【キングダム】嬴政が中華全土を統一するも15年で秦が滅びる件について

タイトルで「えっ!?」となった方には申し訳ありませんが史実上の事実でございます…。キングダムは細かい部分は別として史実の流れを再現した漫画…と、いう事は着地点は統一後が明確!しかし、その後の秦の事、考えたことはありますか?

運命的な出会い!李信と嬴政が新しい時代を切り開く!

皆さん【キングダム】の主人公になるのは嬴政だったってご存知ですか?中華統一を目指す物語なので今でも十分主人公と言えるかもしれませんが、作者の原泰久によると初期案では始皇帝を題材にする為に嬴政を主人公に置いたストーリーになる予定だったそうです。

しかしネームをあげた際に、嬴政よりヤンチャな信を主人公に置き今の【キングダム】がスタートしました!結果、大ヒット作に繋がり今皆さんが知る嬴政と信の物語があります!もしも信ではなく、嬴政が主人公になっていた場合の【キングダム】も気になる部分ではありますね!

あまりにも違う2人が惹きあう理由はシンプルだった!


最初こそ、親友の漂が嬴政の影武者となって死んだ事に対し嬴政に対し強い怒りを感じていましたが、嬴政の中華統一という突拍子もない目標と、嬴政が語った漂への思いから和解しました。

嬴政は自身の事を『薄弱の王』と言いますが、今思えばそれもまた統一に向けての計画だったように思えます。信は嬴政の剣となり中華統一においては欠かせない人物となっていきますが、信だけが強くても物語は成り立たないですよね。

嬴政は信との初めての出会いからも分かりますがカリスマ性が異常強い!嬴政のカリスマ性は生まれもったものなのでしょうか?嬴政は幼い頃、王族とはかけ離れた壮絶な生活を強いられ気高さは皆無でした。

そして嬴政の弟である成蟜は、嬴政の出自を忌み嫌います…その理由は嬴政が純潔な王族の生まれではないからという部分にあります。

波乱万丈すぎる嬴政!2人の母親の存在…

嬴政の母親と言えば、美しさで太后へとのし上がってきた美貌の人!しかし、本当に『美貌』しかない人物で性格は史実に残っているものを見ても分かるように決して良いとは言えないようです。

性格が悪いだけならまだしも、太后は母親としての役目を果たす事もせず幼い嬴政と共に趙へ人質に取られていた際も日銭を稼ぐ事を理由に様々な男性と関係を持ち快楽に溺れていた人物。そんな母親を嬴政はどんな気持ちで見ていたのか考えると心が痛みますね…。

そして、人質生活が終わり秦へと帰り嬴政は始皇帝への道を目指し始めますが、ここでまた大きな障害となるのが母親である太后の存在。母の太后は元々、秦の生まれではありません。

太后の出身は趙…太后も敵国と通じた事を理由に、耐え難い非難にあっていた…その事で心を病んでしまったのではないでしょうか…。そう考えると少し哀れなような気もしてくる…。

そして、今の嬴政を形成したと個人的に感じる紫夏(しか)の存在。彼女は、趙から秦まで嬴政が脱出するのを手伝った闇商人の娘です。彼女と出会う前の嬴政はまるでケモノ!信は下僕同等の暮らしをしていましたが、それよりも酷い…。

常に餓え、食べるためには盗みを働き村の者からは暴行される日々…。そんな嬴政に光と誇りを取り戻させてくれたのは紫夏でした。本来であれば母親の役目である事を紫夏は自分の命を賭け嬴政に伝えます…。筆者はこの事から紫夏をもう一人の嬴政の母親と見ています。

弟は本当は良いやつ?それとも嬴政に触発されて改心した?

嬴政と成蟜2人の兄弟ほど悲しい兄弟も珍しいと思うのですがいかがですか?2人は母親違いの兄弟…弟の成蟜は由緒正しい王族の出自であり、その事を鼻にかけ突然現れ兄と告げられた嬴政に対して強い憎しみを抱いていました。

成蟜の気持ちもわからなくはないのですが、王の器があるかないかと言われたら…う~んコメントに困りますね(笑)成蟜が反乱を企てた事により物語が始まり、そして嬴政は山の民という大きな味方と強固な絆を結ぶこととなります。

