ナポレオン・ボナパルトが遺した名言20選

ナポレオン・ボナパルトが遺した名言から20個を選び、現代に活かせるものを解説とともに紹介します。あるべきリーダーの姿について、意思決定について、勝利と達成について、時間の使い方について、といったテーマ別に分けています。

声に出して読みたい!現代に活きるナポレオン・ボナパルトの名言

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ナポレオンといえば、フランス革命の時代にあって、戦争に明け暮れたイメージが強いかと思います。実際に、ナポレオンが台頭してきたのは1796年からのイタリア遠征や、1798年のエジプト遠征で、どちらも戦争です。

ナポレオンはその翌年に政府に無断でパリへ戻ってクーデターを起こし、実権を握りました。1804年には皇帝となりますが、その後も、イギリス、ドイツ、オーストリア、ロシア、ポーランドなどに侵攻し、広くヨーロッパ大陸を支配するようになります。

このように、ナポレオンはもともと軍人で、皇帝になった後も多くの戦いを行っていますが、他方で、統治の面でも成果を上げています。特に、ナポレオン法典の整備は、今日にも受け継がれる大きな業績で、法の下の平等、信仰の自由など、フランス革命の成果を表すものになっています。

このような経歴から、ナポレオンの名言も、軍事や戦争についてのものが多いですが、権力を握ったわずか10年ほどの間に数々の業績を残していることから、リーダーとしてのあり方、勝利、決断の仕方や時間の使い方など、現代にも活きる名言がたくさんあります。

そこで、ここでは、ナポレオンが遺した数々の名言の中から、20個を選んでご紹介したいと思います。

あるべきリーダーの姿とは?リーダーについての名言4選

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現代では、一人ではなく、チームで仕事をすることも多いです。それは、自分がチームのリーダーの役目を担っている場合もあるでしょうし、チームの一員ということもあります。

そうしたときに、リーダーとしては、チームの成果が上がらないことに悩んだり、メンバーとの関わり方に悩んだりするでしょう。メンバーとしては、このリーダーどうなんだろうか、とか、こういうリーダーだったらいいのに、といった思いを持つこともあるでしょう。

ここでは、こうした悩みの参考になる、あるべきリーダーの姿についての名言をご紹介します。

リーダーとは「希望を配る人」のことだ。

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士気が高いチームは、前向きで、良いパフォーマンスを発揮し、成果も上げられます。では、チームの士気を高めるには、リーダーはどうしたら良いでしょうか。ナポレオンは、「希望を配る」べきだと説きます。

「希望を配る」というのは、こういう目標を達成したらこういうご褒美があるということをメンバーに具体的に示すことも含みます。どちらかと言えば、日頃から、メンバーを励ましたり、ほめたり、メンバーの悩みを聞く、といったコミュニケーションをとって、その中で、メンバーを、「このリーダーがそう言うなら協力しよう」といった気持ちにさせることが大切ということです。

成果の上がるチームにするため、リーダーとしては、メンバーとの間で、そのような関わりをすべきということですね。

一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れにまさる。

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「狼」は、能力の高い人のたとえで、「羊」は、能力が普通か低い人のたとえと考えてみましょう。そうすると、「一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れ」は、メンバーの能力は普通か低いが、リーダーの能力が高いチームを指すことになります。

これに対し、「一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れ」は、メンバーの能力は高いが、リーダーの能力は普通か低いチームを指すことになります。両チームが戦った場合、結果はどうなるでしょうか。

メンバーの能力は普通か低いが、リーダーの能力が高いチームが勝利する、というのが、この名言の意味です。つまり、いくら能力の高いメンバーを集めても、リーダーがしっかりしていなければ、チームとしての力を発揮できないということです。

他方で、リーダーがしっかりしていれば、メンバーのもともとの能力が高くなくても、もともとの力を超えて、能力の高いチームに打ち勝つほどの力を発揮できるということです。

チームとしての力を生かすも殺すも、リーダー次第ということですね。

戦闘の翌日に備えて新鮮な部隊を取っておく将軍はほとんど常に敗れる。

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戦いで言えば、例えば山越えをして戦った場合、その翌日には、山を降りる必要があります。この場合に、将軍が、新鮮な部隊を戦いそのものに投入せず、山下りに備えて温存しておくという判断をしたら、その将軍率いる部隊は、ほとんど常に敗北するということです。

現代に置き換えて考えると、例えば、社運のかかった大事な商談があるときに、その商談に社内で一番優秀な営業マンを投入せずに、その後の接待などに温存しておくとしたら、その商談で契約を取るのはほとんど期待できないということになります。

決して落胆しないこと。それが将軍としての第一の素質である。

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戦いもビジネスも、いつも勝利し続けるのは難しいものです。いつか負けるときが来るものですし、時には、負けが続くこともあるでしょう。そのようなとき、リーダーはどう振る舞うべきでしょうか。

ナポレオンは、たとえ負けたときでも、あるいは、負けが続くときでも、リーダーは落ち込まないことがまず求められると説きます。リーダーとしては、負けに落ち込むチームのメンバーを励まし、流れを変えたりチームのパフォーマンスを高められるよう、チームが勝てるような姿勢を心がけるべきということです。

