ワンピース界最強!?動物(ゾオン)系悪魔の実を徹底調査!

格闘ではワンピース世界最強ともいわれる動物(ゾオン)系悪魔の実。今回はその強さ、特徴、そして可能性に至るまで調べ尽くしてみました!

白兵戦では最強!?動物(ゾオン)系悪魔の実とは?

単純な格闘なら“動物(ゾオン)系”こそが最強!!

動物(ゾオン)系とは、悪魔の実の中でも動物の能力・特性を得られるものです。特徴として、同じ名前の実でも複数の種類があり、“モデル○○”と続くものがあります。例えば同じ“イヌイヌの実”でも、モデル“ダックスフント”とモデル“狼(ウルフ)”では、得られる能力にも差異があります。

動物(ゾオン)系最大の強みは、能力者の身体能力をダイレクトに強化してくれることです。超人(パラミシア)系や自然(ロギア)系は、その能力の特性に合わせて、鍛錬や研鑽を重ねる必要があります。ですが動物(ゾオン)系は、単純に身体を鍛えれば、その分強くなれるのです。

実際、人体を限界まで鍛えた“六式”の使い手だったCP9を相手取った際には、ルフィたちもかなり苦戦を強いられていました。ルフィ、ゾロ、サンジという戦闘力の3トップの相手が全員動物(ゾオン)系でしたね。

さらに、動物(ゾオン)系には他の実にはない特性として、形態変化をすることができます。人型、獣型、その中間の人獣型の3種類に身体を変化させることができ、状況に応じて使い分けられるのが強みです。

例えば、通常時は人型で過ごし、急を要する移動時には獣型に変化した方が速度が上昇します。人獣型は動物の能力を活用しつつ、人間をベースとした形で動けるため、白兵戦に優れていると言えます。

実力者揃い!動物(ゾオン)系悪魔の実一覧

これまでに登場した動物(ゾオン)系悪魔の実は、名前まで判明しているものに限定すると18個あります。今回は、未だ確定していないものも含め、動物(ゾオン)系悪魔の実を紹介していきます。

ヒトヒトの実

能力者は麦わら一味のマスコット枠でお馴染み、トニー・トニー・チョッパーです。大抵の動物(ゾオン)系能力者は平常時を人型で過ごしますが、元々がトナカイであるチョッパーは、普段は人獣型で過ごしています。本来は戦闘向きである人獣型ですが、チョッパーの場合はとても可愛い姿ですね。

ヒトヒトの実は、食べると人間としての知能などを手に入れられる悪魔の実です。チョッパーが喋ったりできるのは、悪魔の実から授かった知能の賜物なのです。勿論、医学知識については、チョッパー自身の努力によるものですが。

なお、ヒトヒトの実を普通の人間が食べると、ただのカナヅチになってしまうとのことです。チョッパーが食べてくれて本当に良かったですね。

ウシウシの実 モデル“野牛(バイソン)”



能力者はチョッパーの故郷、現サクラ王国の庶民派国王ドルトンです。名前の通り、野牛の能力を獲得できる悪魔の実ですが、実は作中で初めて出てきた動物(ゾオン)系悪魔の実です。あと、ドルトンさんは栗ご飯が好きです。

馬から飛び降り、獣型に変化して雪道をひた走ったり、人獣型になって残像が発生するほどの速度で動くなど、動物(ゾオン)系の強みを存分に活かしていましたね。世界会議(レヴェリー)での活躍にも期待です。

トリトリの実 モデル“隼(ファルコン)”



能力者はアラバスタの護衛隊副官、ハヤブサのペルです。世界でも未だ5種類しか確認されていない、飛行能力を持った悪魔の実です。空中を移動できる、というだけで戦闘での優位性は非常に高く、強力な悪魔の実と言えますね。

