千と千尋の神隠しで噂の温泉地を徹底調査!聖地は果たして何所なのか?

日本を代表する長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』。公開から10年以上たった今も絶大な人気を誇っています。そろそろ見ているだけじゃ物足りなくなってきたアナタに『千と千尋の神隠し』の聖地巡礼の魅力をたっぷりとご紹介!各地に広がる『千と千尋の神隠し』の聖地の噂、その真相にも迫ります!

神ってる!視聴率18%超えの『千と千尋の神隠し』

みんな大好き「千と千尋の神隠し」

今この記事を読んでいる『千と千尋の神隠し』が大好きなそこのアナタ!「金曜ロードSHOW!」で放映される『千と千尋の神隠し』、毎回かかさず見てますか?もちろん、見てますよね?

なんせ2003年の初回から2、3年に1度のペースで何度も再放送しているにも関わらず、未だに平均視聴率18.5%という脅威の数字をたたき出す、お化けコンテンツですから!

「金曜ロードSHOW!」の歴代最高視聴率は46.9%なんですが、これも『千と千尋の神隠し』初放送時の記録です。さらに2001年に公開した映画の興行収入も308億円で歴代1位と言うんだから、『千と千尋の神隠し』の凄さが改めて分かりますね。

見てるだけじゃ物足りない!『千と千尋の神隠し』の楽しみ方

公開から10年以上経った今も絶大な人気を誇る『千と千尋の神隠し』。ストーリーはもちろん、キャラクターや世界観、音楽からアニメーション技術に至るまで、隅々まで魅力が詰まった作品です。

楽しみ方は人それぞれと思いますが、私が特にオススメしたいのが『千と千尋の神隠し』の聖地巡礼!

和と異国の雰囲気が入り混じる町並み、鮮やかな極彩色の湯屋「油屋」、木製の棚が壁一面に並ぶ釜爺の仕事場、重厚感が立ちこめる湯婆婆の部屋 etc…

いつも画面の向こう側だった『千と千尋の神隠し』の独特な世界観が目の前に広がる光景をちょっと想像してみてください。千尋と一緒に神隠しにあったようで、ワクワクしてきませんか?

『千と千尋の神隠し』の聖地と名乗る温泉地や温泉宿

湯屋がメインの舞台なだけあって、『千と千尋の神隠し』の聖地として噂される場所は温泉地や温泉宿がほとんどです。例えば、愛媛の道後温泉、長野の渋温泉、群馬の四万温泉、栃木の鬼怒川温泉、台湾の九份など。

実はこれでもほんの一部で『千と千尋の神隠し』の聖地と呼ばれるところは他にもたくさんあるんです。そうなると、噂の真偽が気になってきませんか?普通の旅なら大満足のどれも素晴らしい観光スポットです。でも、『千と千尋の神隠し』の聖地巡礼となれば話は別!

そんなわけで今回は、現実世界とは似て非なる場所に迷い込める『千と千尋の神隠し』の聖地巡礼の魅力をたっぷりとご紹介!『千と千尋の神隠し』の聖地として人気のスポットを中心に各地の見所を押さえつつ、これまでスタジオジブリから発表された内容やメディアで取り上げられた情報を元に、噂の信憑性までチェックしちゃいます!

監督も公認!『千と千尋の神隠し』の聖地、愛媛の道後温泉

湯屋「油屋」のモデルはどこか、…(中略)… 宮崎監督に直接質問したことがありますが、監督の答えは、「色々な温泉が入っていて特定のモデルはないけれど、道後温泉は確かに入っている」とのことでした。

出典:http://www.ghibli.jp

この曲線的な屋根が特徴的なこちらは、愛媛・松山の道後温泉。最初からネタばらしになりますが、宮崎駿監督も公認する『千と千尋の神隠し』の聖地です。スタジオジブリ、2003年1月9日(木)のジブリ日誌に以下のように記載され、美術監督の武重洋二さんも湯屋「油屋」の外装で「道後温泉本館」を参考にしたとおっしゃっています。

また、徳間書店から出版されている『スタジオジブリ絵コンテ全集13 千と千尋の神隠し』では、「カット番号733」として「導後」という文字が書かれた大戸が河の神様とともに333ページに登場しています。使われている漢字こそ違うものの、愛媛の道後温泉を意識したものであることは間違いなさそうです。

スタジオジブリの社員旅行でも訪れたと言われる地。妄想力の成せる業ですが、宮崎駿監督になりきって、ロケハン気分で聖地巡礼するのも面白いですよ!