この会議は何のため?意思決定についての名言3選

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何か新しい方法や、問題解決の方法を実行する場合、新しいビジネスを始める場合など、その前に検討したり、チームでは会議をしたりします。十分に検討した上で、こうすると決断し、実行に移すことになりますが、考えすぎて実行に移せないということでは元も子もないですし、たくさん会議をすれば良いというものでもありません。

ここでは、最悪の策とは何か、これを避けるにはどうしたら良いか、意思決定と実行といった、意思決定についての名言をご紹介します。

じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら、考えるのをやめて、進め。

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新しいことを始めるときや、問題を解決するための策をとるときには、会議をしたり検討したりします。このとき、どこまで検討するか、考えるかということについての言葉です。

つまり、実行に移すまでは、何度も会議を重ね、幅広く検討したり、熟考したりすべきですが、ひとたび実行に移す時が来たら、それ以降は実行することに集中すべきということです。

会議を重ねすぎると、いつの時代にも起こったことが起こる。すなわち、ついには最悪の策が採られるということである。

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先ほどご紹介した名言とつながるところがありますが、ああでもない、こうでもない、と会議し、検討しすぎると、時間がかかります。そのように時間をかけて検討したからといって、最善の策を採ることができるわけではなく、むしろ、最悪の策を採ってしまうということです。

また、そうして時間をかけるうちに、タイミングを逃しそうになり、あわてて実行に移すことで、最悪の策を採ってしまうということもあるでしょう。

最悪の策とは、ほとんど常に、もっとも臆病な策である。

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先ほど紹介した名言とつながるところもありますが、方法を検討すればするほど、様々なリスクやデメリットも浮かんでくることになります。検討する中で、リスクやデメリットを伴う方法は次々と候補から消されていき、最後に残るのは、一見リスクやデメリットが最も少ない方法になります。

これは一見合理的ですが、ナポレオンに言わせれば、「もっとも臆病な策」です。

ローリスクローリターンという言葉もあるように、リスクの低い策を採れば、成果も上がらず、「最悪の策」となります。

こうして、成果が上がらない「最悪の策」とは、リスクの低い「もっとも臆病な策」ということになります。

成し遂げたい!勝利と達成のための名言10選

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ナポレオンは、最後には戦いに敗れて没落しましたが、一時はヨーロッパの大半を支配下に置くほど、勝利を重ねました。ここでは、数多くの戦いに勝利したナポレオンの、勝利への心構え、勝利のとらえ方についての名言をご紹介します。

勝利を重ねてきただけに、名言の数も多いです。現代のわれわれにとって、相手に打ち勝つこと、自分に打ち勝つこと、何かを達成することが求められる場面は多いですし、何か達成したいものがある人にとっては、打ち勝ちたい、達成したいと願うでしょう。

ナポレオンの名言は、今を生きるわれわれの勝利や達成にとっても、大いに参考になるところがあります。

勝利は、わが迅速果敢な行動にあり。

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非常に、簡潔な一言です。先ほど、考えすぎや検討のしすぎについての名言をご紹介しました。ここではその反対に、勝利には、迅速で、勇気のある行動が必要になるということを説いています。

勝利は、もっとも忍耐強い人にもたらされる。

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勝利のもうひとつの条件として、すぐにやめてしまうのではなく、忍耐強く、勝利に必要な行動をし続けることが求められるということです。行動する過程では、うまくいかないこと、思い通りにならないこと、つらいことがあるものですが、そこでやめてしまっては、勝利を手にすることはできません。

もっとも忍耐強く、勝利するまで行動できた人だけが、勝利を手にすることができるということですね。

有能の士は、どんな足枷をはめられていようとも飛躍する。

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能力のある人は、どんな逆境であっても能力を発揮し、飛躍するということです。勝利や達成と関係しますが、真に能力のある人であれば、逆境であるとか環境が悪いなどといった言い訳をせず、そうした環境を前提に、能力を発揮して勝利をつかむものであるということですね。

状況?何が状況だ。俺が状況を作るのだ。

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よく、達成できないのは、今の環境が良くないせいだとか、あの人のせいだとか、そういった言い訳をする人がいます。時間がないとか、お金がないなどといったことも、この部類ですね。

こうしたことは、全部ひっくるめて「状況」ということができますが、勝利をつかむ人、達成する人の心構えとしては、できないことを状況のせいにするのではなく、むしろ、良くない環境にいるのも、時間がないのも、お金がないのも、あらゆる状況が自分の作り出したものであることをよく自覚するべきということです。

自分を取り巻く状況は自分が作り出したものである、こうした自覚のもとに、状況のせいにせず、達成したいのであれば、それにふさわしい状況を、自分で作り出す意識を持たなければいけないということを説いた名言です。

重大な状況において、ほんのちょっとしたことが、最も大きな出来事をつねに決定する。

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例えば、スポーツの試合で、勝敗を左右する場面を考えてみましょう。フルマラソンで考えた場合、よく、35キロ過ぎからの走りが、勝敗を分けるといいます。A選手とB選手は、ほとんど同じ実力で、35キロまで並んで走り、トップ争いをしていました。ところが35キロを過ぎたところで、A選手が前に出て、スパートを仕掛けました。B選手はついていくことができません。

