男の生き方は『ルパン三世のテーマ』に全て詰まっている

ルパン三世生誕50周年を記念してDVDから期間限定アジトをモチーフにしたレストラン、展覧会など様々に盛り上がってます!そして、元祖ルパン三世のテーマ日本語の歌詞には、男の美学が眠っています!その衝撃の内容とは?!

男の生き方は『ルパン三世のテーマ』に全て詰まっている

出典:http://img.lupin-new-season.jp

やはりオリジナルから全ては始まった、という事で、1970年代にスタートしたTVシリーズ、元祖ルパン三世のテーマに焦点を当てて、深く掘り下げていこうと思います!

もともと連載漫画からスタートしたルパンの始まりは60年代。時代は学生運動やバブル経済前の日本で、揺れに揺れていた激動の昭和に誕生したという時代背景もあります。

男はみんな一発当ててやろうと、現在の日本とは全く違い、安定とは真逆の生き方が主流でしたそんなハードな時代の空気が、ルパン三世のテーマの歌詞にも色濃く出ています。

ルパン三世は、憧れなのか?お手本なのか?

出典:http://www.lupin-3rd.net

いやいや、エンターテインメントでしょ?そんな人も勿論居るでしょう。しかし今や世界に誇る日本のアニメ。作者の掘り下げ方が只事じゃない。このルパン三世も永遠の美学を追求。

大学を卒業しても、就職先を必ず保証はされない不況真っ只中の今や、若者は自分の将来に怯え、安定志向が主流。そんな時代でもルパン三世は不滅の大人気、50周年大フィーバー。

絶対捕まらない金持ちしか狙わない大泥棒。ロマンの塊ですロックスターみたいなもんですね。ただ、そこには男らしい美学が存在し、お手本に出来うるたち振る舞い。男の美学!

その① ルパン三世のテーマの中の言葉達

出典:http://img.lupin-new-season.jp

オープニング「真っ赤なバラはあいつの唇」「冷たく突き放す愛もあるのさ」「男には自分の世界がある例えるなら空を駆ける一筋の流れ星」ヤバいですねぇ。キテますねぇ。

もう大体、どういう男なのか想像がつきます。モテるけど女に人生を捧げるのは、また別と割り切っているタイプ。エンディング「足元に絡みつく赤い波を蹴って」「マシーンが叫ぶ」

「狂った朝の光にも似た」これもどうしようもない孤独を不器用な笑みで隠す男の、心情風景といった感じで、解らない男には一生わからない。代表的に二つのルパン三世のテーマ。

現在ではあまり使われない魅力的な言葉たち

出典:http://img.lupin-new-season.jp

「都会の闇にからだを溶かして、口笛吹いてる男の美学」この余裕がハードな男の勲章。別名やせがまん。じゃハードな男とやせがまんの違いは?ズバリ態度。立ち振る舞いに尽きる。

この誰に認められなくてもカッコつける感じは、昭和の男達には主流であったもの。だから現在は。。ではなく、この現在だからこそ、こんな男が貴重であり結果、何かを成し遂げる男。

最終的には、精神が強靭な男が生き残る、弱肉強食の社会は現在も変わらず。軟弱な時代に生きる狼達へのメッセージとも受け止める事が出来る、現在ではあまり使われない言葉たち。

にくしみの眼差しを背中に受けて今日を捨てる

出典:http://img.lupin-new-season.jp

女の胸に残してきた燃える血のバラと続くエンディング・テーマの一節。これはもう明らかに女に恨まれてますね。逆に言えば一度でも女を本気にさせている状態。ツンデレへの怒り。

女目線で言えば、最低な男か?いや、無意味な嘘や出来ない約束などしない男、ルパン三世。雰囲気でそうなったのは相手も、その空気があってこそ。恨みっこ無しのギリギリの世界。

言わば誰も何も責められない話。色男と色女がいる以上、世界中のどこかで永遠に続く。ただ、女の胸に残してきた燃える血のバラとは、さてはルパン三世、相当のもんであるニヤリ。