獣型で空を飛べますが、爆発寸前の巨大爆弾をほんの数秒で爆風の届かない上空へ運んでおり、その速度は非常に高いことが窺えます。人獣型では腕が鋭い爪となり、すれ違いざまに敵を掻き切る“飛爪”という技を使います。

イヌイヌの実 モデル“ジャッカル”



能力者はペルと同じく護衛隊に属する、ジャッカルのチャカです。イヌイヌの実はアラバスタ編だけでも2種類登場しており、現在に至るまで3種類(推測を含めれば5種類)確認されている、亜種の多い悪魔の実です。

人型と人獣型しか確認されていませんが、人獣型では王宮の庭から一気に宮殿の上にまで跳び上がるなど、高い運動能力を見せていました。一瞬で相手を切り裂く“鳴牙”は、効果がなかったとはいえ、クロコダイルの半身を一気に崩してしまうほどの威力を持っていました。アラバスタの守護獣たちは、速度を活かした戦い方を得意とするようですね。

モグモグの実



能力者はバロックワークスのエージェント、ミス・メリークリスマスです。名前だけを聞くとワポルのバクバクの実と似たような能力を想像しますが、実はモグラの能力を得られる悪魔の実です。人獣型ではペンギ…………モグラのように尖った鼻と、土を掘るのに適した爪が発達した姿になります。

凄まじい速度で地中を掘り進み、土中から地上の敵を攻撃できます。特にモグラの手の平による平手打ちは、建物を一撃で粉砕するほどの威力を持っています。砂地での戦闘では、圧倒的な強さを誇る能力ですね。

イヌイヌの実 モデル“ダックスフント”



能力者は、バロックワークスエージェントであるMr.4、そのペットである犬銃ラッスーです。常に風邪気味で、くしゃみと同時に野球ボール型爆弾を吐き出してしまう困った犬銃ですが、実は作中で初めて、物が悪魔の実を食べた例として登場した、重要なキャラクターでもあります。

ダックスフントの特徴である長い胴が、銃身になっているような姿をしているので、普段の姿は人獣型だと考えられます。チョッパーと同じですね。そのチョッパーにまんまと利用され、モグラ塚を全て爆発させてしまったりしましたが、飼い主であるMr.4との息はばっちりです。

ウマウマの実



能力者は空島の神、元・空の騎士を営んでいたガン・フォールの相棒である鳥のピエールです。鳥がウマウマの実を食べ、ペガサスに変身……という触れ込みだったのですが、ルフィたち一行の評判はいまいちでしたね(笑)。

ピエールはあまり能力を見せてはいませんが、やはり能力者だけあって泳ぐことはできないようです。そのため、雲に落とされてしまったガン・フォールを助けに行くことができず、シュラに刺されてしまいました。今はきっと、再び神の座に就いたガン・フォールと共にカボチャ栽培に精を出しているでしょう。

ネコネコの実 モデル“豹(レオパルド)”



能力者は政府直属の闇の組織、CP9の一人、ロブ・ルッチです。エニエスロビー編のラスボスであり、ギア2やギア3を使い始めたばかりのルフィを苦しめた強敵でした。究極の体技、“六式”全てを極めた者しか使えない必殺技、“六王銃”を使っていたことから、元々の身体能力も非常に高かったのでしょう。

人獣型と“六式”を組み合わせ、人獣型のパワーを残したまま、速度に秀でた細身になって攻撃したりと、動物(ゾオン)系こそが最強と筆者に思わせるに至った張本人です。戦闘中に獣型になって噛みついたりと、戦い方が正に格闘のプロフェッショナルといった風です。現在、映画での再登場などもあり、再びルフィたちの前に立ち塞がるフラグも立っています。楽しみですね。

ウシウシの実 モデル“麒麟(ジラフ)”



能力者はルッチと同じく、CP9に所属する諜報員、カクです。初登場時は能力者ではありませんでしたが、エニエスロビーへ到着後、長官であるスパンダムが手に入れてきたバナナ型の悪魔の実を食べ、能力者になりました。何気に、能力者になる瞬間が描かれたのは、ルフィ以来のことになりますね。

