アニメ・氷菓の謎が気になります!可愛くて苦い青春ミステリを徹底解剖!

可愛くて苦い青春ミステリとして、普通のコア層からも、一般層からも人気の高いアニメ、「氷菓」。えるたそ~という言葉が一時期SNSで騒然としたリ、実写映画化をしたりなど、忘れたくても忘れられない作品である「氷菓」の謎を追っていきたい。

私、氷菓のアニメが気になります!

アニメの中では異色だった「氷菓」

氷菓のアニメ、まだ覚えてますか? そう、えるたその「わたし、気になります!」が気になりまくった、あの氷菓です。昨今のアニメと違って、女の子と男の子がちょうど同じくらいで、萌えがたくさんある訳でもなかったので、少し異色でした。

そもそも、ミステリー系のアニメ自体あんまり数は多くないですよね。ただ、そんなアニメとしては異色を放っておきながら、氷菓は多くのファンから非常に高い評価を得ています。それはいったい、どうしてなのでしょう。

それは、氷菓というアニメのストーリー、キャラがしっかりと作り込まれているからです。原作小説の米澤さんは、アニメ作品になることを主な目的としたライトノベルを書いている訳ではなく、通常の小説を書かれていることも大きな要因だと思われます。

氷菓は学園ミステリ。主人公は省エネ主義をモットーとする気怠い系男子

さて、ここで氷菓のあらすじを簡単に紹介しておきましょう。氷菓はジャンルでいうと、学園ミステリ―です。ミステリーやらサスペンスやらというと、人が沢山死ぬような展開ばかり想像してしまいがちですが、氷菓にはそういった猟奇的な物語はありません。

主な登場人物は、高校生の男女それぞれ二名ずつで、古典部に所属しています。その一人がメインヒロインでもある、えるたそです。えるたそに関しては、また個別に紹介いたします(笑)主人公は省エネ主義をモットーにした折木奉太郎です。

古典部の面々は、かつて、えるたその伯父が作った「氷菓」というタイトルの文集が作られた謎、犯人が分からないまま未完の映画の謎など、学園の内外で多くの謎に向き合っていきます。みんなで一丸になって頑張る!というより、探偵役の奉太郎の明晰な推理が魅力です。

大天使千反田える…「えるたそ」が可愛すぎる!

えるたそ--千反田えるの可愛さに迫る!!

それでは氷菓のメインヒロインである、えるたそについてご紹介したいと思います。もちろんご存知でしょうが、えるたそは、本名じゃありません。本名は、千反田えると言います。名前からして、良いとこのお嬢様って感じですが、その通りです。

良いとこのお嬢様ですし、言葉遣いも非常にお嬢様っぽいですが、一部の言動に関しては、あまりお嬢様っぽくないと言えます。その言動こそ、「わたし、気になります!」です。黒髪ロングで超丁寧な言葉遣いですが、なぜか好奇心は野生動物なみに旺盛という……。

そんな千反田えるは、なぜここまで多くの人から熱狂的な人気を得ているのでしょうか。以前に氷菓を観ていた人は是非見返して、しっかりと確認をしてほしいのですが、「とにかく顔が近い」ということが、まず魅力の一つです。

「顔の近さ」が可愛さの秘訣?

特に、今まで一度しか見たことのない人が氷菓を観たことの無い人にこそ、この「顔の近さ」に着目して見返して欲しいと思います。とにかく近いです。びっくりするというより、ちょっと引いちゃうレベルですね……。奉太郎じゃなくても。

なぜ、この顔の近さが可愛さの秘訣なのでしょうか。これこそ謎ですね。わたし、気になります!解き明かしていきましょう。まず、千反田えるが顔を近づけるのは、好奇心が非常に旺盛だからです。とにかく覗き込まないと気が済まないのでしょう。

近くで見れば、何か分かるのかもしれないのかと思ってジロジロと見るわけです。奉太郎に謎解きをお願いする時は特に顔が近いのですが、近いのは奉太郎のことが好きとかどうとかではなく、単純に「気になる」からです。しかし、見られているこちら側としては、変な勘違いをしてしまうのです。

勘違いしてしまうだろおおおおおお!!

その勘違いとは何でしょうか? ええ、もちろん「こいつ、俺のこと好きじゃね?」っていう勘違いです。これだけ顔が近かったらキスくらいは余裕でできるレベルですからね……。これだけ近づかれた時点で、相手にとっては無意味であっても、こちらはドキドキしてしまうのです!

「わたし、気になります!」と言われて、顔を近づかれた時点で、「こっちも気になってしまいます!」という状態になってしまうと言えます。更に、人間の生理的な反応として、魅力的な異性と接したときには瞳孔が開くという性質も、勘違いする理由にあるのです。

ただ、瞳孔が開くのは好奇心が刺激される物(わたし、気になります!)に対しても同様です。こちらの場合は、眼自体も見開くのですが。つまり、千反田えるが好奇心を剥き出しにして近づいてくる様子と、好意を持って近づいてくる様子が全く一緒ということです。 

とどめに、京アニクオリティーの作画ですよ……

しかも。し・か・も!千反田えるを描いているのは、アニメ業界で最高とも言われている作画のクオリティーを持つ、京アニです。京アニが描いた千反田えるが、目の前まで迫ってきたとしたら、勘違いをしてしまうのが、人間の性ってヤツなのですよ……。

お嬢様ではありますが、清楚系ヒロイン代表みたいなえるたそは、素直に可愛いです。さんざん書いたように、知的方面に好奇心が旺盛だったり、意外とアクティブだったりするところもギャップのようで可愛いですし。

奉太郎に対して、一途そうな想いが見えるものの、告白したら意外とフラれそうな、微妙な好意も個人的には好きですね。清楚っぽいですし、リアルらしさもあります。えるたその可愛さを本格的に語り出したら、全く終わりが見えそうにないので、非常に口惜しいですが、この辺で実写化について話を移しましょう。

氷菓が実写化!えるたそ役はまさかの!?

