「Fate/hollow ataraxia」徹底紹介!あり得るはずのない聖杯戦争とは?

TYPE-MOONによる名作ゲーム「Fate/stay night」のファンディスク「Fate/hollow ataraxia」の内容について語っています。ありえないはずのもうひとつの聖杯戦争について。

「Fate/hollow ataraxia(ホロウアタラクシア)」とは?

あり得ない日常、あったかもしれない「Fate/stay night」

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「Fate/hollow ataraxia」は大ヒットした「Fate/stay night」のファンディスクです。といっても、内容的には一般のファンディスクの常識を大幅に超えており、一本のゲームとして十分に楽しめるボリュームとなっています。

また、この作品の特色は、「Fate/stay night」には存在しない日常パートが大幅に強化されているところでしょう。この作品では、セイバーランサーアーチャーバーサーカーライダーキャスターアサシンといったサーヴァントたちと、かれらのマスター全員が参加して、楽しい日常の物語を繰りひろげます。

いったいなぜそんなことがありえるのか、その秘密についてはクライマックスの謎解きまでお預けとなっています。

全ての可能性を見せるための初期設定

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「Fate/hollow ataraxia」は「Fate/stay night」の時点では考えられなかったようなありとあらゆる可能性が展開されています。もちろん、シリアスなエピソードもありますが(そして、それはそれでとほうもなく面白いのですが)、その一方ではサーヴァントたちとマスターたちが巻き込まれる捧腹絶倒のギャグエピソードもたくさんあります。

その意味では、この作品では「Fate」が持つすべての可能性が展開されているといっていいでしょう。まさに、そのためにこそ、「Fate/stay night」の半年後に、あらゆるサーヴァントたちがふたたび現界したという特殊な初期設定が用意されているのです。

ここでは本編では見ることができなかったサーヴァントとマスターたちの素顔を覗き見ることができます。

「Fate/hollow ataraxia」ストーリーとは?

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『Fate/hollow ataraxia』のキャッチコピーには「それは、約束の四日間」とあります。その通り、この作品は進むことなく繰り返しループする閉ざされた四日間の出来事を追いかける物語です。

この主軸となるシナリオは大きくふたつに分けることができます。ひとつは、前作に引き続いて衛宮士郎を主人公とした昼の物語。もうひとつは、魔術協会から派遣された魔術師バゼットと第八のサーヴァント「アヴェンジャー」の夜の物語です。

この、一見するとほとんど無関係とも見えるふたつのストーリーは物語終盤において絡み合い、ひとつの奇跡的なまでに美しいエンディングへと繋がることになります。このエンディングの美しさは、「Fate/hollow ataraxia」という作品のひとつの大きな魅力でしょう。

「Fate/hollow ataraxia」から登場する新キャラクター

カレン・オルテンシア

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カレンは「繰り返す四日間」を打破しようと試みる衛宮士郎たちの前に姿をあらわす女性です。その正体は、聖杯戦争で亡くなった言峰綺礼の代理として冬木に派遣されてきた修道女。

士郎に、繰り返す日々を止めるための助言をしてくれます。その目的は、実は……。一時期、「パンツはいてない」を上回る「スカートはいてない」ヒロインとして話題になったキャラクターでもあります。

そしてまた、確たる証拠はありませんが、その設定からいって、ネットでは実は「Fate/stay night」本編に登場するあるキャラクターの実の娘なのではないかとまことしやかに囁かれています。

それがほんとうなのかどうかはともかく、「Fate/hollow ataraxia」の一面を象徴する魅力的なキャラクターといえるでしょう。

バゼット・フラガ・マクレミッツ

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バゼットは本来、ランサーのマスターとして聖杯戦争に参加するはずだった女性です。しかし、彼女は聖杯戦争前夜、つまり「Fate/stay night」本編の物語が始まる前に、ある事件に巻き込まれ、聖杯戦争の本戦に参加することすらできずに脱落してしまっています。

いったい彼女に何があったのか、それは「Fate」をプレイした人なら想像することができるかもしれません。

ともかくも、彼女はこの「Fate/hollow ataraxia」において謎の復活を遂げ、これまた謎そのものといっていいサーヴァント「アヴェンジャー」をパートナーにして「夜の聖杯戦争」を戦い抜くことになります。

いったい繰り返す日常とは何なのか? すべての謎が解けた時、彼女は決断を余儀なくされるでしょう。

「Fate/hollow ataraxia」の見所を紹介

謎のクラス「アヴェンジャー」

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「Fate/stay night」本編において、すべてのサーヴァントは七つのクラスに分かれていました。それは最強にして別格ともいえるギルガメッシュですら例外ではなかったのです。

しかし、この作品には「第八のサーヴァント」として「アヴェンジャー(復讐者)」と呼ばれるサーヴァントが登場します。バゼットを惑わすような言動を続けるこの謎のサーヴァントがいったい何者なのか、そしてまた彼の真名は何なのか、その真実がわかったとき、「Fate/hollow ataraxia」という物語は終幕に近づいていくでしょう。

ある意味で、彼こそはこのゲームの真の主人公であるともいえます。その意味は、物語をクリアした時にわかるでしょう。

唯一にして最強の本気、ギルガメッシュ・ネイキッド!

