NBAトップスター ドウェイン・ウェイドが超一流と呼ばれる6つの理由

NBAのオールスタープレーヤーであり続けるドウェイン・ウェイド。コンボガードとして得点を量産しながらチームを支え、今なお輝きを放っている。栄光も挫折も味わった超一流選手を6つのポイントから紹介していく!

NBA「超一流」プレイヤー ドウェイン・ウェイド

ドウェイン・ウェイドは193㎝100㎏、現在はNBAシカゴ・ブルズに所属するプレーヤーである。ポイントガードとシューティングガードの両方をこなすコンボガードとして活躍し2006年、12年、13年と3度のNBAチャンピオンにも輝いたNBA屈指のスター選手だ。

NBAオールスターゲームにも11年連続で出場しており、オールNBAチーム(その年の活躍した選手で構成されるベスト5)にも数多く選出される実力の持ち主で、アメリカ代表としてオリンピックにも2度出場し2008年の北京オリンピックでは金メダルも獲得している。

この紹介だけでもほとんどのNBAプレーヤーの夢と終るようなことを数多く成し遂げていることがわかると思うのだが、彼は193㎝とNBA選手の平均を下回る身長しかないのだ。そんなウェイドがどのように数々の栄光を勝ち取ったのか紹介していこう。

理由① マッスルボディでNBAを生き抜く男、それがウェイド

ウェイドの身長はNBA選手平均より低いのだが、逆に100㎏という体重に関しては平均より5㎏程重たく、体脂肪も一桁であると言われている。これが意味していることは、ウェイドが強靭な肉体を持っているということなのだ。また80cmを超える跳躍力と、長いリーチを兼ね備えている。

それによりウェイドはインサイドの切り込んで豪快なダンクを決めたり、その身体を使ったボディバランスで巧みにディフェンスをかわし フィニッシュまで持ち込むことができるのである。身長の低いウェイドはそれを補う能力と磨き上げた身体でNBAの世界を生き抜いているのである。

実際の試合を見ているとウェイドが小さいサイズの選手であるとは感じないし、身長が低いことを生かしたプレーなどはあまり見られない。堂々と渡り合っているとはっきり言ってよいと思うし、身長のハンデをハンデとは思っていないようである。

理由② 猛者達を跳ね除け残した成績がすごい

ウェイドは大学時代に地区決勝戦で優勝候補の大学を破ると同時に29得点11リバウンド11アシストをあげトーナメント史上3人目のトリプルダブルの活躍を見せたことで全米に注目される存在となるのだが、このトリプルダブル(=3部門で二桁の成績を残すこと)という記録は達成するのが大変難しいとされている。

特にウェイドのように上背が足りないガードの選手が1試合に10個以上のリバウンドを取るということは、それだけインサイドでプレイする必要があり、尚且つ自分より身長で上回る選手たちと空中にあるルーズボールを取り合うということだから、如何にウェイドが凄いかがよくわかると思う。

2008-09シーズンには過去の不振から脱却し大活躍を見せ、1試合平均30.2得点5.0リバウンド7.5アシストを記録して自身初の得点王に輝いている。スコアリングスキルに優れた選手がゴロゴロいるNBAの世界で得点王になるだけでも本当にすごいことなのだが、さらにウェイドの凄さを表す数字がある。

それはシーズン通算で200得点500アシスト100スティール100ブロック以上の数字を残したNBA史上初の選手となったのである。彼がガードポジションの選手であることを考えればアシストやスティール(相手からドリブル中にボールを奪うこと)の数が多いのは理解できるが、100ブロック以上というのは簡単にはできないことのなのだ。

理由③ 人とは違うシュートフォーム?ウェイドのプレイスタイル

ウェイドのプレイスタイルとして、先述した高い身体能力と強い身体を駆使したペネトレイトが挙げられるが、切れ込むと見せてそのままジャンパー(=ジャンプシュート)を決めるパターンも多く決めるプレーヤーである。

彼は右利きなので、右手でシュートを放つのだがその場合、一般的にはまず左足、次に右足とステップしてジャンプ、シュートするというのがバスケットの基本とされているのだが、ウェイドはそこが違っていて右足、左足とステップするのだ。

状況に応じで基本と逆足でステップせざるを得ないことはままあっても、ウェイドの場合はほとんどがこの逆ステップからジャンパーを放つのだ。これは経験者から言わせてもらえれば、マークする相手としては非常にタイミングが取りづらく守りづらいと思う。これも彼の得点力をアップさせている要因だと筆者は考えている。