氷菓、実写化するってよ。えるたそ役は何とかアリスさん(省エネ)

いやいやいやいやいやいやいやいやだーーーーーーーーーーーーー!!! という訳で、実写化を喜んでいる方には非常にすみませんが、個人的には、全力で実写化には反対です。なんというか、こんなんでは氷菓のイメージが崩れそうなんですよ。

嫌なら見なければいいという意見もありますが、一度表現物として現実に出された以上、「あれは無かった」なんて言えないんですよ。本当は言いたいですけどね……。この二人の役者さんについて詳しいわけではないですが、なんか合わないんです。

えるたその幻想的かつ清純な可愛さは三次元では到底表現できないので、仕方ないです。しかし、私としては奉太郎の気だるさオーラも表現できてないのは、ちょっと許せないですね。

お菓子のことじゃない?「氷菓」の謎とは

氷菓に秘められた、弱かったから言えなかった「叫び」

まあ、これはネタバレになるので、万が一アニメを観てない方は、読み飛ばした方がよいかと思います。氷菓はアニメのタイトルになっていますが、作中では千反田えるの伯父が作った文集のタイトルです。

氷菓の、一番最初の謎でもあります。文集の「氷菓」とはどういう意味なのでしょうか。結論から言うと、「私は叫ぶ」という意味です。氷菓はアイスクリームの意味で、それを同音の「I scream」に変換することで、「私は叫ぶ」という意味になります。駄洒落です。

当時、えるの伯父はリーダーとして、ある騒動の責任を取って退学させられました。しかし、本当はえるの伯父はリーダーではなく、学校側からの処分を恐れた連中に名目上のリーダーに仕立て上げられたのです。

そして、えるに「強くなれ、弱いままなら悲鳴も上げられない日が来る」と伝えます。

アニメ「氷菓」を楽しむなら原作も要チェック!

原作は新作も出てますからね! 

氷菓の原作は、古典部シリーズ、ということで6巻が出ています。前作からは6年ほど間が空いていますけどね。次はいつになるのでしょうか……(笑)原作の米澤さんは、他にも「インシテミル」などの作品で有名な小説家です。

原作の小説はあんまり興味なかった、知らなかった、という方もいるかもしれませんが、実はかなりの人気です。2012年(アニメが放映された年)は、ライトノベル全体の売り上げで、三位に入っています。文庫だけでも累計210万部を突破しています。

また、2016年の角川文庫の「角フェス祭」で高校生が選んだ第一位に輝くなど、輝きは全く衰えていないようです。新刊の効果だけでなく、実写化によって新たな層も入ってくるでしょうし、えるたの「わたし、気になります!」視線は離せそうにありません。

ファンなら行きたい…氷菓の聖地を紹介!

アニメの聖地は、岐阜県高山市

岐阜県高山市ですね。まあ、私は行ったことはないのですが、氷菓の聖地としてけっこう有名な市です。あくまで推定ですが、高山市への経済効果は21億円、聖地巡礼の数は15万人と言われているそうです。

ちなみにこの高山市、市町村面積は全国で最も広いそうです(笑)2177平方キロメートルもあるそうで、だいたい東京都と同じくらいの大きさだとか。デカい……。ただ、山が多いでしょうから、そんなに住むところは多くないんだと思いますけどね。

ミシュランの実用旅行ガイドでも、必見の観光地として名前が載っており、三つ星を獲得しているそうですね。すげえ……と言っていいんですかね? よくわからないですけど。寒そうではありますけど、せっかくなら、えるたそと同じ温泉に入ってみたい! という願望はけっこうあります。

京アニの描くビターな青春は必見!



ここまで氷菓のことを書いてきて、氷菓のアニメを見返してみて、やっぱり京アニ、いい仕事するなあ……と、感心すると同時に感謝するばかりでした。自然とセリフに引き込まれてしまう音楽も、ぶれない作画も、謎を謎として見せる演出も、他と比較できません。

何よりキャラクターの光らせ方が、半端ないです。えるたそがもう、可愛いんですよ。純粋に。ただ、えるたそが単体で可愛いのではなく、他のキャラ達もいるからこそ、相乗効果でより可愛く見えるんですよね。最近わかりましたが。

氷菓はビターな青春ミステリの傑作です。京アニさん、本当にいい仕事をしてくれてありがとうございました。是非是非是非、二期も前向きかつ全力でよろしくお願いしますね!

氷菓<「古典部」シリーズ> (角川文庫)” style=”border: none;” /></a></div>
<div class=
氷菓 (角川文庫)
posted with amazlet at 17.02.09
KADOKAWA / 角川書店 (2012-10-01)
売り上げランキング: 2,572
「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]
「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]
posted with amazlet at 17.02.09
KADOKAWA / 角川書店 (2015-02-27)
売り上げランキング: 3,579