【四月は君の嘘】ネタバレ注意!涙腺崩壊必至の嘘と真実とは

「月刊少年マガジン」(講談社)にて2011年5月号から2015年3月号まで連載されていた「四月は君の嘘」。見た人全てが感動し、アニメ化、実写映画化までする涙腺崩壊必至の嘘と真実とは。

実写化もされた漫画「四月は君の嘘」とは?

まず簡単に「四月は君の嘘」を紹介していきます。

二人の中学生、宮園かをりと有馬公生の音楽と愛の物語。月刊少年マガジンで連載され実写映画化までしています。
主人公の有馬公生は幼い頃母の厳しすぎる指導でピアノをやめているが宮園かをりに伴奏を頼まれそこから徐々にピアノの世界に復活していきます。宮園かをりは天津爛漫な明るい性格で幼馴染である椿に協力してもらい好意を寄せている友人の渡と仲良くなりその友人である公生とも仲良くなります。
公生はかをりに好意を寄せていきますが親友である渡に気を遣い二人の仲を邪魔しないようにしていました。
ですが少しずつ仲良くなり心を開いていきます。
そしてラストで明らかになる嘘と真実に必ず号泣します。

超個人的に選ぶ!原作の感動シーン!

母の厳しい指導の裏には?



常日頃、厳しく母にピアノの指導をされている幼い頃の公生ですが、体調の悪い母がコンサートに来てくれるということで
張り切って演奏をしましたが楽譜に忠実に弾けていないと怒られてしまいました。
母に皆の前で叩かれ、公生は「おまえなんか死んじゃえばいいんだ」と言ってしまいます。
公生は母と話したのはその言葉が最期でした。そこから公生はピアノの音が聞こえなくなっていきます。

ということがあり、母は鬼のような人だと思っていましたが、実は感動の真実がありました。
母は自分の命が短く、公生に残せるものはピアノしかないと思い、厳しく指導していたのです。
「私がいなくなったら公生はどうなるの? 音楽で食べていける?」
「私の宝物は幸せになれるかしら」
と、公生の母が言っているのを母の友人である瀬戸の回想によって明らかになる感動シーンです。

自分の子供を憎む親はいないと作中でも語られていますが公生にとっては厳しく指導され子供だったので
「なんでこんなに」という気持ちが強かったと思います。
でも全ては我が子である公生の為。「私が残せるのはこれだけ」と思っていたのだと思います。
そこのシーンが後々明らかになり、その気持ちを公生自身がガラコンサートでの「愛の悲しみ」の演奏の中で
克服していく様が感動を誘うシーンです。

アニメでしかできない感動の演奏とは?

「四月は君の嘘」で何と言っても欠かせないのは演奏シーンです。公生は当初ピアノの音が聞こえないので演奏での精神の葛藤が描かれます。
それを彩る曲の数々ですがアニメでは繊細に描かれています。鍵盤を押す指から音までこだわって作られています。
個人的には母との別れを示した「愛の悲しみ」最終回で演奏する「ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23」が注目です。
登場人物の心情を聞きながら曲を聴けるのはアニメだけです。曲を聞きながら見ることができるのでより一層物語に没頭することができます。
そして当たり前ですが演奏される曲は実際にある曲なので曲の全てをじっくり聞きたい方はCDなどを借りて聴いてみてください。

漫画とは違う実写映画のオリジナルシーンとは?



「四月は君の嘘」実写化にあたって、キャストはドラマや映画で見ない日はない方々です。
有馬公生役は山崎賢人さん、宮園かをり役は広瀬すずさんです。
過去に大きな闇を持つ少年と、天真爛漫な少女を見事に演じていました。
「四月は君の嘘」は漫画が原作です。漫画が原作となると現実では不自然なところもありますが
「四月は君の嘘」は現実的に作品なので実写化はしやすいですね。
原作とは違う点はいくつかあります。まず原作では中学生設定なのですが実写映画化では高校生になっています。
ここは実写化に伴う変更点ですがそこまで感じさせる部分ではなかったです。
そして一番違う所は公生がかをりに想いを伝えているということです。
原作では「好きだ」とは音楽の想いとして届けました。なので言葉にできませんでした。
ですが実写映画化では伝えることができて公生も幸せだと思いました。
伝えているか・伝えていないかは大きな問題だと思うのでここは大きな変更点だと思います。

