【夏目友人帳 伍】夏目シリーズが長く続くワケとは?3つの魅力から理由を探る!

長年愛され続けている夏目シリーズ…個性的なキャラクターや主人公の対人関係、世界観にマッチしたOP・EDなど魅力がたっぷり!「夏目友人帳 伍」を振り返りながらその魅力に迫ります!

長寿シリーズ「夏目友人帳」

緑川ゆき作「夏目友人帳」は、2008年からアニメ化し、現在第5期までが放送を終えています。原作は白泉社「LaLa」にて連載されており、2017年3月時点で21巻までが発刊されています。少女漫画でこんなにも長い間アニメ化を繰り返しているのは異例といえます!

それだけファンが多いということですね!アニメ化する度にイベントが開催されたりと、人気の絶えない「夏目友人帳」ですが、では、なぜこれほどまでに長く愛され続けているのか。「夏目友人帳 伍」を振り返りつつ、魅力を探っていこうと思います!

「夏目友人帳」の魅力とは!その1、個性的なキャラクター

夏目友人帳には主人公を始めとする個性的なキャラクターが多く登場することが魅力の一つです!妖、妖がみえる人間、見えない人間、祓い屋といった色んな視点をもつキャラクターたちが登場します。

それぞれ違う立場で、お互い隠していることもあったりしますが、助け合ったり、認め合ったりすることで少しずつ複雑な関係性がほどけていきます。そんなキャラクターたちを何人かご紹介しましょう!

夏目貴志(なつめ たかし)

主人公の夏目は、幼いころに両親を亡くし、妖が見えることから周りから不気味がられ、親戚の間をたらい回しにされる子どもでした。そのことから人間関係を上手く築くことができませんでした。そんな中、藤原夫妻という遠い遠い親戚の方が預かってくれることになります。

ある日、そこで妖であるニャンコ先生に出会い、祖母の夏目レイコが妖から奪った名を返す役目を任されることになります。厄介ごとに巻き込まれた夏目でしたが、それ以降、友人もできるようになり、少しずつ明るくなってきました。

見た目は儚げでひょろひょろのもやしっこなのに、妖に対しては殴って倒すというような荒業もできてしまう彼は、中々強いです。

ニャンコ先生

本当の姿は「斑」という大妖怪ですが、招き猫に封じ込められてしまってからはその姿になじんでしまっています。夏目が死んだら友人帳を貰うという約束をし、夏目のそばで用心棒をしています。とにかくお酒と七辻屋の饅頭が大好物で、まるまると太っています…

そんなニャンコ先生を皆、「ブタネコ」「ネコだるま」「ニャンキチ君」「ポン太」「つるふかさん」などはっちゃかめっちゃかに呼び散らしています(笑)その反面、夏目のピンチになると必ず元の姿に戻り助けてくれる、頼りになる妖怪なんです!

名取周一(なとり しゅういち)

一度は妖が見えるものがいなくなり、廃れた家系の祓い屋。妖の見える周一が生まれたことによって、家族からは疎まれる存在となっています。夏目と似た境遇でありながら、違う生き方をしている夏目のことを気にかけていて、良き理解者として仲良くしています。

最初は妖を憎むべきものとして力づくでも祓おうとしていましたが、夏目が妖とちゃんと対話をして悩みを解決しようとしている様子をみて、周一の心に少しずつ変化が見られます。

的場清司(まとば せいじ)

祓い屋の一人。的場一門という大きな家系の祓い屋で、物腰柔らかな口調とは裏腹に自分の式を容赦なく祓ったりと冷酷な一面を持ち合わせた男です…夏目のことを気に入っていて、なにかとちょっかいをかけてきます。

夏目も、的場には警戒心を抱いていて冷たく追い払うことが多いです!ですが、個人的には着流しを着た妖艶さとミステリアスさが好きです(笑)伍では名取と出会う話が描かれていて、学生時代の二人が見れる貴重なシーンありです!

では、ここから先はそんな個性的なキャラクターたちが魅力的だったお話しをご紹介しましょう!

