【エミネム】攻撃的で激しい歌詞!日本語訳で魂の叫びを感じろ!

過激な内容と歌詞で賛否両論を起こし続けるエミネム。そんな彼は軸がぶれることなく、魂の叫びをあげ続けています。怒りとエネルギー満ち溢れる魅力的な歌詞をお届けします。

[エミネム]過激な歌詞から議論を巻き起こし続ける白人ラッパー

エミネムの華やかな略歴

アメリカ出身で白人ラッパーのエミネムは世界で最も売れたラッパーのひとりです。2000年に発表されたアルバム『ザ・マーシャル・マザーズ LP』で1700万枚以上の売り上げを叩きだし、ヒップホップミュージシャンによる世界最速最多売上記録でギネス認定されているほどです。

その後は『ザ・エミネム・ショウ』や『アンコール』なども発表しています。どれも全世界で大ヒットし、富と名声を欲しいままにしました。さらに自伝的映画『8 Mile』が本人主演で公開されると、さらにその名を広めることになります。

エミネムの壮絶な幼少期

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Marshall Mathersさん(@eminem)が投稿した動画 –

そんなスターダムを駆け上がったエミネムですが、ここに至るまでは壮絶な人生がありました。1972年、ミーズリ州で生を受けたエミネムの家庭環境はホワイト・トラッシュと呼ばれる白人の貧困層でした。父親はエミネムが2歳の時に家族を捨てて、どこかへ行ってしまいます。残った母親も育児放棄で愛情というものを知らずに育っています。

学校でもイジメにあい、自殺未遂を経験していたエミネム。デトロイトに移り住むと、ラップと出会います。本名のマーシャル・マザーズのイニシャル「M&M」を早口で言った時に聞こえる発音「エミネム」として、MCの活動を始めます。黒人たちに交じってしのぎを削ていったエミネムのスタイルは攻撃的なものになりました。そこにはこれまでに心に溜めてきた恨みがこもっています。

そんな激しいラップをするエミネムの歌詞は当然過激な内容になっています。当然、批判や議論を引き起こすことになります。ですがエミネムは自分のスタイルを変えません。信念を曲げません。だからこそ、カッコよく、魂のこもったラップができるのです。

[Go to Sleep]実在のラッパーをディスった曲

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Marshall Mathersさん(@eminem)が投稿した写真 –

終始、銃声と罵声が飛びかう『Go to Sleep』ですが、そのターゲットにされているのはジャ・ルールという実在するラッパーです。ジャ・ルールは「エミネムの母親はドラッグ常習者で妻のキムは淫売、大人になった娘のヘイリーがどうなるか楽しみだ」と、エミネムの家族を攻撃したのが発端です。

この曲は面白いぐらいに攻撃的な暴言がこれでもかというほど聞くことができます。また、この曲はエミネムだけでなく、オービー・トライスDMXも参加しています。かつての友人だったDMXとの対立が垣間見えて面白いです。

こういったラッパー同士の対立や、曲を使ってのディスり合いなどはヒップホップ界ではよく見られる光景です。レーベルやラッパー同士の交友関係や敵対関係などの構図に着目しながら曲を聴くのも楽しいです。

[Criminal]自分の歌詞を批判されたエミネムの渾身のカウンター

Finished rehearsals. Off to New Zealand, Australia and South Africa #Rapture2014

Marshall Mathersさん(@eminem)が投稿した写真 –

攻撃的な歌詞で議論を巻き起こしてきたエミネムですが、その議論や批判に対して自分の思いをぶつけたのが『Criminal』です。同性愛者などに対する差別的発言や攻撃的な歌詞などを非難されてきたエミネム。そんな非難の声にエミネムらしさで対抗しています。

「歌で言っていることをエミネムが本当に信じていて、本当にやるんだ」と思っている人が多いことを冒頭で歌っています。言っていることが犯罪だと責める歌詞への批評に対して、「だったらお前を殺してやるよ。犯罪者だからな!」と開き直った感じが面白いです。

