【とらドラ!】逢坂大河は最強最悪のツンデレ!…でもサンタさんの前ではいい子?

逢坂大河!凶暴にして横暴、傍若無人で最強無敵。しかし、そのサイズは手の平サイズ。人呼んで「手乗りタイガー」。そんなカッコいいやら可愛いやらで変なイメージが付いている逢坂大河だが、その本音を知るのは極めて難解。ツンデレ女王演じる大河の魅力に迫る。

逢坂大河。人呼んで手乗りタイガー(身長に理由あり)

手乗りタイガーってネーミング力

逢坂大河と言えば、けっこう有名なキャラですよね。ラノベ好き、もしくはアニメ好きなら知らない人の方が少ないかもしれません。アニメ化してからけっこう経ってますから、最近サブカル方面の世界に入って来た方などは知らないかもしれないですけどね。

大河本人が可愛いかと言えば、そこはけっこう意見が分かれるところだと思います。ラノベ本編でも、大河は可愛い!めっちゃ可愛い!っていうキャラではなく、暴力的なキャラとして有名でした。まあ、ツンデレなところも多分にあったので、暴力的でも許されていたところではありますが。

そんな大河のあだ名は、「手乗りタイガー」。大河は非常に背が小さく、140センチもありませんでした。だから手乗りサイズ、ということです。タイガーはまあ、本名の大河から来ているのですが、タイガー並みに凶暴だったところから来ています。このネーミングセンスには、素直に脱帽です。

とらドラ!の名前の由来

手乗りタイガーの名前の由来も説明しましたので、次はとらドラ!の名前の由来も話しましょう。とらドラ!を見ていた方は当然知っていると思いますが、一応復習ということで、(笑)まあ、簡単にいうと大河と竜児の名前から来ています。

大河は手乗りタイガーの虎。竜児は竜で、ドラゴン。竜児は「虎に並び立つ者は、いつだって竜だと相場が決まっているんだ」と、原作第一巻で言っていました。原作の中でとらドラ!という単語が使われることはないのですが、このタイトルは非常に好きですね。

可愛いだけでなく、覚えやすい。手乗りタイガーもそうなんですけど、一つまみだけ加えたエッセンスが、発音する時や思い出す時に、寄り添いたくなるような心地よさを演出してくれているように思います。大河は実際タイガーって感じですが、竜児はあまりドラゴンっぽくないですけどね(笑)

大河による高須宅襲撃!あやうく死ぬところだった……

襲撃の真相は?

ありましたねえ……、高須家襲撃。木刀を持ってきて他人の家を襲撃する女子高生っていうのを、恋愛ラブコメ(しかもメインヒロイン)で目にするとは思ってなかったですね。理由は、北村に渡すつもりだったラブレターです。それが、なぜか竜児の鞄に。

もちろん、中身を見られたら大河としては末代までの恥。大河はプライド高そうですしね。記憶を消去するために高須家を襲撃し、竜児を襲ったのでした。記憶を失うレベルで済むのか、本当に疑問なんですけども。文化祭で生徒会長とバトった時も木刀でしたから、木刀は愛用の武器なのでしょう。

まあ、結果的に竜児は木刀で殴られることもなかったのですが、大河の「犬」として仲良くなることに。結局、それから物語が進むとさんざん大河に殴られることになったので、いまさらながら思えば、案外あそこで記憶を失ってた方がよかったのかもしれません。

ドジっ子かよ!

さて、そんな感じで竜児を戦慄させた襲撃事件でしたが、変な方向に収束します。中身が入っていなかったのです。ラブレターなんですけど、中身の入ってないラブレターでした。ええ、むしろ北村に届かずに正解だったのです。北村にとっていやがらせ以外の何物でもないですからね。

さらに大河は慣れない一人暮らしのため、栄養不足に陥っており、その場に倒れてしまったのです。襲撃した人間に対して(殺されかけた相手に対して)料理を作ってあげる竜児は聖人なんでしょうね……。あーみんからも言われますが、竜児は大河に甘いのです。

個人的に好きだったシーンは、「お前のその想いは恥ずかしくないぞ!」と、竜児が作ったみのりんに対する愛のコレクションですね。いやあ、あれは気持ち悪いです。素直に。だからこそ、その痛々しさが笑えるんですけどね。みのりんに対する思いを「身の程知らず」と即座に切る大河は相変わらず酷いですが。

隣の家だからって、家事掃除、弁当を作る必要ってあるか?

