超・人気を博したアニメ、『Re:ゼロから始める異世界生活』でかなり凶悪なキャラクターを見せつけてくれた、ペテルギウス・ロマネコンティ。彼はいったいどういうキャラだったのか、どういう最期を辿ったのか、今一度見ていこう。
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ペテルギウス・ロマネコンティは初見殺し必至?
おやすみなさーい
最近、ペテルギウス様が好きですw pic.twitter.com/8dtN4tsHsv
— イズ (@FqbAWksiV8Xb0ih) 2017年2月9日
Re:ゼロから始める異世界生活はご覧になったでしょうか?タイムリープ物なので、完全に死ぬことはない!という安心感はありますが、なかなか絶望的な状況が多い物語でしたよね。スバル君は本当によく頑張ったと思います。
さて、そんなスバル君を苦しめた一人であり、リゼロのアニメでラスボスとして君臨していたペテルギウス・ロマネコンティについて、ここでは語っていきたいと思います。まあ、良いやつではないです。はっきり言って。というか、誰がどう見ても、ひいき目に見ても、逆立ちしても、良いやつには見えません。
そんなペテルギウスさんですが、「面白い」とか、「良いキャラしてる」ということで、微妙に人気なキャラでもあるようです。キャラは確かに立ってますけどね。そこに関してはいっさい否定しません。
初見殺しの恐ろしさ
ペテルギウスさんは、あんな性格をしていますが(というより性格が破綻していますが)、かなり強いです。さすがは、多くの人々から恐れられる魔女教の、しかも大罪司教だけあります。詳しい原理はファンタジーなんでしょうけど、魔女サテラに対する『愛』が強ければ強いほど、強い力を持てるようです。
普通の人間に対してはゴミ屑のような対応しかしませんが、魔女への寵愛に対してはかなり勤勉な信者のようです。司っている大罪は怠惰なんですけどね。怠惰は、ペテルギウスの能力(権能)に関係しているようです。
ペテルギウスの権能、怠惰は相手の体を一時的に乗っ取り、戦闘不能にさせることができます。これは、精霊との親和性が低い人は回避することができません(笑)そのため、スバルやレムのように精霊との親和性が低い者にとっては「初見殺し」になってしまうのです。
アニメ界屈指のサイコ野郎。その正体は?
このペテルギウス可愛い pic.twitter.com/gR5gsnUbJj
— りん (@RinF1106) 2017年2月4日
ペテルギウスさんがかなりの性格破綻者であることは自明だと思いますが、今一度解説しておきましょう。実は、ペテルギウスさんも、最初はまともだったようです。まあ、アニメ版では描かれてないですけどね。アニメだけだと、ただの狂人です。
しかし、原作では理由が描かれています。100年くらい前に、敵対する者の罠にかかり、自分の愛する人を自分の手で殺したことによって狂ってしまったようです。今のペテルギウスさんを見てみれば、魔女サテラ以外に誰かを愛することなんて考えられないですけど……。
まあ、ペテルギウスさんくらいサイコっぷりを発揮されると、「実はまともだった」とか、「実は優しかった」とか言われても、評価はピクリとも動きませんけどね。普通のちょい悪くらいなら、心理的にギャップを感じる物ですが、ペテルギウスさんは格が違うので(笑)
最後は友情に敗れる……
#突然の可愛い子投下して1RTor1ファボでもきたら続ける
記念すべきパートひゃ…
やっとこの身体を手に入れることが出来ました!実に素晴らしい!おっと申し遅れました。私は魔女教大罪司教『怠惰』担当 ペテルギウス·ロマネコンティ…デス!あぁ…脳が…震える… pic.twitter.com/Hnu5JWof9O— みかど (@mikado_1_23) 2017年2月4日
エミリア邸を襲撃したり、レムの身体をねじり殺したり、果てにはスバルの精神を乗っ取るまでしたペテルギウスさんでしたが、ついに最期の時が来ました。まあ、ぶっちゃけスバルの死に戻りが無ければ倒せないどころか待ち構えることもできない相手ですからね。
正々堂々戦えること自体が、魔女教徒相手には幸運です。ペテルギウスさんを倒したのは、スバルとユリウスのコンビでした。ユリウスは精霊を使う剣士なので、ペテルギウスさんも怠惰の権能は使えません。まあ、あのめちゃくちゃ仲が悪かった二人がタッグを組んだのは、少し感動でした。
ペテルギウスさんもかなりしぶとかったのですが、やはりこの二人には敵いませんでした。「意外とあっさり倒せたなー」と思ったら、ゾンビ状態で復活してエミリアに襲い掛かる辺り、「さすがペテルギウスさんだああああ!勤勉にラスボスっぽいしぶとさを発揮している!」と思わざるをえませんでしたね。
忘れられない名言の数々
脳が……震える!!