感動の最終話!公生、感動の共演。

〜公生が最終回の演奏にかける想いとは〜

最終回、公生は東日本コンクールで「ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23」を演奏します。
かをりの体調が悪く母の亡くなる前の姿と重なり、公生の精神状態も演奏ができる状態ではなくなります。
「演奏家だから」「皆の想いに応えないと」
様々な想いが交差し、最後に思うことはかをりのこと。
「全部を乗っけて届け」と告白のような演奏をします。
そこで出てきたのは幻想のかをり。かをりのヴァイオリンと共演します。その時のアニメは実際にヴァイオリンが入ってきて明るい音色ですがどこか悲しい演奏と感じます。
「行かないでくれ」と懇願するもかをりは消え、演奏は無事終了し大喝采をあびます。
「届いたかな この声 君に届いたかな」と今までのかをりとの思い出を振り返りながら「さよなら」となります。

このシーンは「ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23」を公生が演奏するのですがその演奏がアニメでは聴くことができます。
ここでの演奏は悲しく、でも暖かい感動の演奏です。途中でヴァイオリンのかをりが参加し、その演奏は壮大になります。
かをりがヴァイオリンで演奏に参加するシーンはいつ見ても傑作だなと感じさせます。まず「ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23」が
素晴らしくこの時の情景と合っていて、物語を色鮮やかにしています。
「ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23」を元々知らない人もフルで聴きたくなること間違いなしです。
そして公生の演奏中の気持ちの変化が成長しているなと感じます。
みんなへの感謝から、かをりへの想い。こんなに演奏に想いをかけている人がどれだけいるんだろうなと感じさせる名シーンです。

宮園かをり、最後の手紙。物語の結末とその内容とは?

東日本ピアノコンクールが終わり、少し日が経ち
公生はかをりの手紙をかをりの両親から手紙をもらいます。
もうこの世界にはかをりはいないので亡くなったあとでの手紙です。
そこでタイトルの「四月は君の嘘」の意味が明らかになります。
その手紙には一つかをりが嘘をついたこと。
その嘘とは「宮園かをりが渡亮太くんを好き」という嘘。
本当はずっとずっとかをりは公生好きだったことが手紙で明かされます。
そして追伸で「私の宝物を同封いたします
要らなかったら、破って捨ててください。」書かれてあり幼い日のかをりの写真に
偶然入り込んだ公生との写真が入っていました。

という物語のクライマックス。
いろいろな想いが交錯し、今までのことかをりを思い出すと何度でも
泣けてきます。何のために公生の前に現れたのか、何を思っていたのかを何度も考えさせられる深い作品です。こんなに漫画で泣いたことはありませんでした。

かをりの想いとは

かをりの手紙の個人的に好きな箇所を抜粋しました↓
拝啓 有馬公生様。
さっきまで一緒に居た人に手紙を書くのは、なんだか変な感じです。
君はひどい奴です。
グズ、のろま、アンポンタン
君を初めて見たのは五つの時。
当時通ってたピアノ教室の発表会でした。
ぎこちなく登場したその子は椅子にお尻をぶつけ、笑いを誘い、大きすぎるピアノに向かい
一音を奏でた途端私の憧れになりました。

途中略

そして・・
一つだけ嘘をつきました
「宮園かをりが渡亮太くんを好き」
という嘘をつきました
その嘘は…
わたしの前に
有馬公生くん。
君を連れてきてくれました

あと、椿ちゃんにも謝っておいてください
私は「通り過ぎて居なくなる」人間
変な禍根を残したくなかったので、椿ちゃんにはお願いできませんでした。

途中略

やっぱり
君でよかった
届くかな
届くといいな
有馬公生くん。
君が好きです!
好きです!
好きです!

こんなに感動の手紙を見たことがありません。出会いから今までの全てがこの手紙に集約されています。
公生を知ったきっかけや、一番最初の出会いのシーンでかをりが思っていたこと、公生が好きだったこと。
手紙の内容が深すぎて語るのが難しいほどです。
かをりの手紙は間違いなく「四月は君の嘘」の一番いいシーンです。
かをりは最初から様々な想いを隠し、また公生を光の当たる場所に連れてきてくれました。
公生は一生かをりのことを忘れないでしょうし、かをりも公生の中で永遠に生き続けるでしょう。
中学生という年代に母の死と最愛の人の死を乗り越えた公生は一段と大きくなり今後豊かな演奏ができると思います。
また、今後の公生に笑顔が溢れる人生が来て欲しいとみんな願うでしょう。
今後、これ以上の泣ける名作に出会うことができるか心配です。
「四月は君の嘘」タイトルにこんなに感動した作品は初めてです。