【あの花】ヒロイン・めんまを100倍好きになるための4つのポイント

感動するアニメとして広く話題となった『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のヒロイン「めんま」。かわいらしく健気な彼女だが、視聴者を最初から最後まで泣かせてくれた。ここでは「めんま」の魅力を存分に紹介し、より「めんま」を皆さまに好きなってもらいたい。

かわいい幽霊少女 本間芽衣子

引きこもりだった高校一年生の主人公「宿海仁太(やどみじんた)」通称「じんたん」のところに、小学五年生の時に死んだはずの「本間芽衣子(ほんまめいこ)」通称「めんま」が突然現れた!そんな現実にはないであろう驚きの展開から始まる本作だが、最初から最後まで泣ける!テレビでもわざわざ有名タレントが「本当に泣けるアニメなんですよ!」と興奮しながら紹介するのが頷けるアニメ作品である。

泣ける理由だが、まずは「めんま」の健気さにあるだろう。自分がなんで幽霊となって「じんたん」の前に現れたのか?そして、なんで自分の姿は「じんたん」にしか見えないのだろう?という疑問や不安はありつつも、とにかく引きこもっている「じんたん」を外の世界に引きずり出そうとするかのように、昔と変わらず元気に明るく接していく所が素敵である。

小学校時代、「じんたん」をリーダー格に皆の秘密基地で遊んだ「超平和バスターズ」。しかし、「めんま」が再び現れた5年後には「超平和バスターズ」の面影はなかった。仲間であった「あなる」「ゆきあつ」「つるこ」「ぽっぽ」もバラバラになり、「めんま」が死んだあの日以来、それぞれはわだかまりを心に抱きつつ、自分の殻に閉じこもっていってしまったのだ。

それを悲しいと思った「めんま」は、なんとしても「超平和バスターズ」の皆がもう一度仲良くなれるように奮闘する。そして、「めんま」の働きによって、徐々にだが「超平和バスターズ」の皆は絆を取り戻していく所が涙を誘う。「めんま」のその姿をみて、「健気だなぁ、めんま!」と思い涙を流した視聴者もいたことであろう。

ポイント① 物語の軸となる めんまの「願い」

物語の核心であり、最大の謎であった、なぜ「めんま」は死後、「じんたん」の目の前に現れたのか?ということ。それは、作中の後半で徐々に明らかになってくるが、要するに「めんま」は、「ある願い」を叶えるために「じんたん」の目の前に現れたのである。

その願いとは、病気で死んでしまった「じんたん」のお母さんと、幼い頃の「めんま」が交わした約束。というより、「めんま」が「じんたん」のお母さんに一方的にやると約束した決意のようなものであった。その「めんま」が心に誓った「願い」とは、このようなものである。

「じんたん」のお母さんは、病気で動けなくなり、もう自分の生命は長くはないことを悟っていた。もちろん、「じんたん」もそのことは感じていて、本当は悲しかったはずである。しかし、「じんたん」はそんな母親を目の前にしても、いくら辛くても泣くことはなかった。どんなに辛くても感情を押し殺して気丈に振る舞う「じんたん」を見て、お母さんは心配になったのだ。

「めんま」は「じんたん」のお母さんの心配事を知り、「じんたんを絶対に泣かせる!!」とお母さんの前で決意する。しかし、その願いを叶える間もなく、「めんま」はすぐに死んでしまうのだった。

結局、「じんたん」のお母さんと交わした約束を果たせぬまま帰らぬ人となってしまった「めんま」だが、「めんま」は「じんたん」のお母さんと約束した「じんたんを泣かせる!!」という願いを叶えるためだけに、成長した姿で「「じんたん」の前に現れる。この「めんま」のやさしさや、一種の子どもじみた気遣いのようなものが、「めんま」というヒロインの魅力を作中で最も引き出している部分である。

ポイント② めんまの死因 その真相とは……

「めんま」の詳しい死因は明らかにされていないが、作中の少ない情報を集めていくと、どうやら「めんま」は山で「じんたん」を追いかけている最中に、崖から足を滑らせ、川に落ちて溺死したと推察できる。もともと運動能力が高くなさそうな「めんま」であり、さらに崖から転落した時の身体的ダメージで、助けを呼ぶ間もなくそのまま帰らぬ人となってしまったのだろう。