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物語のクライマックス、すべての謎が解けたとき、「Fate/stay night」においては最強のキャラクターであり、事実上の「ラスボス」であったギルガメッシュが初めて本気を見せます。

本編をプレイした方ならご存知の通り、ギルガメッシュは油断と慢心を良しとし、決して全開の本気を出さなかったキャラクターです。そのギルガメッシュがある敵たちを相手に、全力の本気を出す。そのシーンは、実に「Fate/hollow ataraxia」屈指の名場面といえます。

この場面のギルガメッシュはとにかく格好いい。それまでの話での滑稽さが嘘のよう。そして、この姿は「ギルガメッシュ・ネイキッド」と呼ばれています。これこそが、生涯唯一の、真実のギルガメッシュの姿なのです。

本編には存在しない捧腹絶倒の日常エピソード

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「Fate/stay nigth」本編は、基本的に端から端までシリアスな戦いの物語でした。コメディ色が皆無とまでは言えないにせよ、ほとんど笑いの要素はなかったように思います。

しかし、「Fate/hollow ataraxia」は違います。この作品のメインとなるのは「日常」。セイバーからギルガメッシュまで、本来ならその命をかけて争い合ったはずのサーヴァントたちが参加してのコメディが展開しています。

セイバーの腹ペコエピソードはもちろん、サービス(?)というべきか、プールでの水着エピソードなども。その日常シーンの可笑しさは、この作品の大きな魅力と言えるでしょう。

特にギルガメッシュなどは、本編では絶対にありえないはずの姿を見せてくれます。また、シリアスな日常エピソードもいくらかあります。

セイバー対アーチャー!本編では存在しない対決

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繰り返す四日間を打破するため、衛宮士郎はさまざまな行為を試みます。しかし、そこに立ちふさがるのがアーチャーです。夜の新都を何物も近づけないように守るアーチャーに対し、士郎は立ち向かうことになります。

しかし、数キロの先から圧倒的な精度でマスターを狙い撃ってくるアーチャーに対し、士郎はまったく歯が立ちません。そこでセイバーの出番となり、本編では成立しなかったセイバーとアーチャーの正面対決が繰り広げられることになるわけです。

この「夢の対決」の凄まじさは、「Fate/hollow ataraxia」の最大の見所のひとつと言えるかと思います。「Fate/stay night」本編における彼らの因縁を知っている人間からしてみれば、まさにたまらない勝負と言えるでしょう。まあ、その後はアーチャーも日常パートでキャラクター崩壊してしまうのですが……。

繰り返す四日間を脱出せよ!感動的なエンディング

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「Fate/hollow ataraxia」における最高のシーンはクライマックスだと思います。本編ではギャグエピソードも多いこの作品ですが、クライマックスのシリアスな雰囲気は「Fate/stay night」にいささかも劣りません。

それまで道化ていた各々のサーヴァントたちがその隠された真の力を解放し、ある敵たちに対して協力して戦う。本編では想像もできなかったようなこのエピソードは、まさに「Fate」ファンの夢の実現と言っていいでしょう。

先ほど、ギルガメッシュについては触れましたが、他のサーヴァントたちもそれぞれ格好良いところを見せてくれています。

「Fate/hollow ataraxia」というサプライズ

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「Fate/hollow ataraxia」は「Fate」、「Unlimited Blade Wors」、「Heaven’s Feel」という「Fate/stay night」の三つの物語に次ぐ「Fate」正編のエピソードです。

といっても、「Fate/stay night」の続編という言い方は正しくないでしょう。これは、いわば「Fate/stay night」の裏側の物語であり、その謎解き編です。本編ではありえなかったようなギャグやコメディが大量に盛り込まれてはいますが、最後にたどり着くところはごくシリアス。

「Fate/stay night」発売後2年を経て生み出されたTYPE-MOONからのサプライズ・プレゼント。そんなふうに形容できそうな傑作ゲームだと思います。未体験の方はぜひどうぞ。