キリンの能力を手に入れられた筈ですが、首を引っ込めたら手足がにゅんっと伸びてしまったり、獣型が実寸大のキリンになってしまうため、大き過ぎて床を壊してしまったりと、CP9編でもギャグ要素の強いバトルになっていました。が、実力は確かであり、あのゾロを苦戦させる戦いを繰り広げました。ルッチとは違う意味で、動物(ゾオン)系の可能性を感じられる能力です。

イヌイヌの実 モデル“狼(ウルフ)”



CP9の動物(ゾオン)系能力者3人目、ジャブラの能力です。鋭い爪や牙を持ち、正に狼といった凶暴な風貌に変化します。CP9の3人は、人獣型に変化する際に巨大化するのが特徴ですね。なお、イヌイヌの実は判明しているだけでこれで3種類目です。さすが、人類と最も身近な動物です。

全身を鋼鉄の硬度にする“六式”の技“鉄塊”を使ったまま動けるジャブラは、この悪魔の実を存分に使いこなしていましたね。狼の素早い動きと、“六式”による高い防御力の合わせ技には、サンジも苦戦を強いられました

ゾウゾウの実



物が悪魔の実を食べさせられたものの2例目です。能力者はCP9の長官スパンダムが持っている剣で、ファンクフリードという名前を付けられています。死なない程度に致命傷を与えるという無茶振りにも健気に応えており、ゾウという動物に相応しい知能の高さを見せています。

通常時は剣の姿ですが、柄の辺りにゾウの名残と思しき角が生えています。刃の部分になるのはゾウの鼻ですね。フランキーに脅されてあっさり鼻を刃から普通のゾウのものへ変えていますが、これもゾウという動物の持つ高い知能、危機意識に基づいたものだと考えられます

ヘビヘビの実 モデル“キングコブラ”



能力者は七武海の一人であるボア・ハンコックの妹、ボア・マリーゴールドです。かつてはハンコックと同じく美しい姿でしたが、鍛錬の結果、逞しい身体を手に入れました。能力を発動させると、元々の巨体も相俟ってかなり大きな蛇の姿になります。

毒蛇の代表格であるキングコブラに相応しく、口から強力な毒液を吐くことも可能です。さらに、自分の身体に火をつけ、髪の毛を操って蛇の形にして噛みつくなど、多彩な攻撃方法を持っています。

ヘビヘビの実 モデル“アナコンダ”



ボア・ハンコックの妹2人目、ボア・サンダーソニアが過去に食べさせられた悪魔の実で、文字通りアナコンダの能力を得られるものです。舌先も蛇のように二つに分かれている、スネークタンの形をしています。

妹であるボア・マリーゴールドと同じように、髪の毛を蛇のように操って攻撃するのが得意な他、ルフィとの戦いでは蛇の長い身体を器用に操る様子が見られました。しかし、自らに火をつけて戦うマリーゴールドとは違い、火は苦手なようで、服に火が付いた時には熱がって逃げ惑っていました。

ヒトヒトの実 モデル“大仏”



元・海軍本部元帥、センゴクの能力です。発動すると身体が巨大化し、髪が螺髪に変化します。詳しい姿は常に影がかかっているため上手く窺えませんが、よくある仏像のような姿になっているのが、黒ひげたちへの攻撃の場面で確認できます。手の平から衝撃波を出して攻撃しますが、詳しい描写が少ないため、まだまだ謎の多い能力とも言えます。

ヒトヒトの実自体はチョッパーが既に食べていますが、こちらのモデル“大仏”はその亜種ですね。モデル○○とつかなかった悪魔の実で、後に亜種が出てきた例はこれが初めてです。また、初めて名前が判明した“幻獣種”の悪魔の実でもあります

サラサラの実 モデル“アホロートル”