「めんま」は死ぬことで神格化された少女であるということが何とも痛ましいが、だからこそ「めんま」が再び現れた高校一年生の夏が美しく描かる。そして、生前の「めんま」があまりにも可愛らしい少女であったからこそ、この物語に惹きつけられるのだ。

正直、死んだのが「あなる」や「つるこ」だったとしたら、この話は特になんの盛り上がりもみせないまま、みんな普通の高校生活を送ったのではないかと思う(少し冷たい言い方だが)。やはり死んだのが「めんま」であり、生前の「めんま」があまりにも天使のような娘だったからこそ、この話は感動を呼ぶと言えるだろう。

ポイント③ めんま役の声優さんは…

「めんま」の声優は、今や大人気となって様々な作品のメインキャラクターの声を務めている「茅野愛衣(かやのあい)」さんである。近年の声優はアイドルのように可愛らしい方が多いが、「茅野愛衣」さんも画像のように美しい女性。このような美しい外見からは想像できない、高く幼い声を「めんま」の時は演じられていた。

声優デビューは2010年頃からなので、「茅野」さんにとっても「めんま」や「あの花」は出世作だったのではないかと思う。

「茅野」さんの他の代表作の一例としたら、 『アクエリオンEVOL』の「ミコノ・スズシロ」役。「ミコノ」はまた「めんま」とは一味違う、もう少ししっかりしていて気丈な少女、という感じで演じられていたように思う。

いずれにせよ、この美しい外見からは想像できないような可愛らしい女性キャラクターを演じるのが上手な声優である。これからも期待大!

ポイント④ 名言揃い?めんまのセリフ3選

「めんまね、もっとみんなといっしょにいたい!遊びたいよ。だから、生まれ変わりする。みんなといっしょ……だけど……だから じんたん! お別れしたよ、だから! 」

「めんま」が最終回で皆とお別れする直前に泣きながら叫ぶ台詞。このシーンは作品のピーク!!最も泣ける台詞の一つ。

「かっけーんッスよ。ぴかぴか光るじんたん……かっけーんッスよ 」

お金の貯まる夜間の土木関係のバイトを始めた「じんたん」。「アイツ頑張るな」と周りのおじさんから評される中、突然ライトが向きを変え「じんたん」を照らす。「めんま」の陰ながらの応援が垣間見える、ほんのり泣けるシーンの台詞。

「じんたんだいすきです。じんたんへのだいすきはじんたんのおよめさんになりたいなっていうそういうだいすきです。 」

「めんま」が子どもの頃のままの下手っぴな字で最後に「じんたん」へ書いた手紙の言葉。本当に「めんま」が伝えたかった言葉を最後に伝えれた感動のシーン。

めんま、みーつけた!



結局、最後は願いを叶えられ、果たせなかった思いも「じんたん」をはじめとする仲間たちに伝えられ、消えてしまった「めんま」。しかし、「めんま」は最後に皆の前に姿を現すことができ、バラバラだった「超平和バスターズ」も元のように絆を取り戻し、満足して消えていったのではないかと思う。

「あの花」はアニメ作品の中でも特にヒット作で、大勢の人に愛された作品。これからも愛され続ける作品であるだろうし、この記事を読んで「あの花」や「めんま」に興味をもって視聴してみようと思った方がいれば嬉しい。

そして何より、「あの花」の魅力を引き出している中核を担う存在は、やはり「本間芽衣子」こと「めんま」である!!彼女が再び姿を現さなければ、「じんたん」は高校にも行かずロクな人生を歩まなかったかもしれないし、「超平和バスターズ」の皆とも永遠に疎遠だったかもしれない。「めんま」が再び姿を現してくれ、果たせなかった思いをそれぞれに伝えることができたから、この作品は涙を誘う感動作となっているのである。

なにはともあれ、感動をありがとう「めんま」!!「超平和バスターズ」の皆もお幸せに!

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