そして批判されたことすべてをこの曲に盛り込んでいるところが面白いです。同性愛者や批判的な人間への暴言が盛りだくさんです。

[Cleanin’ Out My Closet]母親に対する思いをぶちまけた曲

Cleanin’ Out My Closet』には母親に対する憎しみが込められており、エミネムの悲しい過去を知ることができる曲です。物悲しさの中に恐ろしさないまぜになった暗い曲です。が、どこか中毒性があります。

歌詞には「自分は良い母親だったと言い聞かせてろよ」や「(エミネムの)娘が美しく育ったけど、お前の葬式には絶対行かせない」など、いまでも母親を許せない気持ちが書き連ねられています。

従兄弟が自殺した時に母親に言われた一言がエミネムを苦しめ続けています。「死んだのがお前だったら」と母親はこぼしたのです。歌詞の中でエミネムはこのことに言及し、「そうだよ。俺は死んだんだ。あんたの中では完全にな!」と締めくくっています。

やるせなさの残る曲ですが、エミネムの怒りの原点に触れることのできる作品です。力強さとは反対の寂しさが感じられますが、エミネムの強い魂を感じられることができます。

[My Band]D12との関係性を歌った面白い歌詞

D12エミネムは切っても切れない関係です。アマチュア時代から交流があり、エミネムのあとを追うようにしてD12もデビュー。その後も多くの曲で共演するほど仲の良いグループです。

My Band』はそんなエミネム参戦の代表ともいえる曲です。エミネムがあまりに有名でD12のフロントマンみたいな扱いをされていることを、皮肉たっぷりに歌っていて面白いです。

「女の子たちはみんなオレ目当てさ。俺がバンドのリードシンガーなんだぜ」とエミネムが歌っています。その後、D12のメンバーが不平不満を言います。「俺たちはヴァンで移動なのに、あいつだけツアー・バスだ」とか「あいつばかりインタビュー受けて、写真撮られまくりで」や「エミネムのマイクだけクリアな音源で、俺たちのセットはめちゃくちゃだ」など、扱いの違いに笑えます。

どれもこれも、コメディとして書かれています。実際にはD12エミネムの結束は強く、ほとんど親友といって良いほどの絆で繋がれています。そんな仲良しグループがじゃれあうように作った歌は、聞いていて本当に楽しいです。

[Under the Influence]汚い言葉で挑発的な歌詞

Whatcha all fuckin doin? I'm chillin' ❤💛💚 #chillin #bored #d12 #detroit #rappers #eminem #ripproof

Em 💖さん(@marshallordie)が投稿した写真 –

Under the Influence』はD12エミネムのコラボ曲で、自分たちを批判する相手に徹底抗戦の構えで攻撃しています。日本のラップではありえないほど過激な歌詞で、自分たちがどういう存在なのかをアピールしています。そんな汚い言葉を楽しむ作品になっています。

「俺は病院を彷徨いながら見つけた物すべてに毒針を突き刺す蜂さ」や「テメエをナイフの柄の部分でぶっ刺してやる」など狂喜すら感じられる歌詞がクールです。自分が何に対しても徹底抗戦であることが書かれています。

他のメンバーも「アンチどもは殺してやる」や「宅配便で爆弾を送りつけてやる」など、イカれた殺人鬼のように振る舞っています。中には「マリファナの売人」だったなど犯罪まがいの歌詞が多いです。攻撃的なラップを象徴するように、刺激的でカッコいい作品になっています。

遠慮しない歌詞で論争を巻き起こし続けるエミネムが面白い

ラップとは元来攻撃的なものであり、エミネムもまたそのラップが持つ攻撃的な面を表現し続けています。そこには魂が込められており、エミネム自身の怒りも爆発しています。ゆえに教育上不適切な言葉が飛び交い、議論を巻き起こしています。

しかしエミネムはそうした議論などおかまいなし。ラッパーとしての自分であることを貫きます。俺のことが気に入らねえやつは、ぶっとばしでも前に進むそんなラッパーとしてのハングリー精神を剝き出しにしています。

それらのエミネムの信念が、「自分のことはすべてさらけ出す」という魅力につながっています。今度は一体どんな議論を巻き起こしてくれるのか?
そんな期待感でいっぱいのアーティストです。

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