物に悪魔の実を食べさせた3例目ですが、こちらはさらに特異だと言えます。なにしろこの悪魔の実を食べさせられたのは、銃や剣といった固形物ではなく、シーザー・クラウンの開発したスライム状の有毒ガスなのです。スライムにまで悪魔の実を食べさせるとは、海軍の科学力は凄いですね。

名前の“サラサラ”とは、英語でトカゲを表すサラマンダーから取られています。また、アホロートルとはウーパールーパーのことで、シーザーとの会話シーンではウーパールーパーのような姿を取っているのが分かります。自らの身体を分裂させて海を渡ったり、触ると毒に感染したり火に触れると爆発したりと、スライムや毒ガスとしての特性がかなり目立ちますが、自分の身体を切り離す、という意味ではトカゲの自切にも通じる能力があると考えられます。

カメカメの実



能力者はビッグマム海賊団の戦闘員、ペコムズです。ダイヤモンドの硬度を誇る亀の甲羅を持っており、カリブーの機関銃攻撃も無傷で済ませるほどの防御力を有しています。頭や手足を引っ込めることも可能で、自分のいる家屋が倒壊しても無傷でいられます。とはいえ、ベッジに背後から撃たれた際には抵抗できておらず、能力を発動していない時には防御力は通常のミンク族と同程度だと思われます。

懸賞金3億越えの能力としてはやや地味な感が否めませんが、実はこの悪魔の実、今までほとんど出てこなかった水生生物の動物(ゾオン)系能力なのです。しかし、同じ水生生物であるアホロートルの能力でも水は苦手でしたし、ペコムズも海に落とされて殺されそうになっている場面があります。魚人であるバンダーデッケンも、マトマトの実の呪いによって泳げなくなっていましたので、悪魔の実によるカナヅチの呪いが如何に強力かを示す一例となっています。

ムシムシの実 モデル“カブトムシ”



能力者はドレスローザに住む小人族、トンタッタ族の戦士であるカブです。作中では常時能力を使っているのか、カブトムシの角や翅をつけたままの姿で行動していました。

カブトムシの能力として、まず飛行能力を持っており、ドレスローザ編終盤ではマンシェリー姫を背中に乗せて国中を飛び回り、チユポポの散布を補助していました。さらにカブトムシに相応しいパワーを持っており、ドンキホーテファミリーの幹部たちをまとめて吹き飛ばすほどの怪力を見せつけました。

ムシムシの実 モデル“スズメバチ”



トンタッタ族の戦士、ビアンの能力です。こちらもカブと同じく、常に人獣型でいるようで、トンタッタ族の特徴であるしっぽがスズメバチの腹のような模様になっています。

直接的な戦闘描写はありませんでしたが、カブと同じように空を飛ぶことができていました。もし戦闘になれば、スズメバチ最大の武器である毒針も有効活用するのでしょう。トンタッタ族はレオを代表として、麦わら一味の子分杯を交わしています。将来、ルフィたちのピンチにトンタッタ族が駆け付けた際には、レオやカブと同様に戦闘面でも活躍を見せてくれるでしょう。

名称不明の動物(ゾオン)系悪魔の実

未だ名称は明らかになってはいませんが、確実に動物(ゾオン)系悪魔の実の能力者だと思われるキャラクターは何人かいます。もしかすると、今後の展開に大きく絡んでくるかも…………そんな期待感の高いキャラクターばかりなので、その能力を想像するだけでも非常に胸が高鳴りますね。



まずは、かつて白ひげ海賊団の一番隊隊長を務めたマルコです。不死鳥マルコと呼ばれる彼は、マリンフォードにおける頂上戦争で、青白い炎でできた不死鳥の姿を現して戦いました。あの海軍大将・黄猿と互角の戦いを繰り広げたのです。攻撃を受けても再生するその能力は、敵対すると非常に恐ろしいものでしょう。