長野の渋温泉が『千と千尋の神隠し』の聖地と呼ばれたワケ

まず、事実関係として。映画の「制作の為」に監督やスタッフの方が取材にこられたということはありません。そして、少なくともここ20年の間に、宮崎監督が宿泊に来られたこともないと思います。

出典:http://www.kanaguya.com

闇夜にライトアップされたこの姿!金で造られたじゃないかと思うほど、まばゆい輝きを放つ金具屋「斉月楼」は長野の渋温泉にあります。国の登録有形文化財でもあるこの建物もまた、『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」のモデルと言われている場所です。

しかし、こちらはスタジオジブリの公式サイト、2003年1月9日のジブリ日誌の中で「正解ではないようだ」と記されており、事実、宮崎駿監督がこの地を訪れたという記録はないようです。

この温泉宿が面白いのは、金具屋9代目(予定)が自らが公式サイトにアップした『あの湯屋を探して 特集・なぜ建物が似ているのか』という考察記事。その中でも、映画の制作のために宮崎駿監督やスタッフが取材に来た記録はない、ときちんと語られていて、9代目の誠実な人柄が垣間見えます。

『千と千尋の神隠し』、監督が語った群馬・四万温泉の温泉旅館

この赤い橋、ピンと来ませんか? そう!『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」の目前に掛かっているアレです!目を細めると、うっすらと湯屋に訪れる神々の行列が見えてきそうじゃないですか?

群馬は四万(しま)温泉にある老舗旅館「積善館本館」。その歴史は古く、群馬県の重要文化財にも指定されています。江戸時代からの湯治場として知られるこの場所は、 『千と千尋の神隠し』で神々が疲れを癒す湯屋として登場する「油屋」そのものです。

スタジオジブリの公式サイト、2003年1月9日のジブリ日誌の中では「正解ではないようだ」と記されていますが、その後、2008年7月25日に日本テレビで放送された『スタジオジブリ・レイアウト展特番~宮崎監督130分独占インタビュー~宮崎アニメワクワクの秘密』という番組の中で、四万温泉の「積善館」が『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」のイメージモデルの一つとして改めて紹介されました。

紆余曲折あった群馬の四万温泉ですが、正真正銘の『千と千尋の神隠し』の聖地です。『千と千尋の神隠し』の人気にあやかった、『千と千尋の神隠し』のモデル宿を推した宿泊プランまで用意されています。

栃木の『千と千尋の神隠し』の聖地は鬼怒川温泉じゃなかった!

鬼怒川温泉一の老舗旅館「あさやホテル」とは

栃木で『千と千尋の神隠し』の聖地と噂の場所は鬼怒川温泉にあります。それがこの「あさやホテル」。創業してから130年もの歴史をもつ、鬼怒川温泉一の老舗宿です。絢爛豪華な造りと壮大な吹き抜けは『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」の雰囲気にそっくり!

SNS 上でも人気の鬼怒川温泉「あさやホテル」ですが、残念ながら『千と千尋の神隠し』の聖地という公式の情報は今のところありません。じゃあ、栃木は『千と千尋の神隠し』の聖地じゃないのか?と思った方、安心してください。栃木はまぎれもなく『千と千尋の神隠し』の聖地です!

栃木の『千と千尋の神隠し』の聖地は「日光東照宮」

『千と千尋の神隠し』の聖地について、新情報がありました。「金曜ロードSHOW!」のマスコット、スタンリーが2017年1月20日(金)のツイートでこんな風に言っています。栃木の『千と千尋の神隠し』の聖地は「日光東照宮」だったんですね。

「日光東照宮」は日本を代表する世界遺産の一つ。中でも、見ざる、聞かざる、言わざるの「三猿」が有名ですが、『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」の内装を思わせる、鮮やかな色使いと繊細な絵柄は見物です!

