『空の境界』両儀式の可愛さ、カッコよさについて語らせてほしい!

TYPE-MOONの代表作にして原点の一つ、映画化もされ、今やゲームでも大活躍の『空の境界』主人公、両儀式。彼女の魅力について、考察も交えつつ語り尽くしていきます!

今や伝説!?『空の境界』主人公、両儀式とは?

『空の境界』とは?



Fate/Grand Orderという人気ゲームに、『「Fate/stay night」 Heaven’s Feel』の劇場アニメ化と、今もなお話題に事欠かないTYPE-MOON。そんなTYPE-MOON所属のシナリオライターにして小説家・奈須きのこ氏が2001年の12月に同人小説として発表したのが、後に一大ムーブメントを巻き起こした傑作――――『空の境界』です!

全7章+αから成る小説であり、舞台は他のTYPE-MOON作品と同様の世界観となっています。文庫化ドラマCD化劇場アニメ化もされた人気作です!

主人公であり、ヒロイン――――両儀式



そんな『空の境界』の主人公であり、ヒロインでもあるのが、本記事の主役でもある両儀式です。不思議な名前のキャラクターですが、その能力やパーソナリティも、名前と同様に不思議に魅力的で、そしてなにより、カッコよくて可愛いのです。

両儀式を語る上でまず欠かせない情報ですが、彼女は殺人行為を嗜好しています。とはいえ、誰彼構わず殺す訳ではありません。その殺人にも、れっきとして理由があるのです。

さらに、両儀式とはこの作品世界において非常に重要な人物でもあります。それは、彼女の姓である“両儀”、そして作品世界に深く関わってくる魔術師たちの目指す場所“『』”に関連してくるのです。

元・多重人格者の奇妙な殺人嗜好症



彼女の生家である“両儀”は、人間を超えることを目指した旧い一族であり、一つの身体に複数の人格を入れることで、人間社会に順応できる超人を目指していました。

両儀式という少女は、正に両儀家の目指した超人そのものでした。何故なら彼女は、生まれた時から“”という女性の人格と同時に、“”という男性の人格を併せ持っていたのです。しかし、作中で両儀式は交通事故に遭い、その際に“織”は死んでしまいます



2年もの昏睡の末、式は目を覚まします。しかし生きながらにして死に触れ続けた彼女は、とんでもない異能に目覚めてしまいます。それは万物の綻びを視、それを捉えて具現することができてしまう“直死の魔眼”という能力です。

しかも2年にも亘る昏睡は、式から生きている実感さえ奪っていました。事故に遭うまでの記憶を頼りに、普段は無難な生活を送っている式ですが、唯一、生きている実感を得られる時間があります。それが、自分と同類と称する異能者との、ギリギリの鬩ぎ合いであり、殺し合いなのです。

“根源”へと至るための器?両儀式が重要な理由



『空の境界』には式の雇い主である蒼崎橙子を始め、数人の魔術師が登場します。学問として魔術を学ぶ彼らの最終目的は、この世の全ての大元である“根源”、“『』(から)”に到達することです。両者は若干異なりますが、“根源の渦”が両方を内包しています。

そして偶然ですが、“両儀”の家が行っていた超人作りの結果が、“根源”に繋がる“『』”を作り出すに至ったのです。それは、陰性の人格である“式”と、陽性の人格である“織”を入れている器である、“両儀式”の肉体です。

実際、式の肉体には第三の人格である“両儀式”が宿っており、“根源”に近しいが故に世界を作り変えてしまいかねない、とんでもない能力を持っています。しかし、彼女の能力によって式は死がどれほど大切なものかを知っています。

可愛くてカッコいいヒロイン!両儀式の魅力とは!

文句なしにカッコいい!人間離れした殺人能力!



複雑怪奇な設定を持つ式はそれだけでもミステリアスでカッコいいのですが、しかし両儀式といえば目を引くのは、やはり恐ろしくもカッコいい戦闘シーンでしょう!

直死の魔眼”によって相手の綻び=死を視ることができる式は、どんな相手にも勝機を持ち、恐れることなく突っ込んでいきます。ナイフ片手に敵の急所を突く姿は惚れ惚れするものがありますね!