作中で“幻獣種”であることは明言されているため、動物(ゾオン)系であることは確実でしょう。となると通り名的に、トリトリの実 モデル“不死鳥(フェニックス)”辺りが本命ではないでしょうか。ゾウ編で名前も挙がっていますし、今後の再登場に期待したいところです。



続いてはルフィたちと同じく“最悪の世代”に数えられる元・海軍将校、X・ドレークです。シルエットなどを見る限り、どうやら恐竜に変身しているようですね。前足は細く頼りなく見えましたが、その分非常に顎が大きく、パシフィスタ相手に噛みついていましたね。

前足や顎の形状から、変身した恐竜はティラノサウルスであると考えられます。恐竜が大型の爬虫類であることを加味すると、サラサラの実 モデル“ティラノサウルス”が悪魔の実の名前ではないでしょうか。

現在までに人型と獣型しか登場していませんので、今後人獣型の姿が見られるかもしれません。尾田先生の描く“恐竜人間”の姿は、筆者としては非常に楽しみです。カイドウと関係があるようですので、ワノ国編で出てくるかも?

3人目はカイドウの部下である、旱害のジャックです。ゾウを襲った際、マンモスのような姿で登場したのが印象深いキャラですね。ワンピース世界においては珍しく、考え方や行動も外道そのもので、今までにはないような悪役となっています。

“侠客団(ガーディアンズ)”との戦闘の際、ネコマムシの旦那からゾウゾウの実の“古代種”であると明言されており、実の名称はゾウゾウの実 モデル“マンモス”で確定でしょう。鼻で薙ぐような攻撃だけでも非常に強力で、巨体も相俟ってかなりの戦闘能力を持っています。

ジャックについては、ゾウによって船を破壊された後も、海中で生きている描写、さらに歯の形状などから魚人説も囁かれています。しかし、やはり海中では動けないようで、早く引き揚げろと念じています。このキャラクターもまた、悪魔の実の呪いの強さを示すキャラとなっています。

このキャラクターはダルメシアン中将といい、海軍本部の将校の一人です。顔の辺りが犬のダルメシアンのようですが、ガープのように頭巾をかぶっているにしては顔への密着具合に違和感を覚えます。爪もかなり鋭く、尻尾もあるようなので、このキャラクターも悪魔の実、イヌイヌの実 モデル“ダルメシアン”の能力者であると推測できます。

悪魔の実の覚醒!インペルダウンの獄卒獣たち



インペルダウンには、囚人たちも恐れる獄卒獣たちがいます。ルフィが潜入した際には4体、その後扉絵で新しく1体が参入しています。クロコダイルによると、獄卒獣は“覚醒”した悪魔の実の能力者であり、異常な体力とタフさを持っているといいます。その言葉通り、最初に遭遇した獄卒獣・ミノタロスは、ルフィやMr.2ボンクレーの大技を食らいながらも、少し間を空けただけで再び襲い掛かってきました。

悪魔の実の能力者ということは、元々は人間だった筈なのですが、作中では獄卒獣たちが人型に戻ることはありませんでした。台詞もほぼ雄叫びだけで、意味の通じる文章を言うことはありません。サディちゃんからの扱いも、人間というよりは本当に動物に対するそれです。

“覚醒”というと、ドレスローザ編のラスボス、ドンキホーテ・ドフラミンゴが思い出されますが、彼の能力であるイトイトの実の“覚醒”は、自分以外の物体まで糸に変えて操るというものでした。それと比べると、獄卒獣たちの“覚醒”は周囲に影響を及ぼすというより、自分自身の内部に影響を及ぼし、獣として発狂した、というように見えなくもないです。動物(ゾオン)系の悪魔の実は、“覚醒”すると自分自身に非常に強い影響を及ぼす、諸刃の剣だと考えられます。

未だ謎多き存在!人造悪魔の実!

