大人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』。アニメーターさんの作画や挿入曲の魅力を語り、物議をかもした最終回からアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の主題に切り込む!1stライブ直前の今、彼女たちの物語を改めて見直す!
目次
話題沸騰!アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』
伝説の幕開け!
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— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2016年4月27日
「助けて、ラブライブ!」。その一言と、海岸に凛と立つ高海千歌のキービジュアルから始まった『ラブライブ!サンシャイン!!』。「μ’s」の伝説をこの目で見てきたからこそ、新たに始める伝説の予感に「テンション上がるにゃー!」とならざるを得なかった…。
そのビジュアルを見たとき、私は思わず武者震いした。ああ、ここから始まるんだ…!と。しかし不安もあった。ファンも、それまでの評価も、本当に何にもないところから伝説を作り上げてきた「μ’s」と、果たして同じような活躍ができるのか…?と。
でもそれは間違っていた。そう考えることすら「ぶっぶ~~~ですわ!」だということが今ならわかる。恥ずかしながら、それが分かったのはアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』を視聴し終えた時だった…。
そう、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』こそが、俺のこころを輝かせてくれたのだ…!
みんなで叶える物語
出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com
『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語は「μ’s」から始まる。何かに夢中になりたくて、何かに全力になりたくて、それでもくすぶっていた主人公の千歌は、「μ’s」の「輝き」に魅せられて、スクールアイドル「Aqours」を始める。
千歌の「輝きたい」という思いに賛同した仲間たちも、次々と「Aqours」に加入し、練習を重ね、「Love Live!」予選に出場し、様々な困難に直面する。そうして困難を乗り越えるうち、千歌たち「Aqours」の叶えたい夢も徐々に変化してゆく…。
そんなアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の魅力は、ストーリーだけではない!
アニメーターさんの作画が神がかっている件
内浦の海並みに綺麗な作画
今日夜10時半から放送のラブライブ!サンシャイン!!9話で後半70カット程作監やりました!少ないですが初作監!色んな方に助けて頂きました。ありがとうございました。宜しくお願いします!
※画像は本編の内容と関係ありません。 pic.twitter.com/kjEIxIkFL1
— 宮崎 輝 (@myzkhkr) 2016年8月27日
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の魅力の1つが作画だ。全体を通して安定しているというのもすばらしいが、なんといっても、見せ場の作画がとんでもなくふつくしい…。プライスレス…。
例えば9話の鞠莉の全速前進ダッシュシーン。雨の中を涙ながらに走る鞠莉のフォームは、いったい何枚書いてるんだ、と言わんばかりのぬるぬる具合。その後の鞠莉の落涙シーンも最高に美しく、アニメーターさんをハグしてしまいたくなるほどの出来栄えである。
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— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2016年8月27日
落涙と言えば、『ラブライブ!サンシャイン!!』では「Aqours」メンバーの泣き顔を拝むことが多く、8話では涙ぐんだメンバーも入れればその数は6人にも及んだ。そして各々が、各々の感情に合った泣き顔を見せており、彼女たちの感情がよりリアルに伝わってくる。尊い…。
そして作画のさらなる見せどころと言えば…そう、ライブシーンである!
『ラブライブ!』の醍醐味!アニメ挿入曲の魅力
決めたよHand in Hand/ダイスキだったらダイジョウブ!
&index=66&list=PLmgGL3shzkGM96YqVhygd3Skb42CTa-hy『ラブライブ!』の醍醐味と言えば、何と言っても楽曲!「サンシャイン!!」でも1話から「決めたよHand in Hand」が挿入され、仲間と手を取り、夢へと一歩踏み出すことが歌われた。ミュージカル風の挿入になっているのもなんとも『ラブライブ!』らしい。
そして序盤の見せ場が3話「ダイスキだったらダイジョウブ!」のライブシーン。「輝き」を思わせるハイテンポな曲調が最高にエモいこの曲。落雷による消灯時の千歌、曜、梨子3人の震えた歌声に思わず心が震えたのは俺だけじゃないはず…。はぁ…好き。
夢で夜空を照らしたい/未熟DREAMER
&list=PLmgGL3shzkGM96YqVhygd3Skb42CTa-hy&index=476話の挿入曲「夢で夜空を照らしたい」では、空飛ぶスカイランタンがとっても幻想的。個人的にはこのときの衣装がめちゃくちゃ好き。シースルーのスカートにおっきなリボン、高めのヒールにエレガントな色合い…すばらしいですわ!
