学校では教えてくれない『本能寺の変の真実』を知るための4つの謎

本能寺の変と言えば、日本史上最大のクーデターとも言われています。教科書では明智光秀が謀反を企てた・・・と教わりますが、これ本当でしょうか?様々な人が、誰かの陰謀論や真実は違っていたという説を唱えています。最近では明智光秀の子孫という方が本も出されています。本能寺の変の真相に迫ってみようと思います。

教科書で教えられる本能寺の変とは?

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日本史の教科書で本能寺の変を説明している所は、織田信長が家臣の明智光秀に謀反を起こされて、本能寺で自害したという物ですね。少し歴史が好きな先生だと、自害したという物の、織田信長の遺骨は見つからなかったと教わります。

その後、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が、当時としてはありえない位早く京都に駆けつけて、謀反人の明智光秀を討ったとなっています。その後、秀吉が天下統一をはたしていく訳ですが、ここで疑問に思う事ありませんか?

智将として名を馳せた明智光秀が何の計画も無く謀反を起こすでしょうか?その後、秀吉はなぜそんなに早く京都に行くことができたのでしょうか?どうして信長の遺骨は発見されていないのでしょうか?

謎① 本能寺の変前の明智光秀はどう思っていた?

本能寺の変の首謀者である明智光秀ですが、彼の本心はどうだったのでしょうか?幾つかの節がありますのでご紹介しましょう。

怒りりと恐怖した

家康の接待を命じられて、そこで失態をし今迄の領地没収、新しい領地はまだ正式には領地となっていない。しかもライバルだった秀吉の配下の様に扱われた中国出兵命令されるなどが重なって、自分が正当に評価されていないと怒ったと言われています。

また領地替えに関しては、これからも同じ様に突然の領地替えを命じられる事が有るかもしれないので、信長に対して恐怖したとも言われています。例えるなら暗い廃道を進まされている様な感じの不安と怒り、恐怖心が入り混じった気持だと言えますね。

天下をわがものに!



信長から、自分の意に沿わない命令をされた事で、一度で良いから自分が天下を取ってみようと思ったとも言われています。これは明智光秀の家臣が後に書いた資料の中にあります。

上の「怒りや恐怖」と同様に、光秀が謀反を起こしたという理由にはなりますね。ただ、それまでの光秀の行動から考えると個人的にはこの線は無いかと思います。

お家存続が第一!

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今迄はあまり焦点が当たっていなかった事ですが、光秀は何をおいても明智家の存続を第一に考えていたというのです。これを唱えるのは、明智光秀の子孫の明智憲三郎という方です。

「本能寺の変431年目の真実」という本の中で書かれている内容ですが、私自身一番納得できる内容だと思います。

謎② 本能寺の変に黒幕が居るとすれば誰?



本能寺の変の首謀者は明智光秀であるのですが、それを裏で操った黒幕が居るのではないかという説も数多くあります。その中には、実行が難しいと思われる人まで上がっていますが、個人的に実行可能だと思われる人物を何人かご紹介しましょう。

徳川家康



織田信長と徳川家康の関係で、お互いにお互いを良く思っていなかったという記述はほぼありません。ですが、それまでの出来事から考えると、家康が信長を良く思っていなかった事は容易に察しがつきます。

その状況に置いて、信長を討とうと思うのは理解できます。でも、自分が表舞台に立って信長を討ってしまうと天下統一は出来ない事も、思慮深い家康なら分かっていたと思います。そこで、つつけば暴発しかねない光秀をたきつけたとう物です。

その後の歴史を見ると、結局は家康が天下統一しますし、江戸幕府が出来た時の重要人物であった天海が光秀だという説もあります。個人的には、この説が一番有力だと思っています。

豊臣秀吉

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本能寺の変が終わって、一番得をした人と言えば天下統一を果たした豊臣秀吉ですね。光秀の性格から考えると、謀反を起こして援軍が無いと自分は助からないと言う事は分かっていたと思います。

そこで、中国遠征をしていた秀吉から「討った後は助けてあげる」と言われたとすれば、光秀の行動にも納得です。しかも、その後の行動が異様に早い事も、あらかじめ知っていたのではないかと思わせます。