その② ルパン三世の歌詞を浮き彫りに読み解く

出典:http://www.lupin-3rd.net

両方とも歌詞のテーマは孤独。しかも、胸の中の孤独。歌詞の中には女の存在が常に漂うものの、月並みな「お前だけ」とか「抱きしめたい」などの言葉は一切、出てこない。

じゃあ冷たい、冷酷な男なのか?いや、そうではない。でなければ常に女がそこに居もしないだろう。男と女をわかった年齢(推定35歳〜40歳以上)の距離感に近い。

それを解りながら、ハードな生き方を選んでしまった男は、今更引き返すことも出来ない。「この手の中に抱かれたものはすべて消えゆく運命なのさ」そういう男の孤独なのだ。

その③ ルパンの性格か?その行間を読む!

その歌詞からは、女を好きにさせてしまった事への心残りと自分の運命との葛藤、そんな自分を今更ムシがいいと、あざ笑う自分が複雑に入り混じり共存している気持ちなのだろう。

エンディングテーマの方は、バラードでありながら、その辺りの心の波紋を、もうだいぶ振り切っている。俺には女を可哀想に想う、そんな資格すら無いと言わんばかりだ。

マシーンにまたがりながら、ワルサーP38に自分を重ねる。それ以外に何も無いし、必要無い男。フッとよぎる、女の笑顔。そんな懐かしさも寂しさも実は必要無い男。ルパン三世。

その④ ルパン三世はやはりハードボイルド?!

ズバリ、ハードボイルド。しかし原作から現在の人気シリーズへ続いていく中、色んな監督が手がけているので、コミカルな(スケベは最初からでしたが)面は、最近の流れ。

それでも、根底にあるのは狙った獲物は必ず盗む、大泥棒。その仲間達も普段は、世界各地で自分の世界を追求する一匹狼タイプ。家庭に入って団欒を幸せにするタイプじゃない。

拳銃や剣の腕を磨き、普段は陽気なジョークで、自分の心の奥底は互いに隠し合っている。まさに外国のハードボイルド映画の様な設定であり、裏の世界で、普通の生き方ではない。

ハードボイルドとは何か?

非日常的な状況、襲われる、追いかけられる、盗みに入る、仇討ちをする、などなど、そんな状況下においても、目的を速やかに実行し、感傷に流され無い強靭な状態がハードボイルド。

現代風で言えば、夢や目的の為なら、逆境や困難に敢えて突っ込み平気でいられる状態もハードボイルド。時代の流行なんか全く関係無いと言い切れる強靭な男の中の漢の哲学だ。

女にモテたいが先では、到底その美学には敵わない。勇気を持ってボーダーラインを超えた者にだけ、微笑む幸運であり悪運なのだろう。軟弱な言い訳は酒に酔っても、一切無しが漢だ。

漢とは何かを考察する

出典:http://img.lupin-new-season.jp

仲間を売らない。約束を絶対守る。絶対というのは、今の世の中だろうと関係無い。信用されたいなら約束は守り、出来無い約束はしない事だ。仲間は死んでも売らない。裏切らない。

悪態や悪口を言っても陰口は言わない。卑怯な精神を、自らの心に普段から招き入れてはいけない。生きてる以上トラブルはしょうがないが、正々堂々と本人とやり合うのが漢だ。

愛する者の為なら、自らを平気で犠牲に出来る。愛する者は、男も女も関係無い。それらを失った時、どれだけ人生が狂うかを知っているか。いざという時に行動出来なければ漢じゃない。

漢磨きはユーモアセンス?!