9話の「未熟DREAMER」は圧倒的名曲。9話のアフレコ後に収録したというこの曲は、やはり3年生キャストにとって思い出深いらしく、その想いは楽曲を通してもひしひしと伝わってくる。早着替えや花火の演出も完璧だしホント泣ける…。…ちょっとトイレ行ってくる。
想いよひとつになれ/MIRAI TICKET
&index=36&list=PLmgGL3shzkGM96YqVhygd3Skb42CTa-hy11話の挿入曲「想いよひとつになれ」は、振付けがめちゃくちゃ『ラブライブ!』っぽい。この回はEDへの入りも良く、おそろいのシュシュを天に向けてかざし、まさに「想いをひとつに」するラストシーンは鳥肌もの。そのための右手。
13話の「MIRAI TICKET」はまさに旅立ちの曲。「Aqours」が13話にしてやっとスタートラインに立ったのだという、「ミライ」を感じさせる曲だ。形式的な白いスーツは進水式を思わせ、「Aqours」の「船出」となるこのシーンにぴったりな服装となっている。
しかし一方で、最終回となった13話には賛否両論があるようで…
賛否両論?ラブライブ!サンシャイン!!アニメ最終回考察
作り手の真意は?
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最終回では特にミュージカル演出に対して、ただの総集編、寒いなどの批判が集中。また俗に「ミラチケダッシュ」と言われるモブたちのステージへの接近や、ライブ前の「10」コールを公式が採用したことなどから、残念に思った視聴者も少ないくないようだ。
なるほどたしかに視聴者にそんな印象を与えてしまったのは、ある意味では失敗かもしれない。しかし最終回全体が一つの区切りとして、ゴールとして、アニメ自体の主題をまとめられていれば、それは最終回としての役割を十分果たしていることになるはずだ。
そこで作り手がどうしてこのような最終回を作ったのか、制作側が伝えたかったことは何だったのか、それを考えてみたい。そしてそれを知るには『ラブライブ!サンシャイン!!』の主題を考える必要がある。
『ラブライブ!サンシャイン!!』の主題
【7月9日に公開したニュースランキング第6位】TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第1話「輝きたい!!」より場面カット到着 #lovelive https://t.co/jQkZF6VRLI pic.twitter.com/GGrIYw34om
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では『ラブライブ!サンシャイン!!』の主題とは何か。それは「輝く」である。タイトルの「サンシャイン」や1stシングル名「君のこころは輝いてるかい?」からも「輝く」ということが『ラブライブ!サンシャイン!!』のテーマとなっていることは頷ける。
そしてアニメでは、「μ’s」の「輝き」に憧れてスクールアイドルを始めた千歌が、様々な困難にぶつかり、その度に「輝く」とはどういうことかを考えている。そして考える度、「輝く」という言葉がもつ意味も変わってくる。
今、全力で輝こう!