朝廷



信長によって当時の朝廷は、名前ばかりで何の実力も持たない存在と扱われています。それまで日本の中心であった朝廷の人にしてみれば、信長は非常に厄介な存在だったと思います。

でも、自分達で何かを起こす事はしない朝廷が、朝廷の威光を取り戻すために光秀にお願いをしたのではないかと言う事です。光秀は朝廷とも親しかったわけですから、無くもないストーリーと思います。

ただ、個人的な感想で言えば朝廷陰謀説というより、事が起こったからそれに便乗したのではないかと思っています。確かに、光秀に「よくやった!」という書面は送っているようです。

でも、当時の朝廷の命令で光秀が動くとは私には思えません。

謎③ 本能寺の変の真実が四国にある?



これは状況証拠を集めて考えれば出てくる答えの一つですね。当初天下統一に勤しんでいた織田軍ですが、四国までは手が回らない状況です。一方、四国の長曾我部にしてみれば、四国をわがものとしたいと思っていた。

そこで、織田側から調整役として光秀がきて、四国は長曾我部が好きにして良いという申し出が有ったので、それに同意したわけです。ですが、織田側がいよいよ天下統一が見えてきた時に難癖付けてきて長曾我部に領土をよこせとなったので関係がこじれた訳です。

そこで、調整役をしていた光秀が面目を潰されたと言う事になって、本能寺の変が起こったと言う事です。確かに光秀は真面目な人柄だったので、自分が説得したのになかった事にされたら、怒ってしまいますね。

ただ、ここで一つ疑問が残ります。光秀にとってのメリットが感じられない事です。確かに自分の功績をなかった事にされるのは腹立たしいかもしれないですが、それで信長を討ったとしても長曾我部は後ろ盾にはなりえないし、何のメリットもないですからね。

謎④ もし本能寺の変が起こらなかったら



ここまでは、本能寺の変が起こった事に注目してきましたが、ここからはもし本能寺の変が起きなかったらを考えてみましょう。光秀が怒りや恐怖を克服して、誰のいう事にも耳を貸さなかったらどうなったか。

いつかは誰かに討たれて何も変わらない?



本能寺の変で光秀が討たなかったとしても、それまでの行いを考えると誰かに倒されたという可能性も決して低い物ではないと思います。徳川や毛利、島津、上杉といった有力大名も居ますし、秀吉だって虎視眈々と狙っていたように思えます。

その後どうなるかと言うと、やっぱり最後は徳川家康が天下統一すると思います。ただし、その前に豊臣秀吉が出てくるかどうかは分からないですね。個人的には「人たらし」の秀吉ですから、出てくるとは思います。

そうなると、豊臣の後に徳川が来て、今の日本には何の影響もなかったと言えそうですね。

日本はもっと大きな国に?



信長が生きていたという仮定の話ですが、信長は即断即決の判断が出来る人で、外交にも意欲的だった事を考えると、日本の領土は大きくなっていたと思います。もしかすると、今のアジア圏は全て日本という国になっていたかもしれないです。

また、鉄砲を使い始めた事を考えると、技術革新にも意欲的だったと思えますので、明治維新の様な事がもっと早く行われていた可能性もあります。となれば、日本の近代化も早まり、もしかすると日本が世界のリーダーになっていたとも考えられます。

ただ、信長が本能寺の変で亡くならなかったとしても年齢から考えると、跡継ぎの能力によって大きく変わってきますね。

本能寺の変の真実は謎のままの方が面白い



本能寺の変の真実について考えてきましたが、これらの説を読んでいると本当に面白いと思います。歴史の教科書の内容も新発見などがあるたびに、その内容を精査して変わってきています。

いずれは、本能寺の変の真実も分かるかもしれないですが、個人的にはこのまま分からない方が夢が有って面白いと思います。分からないからこそ、想像する余地が生まれて面白い説が沢山出来ますからね。

でも、最終的にはどうだったのかが人生最後の日に分かると良いかなとも思っています。

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