式といえばナイフが得物というイメージが強いですが、第5章では刀による戦闘も見せています。式は幼少期からの訓練により、刀を持つと戦闘用の意識へと切り替わるのです。空中で敵を斬り裂くその姿は、戦うヒロインでもトップクラスの美しさでしょう!



式の異能は眼や武器による意識の切り替えだけではありません。実は式、第3章にて左腕を浅上藤乃に潰されています。その後、雇い主であり人形師である魔術師・蒼崎橙子によって義手を与えられています。その義手、霊体程度なら掴むことができるのです。

その性能が如何なく発揮されているのが、第1章『俯瞰風景』です。二重存在である巫条霧絵を強引に引き寄せ、胸の辺りを貫く鋭い一撃! クールな一言も相俟っての素晴らしいシーンですね!

苦手?それとも憎からず?かつての同級生、黒桐幹也との関係



『空の境界』主要キャラの一人、それが式のかつての同級生であり、彼女曰く『拠り所』である“黒桐幹也”です。高校時代の同級生である幹也は、式にとってなくてはならない存在です。

”と“”が同時に存在していた二重人格時代から、幹也は式のことを恐れ知らずに構っていきます。式本人にどれだけ拒絶されても、いずれ殺されてしまうと忠告されても、一途にです。そんな幹也に対して、式も徐々に心を動かされていきます。

昏睡状態から目覚めた後、一人になってしまった式にとって、幹也はより一層大事な人になっています。その所為か、普段はぶっきらぼうな言動の目立つ式ですが、時折不器用に幹也に対するデレを見せています。普段のカッコよさとは真逆と言ってもいいその姿は、ギャップも相俟って非常に可愛いのです!

可愛い、だからカッコいい!カッコいい、だから可愛い!



普段の式は、いなくなってしまった“織”を補うように男のような口調をしています。さらに、どんな強敵にもどんな異能にも、“直死の魔眼”と自慢のナイフを手に果敢に向かっていくので、非常にカッコいいキャラクターという印象が強いです。

しかし、陽性の人格である“織”がいない式は、あくまで普通の女の子。平穏な日常の最中、ふとした拍子にこぼれる可愛らしさも、両儀式の魅力です。カッコよさと可愛さ、その二つを同時に持っているが故に、双方のギャップも相俟って、両儀式はますます魅力的なキャラクターに思えるのです。

ゲームでも大活躍!FGOでの両儀式の強さ!

クラス“アサシン”両儀式



大人気ゲーム“Fate/Grand Order”にも、式は登場しています。『空の境界』コラボでゲットできた☆4サーヴァントである“アサシン”両儀式が、その一人です。

なんといっても“アサシン”クラスの花形、即死性能が非常に高く、スキル“直死の魔眼”を加えた宝具によって、手強いキメラなどでも即死させられる可能性があります。Arts性能も高く、スキルを併用すればNP補充もかなり楽に行えます。

コラボイベントのストーリー上でも、式は頼りになる姐さんといった感じで、主人公を導いてくれます。第5章の『矛盾螺旋』における、臙条巴への面倒見の良さを彷彿とさせますね。

クラス“セイバー”両儀式



コラボイベントにて、主人公の危機に際して式本人の身体を乗っ取り、緊急参戦した疑似サーヴァントが、この“セイバー”クラスの両儀式です。勿論、期間限定とはいえ召喚には応じてくれますし、“アサシン”の式と同時にカルデアに存在することも可能です。ちなみに同時に在籍していると、面白いセリフが聞けます

“式”でも“織”でもない、肉体における統合人格である“両儀式”が彼女の正体です。つまり先述の“『』”と触れ合う存在であり、真の能力を行使すれば相手がどんなサーヴァントだろうと魔神柱だろうと敵なし…………の筈なのですが、他のサーヴァントと同様、普通に戦ってくれます

セイバー”の両儀式において特筆すべきは、なんといっても宝具でしょう!“無垢識・空の境界”と名付けられた宝具は、敵全体への攻撃に加え、確率で即死効果を与えるというなんとも恐ろしいものなのです!流石にサーヴァント相手に即死効果は安定しませんが、道中の敵相手には非常に有用な宝具です。

“セイバー”両儀式は、ビーストなのか?