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作中で「輝く」という言葉の意味は変化する。「μ’s」を見た千歌のこころに漠然とあった「輝きたい」という気持ちに共感した仲間と、町や学校のみんなの協力で「Aqours」は始まる。しかし、東京でのライブで得票数「0」という結果に終わってしまう。
その経験で、千歌は0を1にするためスクールアイドルとして「輝きたい」という想いをうちあけ、皆で一緒に歩むことを誓う。そして梨子と曜の口から「輝く」というのはみんなで一緒に「輝く」こと、聞いている人にも「輝き」が広がることだと語られる。
その後音ノ木坂に行って初めて、「μ’s」みたいに「輝く」ためには、背中を追いかけるのではなく、仲間だけを、目の前の景色だけを見て、まっすぐ自由に走る必要があると悟る。そして最終回では、全部を楽しんで、皆と進むことが「輝く」ことだと答えを出す。
最終回の意味
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「輝く」という主題がわかれば、最終回の意味も見えてくる。あのミュージカル演出も観客を含めた皆で「輝く」ためのものだと考えることができる。すなわち「Aqours」の成り立ちを共有することで初めて観客も彼女たちと同じ地平に立てるのだ。
ミュージカルなしに、ただライブをやっても、観客にとってそのライブは他人事で終わっていたかもしれない。ミュージカルをして、「Aqours」の背景を少しでも知ってもらった方がほんの少しでも一緒に輝ける可能性が増える。少しでも0から1に近づける。
ライブ後の千歌のモノローグも主題を踏襲したもので、「Aqours」は「μ’s」を追いかけるのをやめ、自分たちの物語を叶えるのだと誓い、最後には「君のこころは輝いてるかい」と問いかける…。これこそ「みんなで叶える物語」の続きだと言えよう。
確かに最終回が一部の視聴者を落胆させてしまったのは事実だ。しかしラブライバー諸君には「輝く」ということが何なのかを考えながら見返してもらいたい。「Aqours」メンバーの気持ちを追った先に、彼女たちの見たものと同じ景色が広がっているだろう。
アニメ2期はある?あるならどんな内容?
「Aqours」だけの物語
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— ラブライブ!公式 (@LoveLive_staff) 2017年2月10日
無印同様、期待されるのがアニメ2期。もちろん大人の事情もあるのだろうが、アニメ2期があると思ってもよいのではないだろうか。売上的にも申し分ないだろうし、『ラブライブ!』というプロジェクト自体に懸けられた情熱も並ではないはずだ。
そもそも、アニメの内容のキリが悪い…。よくよく考えてみれば、「Love Live!」の結果もわからないままだし、廃校阻止もできていない。「Aqours」はやっとはじめの一歩を踏み出したばかりなのだ。
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— 電撃G's magazine編集部 (@gs_magazine) 2016年6月30日
では2期があるとしたらどんな内容になるだろう?一部では、アニメ最終回でのミラチケダッシュは規約違反で「Love LIve!」失格から始まるのでは?という予測もされている。たしかに「μ’s」と同じく、冬季の大会で優勝という可能性もあるだろう。
また、無印『ラブライブ!』と同様に、キャラクター回も期待される。個人的には果南ちゃんにスポットが当たると、ダイブいい感じ~!新曲も新衣装も楽しみだし、「Aqours」がどうやって彼女たちの物語を叶えるのか、本当に楽しみだ!
輝きたい!!これからのラブライブ!サンシャイン!!
0から1へ…!Aqours!サンシャイン!!
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— 電撃G's magazine編集部 (@gs_magazine) 2016年7月29日
俺のこころは今、全力で輝いている。1stライブをひかえた今、心のボルテージは最高潮だ。『ラブライブ!』の波動を感じる…。そしてそうさせてくれたのは紛れもなく、物語の彼女たちだ。
千歌と同じく、俺も始まりは「μ’s」だった。「μ’s」はたしかに輝いて見えた。追いかけたくなった。でもやっぱり、「Aqours」は「Aqours」だ。それ以外の何者でもない。比べちゃダメなんだ、追いかけちゃダメなんだ…。
【Aqours】
本日Aqoursメンバーで内浦へ行ってまいりました!!
お世話になった皆さま、本当にありがとうございます☆そして、これからもどうぞ宜しくお願い致します。 #lovelive pic.twitter.com/QTuYhR8vbW
— ラブライブ!公式 (@LoveLive_staff) 2016年2月1日
「Aqours」はある意味、等身大の俺たちだ。「μ’s」に憧れていた、普通の女の子たちだ。そんな普通の彼女たちが、輝く姿を俺は見たい。いや、見るだけじゃなくて一緒に輝きたい!一緒に夢を叶えたい!
そのためにも今、できることをしよう。俺は1stに向けてアニメを見返したり、コール練をしたり、グッズ自主制作をしている。そうしてほんの少しでも、1歩でも、前へ進んでいきたい。0から1へ…!Step! ZERO to ONE!!
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