大谷翔平は最強の二刀流!“規格外”なホームランTOP10!

これ漫画だよなとか絶対人生何回かやり直してるよと囁かれて止まない最強の二刀流で日本の至宝である、大谷翔平。今回、打者としての華ホームランに注目し、その中からより凄まじいものを厳選してランキングにしていった。

大谷は投手に専念すべきと思ってた時期が僕にもありました



大谷翔平と言う選手は、今でこそ二刀流である事を認められてきている訳であるが、高校3年の折は日本プロ野球に入るかどうかも含めて数々の議論がなされ賑わい立たせた。その議論の中心は直接メジャーを諦め日ハムに入団するも二刀流で育てると言う方針についてだった。

かく言う私も、打者としては未知数であっただけに、160キロを投げれるポテンシャルがある以上制球に難はあれど大投手になれるだろうと考えていただけに、投手専念すべきだろうと考えていた

しかし、あっという間にその考えは覆された。1年目に200打席で.238を打ち3本もホームランを打って見せた。その内1本はその年圧倒的な成績の金子千尋から特大のホームランだったからだ。



翌年には同じく200打席近くながら.274に10本塁打と大きく打者としての成長を見せたわけだ。投手としても11勝を上げて二刀流として大きく成功の一歩を踏み出した。だが3年目は100打席強に.202と成績を落とした代わりに投手として3完封含む5完投の15勝とエース格にまで伸び上げた。

これには流石に投手専念になるか諦めるかと思ったものなわけだが、昨シーズン16年これまで打者として見せて来ていた才能の片鱗が大っぴらに公開され花開いた様を見せつけたのだ



投手としてこれまで通り20近く先発し、打者としては400弱打席に立って打率は.322の22本塁打と、二刀流としての道を確立させたと言っても過言ではないだろう。そのオフには日本代表強化試合で代表メンバーでもトップレベルの打撃も見せ、投手打者それぞれでベストナインの二冠にも輝いた。

そんな訳だから、「イッチとゴジラとダルを足して3で割らない」とか「助っ人人外」などと言われたりするのだろう。今回はそんな大谷の打者としての華、ホームランに限って彼の人並み外れた素質から技術から何から何までひっくるめたエグみを紹介しようと思う。

まるで外国人!どうやって打ってんだよ…な大谷のホームランランキング

第10位 流れてHR打っちゃ、いかんのか?



10位に選んだのは、16年8月14日の楽天戦にて辛島から放った一発だ。10位でありながらもう既にレベルが高いのだからとんでもない。このホームランの凄さは、流れながらもホームランにしていると言う点だ。

相手は左腕で大谷は左打者であるから背中から球が来る形となる。直球の間で踏み込んだものの、外から入るスライダーが来た事でのけ反るようにスイングを開始した場合一塁側へ体が流れる

その上、タイミングがズレる訳だが、踏み出した右足で体を開かずに堪えつつ流れた体から作用する遠心力をも利用してスタンドまで飛ばしているのだ。似たものでは同年9月に安樂の縦のスライダーを流れつつも右中間最奥まで飛ばしている。

第9位 なんでそこをセンターに持ってけるんですかね…



9位に選んだのは16年8月6日のソフトバンク戦で嘉弥真から打ったHRだ。その日二本目で驚愕の一発を見せた。その技術の高さとパワーが素晴らしい。打ったのはインローながらヤフドのバックスクリーンに打った瞬間という当たりを放ったのだ。

相手は左腕であり、コースも悪くはない訳だ。振り出しのタイミングも遅く「差し込まれたな。勢いあるけど…」と思っていた所でカメラが切り替わるとぐんぐん打球が伸びていっている。正直、唖然とした。

これはイチローも絶賛した体に巻きつく様にしなってバットが出てくる彼のスイングとその速さが成したものだろう。球を体に近い側からバットに接せられる為により長く力が加えられ、その速さから呼び込んで体に近い所で打てる為に振り負けないのである。

第8位 どこからそんな力出てるんだよ…



8位は16年4月27日の楽天戦で美馬から打ったHRだ。切り替わったカメラが映したその日先発した同僚吉川の引いた様な表情は印象的だった。美馬の内角からシュートして真ん中へ寄った直球をライナーで札幌ドームのレフトスタンドへ流したのだ、無理も無い。

多少甘く内へ入ったとは言え、内角からシュートしてきた球である。それを待ってましたとばかりに逆方向へ引っ張るのだ。意味が分からない。内角を振るタイミングで無かっただけでは無い。

内角を逆方向へ、と聞けばポップフライをイメージする所がライナーで逆方向で柵が高い札ドのHRを打つのだからその技術もセンスも計り知れない。仕組みは前述のと似ている筈だが内角を流せるパワーには恐れ入る

第7位 なんでや!外角甘くは無いやろ!