人造悪魔の実には、今のところ2種類あります。1つはワノ国出身のモモの助が食べてしまった、ベガパンクの作った悪魔の実の試作品。そしてもう一つは、シーザーのSADを使ってドフラミンゴが作らせていた、SMILEという動物(ゾオン)系人造悪魔の実です。

モモの助は、悪魔の実を食べた後に小さな竜(ルフィからは鰻と言われていましたが)に変身していました。さらに、ルフィにしっぽを掴まれたまま空を飛び、ごみ捨て場から脱出したりもしていました。その際、モモの助の周囲に雲が発生している様子も見受けられ、より日本の竜らしさを出していました。このことから、ベガパンクの作った悪魔の実は、サラサラの実 モデル“竜”ではないかと考えられます。

一方、SMILEについてはまだ情報に乏しく、かなり謎に包まれていると言えます。ゾウを襲ったジャックの部下であるギフターズは、黒い角を持ち、身体の一部だけを動物に変えられる能力を持っていました。このギフターズがSMILEの能力であるとも考えられますが、情報が少ないため確定はできないでしょう。

もしギフターズの能力がSMILEによるものだとすると、SMILEは完全な悪魔の実とは言い難いでしょう。なにしろ、身体の一部しか動物に変化させられないのです。Dr.ベガパンクの作った悪魔の実が人型と獣型への変身が可能であることを考えると、シーザーの科学力が未だベガパンクに届いていないことへの証左とも言えます。今後の展開も注視していきたいところです。

動物(ゾオン)系は科学と相性が良いのか?

悪魔、カナヅチになる呪いと、一見科学とは縁遠そうな悪魔の実ですが、こと動物(ゾオン)系に関しては、先述したように人造悪魔の実にも成功しており、一概に科学と相反するものとは言えません。寧ろ科学との関わり合いから、悪魔の実について分かることがある筈だと、筆者は考えます。

無限の可能性を秘めている!?動物(ゾオン)系の形態変化

動物(ゾオン)系悪魔の実の特徴の一つが、人型・獣型・人獣型という3つの形態変化です。しかし、作中にはその3つに限らず、なんと7つもの形態変化を行えるキャラクターがいます。そう、チョッパーです。

チョッパーは自らの身体を研究し、悪魔の実の波長を狂わせる劇薬“ランブルボール”を開発しました。これを摂取することで、チョッパーは本来3種類の形態変化に加え、さらに4つの形態変化を取ることができるようになります。さらに、新世界編では形態変化の一部が統合されたり、新たな形態として“怪物強化(モンスターポイント)”が加わったりと、大幅な強化が為されました。そして筆者が最も注目しているのは、チョッパーが“怪物強化(モンスターポイント)”以外の6つの形態変化を、“ランブルボール”無しで為し得たという点です。

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さらに、併せて注目したいのが、エニエスロビー編のラスボス、ロブ・ルッチです。彼は人獣型の巨体を、普通の人間サイズにまで凝縮する“紙絵武身”という形態変化に近い技を披露しています。この際に使用したのは、同じくCP9でクマドリというキャラが使っていた“生命帰還”という技術です。チョッパーがバイオフィードバックと訳したこの技能は、本来自力では動かせない髪や内臓の働きを操るというものです。

“ランブルボール”と“生命帰還”には、本来動かせない悪魔の実の波長や、内臓などの働きを意識的に動かすという共通点があります。そして、両者共に動物(ゾオン)系の能力者であり、共に形態変化に特殊な変化を加えることに成功しているのです。筆者はこの形態変化が、鍛錬や研究次第でどんな動物(ゾオン)系能力者も可能になるのではないかと考えています。

その際、やはり鍵となるのは世界最高の科学者であるベガパンクでしょう。人造悪魔の実として、竜に変身する悪魔の実を完成させていたベガパンクならば、悪魔の実の波長をずらすという“ランブルボール”は非常に興味をそそられる研究素材です。個人的にはチョッパーと協力し、“ランブルボール”をさらに改良した薬でチョッパーが大活躍するのでは、と期待しています。