何が二人の明暗を分けたのでしょうか。実は、A選手はその前の給水所で、きちんと自分のドリンクを取っていました。これに対してB選手は、ドリンクを取り逃がしていました。A選手はドリンクを取っていたので力が出ましたが、B選手は取り逃がしたために力が出ませんでした。

マラソンを例に出しましたが、ドリンクを取れるか取れないかというのは、重要なことではありますが、一瞬のことであり、42.195キロをどう走るか、といったことと比べるとささいなことに思えます。

こうしたささいなことで勝敗が分かれるのは、スポーツに限らず、仕事などでもよくみられることです。勝敗は、えてしてこういうささいなことで左右される、という名言です。

世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ。

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剣というのは、現代で言えば、物理的な力や、学力など、ある程度客観的な力のたとえです。これに対し、精神というのは、心構えのことです。この名言は、物理的な力でまさる相手との勝負は、最終的に、たとえ物理的な力で負けていても精神の力の強い者が勝つということです。

人間は、その想像力によって支配される。

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人間の行動、勝敗、達成・不達成を決めるのは、物理的なものではなく、その想像力、思考ということです。何か達成している人は、達成した姿を具体的に想像してきた人です。

ヨーロッパの大半を支配したナポレオンの源は、ヨーロッパ全土に革命思想を広めた姿や、ヨーロッパを手中におさめた姿を具体的に想像できたその想像力にあるのかもしれません。

戦術とは、一点に全ての力をふるうことである。

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戦いに勝利するには、そのための戦略や戦術を練る必要があります。同じように、目標を達成するには、そのための戦略や戦術を練る必要があります。戦術というのは、どこに重点を置くとか、何をするとか、具体的な計画のイメージです。

つい、色々なものを含めた計画を立てがちですが、ナポレオンいわく、勝利や達成のためには、一点集中の戦術を立てることが大切ということです。

我輩の辞書に不可能という文字はない。

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これは、誰もが一度は聞いたことがある有名な言葉ですね。できない、できないかもしれない、不可能ということは、最初から全く頭にないということで、何かを成し遂げるには、そういう心構えが必要ということでもあります。

不可能は、小心者の幻影であり、権力者の無能の証であり、卑怯者の避難所である。

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不可能という言葉は、ナポレオンにとっては敵でした。この名言では、不可能という言葉は、小心者を表すものであり、無能な権力者や卑怯者が言い訳に使う言葉だということを説いています。

厳しい表現により、勝利や達成を求める人が不可能という言葉を避けるべきであることを強く訴えかけています。

時間は有限!時間の使い方についての名言3選

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ナポレオンは時間を大切にしていました。執務のため、睡眠時間は常に3時間ほどだった、という逸話もあるほどです。そのように時間を大切にしていたからこそ、短期間でいくつもの業績を残すことができたといえます。

ここでは、ナポレオンならではの、時間の使い方や、時間に対する考え方についての名言をご紹介します。

欲しいものは何でも私に言うがいい。ただし時間以外だ。

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この言葉こそ、ナポレオンがいかに時間を大切にしていたかを一言で表しています。時間は有限で、誰しもに等しく、1日24時間与えられています。その限られた時間を、他の人に渡すことはできないということですね。

お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いだ。

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例えば、1週間後が締め切りの仕事を受けたとして、与えられた1週間のうち、1日集中できなかったとか、遊んでしまった日があったとします。それで、結果として締め切りに間に合わずに取引先に迷惑をかけたとか、上司に怒られたといったわざわいがあれば、それは、集中できなかったとか、遊んでしまったその1日があったためであり、そのような過ごし方をしたことの報いだ、ということです。

他方で、遊んだりサボったりせず、時間を計画的に、有効に活用できれば、結果もついてくることが期待できます。結局、仕事で結果を出せるか、それともうまくいかないかは、時間の使い方にかかっているということですね。

人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。

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24時間で1日、30日か31日で1ヶ月、12ヶ月で1年、というように、時間の積み重ねが、やがてその人の人生になります。つまり、1日1日、ひいては1時間1時間の過ごし方が、最終的には、その人の人生になっていくということですね。

1日や1時間の中には、仕事をする時間だけでなく、休憩する時間、休息する時間も含まれています。この名言は、良い人生になるかそうでないか、人生を時間の使い方についての試合ととらえた場合、休憩や休息の時間をどのように過ごすかということが、その試合を左右するということです。

つまり、休みがあるときに、ただボーッと過ごすのか、何か目的意識を持って過ごすのか、その積み重ねで、人生が大きく左右されるということですね。

より充実した日々のために染みわたる名言を活かしてみよう

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いかがでしたか?日ごろ会社勤めをされている方は、会社のこと、上司や自分のチームのことで、色々気づかされることがあったかもしれません。また、自営をされている方は、決断や時間の使い方、達成という点などで、気づかされることもあったと思います。

何かひとつでも、これはいいな、活かせそうだなというものがありましたら、ぜひ活用してみてください。

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