謎の歌姫、美雲・ギンヌメール!いけないボーダーラインにあえて迫ってみた【マクロスΔ】

マクロスΔの戦術音楽ユニット、ワルキューレ。そのエースボーカルの美雲・ギンヌメール。ワルキューレのメンバーの中でも、特に謎の多い彼女。今回はそんな謎に包まれた超時空ヴィーナス、美雲・ギンヌメールのいけないボーダーラインにあえて迫ってみることにする。

謎の歌姫、美雲・ギンヌメールとは?

出典:http://macross.jp

美雲・ギンヌメールは、マクロスΔに登場する戦術音楽ユニット、ワルキューレのメンバーのひとりである。ワルキューレのメンバーは5人いるが、その中でも屈指の歌唱力を持つエースボーカルの彼女。

ワルキューレの歌にはマクロスΔ劇中の感染症であるヴァール症候群(シンドローム)の発症を沈静化させる効果があるのだが、その効果が特に高いのが美雲の歌声であり、それが彼女がエースボーカルと呼ばれる由縁である

そんな美雲は、ワルキューレのメンバーの中で最も謎の多い存在であり、佇まいも雰囲気もミステリアス。単独行動を好み、気が付くといなくなっている神出鬼没な彼女。そんな美雲は一体どういった存在であるのか…ワルキューレの楽曲にちなんで、彼女の「いけないボーダーライン」にあえて迫ってみよう

【バサラ&シェリル方式】美雲・ギンヌメールを演じる声優&歌手


美雲・ギンヌメールの謎に迫る前に、彼女を演じる役者さんたちに関してアプローチしてみよう。役者さん“たち”とはどういうことか…?実のところ、美雲・ギンヌメールの演者は、演技の担当者(声優)と歌の担当者(歌手)の2人いるのである。

このキャスト形態は、過去のマクロスシリーズにおいても見られるものであり、マクロス7の熱気バサラマクロスF(フロンティア)のシェリル・ノームにおいてもこの形態が取られていた。この形態に関してマクロスファンの間では、「バサラ方式」あるいは「シェリル方式」と呼ばれることがある。(今回はこの形態の元祖を尊重し、バサラ方式と呼ぶことにする)

つまり、美雲・ギンヌメールもバサラ方式のキャスト形態である。熱気バサラの声と歌の演者がそれぞれ、声バサラ歌バサラと呼ばれているように、ここでも美雲の演者をそれぞれ声美雲歌美雲と呼ぶことにする。では、声美雲と歌美雲の2人に関して迫ってみよう。

声美雲、小清水亜美さん

まずは美雲・ギンヌメールを演じる声優さん、声美雲から。声美雲の声優さんは小清水亜美さん。明日のナージャのナージャ・アップルフィールド役コードギアス反逆のルルーシュのカレン・シュタットフェルト役ストライクウィッチーズのシャーロット・E・イェーガー役などで活躍されている声優さんである。

小清水さんは、幼少の女の子から大人の女性、果ては少年、動物まで様々な役柄を演じており、非常に演技の幅の広いという特徴を持っている。割とオールマイティにこなせる声優さんという訳である。

小清水さん声の特徴として筆者は、耳に迫るようなしたたかさ耳を撫でるようなしとやかさを共に持ち合わせた声であると思っている。美雲のミステリアスな雰囲気に非常にマッチした声質であり、まさに声美雲にはこの上ないほどに打って付けの声優さんであると思うのは筆者だけだろうか…?

歌美雲、JUNNAさん

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そして、美雲・ギンヌメールの歌唱を担当する歌手さん、歌美雲。歌美雲の歌手さんはJUNNAさん。JUNNAさんは、マクロスΔの楽曲、『いけないボーダーライン』でデビューした新進気鋭の歌手さんである。

歌が重要なキーワードとなるマクロスシリーズ。デビュー作でありながら、歌美雲としてマクロスの主演を任されるあたり、JUNNAさんは相当なポテンシャルを秘めていることが伺える

実際、JUNNAさんの歌声は力強く鋭い、そして遠くまで響き渡るような声であり、歌美雲としてワルキューレのエースボーカルの名を担当するに恥じない堂々とした歌唱力の持ち主なのである。そして、その歌声からは大人びた印象を受ける。

聴く者を惹きつける圧倒的な歌唱力から、妙齢の女性だと思われることの多いJUNNAさん。そんな彼女の年齢をご存知だろうか…?