セイバー”両儀式は、“ビースト”と呼ばれる存在ではないかという噂があります。ミステリアスが売りの一つである式に、さらに謎が加わるのも乙ですが、ここではその疑惑について考察を重ねていきたいと思います。

そもそも、“ビースト”とは何でしょうか?“ビースト”は、聖書における666の獣のことであり、人類が滅ぼすべき7つの人類悪、人類史における汚点を指します。FGOでは、第4特異点の終盤にアンデルセンが推理していましたね。

その“ビースト”のみが持ち得るスキルが存在します。それは、マスター無しでも顕界することができるクラススキル“単独顕現”です。実は、“セイバー”両儀式は、そのスキルを有しているのです。

しかし、それだけでは“ビースト”と特定はできません。何故なら、“ビースト”ではない“キャスター”マーリンも、このクラススキルを有しているのです。彼の場合は例外中の例外ですが……



セイバー”両儀式は、疑似サーヴァントであり、厳密には英霊ではありません。“両儀式”は式の肉体に宿る人格であり、“根源”に接していながら、自ら行動を起こすことはほとんどないのです。式本人とは違い、なんの功績も異業も為していない“両儀式”が、サーヴァントとして顕界できたのは何故か――――それは、彼女自身の力で、現実を捻じ曲げたからではないでしょうか。

両儀式”はその気になれば、世界そのものを塗り潰し、新しい世界を創り出せる能力を持っています。FGOの世界では、その能力を限定的に行使することで、サーヴァントとして顕界したのではないでしょうか。エウリュアレなど、本来はサーヴァントとして召喚されるはずのない神々が、召喚に際してサーヴァントのレベルまでクラスやスキルを落とされたのと同じように、です。自前の能力でそれを行ったが故に、“単独顕現”というスキルが追加されたのだと、筆者は考えています。

声優から迫る、両儀式の更なる魅力!

ドラマCD版の声優、川上とも子

出典:https://www.onsen.ag

2002年に同人作品として発売されたドラマCD版では、両儀式の声優を、2011年に惜しまれつつ亡くなった川上とも子が務めていました。このドラマCD版は、第1章の『俯瞰風景』をベースとしつつ、オリジナル要素も散りばめられたものになっています。

川上とも子といえば、『ケロロ軍曹』の日向冬樹役『少女革命ウテナ』の天上ウテナ役『ヒカルの碁』の進藤ヒカル役など、自身の目的や芯がしっかりと据わったキャラクターの役が目立ちます。しかし、だからこそ筆者が注目したのは、2005年に演じた『BLEACH』の2番隊隊長、“砕蜂”です。

砕蜂は、その心境が少しだけ似ています。式は“織”を、砕蜂は四楓院夜一を失ったことで、心が非常に不安定です。そしてそれを良しとできず、式は殺人を行うことで、砕蜂は夜一を超えることで、形は違いますが心を安定させようとしています。これは、川上とも子が普段演じているような、目的や芯の据わった人間を目指していると言えるのではないでしょうか。

自分の道をひたすら進む、芯の真っ直ぐなキャラクターと、そんな人間を目指すキャラクター。相反するようで地続きなそんなキャラクターを演じられる川上とも子だからこそ、強くてカッコいい、けれどふとした拍子に可愛くて不安定な両儀式を演じられたのかもしれません。

映画版、そして現在も……!坂本真綾

劇場版、そしてFGOでの声優を務めるのは、言わずと知れた人気声優・坂本真綾です。特筆すべきは、“式”も“織”も、そして“両儀式”も坂本真綾が一人で演じていることでしょう!

坂本真綾の演じるキャラクターには、ある特徴があります。『黒執事」のシエル・ファントムハイヴ役『傷物語』のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役『七つの大罪』のマーリン役に、『桜蘭高校ホスト部』の藤岡ハルヒ役などが代表例ですが、非常に中性的な役どころを得意としています。

両儀式を演じる上で難しいのはやはり、女性でありながら男性的な口調で話し、なおかつ中身はやっぱり女性でなければならないという点です。しかも、それは第2章『殺人考察(前)』以外の話であり、第2章では男口調で話す男性、女口調で話す女性、男口調で話す女性と、場面や台詞によって微妙な喋り方の加減が必要になります。そんな難しい役を、坂本真綾は見事に演じ切っていました!