温泉天国・台湾は本当に『千と千尋の神隠し』の聖地なのか?

知る人ぞ知る、温泉天国・台湾。ここに『千と千尋の神隠し』の聖地と噂される場所があります。その名を「九份(きゅうふん)」と言い、台湾の北部に位置する山あいの小さな町です。元は金鉱で栄えていたようですが、現在は台湾を代表する人気の観光地として知られています。

町中に赤い提灯が連なる様は、物語の序盤、両親とともに千尋が迷い込んだ『千と千尋の神隠し』の町並みによく似ています

日が落ちると、赤く灯る提灯と夜の闇とのコンストラストが素晴らしく、なんとも幻想的な雰囲気です。実際に町中には「千と千尋の神隠 湯婆婆の屋敷」と書かれた赤い看板まで置かれています。いかにも『千と千尋の神隠し』の聖地という感じではあるのですが、『千と千尋の神隠し』の聖地としては今のところ公言されていません

聖地巡礼、『千と千尋の神隠し』なら東京には必ず行け!

釜爺の仕事場に遊びに行ける「江戸東京たてもの園」

『千と千尋の神隠し』の聖地は温泉地以外にもあり、この「江戸東京たてもの園」もそのうちの一つ。上記の武居三省堂の内部にある引出しは釜爺の仕事場にあった薬草箱のモデルとして有名です。奥の方から、釜爺の長い腕が今にも伸びてきそうですね!

「江戸東京たてもの園」は東京都小金井市にある野外博物館で、文化的価値の高い、江戸・東京の歴史的な建物が多数、移築・保存されています。実は、スタジオジブリの公式サイト内にある「作品の舞台はどこですか?」というQ&Aの中で、『千と千尋の神隠し』で大いに参考にした場所として唯一紹介されている場所です。

明治初期に創業した文具店である武居三省堂のほか、『千と千尋の神隠し』で参考にされた場所とされているのが、銭湯の子宝湯や居酒屋の鍵屋。いずれも趣のある佇まいで『千と千尋の神隠し』の世界を呼び起こしてくれます。

湯婆婆の部屋が垣間見れる「目黒雅叙園」

出典:http://www.megurogajoen.co.jp

日本最古の結婚式場「目黒雅叙園」。和と洋の要素が混じった、きらびやかなこの場所もまた『千と千尋の神隠し』の聖地と呼ばれる場所です。

湯婆婆の部屋のモデルや湯屋「油屋」の内装の原型となったと言われ、それぞれ徳間書店から出版されているロマンアルバム『千と千尋の神隠し―Spirited away』と文藝春秋から出版されている文春文庫『ジブリの教科書12 千と千尋の神隠し』の中にそのことが記されています

重厚感が感じられる造りは、まさに湯婆婆の部屋と同等の風格が!無断で立ち入ろうものなら、鬼の形相をした湯婆婆に、今にも詰め寄られそうな勢いを感じます。想像しただけで涙がちょちょぎれそうです。

大阪もあわせていきたい!「ジブリの立体建造物展」

出典:http://www.ghibli.jp

ここまでのおさらいをすると『千と千尋の神隠し』の聖地として、なんらかの公言がされているものは愛媛の「道後温泉本館」、群馬の「積善館本館」、栃木の「日光東照宮」、東京の「江戸東京たてもの園」、「目黒雅叙園」の5か所

宮崎駿監督いわく、湯屋「油屋」には特定のモデルはなく、色々な温泉が入っているそうなので、もしかすると今後新たに明らかになっていく聖地もあるかもしれません。

2017年12月2日から2018年2月5日まで、「ジブリの立体建造物展」が大阪の「あべのハルカス美術館」で開催予定。約3メートルにもなる『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」の巨大模型のほか、背景画や美術ボードなども展示されます。聖地巡礼の後に大阪に立ち寄れば、次の「金曜ロードSHOW!」の放送までの予習もバッチリできますね!

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