『LAST GIGS』に陶酔!氷室京介はやっぱりオレ達の青春だった

伝説のロックバンド「BOØWY」のヴォーカリスト氷室京介。ヒムロックの愛称で呼ばれ、ソロになってからもオレ達のカリスマでした。今回は、2016年に行われた「LAST GIGS」を振り返ってみましょう。

ヒムロックから2度目の「LAST GIGS」

2016年5月23日東京ドーム、5月の暑い日だった



2016年5月23日、東京ドームで行われた「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」。これが本当の“ファイナル公演”になってしまいました。今回のツアーは、4月から大阪、名古屋、福岡を回り、東京ドームで締める。総勢30万人の歓声を浴びて幕を閉じました。

オレ達にとって2度目の「LAST GIGS」です。正直、複雑な気持ちでしたよね。「また、サヨナラをしなければ、いけないのか…」と、せつなくなってしまいました。

1度目のサヨナラは、1988年4月に行われた「BOØWY LAST GIGS」。これが4人を一斉に見るラストチャンスになってしまうなんて…。

伝説のロックバンド「BOØWY」最終章

「BOØWY」誕生!軌跡をたどる



1981年、氷室京介・布袋寅泰・松井恒松を中心に「BOØWY」が結成されました。当時、メンバーの入れ替わりが行われましたが、高橋まことがドラムスとして加入し、以降はこの4人での活動となります。

ロックミュージシャンの定番となっていた、長い髪を逆立てたヘアースタイル。ハードな衣装で会場を沸かせ、その上、サウンドもその時世にピッタリ!となったら人気が出ないはずはありません。ステージ衣装は、ジャン・ピエール・ゴルチエだったそうですよ。

1982年に早くもアルバム「MORAL」がリリース!その時にバンド名を「暴威」から「BOØWY」へ変更しています。レコード会社からつけられた「ラスト・パンク・ヒーロー」というキャッチコピーには、賛同できなかったそうですよ。

心を鷲掴みにされた「MORAL」

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1980年代は尾崎豊さんや長渕剛さんなど“俺の生き様”をドストレートに伝えてくる、メッセージソングが大流行しました。一方で、松田聖子さんやチェッカーズなどのポップな歌も流行っていましたね。

その中で、いきなり「人の不幸は大すきサ」と聞こえてきた時はおおっ”っと立ち止まり、「あいつが自殺したって時も俺はニヤッと笑っちまった」と歌われて“おおおっ!?”っと衝撃を受けたことを覚えています。

パンク=過激というのは定番ですが、人の生き死に関わってくる歌詞は、あまりないのではないでしょうか?しかも、自殺を内心笑っていますからね。凄い衝撃でした

急速に広がっていった「BOØWY」旋風

「BOØWY」の人気は、瞬く間に広がっていきました。「ホンキー・トンキー・クレイジー」や「わがままジュリエット」「JAST A HERO」などシングルを立て続けにリリース。「ONLY YOU」「MARIONETTE」などは、みなさんも歌詞を見ないでカラオケで歌えるでしょう。

メディアへの露出も、増えていました。「夜のヒットスタジオ」で初めて「BOØWY」を見た人も多いはずです。ちょっとビックリしたのが、「太陽にほえろ!」にも出演していたそうですね。利権のため再放送されないようなので、お宝回になっているそうです。凄く興味があるのですが、探しきれず残念です。

そして解散へ…

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1987年12月25日、新聞各紙に解散メッセージ掲載。前日のライブ中解散宣言をしていましたが、ファンは半信半疑でした。「人気絶頂期に辞めるわけない!」「BOØWY独特のギャグかな?」とみんな思っていました。

クリスマスに知らされた、「BOØWY」解散。なんてせつないクリスマスプレゼントでしょう。当時は、大騒ぎでした。ニューです!事件です!もはや、大事件です!!解散の理由についても、いろいろ推測がなされました。

最初に解散を提案していたのは、布袋寅泰説。「1位を取ったら解散」。メンバー間で、そう話していてはいたそうです。ですが、「JUST A HERO」で音楽的に満足いく作品が出来上がった事。そして「BEAT EMOTION」が初登場1位を記録したことから、現実的になっていった。との説。

この説が一般的になっていますが、バンド側からの正式な解散理由発表は、されていません

1度目の「LAST GIGS」

1988年4月東京ドームで行われた「BOØWY LAST GIGS」。解散宣言から少し時が経っているせいか、メンバーも観客も、GIGを楽しめていた気がします。それにしてもかっこよかったですね!

