縁の下の力持ち!ケビン・ラブが必要不可欠な選手である3つの理由

2016年のNBAチャンピオン、クリーブランド・キャバリアーズになくてはならないプレーヤーのケビン・ラブ。派手さはないものの、堅実かつ安定したプレーでチームを支え続けるラブがなぜチームに必要不可欠なのか紹介していく!

身長に比例する器用さ!だからラブが必要なんだ!

ケビン・ラブは208㎝118㎏、現在NBAクリーブランド・キャバリアーズに所属し、パワーフォワードやセンターでのポストプレイをこなすリーグ有数のプレーヤーである。また白人選手特有の器用さを併せ持ち、アウトサイドからのシュートもの確率も高く、ポジションはインサイドながら幅広く活躍をできるのが特徴だ。

身体が大きい分スピードはあまり期待できないが、それを補って余りある頭脳とテクニックでチームを支え、2016年のNBAチャンピオンに大きく貢献した選手だ。チームには絶対的エースのレブロン・ジェームス、スターポイントガードでペネトレイターのカイリー・アービングなどがおり、彼らのプレイを陰で支えているいわゆるブルーワーカーなのだ。

理由① 学生時代からすごかった!数々の記録を達成した男

高校時代からラブの活躍はすごいものだった。高校2年目の時に地元オレゴン州の最優秀選手に輝くと、次の年にも最優秀選手となりチームは優勝、最終学年にはシーズン通して33.9得点17.0リバウンド4.2ブロックと大活躍を見せ、決勝戦で37得点を挙げチームは2連覇し、全米高校コーチ協会をはじめの5つの年間最優秀選手賞を独占したのだった。

高校キャリア通算で挙げた2628得点は50年ぶりのオレゴン州高校生新記録となっている。数字だけを見ても彼がとんでもない選手だったことがわかると思うが、数々の賞を総なめにしてきたということは、それだけ周りにも認められ、注目されてきたうえで結果を残したという証なのである。しかしこの後、大学へ進学するラブは大バッシングの標的となってしまうのだ。

この時期から地元オレゴンのスター選手となったラブは、オレゴン州立大学ではなくUCLAに進学をする。これにオレゴンのバスケットファンは憤慨し、彼がオレゴンへ試合に訪れた時には、ラブのもとに脅迫電話がかかり、観戦に来た家族へ物が投げられるなどして怒り狂っていたというのだ。

大学バスケでここまでのことになるのがいかにもアメリカらしいと感じるし、裏を返せばそれほどにもラブのバスケットの才能がとんでもないものだったということなんだろうと思う。彼は周囲の雑音にも負けず、レギュラーとして安定した活躍を披露しチームメートのラッセル・ウェストブルックとともにチームを全米ベスト4にまで導いたのだった。

理由② 実は隠れたリバウンドマスター!高いバスケIQの持ち主

2008年NBAドラフトでメンフィス・グリズリーズに指名された直後にトレードでミネソタ・ティンバーウルブスに移るという、アメリカならではの移籍劇を経てNBA入りしたラブはデビュー戦で12得点9リバウンドをマーク。最終的に平均11.1得点9.1リバウンドをマークしてルーキーイヤーを終えた。

実はこのリバウンドの成績はリーグ9位で、1試合平均の平均オフェンスリバウンドはリーグトップの成績だった。その後もラブは安定したリバウンドの成績を残しており、2010‐11シーズンにはリバウンド王にも輝いている。その年には53試合連続ダブルダブル(一試合中に二つの分野で二桁の成績を挙げることで、ラブの場合は得点とリバウンド)という記録も作っている程だ。

筆者もバスケ経験者なので付け加えるがオフェンスリバウンドを取るというのはかなり難しい事で、それだけでファインプレイなのだ。彼がディフェンス時にもオフェンス時にもリバウンドを量産することができたのは相手マークマンとの駆け引きに加え、身体の使い方と、ボールがどこに弾むかなどの読みが鋭いからである。

しかもいつリバウンドを取るチャンスが来るかは、いつ誰がシュートを放つかと言う事と同義であるので正直わからない。さらにボールがリングに当たり跳ね返る時間はほんの一瞬なので、即座の判断が求められるのである。これらはいわゆるバスケIQが高くないとできないことで、ケビン・ラブというプレーヤーがバスケの世界でいかにすごい選手であるかがわかるということなのだ。

理由③ 何度怪我をしたって…。必ず強くなって戻ってみせる!

スポーツのプロプレーヤーなら怪我は避けては通れないのは当たり前で、ラブについてもそれは同様である。ただ彼の場合、骨折などの骨に関わる怪我が多い。偶然だとは思うのだが、ラブはスピードで相手を置き去りにするようなタイプの選手ではないので、頷けると言えば頷ける。

今までの怪我の遍歴は圧倒的に骨折が多く、右手だけで3度の骨折を経験している。クリーブランド・キャバリアーズに移籍してからはプレイオフに入ってから相手選手に腕を引っ張られたことが原因の脱臼を負ってしまっている。ラブは先述したようにリバウンドに絡むことが多いのでそのような怪我が多いのであろうと推測する。

ただどの怪我に関しても必ず完治をさせて復帰しており、その後の活躍は怪我の影響を感じさせない。特にプレイオフで脱臼した時は、翌年の開幕戦に戦列に復帰、クオリティの高いパフォーマンスを披露してそのシーズンのNBAチャンピオンに輝いているのだから、やはりラブはただ者ではないということだ。

番外編・珍しくすぎてなかなか手に入らないラブのバッシュ

My Olympic sneakers signed by the whole 2012 team. Who wants them??? #USA

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ケビン・ラブも他のスター選手同様にゲームで着用するシューズについてスポーツブランドと契約をしている。近年は様々なブランドがバッシュ業界に参入し、とりあえずナイキ!みたいな状況ではなくなっているのだが、ブランド名だけを聞いたら、それどこのブランドよ?と聞きたくなるようなものまで出てきている。

ことケビン・ラブについては中国の361°というブランドと契約している。彼のバッシュの情報は極めて少なく、しかも日本でもほぼ流通していない。しかもあまり知らないブランドとなると、そのシューズにお目にかかること自体が大変珍しいのだ。

年々うまくなってる!才能あふれすぎのラブ

ラブは得点とリバウンドでチームに貢献するタイプのプレーヤーなので先述したダブルダブルを達成することが多いのだが、そこにアシストが加わって3部門での二桁成績を達成するトリプルダブルも3度達成している。

現在所属するキャバリアーズではポストアップからのインサイドプレーとレブロン・ジェームス、カイリー・アービングのカットインからアウトサイドでパスを受け3ポイントシュート放つことが多く、チームが変わってからも自分の役割をしっかり果たして安定した成績を残している。

派手に目立つことはないがチームのためにうまく立ち回り、得点、リバウンド、フリースロー、3ポイントシュートのリーグ平均をすべて上回るラブは、キャバリアーズが連覇を目指すうえでやはり欠かせない大切なピースの一つなのだ。