ハリーポッターの杖の秘密!素材や能力が違うって知ってた?

大人気ファンタジー「ハリーポッター」シリーズに登場する杖の秘密を大解剖していきます!

杖が人を選ぶ?オリバンダ―の店にようこそ!

ハリーポッターの魔法使いとしての第一歩はなんといっても、杖を握ったその瞬間です!オリバンダーが経営する杖の店に立ち寄り、その場で自分に合った杖を見つけ、自分のパートナーのように持ち続けます。

実は、杖は一本一本がそれぞれ特徴を持っていて、1つも同じものはないんです。まるで指紋のようですね!店主のオリバンダーが来店者に杖を試しに振らせて、その杖との相性をオリバンダーが見極めています。

そして、オリバンダー曰く、魔法使いが自分の好みに合った杖を選ぶのではなくて、杖が自分の主人を選んでいるそうなのです。杖が命を持っているかのような考え方です。そんなオリバンダーに全ての魔法使いは杖を見極めてもらうのです。

杖の忠誠心とは?

先程も言った通り、杖が自分の主人を選びます。そして選んだ主人に忠誠を誓います。このため、杖はその人に適した杖が一番うまく使えるんです。しかし、「永遠の忠誠」なんてものはありません。

なんと、杖の忠誠心は戦いの中で移り変わっていくのです。戦いで持ち主が負けると、忠誠心は勝者に移り、その敗者が生きていようがいまいが、その杖はもうその敗者ではうまく扱えなくなるんです。

この仕掛けは物語のエンディングに大きく影響します。最後はヴォルデモートがハリーに負けましたが、その原因は、ヴォルデモートが持っていた杖の忠誠心が、さまざまな出来事のせいで、巡り巡ってハリーに向いていたからなんです!

ここまで深い伏線を作っているなんて、著者J・K・ローリングには脱帽です!

知られざる杖の素材の名前を一挙大公開!

ここからは、登場人物ごとに彼らに関わってきた杖、特にその素材や性質について、一挙にご紹介していきます!主人公やその親友たちの杖はいったいどんなものでできているんでしょう?

そしてその杖を巡ってどんな物語が展開されているんでしょう?杖は、本体は木でできていますが、芯の部分は魔法界特有のものでできています。そんな、人間(マグル)界と魔法界の混ざりあったような部分にも注目です!

ハリー・ポッター

主人公 ハリー・ジェームズ・ポッターの杖は、本体は柊(ヒイラギ)でできています。芯は不死鳥の尾羽根。この杖の性質は、「良質でしなやか」とオリバンダーは表現しています。そしてなんと、闇の帝王・ヴォルデモート卿の杖と芯が同じ兄弟杖です!

ハリーを選んだ杖がヴォルデモートと兄弟杖であることや、ハリーも蛇語(パーセルタング)を話せることなど、共通点が多いことも、物語の秘密に大きく関わりますが、ここでは省略しておきましょう。

残念なことに、この杖は、ヴォルデモートの分霊箱(ホークラックス)探しの旅でハリーの故郷・ゴドリックの谷を訪れた時、ヴォルデモートの蛇・ナギニに襲われ、その戦いの中で折れてしまいました。

ロン・ウィーズリー

ハリーの親友 ロナルド・ビリウス・ウィーズリーの杖の本体は柳(トネリコ)、芯はユニコーンの尻尾の毛です。トネリコの木は弾力性に優れ、野球のバットなどに使われます。この杖は2作目「秘密の部屋」で暴れ柳のせいで折れてしまいます

テープで応急処置をしましたが、呪文が上手く効かず、呪文が自分に跳ね返るようになってしまいました。…まあそのおかげで、ロックハートの忘却呪文・オブリビエイトを受けずに済んだのですが(笑)

2本目の杖は、3作目「アズカバンの囚人」でロンの父から買ってもらったもので、本体は、芯はユニコーンの尻尾の毛でできています。ユニコーンが好きですよね。また、7作目「死の秘宝」では、ピーター・ペディグリューから奪った杖もあります。

これは、本体は栗、芯はドラゴンの琴線でできているものです。あまり目立ちませんが。(笑)

ハーマイオニー・グレンジャー

ハリーのもう1人の親友 ハーマイオニー・グレンジャーの杖は、本体はブドウ、芯はドラゴンの心臓の琴線でできています。頭脳明晰で呪文なら何でも知っている、そんなハーマイオニーの多種多様な呪文を支えてきた杖ですね。

しかし、残念ながら、7作目「死の秘宝」で杖を死食い人に奪われてしまいます。その後2本目となる杖は、ベラトリックス・レストレンジのものだった杖です。ですが、この杖をうまく扱うことはできませんでした。