悪魔の実には“意思”がある?物に悪魔の実を食べさせる技術

悪魔の実と科学を併せて語るにおいて、外せないのがこの技術です。ベガパンクにより、物に悪魔の実を食べさせ、能力者とする技術は確立されており、作中にもいくつかの例が登場しました。しかしその例が全て動物(ゾオン)系ばかりなのが、筆者としてはやはり気になります。動物(ゾオン)系でなければならない理由があったのでしょうか。その秘密は、意外にもビッグマムが握っていました。



ビッグマムはソルソルの実という悪魔の実の能力者で、人間や動物から魂を抜き取り、物にその魂を入れて意思を持たせることができます。つまり、ワンピース世界において物にはそもそも意思というものが存在しないのです。しかし、悪魔の実を食べた元・物たちは、全員が意思を持ち、なおかつそれぞれ異なる性格を持っています。これはつまり、動物(ゾオン)系の悪魔の実は、元々意思を持っているということではないでしょうか。

超人(パラミシア)系や自然(ロギア)系は、ワンピース世界において意思のない“物”の能力を得る悪魔の実です。唯一動物(ゾオン)系だけが悪魔の実の中で意思を持っているのだとすれば、物に食べさせた後に意思を持っているのも納得できるでしょう。これについても、今後作中でベガパンクが出てきた際、なにか情報開示があるかもしれません。期待して待ちたいところですね。

この強者たちも、実は動物(ゾオン)系?

未だ能力が開示されていないキャラクターも多く、ひたすらに好奇心を煽ってくる名作ワンピースですが、そんな能力不明のキャラクターの中には、実は動物(ゾオン)系の能力者じゃないかと目される強者もいるのです。

今や四皇の一角?“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ



頂上戦争以降、力を強めていっている黒ひげ海賊団。その長である黒ひげことティーチは、ヤミヤミの実の能力者でありながら、元々白ひげが持っていたグラグラの実の能力も手にしています。本来、悪魔の実の能力は一人に一つが原則です。にも拘らず、ティーチが複数の悪魔の実の能力を得られたのは、ヤミヤミの実の前に食べていた悪魔の実のおかげだという説があります。

それが、イヌイヌの実 モデル“ケルベロス”だという説です。ケルベロスとは、ギリシャ神話における地獄の番犬であり、頭が3つある巨大な犬の姿だと伝えられています。この“頭が3つ”というのがポイントで、ティーチ本人は、3つまでなら悪魔の実を食べられるのではないか、と考えられるのです。また、ティーチの掲げる海賊旗には髑髏が3つ並べられており、これもケルベロスを連想させます。

巨漢船長の一人!鬼保安官 ラフィット

黒ひげの船員にして、10人いるという巨漢船長の一人、ラフィット。七武海と海軍の会合に堂々と現れるという、奇抜な登場をしたキャラクターですが、インペルダウン編において、彼が翼を生やしているシーンがあります。このことからラフィットは悪魔の実の能力者、それも世界で5種しか確認されていない飛行系の能力者である可能性が高いのです。

やはり本命はトリトリの実を食べた鳥人間だと思いますが、ラフィットは頂上戦争にて“催眠”を用い、堂々と戦場へ侵入を果たした経歴の持ち主です。催眠自体は、現在は海軍に所属するジャンゴが用いていましたが、ジャンゴの場合は顎に生えたキノコを食べたのが催眠術のきっかけでした。もしラフィットの催眠もなにかを食べたこと、例えば悪魔の実の能力によるものだったら、と仮定すると、別の可能性も見えてきます。翼自体も白く大きく、また見ようによっては背中から生えているようにも見えます。これは、人獣型で腕が翼に変わるペルとは異なるところでしょう。つまり、トリトリの実とは違う可能性があるのです。