「夏目友人帳 伍」特別編 ニャンコ先生とはじめてのおつかい

夏目シリーズの中でやはり人気なのは、ニャンコ先生!今回「夏目友人帳 伍」ではニャンコ先生が主役の特別編の話があったんです!ある日、夏目と一緒に散歩に出かけていたニャンコ先生はトンボを追いかけて一人山奥へと走っていきます。

そこで出会ったのは二人の子ども。道に迷ってしまったらしい放っておけないニャンコ先生。なんだかんだ言いながら、泣いたり急にどこかへ行ったりする二人をあやしたり、助けたりして目的地に連れて行こうと頑張ります!昔のニャンコ先生ならきっとこんなことしなかったんじゃないかなと思います(笑)

いつも厄介ごとに巻き込まれつつ妖を助けようとする夏目をみているから影響受けちゃったんだと思います!ニャンコ先生の困り果てながらも頑張る姿が可愛すぎます!!

「夏目友人帳 伍」第九話 険しきをゆく

ある日、友人帳を狙う妖から逃げていた夏目は、笠を被った小さい妖怪を下敷きに踏んでしまい、笠に傷をつけてしまいます。その妖怪は命の恩人である「朱遠様」に近づくのにこんなアウトローな傷の入った笠では嫌われる!といい夏目に傷をつけた代償として朱遠様一行に紛れるための手伝いをさせられます。

可愛いしいたけ妖怪(笠がしいたけに見えることからニャンコ先生に呼ばれています)が愛らしくて、夏目友人帳ならではのほのぼのとした世界観が盛り込まれた話です。ですが、ただほのぼのしているだけではありません!

このあと、しいたけ妖怪は他の妖の話で朱遠様の一行に入れてもらうには「美味そうな人間」を捧げればいいかもしれない、と助言をもらいます。それを聞いて、夏目を朱遠様に捧げれば一行に入れてもらえるかも…と考えます。

ですが、いざ朱遠様の一行に会ったらそうはしませんでした。今まで夏目が自分を助けてくれたり、一生懸命手伝ってくれたことが嬉しかったからだと思います。妖怪と人間は本来相容れないものですが、お互いを想う気持ちがあれば心を通わせることができる、夏目友人帳はそれを伝えてくれる作品です。

私はこの話を見て心がジーンとして目はうるうるでした(笑)夏目の優しい気持ちが妖怪にも伝わる瞬間が感動ものです!!

「夏目友人帳」の魅力 その2 主人公の対人関係

今回、「夏目友人帳 伍」では名取、的場、夏目の関係性が描かれたお話が多かったです。夏目が初めて名取を頼る話、名取と的場が出会う話、夏目と的場が一見協力しているように見えて、背を向けあっている話など…そこから見える対人関係も夏目シリーズの魅力なんですよね!

複雑な家庭環境を持つ三人の心境が、それぞれと関わっていくうちに変わっていくのは見物です!では、ご紹介していきましょう!

「夏目友人帳 伍」第三話 祓い屋からの手紙

ある日、夏目に一通の手紙が届きます。それはなんと!的場清司からでした。的場に良い印象を持たない夏目は、すぐに封を開けることはせず、手に持ったまま歩いていると手紙が風に飛ばされてしまいます!

茂みの中を探していると、そこで、妖を壺に閉じ込める祓い屋を見かけます。閉じ込めた壺を置いていったため確認すると、どうやら封印がかなり怪しい!今にも出てきそうだと思った夏目は、ちゃんとした祓い屋を頼るべく名取の元へと向かいます。

急に自分の元を訪れた夏目に名取は慌てふためきます。…私には名取が嬉しそうにしているのが感じ取れました(笑)

初めてなんです!夏目が自分を頼ってくれたことが!最初は妖に対する想いの違いから二人の仲は良いといえるものではありませんでしたからね…名取にとっても夏目にとっても妖が見える人、というのは貴重なんです。

だからこそお互い分かり合いたいのにどこか分かり合えないジレンマ!そんな二人が少しずつ分かり合ってきているのが良いです!そして無事、妖を封じ直すことができた二人の仲は更に深まったように見えました。良い話でしたね!

あれ?的場の手紙はどうしたって?そんなことは次を見ればわかりますよ!!次次!!