7位に選んだのは16年5月31日にヤクルトのデイビーズから放った一発だ。投じられたのは外角への直球でコースはギリギリと言う所だ。それに合わせて流した様に見えたがこれがどんどん高度を上げそして落ちてこない

そのままレフトスタンドへ突き刺さっていくのだ。球に上手くあわせたヒットかなと思う程の軽やかなスイングからいとも容易く生みだされるえげつないライナー弾に側頭部を両手で抱え「嘘ォー」となる事必至である。

他にも同年7月には和田、8月には千賀から外角の球をホームランにしている。それぞれの投じる直球はプロの中でも特に一級品である事は有名である訳だが、その中でも厳しいコースを運んでいるのだからそのホームランの質の高さも素晴らしいと言えるだろう

第6位 これは異次元やってますわ



6位は16年5月17日のソフトバンク戦でバンデンハークを打ち砕き記録を止めるに貢献したホームランだ。当時13連勝と記録を打ちたてていた程好調の相手であり、その外角低めへの縦スライダーを流して左中間深い所の最上段まで運ぶのだから正に異次元だろう。

コースを問わず呼び込んで体の近い所で打てるスイングスピードとより長く球へ力を伝えて飛ばす事が出来る事は前述の通りである。しかし低い球を飛ばす事はそれより高いコースのものより難しい事は自明の理である。

ゴルフの様に低目を引っ張ろうにも、外角であるわけだからそれを逆らわずに流す際に力を伝えにくい事は変わらない訳だが、弾道良し勢い良しのHRなのだ。それに相手は乗りに乗っている超一線級なのだから、その価値も凄まじい事だろう。

第5位 こんなの絶対おかしいよ…



さぁ上位5つの口火を切るのは16年8月17日にオリックスの山田から放った一発だ。豪快なホームランだ。遅いカーブにタイミングが合わなかったものの下半身で堪え溜めたものを放出するかの様なスイングには圧巻の一言に尽きる

甘く内角へ入って来たとは言え、左腕の投じる遅い大きなカーブにタイミングは合っていなかった。しかし、踏み込んだ右足で体の動きをピタッと止め、そこで溜めた力を全てバットに籠めてフルスイングするのだ。

本来人間は斜めの動きに弱くカーブ等は難しいとされ、また、遅い球は速球に比べ反発で勢いが出ない分飛ばす事が難しいとされるだけに、間の合わない遅いカーブは最も難しいのだが、ピンポン玉の如く飛ばすのだからこれを可笑しいと言わずどうしてくれようか。

第4位 これは夢物語以外の何物でもない!



4位に選んだのは正に夢物語と言わざるを得ない計り知れないホームランだ。先発投手で迎えた16年7月3日ソフトバンク戦で中田から放った先頭打者プレイボールホームラン

何を思ったか発表されたスタメンはDHを外すだけでなく先発する投手大谷を1番打者で起用したものだった。これにファンは「打った上でゆっくり歩けるホームランしかないな」と冗談交じりに言っていたものだ。

まさか本人もそれしか無いと狙っていたとは誰も思わないだけでなく、狙っていた直球とはタイミングをズラす筈のフォークをしっかりと捉えて右中間へ運んだのだから正に夢物語だろう。

すぐ試合は動かないと目を離していたら騒ぐ実況の声に焦った者は果たしてどれだけいるのだろうか…。

第3位 世界よ、これがOHTANIだ



さぁTOP3に入ろう。3位はオフにWBC強化試合でオランダのジャージェンスから放ったホームランだ。真ん中低めギリギリに投じられた直球を捉えるとその打球はぐんぐん伸びて東京ドームの右中間最奥まで達した

ただでさえ飛ばないと言われ他の名のあるスラッガーが飛ばせないでいる中、投手である所の大谷が誰よりも飛ばしてその打撃の凄みを世界へアピールしたのである。泳いだように見えながら見えただけの凄まじい打撃は唖然とさせる

それだけでなく翌日はフロラヌスの内角高めの直球を東京ドームの天井へ潜り込む特大のエンタイトルツーベースを放っている。これは飛距離推定137m(誤差15m)ながら打球初速223km/hとメジャートップクラスでも200かどうかであることを踏まえると世界最速の一撃であるだけに最早世界でも1,2を争う打者と言ってしまえるだろう。

第2位 もう投げるとこ無いじゃん…



2位に収まったのは16年8月20のソフトバンク戦で千賀の完璧に決まる筈の縦スライダーをバックスクリーンまで運んだとんでもないホームランだ。内角の低めボールゾーンへ落ちていく変化球を打ち砕いた

150を超える速球に大きく割れるフォークなど複数の強力な武器を持つ千賀がカウントを稼ぐ為に投じたであろう空振り狙いの縦スライダーを崩されながらも掬い上げる様に振り抜いた打球はライナーでスタンドまで伸びていった

普通なら掬い上げてもスタンドまでは届かない。その前にあの高さに投じれば直球も警戒している中なら空振るものなのだ。呼び込んで球を見られるとは言えベストでは無いスイング始動からその時出来るベストなスイングによって完璧に打つ事が出来るのだからもう安全なコース球種のパターンなど早々無いのだろう。

これぞベストホームラン!痛烈!一閃!It’s gone! Outta here! Good-bye!