出典:http://img.lupin-new-season.jp

漢、男、してても肩が凝ってしょうがない。ルパン三世の魅力は、その辺の美学がしっかりした男が繰り出すユーモアなのだ。そこら辺のギャグと一線を画してるのはソコ。

どうでもいい男のユーモアは疲れる。本当にくだらないだけだからだ。やはり一本芯の通った男がふざけるから、馬鹿をやってて面白い。本当に馬鹿じゃないから気持ちがいい。

つまりユーモアも男の器も比例していないと、笑えない。ルパンに関してはそのままでも、かなりいい男っぷりなのに、ドスケベでかなり軽いフリが上手い。煙に巻くユーモアが痛快。

<歌詞から見る仲間たちとの関係性>

出典:http://www.lupin-3rd.net

劇中のルパン三世と仲間達のコミニケーションは、コミカルな流儀の中に甘えは無く、ちゃんと仲間を大事にする思いやりの筋が一本通っており、自分が納得しないと頑と動かない。

そもそも四人は、同じ財宝をバラバラに狙った敵同士で出会ったが、怪盗仲間になり山分けするようになった。しかし、歌詞から見えてくるのはルパン三世一人の孤独の世界だ。

裏社会の大泥棒として、四人みんな同じ孤独を抱えているのかもしれない普段はそれぞれの世界、個々を尊重しつつ、チームとして仕事は団結する。超一流プロ集団の考えなのだ!

もしも石川五ェ門のテーマだったら?

出典:http://goemon-ishikawa.com

The.日本男児。石川ェ衛門と言えば斬鉄剣。江戸を騒がせた大泥棒、石川五右衛門の末裔で十三代目。彼はクルーの中でも、峰不二子と並ぶくらい、頑固なところがあり、不器用。

納得いかないヤマは平気で「拙者、降りさせてもらおう。」の一言でルパンを困らせる一面も。そんな五ェ門がテーマ曲だったら、トランペットじゃなく尺八か法螺貝がイントロ。

男のロマンというより、任侠がテーマで女っ気も漂わず、ひたすら寡黙な侍精神でユーモアは無いでしょう。しかし一点、一度仲間と認めたら地獄の底でも投げない男。五ェ門恐るべし。

次元大介がテーマだったら?

出典:http://www.lupin-3rd.net

早撃ちの名手で、その腕はルパンよりも上手?!世界一よれた煙草が似合う男。五ェ門とは違い、だいぶルパンと連んで行動するが、自分の意見はハッキリ言い、女っ気も漂う回がある。

ルパン三世のテーマの歌詞の世界感と共通点は多いんじゃないかとも思う。ルパンは女と戯れるのが好きで、その辺次元はいくらか枯れた渋い印象だが、心の底の孤独と哀愁感が似ている

よって、次元がテーマだったら、もっとエンターテインメント性やズッコケを抑えたアダルトチックなストーリーになっただろう。個人的には好みだが、子供時代には解らなかったかも!

『ルパン三世のテーマ』でわかったこと

出典:http://www.lupin-3rd.net

歌詩の中に居るのは、一般的な幸せには、縁はあっても興味は無く、結婚願望も無い孤独を抱えたハードボイルドな男。来るもの拒まず、去る者追わずなスタイルが感じられる。

男と女がいる限り、好きになられる事もあるだろうし、好きになってしまう事もあるだろう。何しろハードボイルド作品の主人公は、みんな例に洩れず異性にモテモテなのだ。

しかしルパンは徹底的にロマンを追う男一生ロマンスは洒落だその辺が男としてお洒落だ。粋だとも思う。我々に夢を与えてくれるポップなヒントで、体を張った男達の美学なのだ!

「ルパン三世」ベスト・コレクション
チャーリー・コーセー トミー・シュナイダー 木村昇 ボビー 河合奈保子 サンドラ・ホーン ピート・マック・ジュニア 水木一郎
コロムビアミュージックエンタテインメント (1986-03-21)
売り上げランキング: 25,643
ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO
You&Explosion Band
バップ (2015-10-21)
売り上げランキング: 26,808
「ルパン三世」テーマ・コレクション
TVサントラ ボビー 木村昇 トミー・スナイダー 北原深 森村あゆみ 河合奈保子 ビート・マック・ジュニア サンディ・A.ホーン 水木一郎
日本コロムビア (1991-12-21)
売り上げランキング: 59,451