「夏目友人帳 伍」 第四話 連鎖の陰

的場からの手紙をなくしたままの夏目ですが、帰ってきたらまさかの本人が登場。どうやら手紙の内容は会合に出席して、妖に憑りつかれた人間を探してほしいとのこと。そんなことに関わりたくはない夏目でしたが、妖に憑りつかれた人間が強い祓い屋を襲っていると聞き、名取が襲われる危険をなくすため 。

また、約束の場所に来なければ家まで迎えに行くと言われたことから、塔子たちに迷惑をかけたくないと思った夏目は行くことを決意します。いつも朗らかで優しい顔をしている夏目ですが、的場と会う時は本当に嫌そうです(笑)

会合に参加するやいなや、式の恰好をさせられ(この恰好がなんだか可愛い)妖探しを開始します。その途中、たまに邪魔が入ることがあるのですがその度何かに助けられている夏目。(本人は気づいていませんが)その正体はなんと、名取の式神だったんです!

なぜ夏目に名取の式神が!?と思われたことでしょうが、実は、的場の手紙が例の封印の甘い壺に一緒に封じられていたんですね!夏目はそれに気づかず帰ったようですが、割れた壺からその手紙が出てきたってわけです!

それを読んだ名取は、夏目は会合に参加するだろうと予測し、何かあった時のために式神をつけていたってわけです!…優しい!良い友だ!!夏目は名取に被害が出ないために会合に行き、名取は陰から助けるために見守っていた…

素晴らしい友情!夏目友人帳万歳!!これで魅力ある夏目と名取の対人関係をわかっていただけたと思います。(あれ?的場はただの悪者か…?)

「夏目友人帳」の魅力 その3 世界観に合ったOP・ED

夏目シリーズの魅力といえばこれも欠かせません!世界観に合ったOP・ED!歴代のOP・EDといえば、喜多修平「一斉の声」LONG SHOT PARTY「あの日タイムマシン」河野マリア「たからもの」等々…爽やかで、儚げで、優しい曲が多く見受けられます!

曲を聴くだけで泣ける…という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか!では、「夏目友人帳 伍」のOP・EDをご紹介します。

ササノマリイ「タカラバコ」


この優しげな声色、温かみのある歌詞…夏目の生きる世界観にピッタリです。「君のあの笑顔があるべき場所にあればいいな」このフレーズなんて夏目が言いそうなセリフですよね!

夏目に増えた沢山の大切な者たちが、その人のいるべき場所で笑顔でいてほしい、そんな風に夏目は考えていると思います。でも、夏目の周りの人たちはあるべき場所にあればいい、ではなく夏目のそばで笑顔でありたい、と思っているような気がします。

そんな夏目からの距離感と、大切な人たちからの距離感の違いが今はまだ埋められてはいませんが、少しずつ埋まっていけばいいなと思います。

Aimer「茜さす」


今回の「茜さす」は今までの夏目シリーズのEDにしては新鮮さを感じました。今までのEDはもっと儚げな曲が多かったのですが、力強さを感じる歌声でした。ですが、秋のもの寂し気な帰り道を連想させ、夏目の後ろ姿が思い浮かびます…

「出会えた幻にさよならを 茜さすこの空に」という歌詞は、妖との別れを指しているような、そんな気がしました。第五話の結んではいけない、にピッタリですね…タキに恋してしまった妖の届かない想いを連想させます。

「夏目友人帳 陸」放送決定!まだまだ続く夏目ワールド!

すでに2017年4月より第六期目の放送が決定している夏目シリーズ!原作も終わりは見えませんし、まだまだ続きそうですね…!アニメの質も去ることながら、原画は更に綺麗ですから、アニメしか知らないという方は是非原作もご覧ください!

逆に原作しか知らない方は、アニメをみることで主題歌、挿入歌とのマッチに感動すること間違いなしです!…ただの少女漫画だと思っている男性の方、甘いです。夏目友人帳は必ず男性陣にも刺さります。

妖怪に名を返すまでの夏目の行動は、割とアクションに近いものも多いです(笑)それなのに最後はほっこりと、涙してしまうことも多いこの作品…オススメです!!

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