筆者が選ぶ、両儀式の名言BEST10!

さて、ここまでカッコよくて可愛い両儀式の魅力を並べ立ててきましたが、そもそも『空の境界』は小説作品です。式の魅力を最大限まで引き立てているのは、彼女の発する言葉たちなのです。なので、今回筆者は独断と偏見で、両儀式の名ゼリフを10個厳選いたしました!

10位 終末を予期しながらなお夢を見る無邪気な一言

「しっかし。お先真っ暗ってのも、オレらしい話だよな」

最初から式ではなく“”のセリフですが……『空の境界 未来福音』より、1996年1月の台詞がランクインです。未来視の力を持つ占い師に、自分がどう足掻いても死ぬことを宣告された直後のセリフです。自分は死ぬけど、自分のユメは生き続ける。そう占われたことを、“織”はどう受け取ったのでしょう。無邪気に笑っている彼の表情と裏腹に、いろんな感情の渦が想像できるセリフですね。

9位 あまりに似過ぎた敵に対し、絞り出した言葉は……!

「……そんなの、いやだ」

9位は第6章『忘却録音』より、ゴドーワードこと玄霧皐月と相対した際の一言がランクインです。黒桐幹也と同じように、全てを受け入れてしまえる玄霧皐月を殺そうとする身体に、必死に言い聞かせるように式は言葉を絞り出しました。目の前にいる相手は違いますが、式が幹也を、彼と共に在る日常を大切にしていることが伝わってくる一言ですね。

8位 姉御肌でカッコいい一面!

「助けてくれって言ったじゃないか。他に目的もなかったから助けただけだ」

8位は第5章『矛盾螺旋』より、臙条巴に向けられた一言がランクインです。両親を殺して逃げてきたと言い、自暴自棄に喧嘩をしていた臙条巴を、式はなんの気紛れか自宅に招き入れ、その後も世話を焼いていました。式が単純な殺人鬼なら、きっとそんなことはしないでしょうし、かつての二重人格だった頃の式には、そんな発想さえなかったでしょう。姉御肌で頼りになる式の一面が見れる場面ですが、同時に、幹也が式に与えた影響の大きさを垣間見れる場面でもあります。

7位 不器用に考えた末の、絶交の言葉……!

「私は、おまえを犯(ころ)したい」

7位は、第2章『殺人考察(前)』より、幹也に対して言い放った、あまりに印象的なこの一言がランクインです。黒桐幹也という、まぶしいくらいに普通な少年と触れ合うことで、異常者である決して到達し得ない場所への憧れを募らせた式。その所為で自分が壊れないために、微笑みながら口にしたのがこのセリフです。殺したくない相手を、殺さなくちゃいけない、そう思わなきゃいけない。そこまで思い詰めた式の胸中を、短く凝縮した名ゼリフでしょう。

6位 2年ぶりに目覚めた彼女の、生きる意志

「死の塊が、私の前に立つんじゃない」

6位は第4章『伽藍の洞』から、入院中に“『』”に通じる肉体を狙われ、動く死体に襲われた際に発した一言です。2年もの間、生きながらにして死に絶えず触れていた式の、死に対する嫌悪、生きようという強い意志の表れとも取れるセリフですね。同時に、動く死体という、死に対する冒涜のような存在に対する、式の敵意も見て取れます。式が、死を大切に思っているが故のセリフですね。

5位 決して起きることのない人格からの、素直な気持ち

「式はあなたが好きみたいだから、わたしの権利はあなたのものだもの」

5位は『空の境界』より、“『』”である式の肉体に宿る人格“両儀式”のセリフがランクインです。作中、幹也が式のことを好きだという機会は何度もあるのですが、式から幹也に好きだと告白したことはありません。もしかしたら、本人もあまり自覚はしていないのかもしれませんね。そんな淡い恋模様の二人ですが、しかし思慕の情は本物のようで、よりにもよって本人が知覚し得ない人格からバラされています

しかし、本当にすごいのはこれを言っているのが、本来は知能なんて持ち得ない肉体の人格“両儀式”であり、彼女は幹也に、なんでも叶えてあげると言っているところです。幹也はこれを断るのですが、しかし肉体に生まれた人格にそこまで言わせるとは、式の思いの深さが分かる一言でもありますね。

4位 式が珍しく赤面?恥ずかしがるってことはデレ!