空を飛ぶ翼を持ち、催眠をかけられる。そして鳥ではないという条件で考えると、ヒトヒトの実 モデル“天使”という可能性も考えられます。そう考えて見てみると、翼は動物らしくないようにも見えます。正解は原作での情報待ちですが、いろいろな可能性を考えて見ると面白いですね。

絶対に死なない男!?百獣のカイドウ



これからのワノ国編で大きく絡んでくることが期待される、四皇の一人、百獣のカイドウ。彼の経歴を見ると、もう幾度となく死にかけているし、初登場時にはまさかの空島からの投身自殺を試みていました。それでも死なない、いえ、死ねないカイドウを、ただの人間と考えるのは、さすがに無理があるでしょう。なにかしらの能力者だと考えるのが普通です。というか、考えたいですね。

そんなカイドウですが、真っ先に思い浮かぶのは、百獣のカイドウという呼び名から連想される百獣の王、ライオンの能力者でしょう。また、どんなことをされても死なないタフさ、まるで命がいくつもあるかのようなその生き様から、キメラの能力者という説も出ています。

筆者は個人的にですが、動物(ゾオン)系の中でも“古代種”の能力者ではないかと予想しています。理由ですが、カイドウの部下は現在、ゾウゾウの実の“古代種”を食べたジャックというキャラが登場しています。また、同じく“古代種”の能力者と思しきX・ドレークも、二年前の時点でカイドウの部下と接触しています。なにかと“古代種”に縁のあるカイドウですので、本人も“古代種”の能力者なら面白いですね。

出典:https://ja.wikipedia.org

また、あまりにも死なない、不死といっても差し支えないその身体を能力の賜物と考えるなら、ムシムシの実 モデル“クマムシ”というのもあり得るのではないでしょうか。クマムシは死に瀕した状況になると、クリプトビオシスという一種の仮死状態になります。その状態の時は、真空だろうと氷点下だろうと死ぬことはありません。ある種の不死身状態です。他にもクリプトビオシスの状態になれる生物は存在しますが、なんにしろ、もしもそんな敵が相手なら、ルフィたちはどう戦うのでしょうか。今からワノ国編が待ち切れませんね。

戦闘能力の高さは悪魔の恩恵?ミンク族!



筆者はシャボンディ諸島編で初めてベポを見た時、「クマクマの実の能力者かな?」と思いました。しかし実際はミンク族という種族であり、動物なのは元々だということに驚いた記憶があります。

このミンク族ですが、見た目は人間のような形をした動物であり、動物(ゾオン)系能力者の人獣型にも似ています。このことから、筆者はミンク族が元々、“覚醒”した動物(ゾオン)系能力者の子孫なのではないか、と考えています。

とはいえ、悪魔の実の残滓として動物らしさが残っているのだとすれば、ペコムズのように悪魔の実の能力者になるのは難しいとも思いますので、この説は少し自信がありませんね。しかし、なにかしら関係があってもおかしくはないように思います。

動物(ゾオン)系、その強さと可能性は無限大!?



筆者は個人的に、動物(ゾオン)系が悪魔の実の中でも最も可能性に満ちたものだと思っています。他の2種にはない形態変化という戦闘方法、さらに物が悪魔の実を食べた際に生まれる新たな戦闘手段。様々な想像をすることが可能な動物(ゾオン)系の動向から、目が離せません。

今回の記事では、多種多様な能力を持つ動物(ゾオン)系の悪魔の実を列挙し、その中から考察を行ってきましたが、まだまだ筆者の思いもよらない可能性を秘めているのが、漫画ワンピースだと思っています

筆者が今後の動向で注視していきたいのは、ワノ国編を中心とした百獣のカイドウの行動。そして、いつか来るベガパンクとの邂逅です。その際に一体何が分かるのか、そしてどんな謎が再び現れるのか。一読者として、それが非常に楽しみです。