やはりペテルギウスさんと言えば、この名言!脳が震える!いやあ、何を言っているのかさっぱり分かりませんが、もしかしたら脳震とうを起こしているのかもしれません。脳震とうを起こしながら喋れているとしたら、それはそれで凄いんですけれども。
ペテルギウスさんのこの名言って、他の人が言ってもあまりインパクトが無いと思うんですよね(笑)何を言っているのか全く分からないし、全く共感できそうもないペテルギウスさんだからこそ、この言葉の異常性がマッチしているので、「ペテルギウスらしさ」を出しているように思います。
まあ、リゼロを見た友人や、ツイッター界隈では一時期「脳が……震える!」ばかり言っていました。それくらいインパクトのある名言だと、確かに思います。リアルでこれを言っていたら、正直かなり痛いので、できるだけ控えましょうね……。
あなた、怠惰ですね
トーラスくんがスバルきゅんやって、えむでぃーくんがペテルギウスやればなー
私全力で魔女教徒やるのになー←
ベア子とは言わない pic.twitter.com/xNYfRnQm4q— 我が名はとも (@r00t0m0) 2017年2月1日
これもなかなか印象的な名言だったのではないでしょうか?怠惰の名を関する大罪司教から「あなた、怠惰ですね」って言われた時の「お前が言うな」感は異常ですよね。とはいえペテルギウスさんは、割と勤勉な魔女教徒ですし、他の大罪司教よりも日々行動しているようですから、まあ許せなくもないのかもしれませんが。
まあ、狂人に理論や整合性を求めても仕方ないのですけど。ただ、この言葉を聞くと、少なくとも私はドキッとしてしまいます。なんというか、怠惰な自分を見抜かれたような気がするからです。これもまた、ペテルギウスさんが言うからこそ、迫力がある言葉だと思います。
他の人に言われたら、「そうかもしれない」と思う程度でしょう。しかし、ペテルギウスさんに超近距離から「あなた、怠惰ですね」と言われると、自分が怠惰であることが完全にバレてしまったような気がするのです。迫力というか、恐怖の圧力ですね。
やはりこの人!ペテルギウスの声優は……
ペテルギウスの声優と言えば!やはりこの人でしょう!松岡君こと、松岡禎丞さん!いやあ、本当に見事な演技でした!正直なところ、キャストが発表された時のネットの盛り上がりもヤバかったですが、実際に登場してからも、狂人っぷりがよく伝わる演技で、最後まで多くの人を圧倒し続けてくれました。
個人的には、松岡君以外のキャストがちょっと想像つかないくらい、松岡君の声のイメージで固まっています(笑)ペテルギウスのセリフと言えば、めちゃくちゃ早口で長セリフ、しかもサイコっぷりが半端じゃない。という難しそうなセリフですけど、全然違和感なかったです。
ペテルギウスの面倒臭さ、怖さ、何より愛と狂気の二面性を見事に表現してくれたと思います。松岡君はSAOのキリトをはじめ、ハーレムアニメの主人公も多く努めていますが、こういうキャラもしっかり演じることができるのは、やはり「勤勉」だなあと思いましたね。
怠惰の大罪司教。その愛の行方は?
ペテルギウスは、魔女に対して非常に勤勉な信徒でした。『怠惰』の大罪という魔女の寵愛を受け、その愛に報いる為、多くの殺戮を繰り返しました。ペテルギウスの行動原理は完全にイカレていましたが、その愛の貫き方は常軌を逸していたと思います。
貫き通したのに逸していたって、少し相反してそうですけど。ある意味これもヤンデレなのかもしれません。攻略の難易度はめちゃくちゃ高そうですが。その愛が報われたのかどうかは分かりませんが、ペテルギウスは報われないとしても一心不乱に行動していたと思います。
報われないかもしれないなら、なかなか常人は愛を貫き通すのは難しいんですけどね。狂わないからこそ、想いとか信念とかは乱れちゃうんです。揺れちゃうんです。だから、やり方は大幅に間違っていたと思いますが、魔女を勤勉に愛し続けたことは狂人ペテルギウスの凄さなのかもしれません。
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