B・BLUE」「CLOUDY HEART」などは、今聞いてもジーンとなりますし、「IMAGE DOWN」を聞いていると、ライブ中氷室さんが、マイクを観客に向ける仕草を思い出します。「DREAMIN’」では、声がつぶれましたね(笑)

アンコールの「ホンキー・トンキー・クレイジー」では、氷室さんがメンバーの足元に、花を置いていく姿が見られました。今までの感謝なのか、これからの花向けなのかはわからないけれど、感動の一場面でしたよ。

布袋寅泰からの「さらば青春の光」

Respect 布袋寅泰 #布袋寅泰 #HoteiTomoyasu

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「BOØWY LAST GIGS」以降、4人が一堂に会したことは無いようです。布袋さんと松井さん。氷室さんと高橋さん。高橋さん、松井さんと布袋さん。などバラバラながら、同じステージに立つ機会はありました。残念ながら、布袋さん&氷室さんのステージはまだ実現されてはいませんね

ただ、布袋さんのライブを氷室さんが観覧したり、布袋さんの曲を「長げーよ」と、氷室さんがコメントしていたりと、交流はあったようです。

1993年に放送されたドラマ「課長さんの厄年」の主題歌になった「さらば青春の光」は、布袋さん自身が「ヒムロックのことを考えて書いた」とカミングアウトしていますよね。

今では俺もお前も 自分を捨てたふりして 人の波にまぎれてる」のフレーズには、寂しさを覚えてしまいます。

ソロとしてステージに立つヒムロック

BOØWY解散後、わずか3か月で「ANGEL」でソロデビュー。「早くないか?」との声も上がりましたが、私は氷室さんの声が途切れないことが、嬉しかったです。9月には、ファーストソロアルバムの発売も果たし、順調にソロ活動は始まりました。

その頃、布袋さんも10月にはソロアルバムをリリースし、年末には吉川晃司さんと「COMPLEX」を結成。その後、またソロ活動に戻りますが、「新・仁義なき戦い」で俳優活動もしちゃってます(笑)

それぞれ、早々とソロデビューを果たしたので、2人の不仲説も飛び出していましたね。本当にそうなのでしょうか?2004年に放送された番組で「再結成ですか?ないっすね」と、氷室さんはBOØWY再結成をきっぱりと否定しています

チャリティーライブでは

1995年の「阪神・淡路大震災チャリティーコンサート」では、氷室さんも布袋さんも参加しましたが、一緒のステージには立っていません。2011年に行われた「東日本大震災復興チャリティーライブ」では、BOØWYの楽曲をふんだんに盛り込みながら、メンバーに声をかけてはいないようです。

氷室さんとしては、「BOØWYの曲を多く演奏することで、少しでも多く義援金を集めたかった。」ファンとしては、「BOØWYの曲をするのであれば、メンバーを集めてもよかったのでは?」メンバーの松井さんは「声をかけてもらえなかったことは、寂しい。」と、いろいろな声が上がっていました。

氷室京介を卒業!?裏にある決意

2014年7月山口県周南市で行われたライブ中、「氷室京介を卒業する電撃発表をしました。「ちゃんと報告したい。」とマイクを握りなおした氷室さんは、「7年前から右耳の調子が悪い。聞き耳は左なので、ライブはやってきたけれど、左耳も聞こえないトーンがある。」と明かしました。

これ以上やっていくのは無理。」との言葉には、ファンも言葉を失いました。この言葉を聞いて、2011年に行われたチャリティーの裏側が、分かったような気がします。

BOØWYの楽曲を演奏するのに、メンバーに声をかけなかったのは万全でない状態で、BOØWYを復活させたくなかった”のではないでしょうか?それだけ氷室さんはBOØWYを大切に思っている。と私は受け止めました。

オレ達は氷室京介を卒業できない

開園時刻を迎え、これまでの軌跡を振り返る映像が流れだす!それだけで、会場は大興奮!氷室さんが登場すると「最後の夜だゼ!」と最初の「DREAMIN‘」が始まりました。さあ、卒業式の始まりです。

BOØWYの曲も連続で披露していき、氷室さんも観客もヘロヘロ(笑) 「いい汗かいたなあー」って感じです(笑)「魂を抱いてくれ」「NO.NEW YORK」「VIRGIN BEAT」などは、迫力ありますね。やっぱりヒムロックは最高です!

最終日には、布袋さんも観覧していたそうで、ブログに「Respect」という題でコメントを出しています。このGIGで「自分の中で気持ちの整理がついた」と話していた氷室さん。私たちは、まだあきらめてはいません。

いつか、ステージに戻ってくる日を、みんなで待っています!