デビュー当時のJUNNAさんはなんと15歳であったのだ!あの歌唱力から誰が10代の少女であると思うだろうか…筆者も最初は信じられなかったのが本音である。

JUNNAさんが歌唱を担当する美雲・ギンヌメールと同様、歌美雲の彼女もなかなかに謎の多い存在なのかもしれない…。

聴く者を引き込み、惑わす。美雲・ギンヌメールの神秘の歌声

圧倒的な歌唱力を持つJUNNAさんが演じる美雲・ギンヌメール。美雲の妖美な雰囲気、容姿、そして歌声は、マクロスΔの劇中でも、多くの人を惹き付けたり、時に惑わせたりする描写が見られる。

“歌は神秘!”が決め台詞の美雲。ここでは、多くの人を魅了・魅惑する美雲の神秘の歌声に迫っていこう。

神秘の歌声その1.ヴァール患者を正気に戻しちゃう



美雲・ギンヌメールが所属する戦術音楽ユニット、ワルキューレ。ワルキューレの任務は、ヴァール症候群(シンドローム)の発症を治療・予防することにある。

ヴァール症候群とは、体内に入り込んだヴァール細菌が活性化することで、正気を失い、凶暴化する病で、マクロスΔ劇中において銀河中で猛威を奮っている謎の感染症である。

ワルキューレの歌にはヴァール細菌を沈静化させる効果がある。特にエースボーカルの美雲の歌はその効果が高く、凶暴化したヴァール患者を一瞬にして正気に戻せるだけの力があるのである。

そして、ヴァール患者を正気に戻した後のこのシーン。美雲は、ヴァール症候群の発症が沈静化したのを確認すると、ウィンクをした後軽く手を振って颯爽と去っていくのだ。その姿は、まさに女神(ヴィーナス)

あぁ…なんと麗しい…そして美しい…。そんなことされた日にゃ、ヴァール症候群は治っても別な病に罹ってしまうじゃないですか…美雲さぁん…(惚)あぁっ、もう…僕もヴァール細菌に感染したい…。

このように、ヴァール患者を正気に戻す効果が美雲の歌にはあるのだ。言わば、ヴァール患者を魅了して治療しているという見方もできる訳で…。ヴァール患者を惹き付けて治療し、ウィンクのオマケをつけてさらに魅了する。それが美雲の歌声の神秘なのである。

神秘の歌声その2.人の精神に干渉しちゃう


マクロスΔ劇中では、美雲が自らの歌を用いて人の精神に干渉する場面が見られる。マクロスΔ18話において美雲は、プロトカルチャー(人類の基となった銀河で最初の知的生命体)の遺跡に自らの歌を共鳴させることで、敵側陣営であるウィンダミア王国の王子、ハインツの精神内に干渉している。

その美雲がハインツの精神内に干渉する様子なのだが…普段における彼女の麗しく、飄々(ひょうひょう)とした雰囲気からは想像ができないほどに恐ろしく、威圧的なのである。まるで、逆らいようのない強大な存在として、精神内に迫りくるような脅威を感じさせる…。 

美雲が精神内に迫るその様は、何かとてつもなく強大でおぞましい存在に捕らわれてしまうのではないかといった謎の恐怖に駆られてしまったのは、筆者だけだろうか…?

また、物語の終盤において美雲は、敵側であるウィンダミア王国の手に落ちてしまう。その際、ウィンダミア王国に進攻する新統合軍を、美雲が歌で精神を乗っ取り自爆させてしまうというなんともエグいシーンが見られる。実のところ、美雲の歌は、球状星団規模で人の精神に干渉することができるのである。

人を魅了するだけに留まらず、時に人を惑わし、操ってしまう…。美雲の歌には、そんな抗うことのできない強大な力を秘められており、それもある意味では彼女の歌が持つ神秘なのかもしれない…

クローン?3歳児?美雲・ギンヌメールの正体とは?



ワルキューレのメンバーとして、ヴァール症候群を沈静化させる心強い味方の美雲。しかし、ひと度敵の手に落ちると、宇宙を超えて、人の精神にすら干渉できてしまう恐ろしさも持つ美雲の歌声…。

そんな人知をも凌駕した芸当ができてしまう彼女の謎とは何なのか…。筆者なりの考察や解説を織り交ぜながら、いよいよ美雲のいけないボーダーラインに迫ってみることにする。

正体1.星の歌い手

美雲・ギンヌメールの正体。それは、星の歌い手である。星の歌い手とは何なのか…?それは、ウィンダミア王国に伝わる伝説の存在であり、プロトカルチャーがウィンダミア王国に置いた巫女のことである。

ウィンダミア王国では、歌によって風や大地と心を通わせることができる風の歌い手という存在がおり、主に王家の血筋の者(現代ではハインツ)に現れることが多い。星の歌い手とは、風の歌い手の先祖にあたる存在であることがハインツの口から語られている。