なぜなら、杖の忠誠心がこの杖をベラトリックスから奪い取ったハリーにあったからです。また忠誠心が関わってきますね。さて、この杖は本体が鬼胡桃、芯はドラゴンの琴線で、オリバンダー曰く「頑固」な杖です。

いかにもベラトリックスに忠誠を誓っていた杖らしいですよね。

セドリック・ディゴリー

ハリーの友達で、成績優秀かつイケメンなセドリック・ディゴリーの杖は、本体はトネリコ、芯はオスのユニコーンの尾です。ハーマイオニーほどではありませんが、彼も数多くの呪文を知っています。

ただ、彼の登場は4作目「炎のゴブレット」のみ。ポートキーで強制的に墓場に連れてこられ、そこで死の呪いを受け、死んでしまいます。非常に残念でした。

周りからバカにされるハリーを、一人気遣い、時にアドヴァイスもくれたりした、そんな優しい彼を支えてきた杖です。

アルバス・ダンブルドア

ホグワーツの校長 アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア(長い!)の杖は、本体はニワトコ、芯はセストラルの尻尾の毛でできています。通称ニワトコの杖です。

この杖は魔法界最強の杖で、「蘇りの石」「透明マント」と並ぶ「死の秘宝」の一つです。この杖の強さに魅了され、取り憑かれたものは多く、ヴォルデモートもその一人です。

そして、取り憑かれた人は、持ち主を殺してまでも杖を奪おうとするので、この杖の継承の歴史は血塗られています。人間の欲望はとても醜く、恐ろしいものですね(汗)

ちなみに、セストラルとは、ハリーポッターシリーズに登場する魔法生物で、普通の人の目には見えず、近しい人の死を経験した人にのみ見えるという、ドラゴンのミイラのような見た目の生物です。

ドラコ・マルフォイ

ハリーのライバル?ドラコ・マルフォイの杖は、本体はサンザシ、芯はユニコーンの毛です。この杖は結局、7作目「死の秘宝」でハリーに奪われ、忠誠心もマルフォイにはなくなってしまいました。

マルフォイがハリーに負けたこの出来事により、マルフォイの杖だけでなく、ニワトコの杖の忠誠心までハリーに移ることになりました。なぜニワトコの杖まで忠誠心が移ったのでしょうか?

その秘密は、6作目「謎のプリンス」にありました。物語終盤、ダンブルドアを殺そうとして、マルフォイダンブルドア武装解除・エクスペリアームスの魔法をかけ、杖を吹っ飛ばしたからです。

このときにニワトコの杖の忠誠心はマルフォイに移り、最終的にダンブルドアを殺したのはスネイプでしたが、ニワトコの杖の所有権はマルフォイにあった、という巧妙な仕掛けがあったんです!

ヴォルデモート卿

闇の帝王名前を言ってはいけないあの人、など様々な異名を持つヴォルデモート卿、本名トム・マールヴォロ・リドルの杖は、本体はイチイの木、芯は不死鳥の尾羽根です。ハリーの杖と芯が同じ兄弟杖です。

また、イチイの木は、死と再生のシンボルともいわれています。まさにヴォルデモートにピッタリの杖ですね!ちなみに、芯の不死鳥の尾羽根は、ホグワーツの校長室にいた不死鳥・フォークスの尾羽根です。

フォークスは2作目「秘密の部屋」でバジリスクの目を潰したり、ハリーの傷を癒したりして、ハリーを助けました。赤と黄金の羽が特徴的でしたね。あのフォークスの尾羽根から作ったのが、ヴォルデモートとハリーの杖なんです。

長さも違う?杖の大きさを徹底比較!

杖の素材は、本体や芯、デザインが人によって様々です。それだけではなく、実は長さも違うんです。長さによって持ったときの感触や使い心地が違います。そのため、長さも使う人の個性が出るんです。

では、先程ご紹介した登場人物について、長さも見ていきましょう!杖は長いイメージもありますが、「意外と短いなぁ」とか、「だいたいこんな長さだったのか!」など、楽しみながらご覧になってください!

ハリー・ポッター

ハリーの杖は、長さは28cmです。30cmものさしよりも少しだけ短い感じですね。意外と大きい気がします。ちなみに、ハリーの杖の値段は明らかになっていて、7ガリオンとなっています。

1ガリオンは約1000円とされていますので、7ガリオンは約7000円です。けっこう高め…(笑)私たちの世界で考えれば、スポーツを始めるときにシューズを買うのと同じ感覚なんでしょうかね?

また、杖にはそれぞれ込められた意味ありまして、ハリーの杖は、「自分の強さを与えて、慈愛の心を育てる」という意味だそうです!強さや慈愛、まさにハリーにピッタリの杖です!