栄えある第1位ベストホームランに選んだのは16年9月10日の楽天戦で金刃のこれ以上ない球を心さえも打ち砕くかの様に放ったホームランだ。これは大谷の16年シーズン最後のホームランでありその年の集大成とも言える

内角低め際どい所への直球である。どこからどう見ても差し込まれてどん詰まりのフライか良くてポテンヒットのコースと、それへのスイングながら上がった打球はスタンドまで伸びていった。

腕を畳み込み窮屈なスイングではあるものの持ち前のパワーに加え、しっかりと腰を回転させ体を回し完璧な円運動を行っている。ミートポイントも例によって体の近く踏み出し位置と平行線で結べるタイミングで最も力の加えられる箇所である。



シーズン当初から体の近くしっかり力を伝える事を意識していたのか逆方向への強い打球は多かったのだが、形を成してきたのか中盤から引っ張っての打球も増えてくる。呼び込んでの内側の引っ張りは下手をすれば詰まって凡打しか生まないが完成しつつあったのだろう。

本来ミートポイントは真ん中なら踏み出し位置と平行線で結べ、内角なら前外角なら後ろへズレて斜めに結ぶ訳だが、スイングの早さ等で変える事は可能である。大谷はそれを究極へしており、内外関係無く踏み出し位置と垂直に結ぶ様にポイントを構えている

その位置は最も体に近く自然なスイングを成せるだけに、最も力が加えられるだけにあれだけの打球が飛ぶのだろう。このホームランは、当初から取り組んだ呼び込む打撃に素早い回転とスイングの集大成と言え、これをベストと呼ばずに何をそう言えるのだろうか

これ以上無く素晴らしいの一言に尽きる。金刃がこれ以上ない球を打たれ茫然自失となったのもわかると言うものだ。

大谷って絶対人生三周目とかの転生楽しんでるよな



紹介してきた大谷のホームランは如何だっただろうか。残念ながらセファンな為に試合状況など色んな流れから生まれた劇的なホームランなどのリサーチが足りてなかったかもしれない。それは申し訳ない。

だが、野球をやってた者として考察が好きな者として色んな見方や個人的な見方からそれでも度肝を抜かれたものをランキングにし、紹介してみた次第である。イチローが、似た投手はいてもこんな打者はそう現れないから二刀流から選ぶなら打者だと評する程の素質・素材は素晴らしいの一言に尽きる

理論で、ここがこうなってるから打てるんだなぁ、と思いはしてもじゃあそれが出来るのか実現できるのかと言われたら全てを兼ね備えるには到底中々叶わないのだから、どれだけの奇跡が積みあがってるかがよくわかり、そこに努力まで乗るのだからもうとんでもない



彼が内に秘めるものは計り知れない。どれほどの研鑚を積み重ねてきたのだろうか。現時点(2017年3月)、いや話題になった高校生の時までにどれだけ積んできたのだろうかと想像するとさらに気付く事がある。

果たしていつから研鑚を積み重ねてきたかという事だ。彼の身体能力やセンスなどを支える為のモノは幼い頃からすでに様々なことに挑戦してきて作り出したことを想像させるに難くないだろう。

だとすればだ、彼は幼い頃に様々な事に気付いていたという事にならないだろうか。より高みに至る為に必要な様々な事へ気付くセンスがあり、それを実現若しくは積み重ねる為の情報を調べ探そうとする行動力にそれを支える知識欲に好奇心もすさまじいものがあるのだろう



そうして浮かび上がったものを取捨選択し、正しいと思うものを選びとり積み重ねていく事で現在の自身を作り上げていったことだろう。それでもまだまだ未完成と言うのだから末恐ろしい限りだ。その能力値たるや漫画みたいではない漫画そのものだ。

クリエイターか少年ないしは少年の心を忘れない者が生み出す「ぼくのかんがえたさいきょうのやきゅうせんしゅ」とも言えよう。下手したらやりすぎたと謙虚に生み出された想像さえ超える可能性があるくらいだ

本当に今後が楽しみで仕方がない。メジャー挑戦もそう遠くないだろうし、メジャーでも二刀流の可能性も浮上してきているのだからなおさらだ。これからもワクワクしながら少年の如く輝いた目で彼を見つめ追っていこうと思う。

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