つまり、美雲はウィンダミア王族の先祖にあたる存在なのだろう。プロトカルチャーが存在した当時のウィンダミアにとって、星の歌い手がどういった存在であったかは劇中では語られていないが、美雲は星の歌い手として歌の力を用いることで、当時のウィンダミアの人々の上に立つ存在として君臨していたのかもしれないと筆者は予想している。

マクロスΔでは、過去のマクロス作品において起きた事件を引き合いに出しながら、歌の兵器性に関して言及されるシーンがある。かつてのプロトカルチャーは、歌が精神に与える効果に着目して、兵器として利用することを考えたのではないか…とする仮説が出てくるのである。

歌ならば命も奪わず環境も破壊せず相手を甘美な気持ちにさせながらその心を支配することができる。マクロスシリーズでは、歌が重要な意味を持つ事件が様々起きているが、それはプロトカルチャーが人類を生み出す際に、歌に関する遺伝子を人類に埋め込んだために起きた出来事ではないか…と推測できるという訳なのである。

ここで少し筆者の想像を書いてみたい。先述の仮説から考えると、プロトカルチャーが存在していた頃、星の歌い手であった美雲は、自身の歌によって人々を甘美な気持ちにさせ、心を魅了することによって、当時のウィンダミアに君臨していたのではないか…と考えることはできないだろうか…?

美雲もまた、歌によって人々を心から支配するために作られた、兵器としての存在だったのかもしれないと筆者は想像を膨らませている次第である。

正体2.クローンで3歳児

プロトカルチャーが存在していた頃、星の歌い手としてウィンダミアに君臨していたであろう美雲。しかし、プロトカルチャーが存在していたのは約50万年前と言われている。そんな遥か遠い昔から美雲はどのような経緯を経て、現代に甦ったのだろうか…?

その美雲の復活に関して鍵を握るのは、レディМと呼ばれる存在である。

レディМとは、ワルキューレが所属する星間複合企業体ケイオスのボスにあたる存在である。マクロスΔ劇中では名前のみで表舞台には出て来ず、素性は謎であるが、ケイオスのトップの存在として、ワルキューレやΔ小隊(ワルキューレを護衛するバルキリー隊)に指令を与える役割を持つ。劇中では、裏で糸を引いているような存在である。

そのレディМは、第一次星間大戦(初代マクロスで描かれた戦争)の時代より歌が持つ力を研究しており、歌の力を最大限に引き出せる生体兵器の開発を行っていることが劇中で示唆されている。

7年前のウィンダミア独立戦争の混乱に乗じて、ウィンダミア王国の地下神殿よりある細胞片(恐らく、星の歌い手の細胞片)が持ち出される出来事があった。その細胞片を基にレディМの手によって星の歌い手のクローンとして生み出された存在。それが美雲・ギンヌメールなのである。


実際、劇中では美雲自身の口から自分が作られた存在であることが語られるシーンがある。美雲が星の歌い手のクローンとして作られたのは劇中の3年前。誕生日は2064年8月17日とのことである。それ以前の記憶がないと本人が述べるのも頷ける。

つまり、美雲はの年齢は3歳ということになるのである。あんなグラマラスな体型していても3歳児ですよ、皆さん。いくら見た目が妙齢の魅力的な女性だからといってヴァール化したところを正気に戻してもらえたからといって間違っても恋愛感情を抱いてはいけませんよ、皆さん?

彼女だって女の子…美雲さんのかわいいポイントを紹介!


星の歌い手、美雲・ギンヌメール。正体を知ってしまうと、畏れ多く感じてしまう気がする彼女…。しかし、作られた存在とはいえ、彼女だって人間らしいかわいらしさを持っているのである

ここでは、そんな美雲さんの人間的でかわいいポイントについてクローズアップしてみよう。

【かわいいポイントその1】 不確定性☆COSMIC MOVEMENTの美雲さん



ワルキューレは、歌を用いたヴァール症候群への対抗措置として結成されたユニットである。彼女たちの活動には、ヴァール症候群の沈静化にはどういった曲が効果的であるかの研究である側面もあり、それゆえ曲のレパートリーも多いアップテンポな曲しっとりした曲鼓舞するような曲アイドル的なかわいらしい曲と様々な楽曲がある。

普段はミステリアスな雰囲気をまとった美雲さん。しかし、そんな彼女がアイドル的なかわいらしい曲を歌う際には、無邪気でかわいらしいパフォーマンスを見せてくれることがある。その一例が、不確定性☆COSMIC MOVEMENTという曲。普段の美雲さんとは違う、まるでキャピキャピしたようなそんな彼女のギャップがまたたまらないのである…。