ロン・ウィーズリー(アズカバンの囚人以降)

一度は折れてしまったロンの杖ですが、その次に購入した杖は長さ33cmです。ハリーのものより5cm長いですね。5cmというと単3乾電池くらいです。あんまり大差ないかもしれないですね~。

杖の意味は、「自己犠牲、神秘、変化」という意味です。たしかに、ロンは「賢者の石」のときにはチェスで自分を犠牲にしてまでもハリーを先に進めました。自己犠牲と言えます。

また、「死の秘宝」ではハリーと仲違いし別々の道を歩みましたが、神秘ともいえる出来事でハリーたちのもとへとたどり着き、仲も直りました。こういった複雑な心の変化も経験しました。杖の意味とロンの性格がピッタリと合っていますね!

ハーマイオニー・グレンジャー

ハーマイオニーの豊富な知識とさまざまな呪文を支えてきた杖ですが、長さは35cmで、他の人に比べると大きい気がします。デザインは、まっすぐでシンプルな杖の持ち手の部分に、ツタが絡まったようなデザインです。

杖の意味は、「神聖なる知識」これぞまさにハーマイオニー!という感じの杖ですね。杖の意味までもが優等生のハーマイオニーを体現しているかのようです!

セドリック・ディゴリー

セドリックの杖の長さは35cmです。ハーマイオニーと同じですね。ハーマイオニーと同様に、まっすぐでシンプルな杖ですが、セドリックの杖はさらにシンプルで、持ち手部分に少し彫刻が入っているだけです。

シンプル・イズ・ザ・ベストをストレートに表現している、セドリックらしい杖のような感じです!また、杖の意味は「連帯感、柔軟性」です。グループを大切にし、また周りの評価を気にせずハリーに優しく接する柔軟性もあるセドリックにちょうどいいです!

アルバス・ダンブルドア

ダンブルドアの杖は先程も書いた通り、魔法界最強の杖・ニワトコの杖です。この杖の長さは42cmです。かなり大きいですね。おそらく一番長いです。最強の杖ということもあって、大きさも他とは一線を画しています!

杖自体は、細長い本体に、持ち手部分から等間隔に節のようなふくらみがある、非常に特徴的なデザインです。その見た目から醸し出される独特の重厚感と、積み重ねてきた数々の歴史を感じます。

この杖を使ってダンブルドアは伝説的な魔法使いとなり、世界に名を馳せ、歴史と伝統があるホグワーツ魔法学校の校長へと上り詰めたんです。映画では、その強さを目にする機会はあまりありませんでしたので、圧倒的な強さをもっと見てみたかったです!

ドラコ・マルフォイ

マルフォイの杖は35cmです。この35cmというのは、杖の長さの平均みたいなものなんでしょうか?マルフォイの杖は、やや太く、他の杖と違って、持ち手から先端にかけて細くなっているわけでもありません。

あまり杖っぽい杖ではないような気がします。この杖はハリーに奪われ、忠誠心も奪われてしまいました。頑張って取り返そうとしますが、取り返したところでうまく使えないので、不憫ですね…

杖の材質は、ある程度弾力があります。頑なにハリーに執着するマルフォイですが、強い者に流されやすく、人によっては何色にでも染まってしまいそうな一面もある、固いような柔らかいような、そんなマルフォイを象徴しています。

ヴォルデモート卿

ヴォルデモートの杖は、長さ34cmです。だいたい他と同じような長さですね。ただし、デザインは非常に特徴的です。ワシの頭のようにとがった持ち手と、その先の、すらっと細く黄色がかった白の本体が特徴的です。

この形や色を見ると、まるで骨のようでもあり、白蛇のような不気味な感じもあります。ヴォルデモートも白蛇のようですから、外見からも持ち物からも、恐ろしい白蛇のような雰囲気が醸し出されています。

また、映画では杖の持ち方が特徴的です。ワイングラスを持っているような手つきで、どこか気品すら漂っています。「上品な恐ろしさ」とでも言うんでしょうか?杖の白さと、とげとげしさからもそれが感じ取れるような気がします。

物語を彩る杖の魅力!

いかがでしたか?メインキャラクターを中心に杖に隠された秘密をご紹介していきました。杖についてよく知らないままだと、「ただの道具」「魔法使いの付属品」などとしてしか映らない杖ですが、ちゃんと意味を知ると、また違ったように見えるはずです。

キャラクターの性格に合い、さらに生き物のように意思を持つ、常識では考えられないような杖ですが、この杖があってこそハリーポッターの世界にはさまざまな物語が生まれ、彩られていくんです。

この杖の魅力を知ったうえで、もう一度ハリーポッターを映画で見てみると、今までと違った見え方が表れるでしょう!ぜひ映画を見てみてください!