そして反乱が鎮圧した後、成蟜は意外にも生かされたままになります。その後、本編から登場する事がなくなったので自然退場かな?と思いきや、成長して一回り以上成長した成蟜が登場!その姿は代わりはないものの、色々と大人になってましたね。

早すぎた死…弟、成蟜の最期には目頭が熱くなった

はじめこそ、本当にクソみたいな性格で反乱の最後には嬴政に拳でドン引きするくらいボッコボコにされていた成蟜(笑)再登場は、嬴政のピンチに協力する形で現れました!軟禁生活を送っていたようですが、一体何があった?というくらい人が変わっていました。

もしかして嬴政に殴られたた後床に頭がバウンドしておかしくなったのか?と、思うほど成長。何よりも成長した面は自身の為に命をかけてくれる臣下を持ち慕われる人物となっていた事。本当に何があったんだ。

これなら嬴政の強い味方になってくれる!そう思ったのですが成蟜は妻の実家が趙に攻められた為、助けにいくも…。これが成蟜の運命というならそれまでですが、嬴政と成蟜2人で新しい国を作って欲しかったな~と、思う筆者でした。

正室は誰だ!?正式な妻の記録がない…向はオリジナル?

史実によると、嬴政は正式な妻の存在が明らかになっていません。その代わり、とても子沢山で知られています!なんとその数20人以上!この20人というのは公子と伝わっているので男の子という事が分かります!

気になるのは、自らを心の伽役と決め嬴政を癒やす存在の向(こう)との間にできた子供!嬴政にとっては1番最初の子供というわけではありませんでしたが、心から通じ合っていた2人の間に生まれた子供という事もあり嬴政と向の愛も更に深まったように感じましたね!

向が産んだのは女の子!その他にも子供がいるが…

嬴政と向の間に生まれたのは『麗』という女の子!顔はどちらかというと嬴政に似てキリッとした可愛さを持っていますね~本編では成長してどんどん可愛くなってきました!信においては遠慮せず一見危うい感じで抱き上げてあやしています(笑)

向からしたら気が気じゃなかったでしょうね~女の子なので跡継ぎ争いに巻き込まれる心配はないと思います!しかし、平和とはいえない状況で生まれた麗…なにごともなくスクスクと育ってほしいのですがどうなるのでしょう…。

兵に寄り添い自ら剣を持つ嬴政の名言も偉大だった

先述した通り、嬴政の強みと言えば類を見ないカリスマ性!疲れきった兵達が一度、嬴政の激励を受ければ闘志が湧き上がるあの瞬間!熱いですよね!コミックを読んでいても鳥肌がたつ瞬間です!

昭王が亡くなった後、羽を休めていた秦の怪鳥こと王騎将軍を再び飛び立つ気持ちにさせたのも嬴政の中華統一という夢を語った力強い瞳に魅せられたから…。そして、鋭い観察眼をもち先を見ることができるからこその的確なアドバイスにより、自身の剣として戦う者の最大限の力を引き出します。

そんな嬴政の名言で筆者が一番好きなものは『お前を臣なんて思いはしない。ただの剣だ。折れたら捨てていくぞ』です。

キングダム=王国!嬴政が目指す秦の国とは?


過去を知り、未来を見る嬴政の作る王国、早くみたいですよね!中華を統一して平定すれば無益な争いによる血は流れないと考える嬴政…そのために、多くの犠牲を出しながらも一歩、一歩前へ進んでいます!【キングダム】と出会い久々に漫画で泣きそうになってしまいました。

しかし!史実は残酷なもので嬴政が始皇帝となり世を治めた後、息子の代に移った4年後…秦の時代は幕をおろします。わずか、嬴政が中華を統一してから15年という短い期間でした…。

嬴政の史実での生涯を追ってみると、純粋に【キングダム】を楽しむことができなくなりそうで怖くて筆者は深いところまで知りたくない派ですが皆さんはどうでしょう?気になるとつい、どうなってしまったか見てしまいたくなりますよね…。

【キングダム】にはオリジナル要素も強いので、読者がガッカリするような部分は作者の原泰久氏も望んではいないのでは?と感じています…なので、上記での事はあくまでも史記・史実のいち面でありこれから嬴政を待ち受ける運命ではないとも言えます!

激しい戦いが予想され、これからも多くの犠牲の上を嬴政は歩いて行かねばならない過酷な道ですが目をそらさずに【キングダム】応援していきたいですね!

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