が少しずつですが変わっていることを指摘。

そんな三橋の変化を実感して阿部は自分が以前まで自分勝手でとても傲慢な考えをしていたと思うのです。自分の野球ができたら投手なんてどうでもいいと思っていました。せっかくバッテリーとして組むことになったのにそんな考えはとても悲しいですよね。

高校生は柔軟ですし、考え方は変わっていきます。投手のために何かをやってあげたいと考えることができた阿部。これからどうバッテリーの信頼関係を結んでいくのかワクワクしました。

12.「こいつが完封してくれる!」


甲子園を目指すと抽選会で堂々と口にした阿部。第一回戦に強豪校と当たったことなんて遅いか早いかくらいしか考えていません。その自信満々な姿勢に思わずチームメイトも驚きます。

もちろん阿部も考えもなしに言っているわけではありません。冷静に勝つためにどうすればいいのか考えを展開し、そして三橋の胸ぐらを掴んでこのセリフをいいました。

阿部の三橋の実力の信頼がわかる場面であり、そしてどこか甲子園を夢のように思っていたチームメイトと阿部や田島の意識の違いがはっきりした場面だと思います。これがなかったら桐青と西浦はいい勝負もできなかったのと思いますね。

13.「夏の初戦だぞ。レギュラーが出るし、エースが投げるよ」


夏の大会の抽選会で今年から硬球野球部になった西浦と当たったことに部員たちは絶対負けないと自信を覗かせます。強豪校が弱小校を侮るのは仕方ないと思います。実力差があることは間違いないですから。

しかし、だからといって油断をしていると負けてしまうのが勝負です。いくら強豪校と言っても負けてしまったら3年間の努力は終わってしまいます。去年と同じように行けるとは限りません。

それを知っているからこそ主将である河合は部員を厳しい口調で諌めたのです。ここで主将も西浦を舐めていたら西浦との試合はもっと違う展開を見せたかもしれませんね。

14.「後の事は任してお前の一番いい球投げろ!お前の投げる球なら誰も文句ねぇから!!」

桐青との試合のクライマックス。強豪校に1年しかいない高校がなんと一点差で勝利して9回を迎えます。ですが、9回裏で1点差と気を抜くとすぐに追い抜かれるという油断ならない状況。

そんななか疲れで限界を迎えている三橋にチームメイトは三橋に力強い言葉をかけるのです。

三橋の頑張っている背中をみて、それでも打たれたなら仕方ない、三橋だけに責任を背負わせる気はないと花井は大きな声で激を飛ばします。本当に三橋が力いっぱい投げた球で負けてしまったとしても、部員全員悔しいと思っても三橋を責めることはなかったでしょう。

しかし、三橋本人は仲間がどうして自分を信じてくれているのかわかっていなかったのが三橋の自信のなさを表していて、もどかしかったですね。

15.「口実さがしてんじゃねェんだよ!」

怪我をした田島の代わりに4番を任された花井。スクイズを成功させたことに安心していたときに田島に言われた満足するなと言う言葉に引っかかりを覚えてしまいます。

そのことがひっかかりうまく活躍できない花井は、常に感じていた田島へのコンプレックスがのしかかってくるのです。プレッシャーを感じながらもいい球を投げ続ける三橋、怪我をしても守備で活躍する田島。

二人と自分はなにが違うのか口実を探してしょうがないと納得しようとしている自分に喝をいれる花井。花井もいい選手なんですが、天才の田島と比べるとどうしても劣ってしまいます。

才能の違いはどうしようもありません。しかしそこで諦めるのではなく、そうするのか考えることが成長に繋がると思います。花井のターニングポイントはここですね。

等身大の高校球児のセリフに胸が熱くなる!

『おおきく振りかぶって』の名言、名シーンをまとめましたが、どうでしたか?飾っていない等身大の高校球児の言葉だから、余計に胸に響くのかもしれませんね。部活をしていた方はこんな青春あったなと懐かしくなったのではないでしょうか。

おおきく振りかぶっての名言、名シーンはまだまだたくさんあります。なかなか話が進まないとも言われている『おおきく振りかぶって』は、その分丁寧な心理描写が多く、名言も多いのです。

連載の続く『おおきく振りかぶって』ですが、これからも名言を増やしていくでしょう。

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