「犬」として活躍する竜児

さきほども言いましたが、大河は一人暮らしをしています。しかし、実質的な生活能力はかなり低いです。掃除、洗濯をしていない部屋は相当な汚部屋となっており、アニメ版ではモザイクが掛けられていました。まあ、掃除の変態こと竜児からしてみれば、楽しくて仕方ないことなんでしょうけど。

そんなわけで、生活能力が皆無の大河のために家が隣の竜児がお世話をしてあげることになりました。これでワンチャンを狙わないっていうのが、竜児ですよね。まあ、女性作者だっていうのもあるんでしょうけどね。男の性格というか、性根が綺麗です。

一応クラスの連中には秘密ではあったのですが、仲良くしていることで詰まらない噂を立てられることもありました。ただ、その噂を立てられた後の大河の対応がカッコよかったです。爆発しましたからね。クラス全員に対して怒り散らし、机や椅子を蹴り飛ばしました。

スマートなやり方ではないでしょうけど、カッコよかったです。

クリスマス前はいい子にしてます!サンタさんが見てるから

大河の豹変

何が起こっているのか分からないですが、とにかく不気味だった大河のサンタさん信仰。今となっては理由も分かっているので、不思議には思わないんですが、初めて見た時は訳が分かりませんでした。あの亜美ちゃんですらドン引きでしたからね。

原作だと文化祭の後、七巻でした。六巻で暴れまくって停学になった大河が、七巻では「クリスマスは大好き!サンタさんがいるから。プレゼントをもらうために良い子にしないと!」なんて言い出すんですからね。記憶を失ったかと思いましたよ。

そんな大河がサンタさんを信じるのは、誰かが見てくれていると信じたいから。そう。これは結局、大河の自己満足でした。親であれ、友人であれ、誰も見てくれなかった自分を見て欲しかったのです。そして、サンタさんは時を超えて、いい子にしていた大河の元へとやってきます。

そのプレゼントは、竜児と実乃里、そして大河自身にとっての新たな火種に

ここからがとらドラ!の本番です!


このクリスマス辺りから、とらドラ!がとらドラ!らしくなってきたなあと思います。今までもとらドラ!らしい面白さはあったのですが、まだ他のアニメでも見られる感じの面白さでした。しかし、ここからは違います。ここからの人間模様は、とらドラ!でしか味わえません。

七巻の最後で、竜児は大河にあるプレゼントをもらいます。それは、みのりんとの告白のセッティングです。クリスマスパーティには来てくれなかったみのりんでしたが、大河の説得によって学校に行くことにしたのです。

これが大河にとって「いい子」の行動でした。竜児はみのりんのことが好き。みのりんは竜児のことが好き。だったら、二人が付き合えばいいじゃない、と。それで自分が竜児に甘えられなってもいいんだって思っていたのでしょう。

言えない気持ち。辛すぎる本音。

どーでもいいわけ、ないんですけどね。竜児がみのりんの元へ告白しに行った後、大河が泣き叫ぶシーンは余りにも印象的でした。遅すぎるんですよね。どうしてこんなに大切なことに、自分のことなのに気付かないんでしょうか。

亜美ちゃんならきっと、「ほんとは皆、自分のことが一番分かんないんだよね」っていうのでしょう。もしかしたら、「泣き叫べば救ってもらえるって思ってるやつは幸せだね」と、辛辣な方の言葉を残すかもしれませんが。

ちなみに裸足でマンションの外へ駆け出した大河も、今までのどこかカッコいい大河も、どちらも本物の大河だと思います。泣き叫んだ大河が単純に本物だという訳ではありません。今まで、竜児のことを「パパ役」としか思っていなかっただけでしょう。

大河にとって、竜児は、「自分のことを見ていてくれる人」だという事実に気付けなかっただけです。

大河の名言!破壊力だけは保証します!

竜児は私のだーーーー!!誰も触るんじゃなーーーい!!

後半はかなり名言が沢山あり過ぎて逆に選びにくいので、前半から。プールで竜児が溺れた(溺れさせられた?)時、大河が放った叫びです。これはこれでカッコいいんですよね。普通に独占欲が強い人、みたいな印象を与えそうですが、そうではありません。

これこそが大河なりの優しさであり、優しさゆえの怒りなのです。大河が怒ったのは、竜児がけがをするとか、溺れるとかいう危険性を考えずに、あーみんにばかり目が眩んだ男子たちでした。まあ、亜美ちゃん可愛いですからね。仕方ないでしょう。

言われてみたい名言、って訳ではないですけど、大河らしいなと思います。どうしようもないほどに不器用な優しさとか、暴力っぷりとか、自分でも怒りの矛先がどこを向いているのか分かっていない怒りとか。そういうの全部ひっくるめて、大河らしい名言です。

さすが!声優はあの、ツンデレの女王だ!

くぎゅうううううう!!

大河の声優は、あの釘宮理恵さんです!!さすがはツンデレの女王!大河にピッタリだぜ!(ですます調が崩れるほどの喜び)釘宮さんの代表作は、たくさんあります(笑)。しかし、釘宮さんのキャラで誰を一番に思い浮かべる?と言われて、大河を思い浮かべる人も少なくありません。

それくらい、大河は印象的なキャラですし、釘宮さんの演技も素晴らしい物がありました。あの小ささとツンデレっぷりは、やはり釘宮さんがベストですよね。いや、最強と言うべきでしょうか。たまに出るドスの効いた声も、それはそれで愛らしいのです。

そんな感じで、手乗りタイガーでした。原作に「あなたにとって手乗りタイガーはなんですか?」と書いてありますが、私ならこう答えます。「あらゆる意味で最強最悪の女の子」だと。

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