理由④ ウェイドって超おしゃれさん?インスタファッションショー

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”超一流”であるもう一つの要素、それは何か。このウェイド氏、実はものすごいお洒落さんなのである。そもそもが端正な顔だちをしており、向こうの雑誌で『最も美しい50人』に選ばれたこともあるほどなのだが、2006年にはGQ誌上でNBAのベスト・ドレッサーにも選ばれている。

ウェイド自身も『洋服は自分自身を表現する手段だ』と話すこともあるように、自分の服装には中々のこだわりを持っているらしい。スポーツ選手にありがちなイタいセンスの要素など一つもなく、雰囲気と自分のサイズ感を完全に理解しているし、

筆者もいくつか写真を見たが、お世辞抜きで本当にお洒落な人だった! やはり”超一流”は違うのである!

理由⑤ まさかの中国ブランド!ウェイドのバッシュ遍歴

NBAのスター選手となれば、気になるのは履いてるバッシュなのだが!実はウェイド、その点中々の”レアキャラ”である。彼がキャリアの初めに履いていたのはオールスターなどでおなじみのコンバースだった。そこからウェイドはいわゆるジョーダンブランドへ移籍する。ジョーダンのトレードマーク、ジャンプマンロゴの入った新作もしくは復刻シューズを履いていた。

そして時は経ち、現在はまた別のブランドと契約しているのだ。その名は李寧(リーニン)全くピンと来ないのだが、実は中国の大手スポーツブランドでバスケット市場に注力している企業なのだ。最近はシューズ産業に参戦するスポーツブランドも増えており、その一部の話といえばそうなのだが、リーニン契約のニュースを聞いてはっきり言ってびっくりしたのを覚えている。

理由⑥ 栄光も挫折も経験したウェイドの名言

3度のNBAチャンピオンを経験しているウェイド。しかし彼が味わったのは栄光だけではない。マイアミ・ヒートに長く在籍した分、良い時も悪い時も同様に経験しているのだ。特に最初の1度目のチャンピオンになった後、チームの主力であるウェイドとスタープレーヤー、シャキール・オニールがともにケガで戦線を離脱し、試合の大半を欠場する。

チャンピオンになった翌年にプレイオフ1回戦敗退、その翌年には地区最下位に沈んでしまうというまさに栄光からの大転落を経験しているのだ。また3kingsと呼ばれたレブロン・ジェームス、クリス・ボッシュとのトリオで2連覇した後にチームは解体し、プレイオフを逃しており、苦しい時を経験ている。

今ウェイドは35歳。NBAでのキャリアも終盤に差し掛かっている。酸いも甘いも数え切れなたくさんのことを経験してきたウェイドだからこその力強さを持つ言葉を彼はいくつか残している。その中でも、筆者が一番ウェイドらしいと思う言葉を紹介したいと思う。

自分は完璧ではないとわかっている。ミスもしてきた。良い事も悪い事も、自分に起こるすべてに取り組んできた。

出典:http://howdoispk.com

ウェイドは例えチームの主力が去ろうとも、自分が怪我をしてしまおうとも、その時にできることを人一倍考え、そして実行してきた強い気持ちの持ち主なのだと思う。ビジネスライクなNBAの世界で一つのチームで長くキャリアを積んできた彼だからこその重みのある言葉ではないだろうか。

苦渋の決断…。マイアミからの移籍先は?

誰もがマイアミでそのキャリアの集大成を迎えるのであろう、そう思っていた矢先の電撃移籍だった。ウェイドは13年間過ごしたマイアミ・ヒートを離れ、新しく自分の地元であるシカゴ・ブルズに移ることになったのだ。マイアミファンは裏切られたと感じ、彼に批判の目を向けたのだ。

しかし、実はウェイドはマイアミに残りたいを考えていたのである。3年契約を希望していたウェイドに対して、球団はそれを了承せず結果をチーム移籍という結果になってしまったのだ。ウェイドは球団とマイアミのファンに対して手紙を送り感謝を伝えて、新たなチームへ気持ちも新たに望むこととなった。

シカゴはフランチャイズプレーヤーのデリック・ローズがニューヨークへ去った後だっただけに、地元出身のウェイドに寄せる期待は大きい。今シーズンのシカゴはプレイオフ圏内の8位を死守しており、このままいけばプレイオフに進出を果たせそうだ。キャリアの締めくくりを迎えたウェイドにとって、地元シカゴでNBAチャンピオンになることは最後の夢であり、ベストを尽くすための大きな目標なのかもしれない。