「オレ、お前の部屋のカギもってない。不公平だろ、そういうのって」

4位は第5章『矛盾螺旋』のラストから、式が赤面しながら幹也に言ったこのセリフがランクインです。似たようなシチュエーションには、第1章『俯瞰風景』のラストで式が幹也を自宅に招く描写がありました。しかし、その時はハーゲンダッツ(ストロベリー味)の始末を口実にしていましたが、このセリフは直球です。式の成長が窺える一言です。

3位 式の殺人に対する考え方を決定づけた一言

「人は、一生に一人しか人間を殺せないって」

3位は第7章『殺人考察(後)』より、式が幹也に対して語った言葉がランクインです。これは式の祖父が死ぬ間際、微かに正気に戻った時に式に言って聞かせた言葉です。人間は、一生に一人分の死しか背負えない。誰かを殺してしまえば、自分の死を背負えなくなる――――淋しい顔で死んだ祖父を見て、式は殺人の重みを知ったのです。“『』”の影響だけではない、両儀式を形成する上で外せない言葉なのです。

2位 絶対に渡さない!強い決意とほとばしる斬撃!

「でも、あいつを連れていかれたままは困る。拠り所にしたのはこっちが先だから、返してもらうぞ」

2位には第1章『俯瞰風景』より、浮遊する巫条霧絵に対して言い放った、力強い一言がランクインです。3週間も目を覚まさない幹也の意識を取り戻すため、巫条ビルに乗り込んだ式が、屋上にて宣言したこのセリフですが、幹也に対する独占欲が見え隠れする、貴重なデレゼリフではないでしょうか。本人がいないためか、少々大胆なことを言っています。カッコよさと可愛さという、式の持つ魅力が同時に成立している、珍しいセリフですね。

1位 両儀式といえばこのセリフ!文句なしにカッコいい!

「生きているのなら、神様だって殺してみせる」

堂々たる第1位には、式の能力を象徴する、第3章『痛覚残留』でのセリフがランクインです。見るだけで物体を捻じ曲げてしまう浅上藤乃との戦闘において、自分の能力を解説するセリフの一端です。不死でも死体でも現象でも異能でも、生きているのならどんなものでも殺すことができる直死の魔眼”の説明において、これ以上のものはないでしょう。スタイリッシュな能力説明は、文句なしのカッコよさを持って、第1位に輝きました!

両儀式にとって黒桐幹也とは?生きるとは?

両儀式と黒桐幹也、二人の未来

『空の境界 未来福音』では、式と幹也の12年後が描かれています。2人には両儀未那という娘ができており、無事に夫婦になったようです。

両儀式にとって、黒桐幹也はいつでも特別な存在でした。しかし、その“特別”の意味合いは少しずつ変わっていたように思います。最初は自分の到達できない場所を見せつけてくる存在、しかし後には、生きている実感や、生まれてからずっと一緒だった別人格の喪失を埋めてくれる存在へ変化していきました。そして最後には、人生を共に歩く存在へ。他人より物騒で不器用ですが、『空の境界』はそんな風に関係性が変わっていく物語でもあります。恋をする女の子としての魅力も、両儀式のかけがえのない魅力です。

両儀式にとって、生きることとは

にとって死や殺人は非常に大切なものです。彼女の祖父の言いつけには、人間は一生に一人の死しか背負えないというものがあります。そして通常、それは自分の死に使用されるものです。他者を殺害できるのは、誰でも1回きりなのです。

しかし、は既に1度、人を殺してしまっています。結果、背負えなくなった式自身の死を、背負うと決めたのが黒桐幹也です。生きることは、常に死へ向かっていく行為です。人を殺した時点で、式にとって生きることは、黒桐幹也と共に歩む行為になったのでしょう。これまでの苦難や葛藤を乗り越え、恋を成就させた両儀式は、やはりそれだけ魅力的な女性だったのですね。

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