その『不確定性☆COSMIC MOVEMENT』での美雲さんのワンカット。普段はミステリアスで大人びた雰囲気の彼女であるが、この曲においては、非常に無邪気というかおてんばというか…そんな子どもらしさを含んだ表情を見せてくれる。

普段の美雲さんを知っていると、そのギャップにやられる…単純にかわいいとしか言いようがない…何このかわいい女の子…(語彙力の欠如)

こういった具合に、歌う楽曲によって様々な表情を見せてくれる美雲さん。ワルキューレのパフォーマンスにおいては、普段の美しさや妖美さとはまた違ったかわいらしい一面が楽しめるのである

【かわいいポイントその2】 変装した美雲さん


マクロスΔ劇中においてワルキューレは、時々潜入任務を行うことがある。その際、一般人に溶け込むために変装をすることも多い。潜入任務などにおいてやはり美雲さんも変装をすることがある

上に載せたサングラスの女性の画像は、美雲さんが変装した姿なのであるが…前作、マクロスFのシェリル・ノームを彷彿とさせるファッションセンスに、ランカ・リーを彷彿とさせる緑髪

かつてフロンティア船団を救った二人の歌姫を意識しているのかは定かではないが、美雲さんは、なかなか個性的なセンスをお持ちのようである…。その個性的なセンスがかわいい。

続いてこちら。フレイアの最終オーディションにて。中央の眼鏡のお姉さんが変装した美雲さん。ポニーテールに眼鏡のクールビューティなお姉さんとか、筆者のドストライクなのだが…(荒息)

それは置いといて…美雲さんは、変装においても自分に似合うファッションを着こなしていると思うのは筆者だけだろうか…?クールなファッションが滅茶苦茶ハマってますよ、美雲さん!

極め付けは、ウィンダミア王国に制圧されたヴォルドール星に潜入した際の美雲さん。ウォルドール人は、猫型哺乳類を基にプロトカルチャーが創造した人種。そのため、ピンと立った耳や鋭い爪といった、猫の身体的特徴を持っているのである。

そのため、変装した美雲さんはネコミミにフェイスペイントという出で立ち。普段のミステリアスな美雲さんと比較すると、アニマルチックなファッションも意外性があってまた味がある…普段とのギャップゆえに、もう単純にかわいい…(語彙力の欠如、再び)

【かわいいポイントその3】 表情豊かな美雲さん

普段はミステリアスで掴みどころのない美雲・ギンヌメール。しかし、自分が作られた存在であることを明かして以降、美雲さんはワルキューレのメンバーに対して豊かな表情を見せるようになった。特に、美雲さんがマキナ、レイナと食事を摂る23話のワンシーンでそれが顕著に見られる。

普段、メンバーと食事を摂ることがない美雲さん。そのため、マキナ、レイナと共に食事を摂ることを恥ずかしがる彼女。そんな様子を見て、「くもくも、きゃわわわ~」とからかうマキナ

その際の美雲さんの照れた反応がかわいい!頬を染めてうろたえる美雲さん。その様子は普段のミステリアスな彼女からは考えられないほどに、新鮮な反応なのである!そのギャップがたまらない!

極め付けはココ!マキナのイタズラで、服の中に雪を入れられた美雲さん。その際の表情。ちょっと青ざめた顔をした後、「わっ!冷たっ!何っ!?」と、起きた事態がわからずに慌てる美雲さん

何度も言うようであるが、普段のミステリアスな…(以下略)。キャラ崩壊を起こしたのかと思うレベルのギャップ。だけど、こういった仲間との触れ合いを通して表情が豊かになる美雲さんの変化…。

作られた存在である美雲さんに徐々に人間性が培われていくのを見守っている気分になるのは、筆者だけではないはずだ!その培われていく人間性こそが、美雲さんのかわいいポイントの集大成なのである!

神秘性と人間性。美雲さんに宿る魅力!



ここまで、美雲・ギンヌメールの秘密や魅力に関してつらつらと書いてきたが、彼女の魅力を多少なりとも感じていただけただろうか…?彼女の魅力を簡単にまとめるならば、星の歌い手という畏れ多い存在としての神秘性、そして作られた存在の中に垣間見えるかわいらしい人間性が共存していることであると筆者は考える。

マクロスΔは一旦、最終回を迎えたものの、物語で明らかにされていない伏線がまだまだたくさん残されている。そのため、過去のマクロス作品がそうであったように、マクロスΔでもきっと更なる物語が展開されることであろう

マクロスΔの更なる物語が明かされる時、また新たな美雲さんの魅力が明らかになることだろう。そんな彼女の新たな「いけないボーダーライン」が明らかになることを祈りつつ、この記事を終わろうと思う。

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