ヤマノススメ名言・名シーン25選! ヒロインたちは山に全力!

山に登りたくなるだけじゃなく、一歩踏み出す勇気が湧いてくる大人にも響くセリフがいっぱいの『ヤマノススメ』。アニメのセカンドシーズンまでに絞って名言・名シーンを25個選びまとめてみました。

目次

働く大人にも勇気をくれる名言がいっぱい

『ヤマノススメ』とは?

人付き合いが苦手で小学校のときにジャングルジムから落ちて以来、高所恐怖症の女子高生・あおいが主人公。幼馴染のひなたと高校で再会し、子供の頃一緒に山に登って見た朝日のこと、そして「いつかまた二人で来ようね」と約束をしたことを思い出します。

最初はひなたのことすら忘れていたあおいもだんだんと心を開いていき、高所恐怖症でインドア趣味だったためにそこまで乗り気でなかった登山にも少しずつ興味を持っていきます。

出典:http://www.yamanosusume.com

舞台となっている飯能市も『ヤマノススメ』を応援していて、ふるさと納税の返礼品にヤマノススメとのコラボグッツが登場するほど。作中に出てくるあおいのザック、すごくかわいくて欲しかったのですが私は期を逃しました。残念すぎます。あおいとお揃いのザックで山に登りたかった……。

天覧山、高尾山など初心者でも登れる山が登場し、登山に少しだけ興味を持っているというレベルの私でも「あっ登ったことがる」「聞いたことがある」という山の名前がたくさん出てきてそれだけでもすごく楽しいアニメです。

出典:http://www.yamanosusume.com

しかしそれだけでなく山を楽しむ一生懸命な女の子たちの山や自分と向き合う姿勢にジーンときます。高校生が主人公なのに、その言葉は仕事や人間関係で壁にぶつかったときにもういい年の大人である私の背中ですら押してくれるような素敵な言葉ばかりです。

そんなたくさんの素敵な言葉の詰まった『ヤマノススメ』から25の名言・名シーンを厳選してご紹介します。完全主観による25選になりますが最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

一人で遊んでたときはこんなことなかった。何なんだろうこの気持ち。これは人のため?自分のため?

あおい:四合目「対決!山料理!?」より


ひなたと山道具で作れる料理対決をすることになり、コッヘルについて調べたり、現地で煮込むだけで作れるものを考えている最中、あおいはいつのまにか楽しんでいる自分に気づきます。

高所恐怖症になって以来、インドアの趣味が増えいつも一人で遊んでいたあおい。一人で遊ぶことが楽しく不自由さはありませんでしたが、こんな気持ちを感じたことはありませんでした。

人との関わりを避けていたあおいが人と関わることの楽しさを感じ始めるシーンです。それだけでもぐっときます。仕事も同じように自分のためである部分と人のためである部分、両方を持っていると思います。

仕事である以上人との関わりは避けられません。でも自分のためお金を稼ぐためと思っていた仕事が、人との関わりの中で別のやりがいや喜びが生まれることがある。人と一緒に遊ぶ、人のために何かをするということは仕事のそんな面に似ているように思います。

何気ない「ありがとう」なのにとても嬉しい。私はその言葉をしばらく聞いていなかったのかな。

あおい:四合目「対決!山料理!?」より

山料理対決の際、あおいの作ったパエリアを食べたひなたが言ってくれた「ありがとう」の言葉。「ありがとう」の言葉の威力はすごいと思います。「ありがとう」と笑顔で言われるだけでファーっと目の前が明るくなるような気持ちになることがあります。

「ありがとう」こればかりは人と関わらないと生まれない言葉です。一人で遊んでいては中々言う機会も言われる機会もありません。二合目「ふたりで行こう!」でもひなたはあおいに「覚えてなかったでしょ私のこと。ありがとう、無理して付き合ってくれて」という言葉をかけています。

とびっきりの笑顔で「ありがとう」と言ってくれるひなたはあおいにとって天使のような存在だと思います。

諦めて妥協するくらいなら諦めないで後悔したほうがいいんじゃないでしょうか。

あおい:五合目「シュラフって何?」より

偶然見つけた登山用品のお店に入ったあおいとひなた。あおいは同じ高校の1つ上の学年・かえでと出会い高いシュラフと予算内のシュラフどちらを買ったらいいか相談されます。

「迷っているってことは高いほうが欲しいいんだろうな」「どうやって言ってあげたら喜んでくれるんだろう」と考えてかえでにかけた言葉がこちらです。背中を押されたかえでは欲しかった高い方のシュラフを購入します。

後日あおいがザック選びにお店に行った際、今度はひなたが「買わないで後悔するより買って後悔する方がいいでしょ」とあおいの背中を押すことになります。買い物に限らず何かの2択で迷ったとき、そして人生の岐路に立ったときにも思い出したい言葉です。

かえでに「あなたも山に登るの?」と聞かれ「登ります!」と答えたあおいはかえでとメールアドレスを交換し新しい友達がまた1人できます。なんて言ってあげたら喜ぶかなんて人との関わりを避けていた頃のあおいだったらそんなふうに考えなかったんじゃないかなと思うと心があったかくなります。

私は独りぼっちだった登場人物が人と心を通わせ友達ができていくストーリーが大好きなんだなと改めて認識したシーンです。あおいが少しずつ人に心を開いていく姿が愛おしいです。

でもさ、それに気がついたんだったらよかったじゃん。

ひなた:五合目「シュラフって何?」より

登山用品のお店で楓に話しかけられ「実は人付き合い苦手なんだ」とうなだれるあおいにひなたがかけた言葉です。何事もまず気づくことがスタートだと教えてくれます。あおいで言えば「人付き合いが苦手」という自分の性質に気づいたということ。

気づかなければ変わっていくことを目指すことさえできない。もっと言えば、気づいていなかったときの自分と比べれば、苦手なことに気づいた時点ですでに自分は変化していることになると思います。

自分の苦手なことが何か気づくことができた。変わっていくスタートに立つことができた。これから変わっていこうとする大変さにおじけづくのではなく、まずスタートラインに立てたことを喜ぼう、ひなたのこの言葉はそんな気持ちにしてくれます。

理由なんて些細なことでかまわないの。そのうちにいつの間にかはまってたりするんだよ。

かえで:六合目「決めるのは、わたし!?」より

山という1つのことに打ち込むかえでに憧れを抱くあおいは「私は何がしたいんだろう」と考えます。かえでのこの言葉は、始める動機はささいなことでかまわないということを教えてくれます。

志望動機が立派でなくても、いつの間にか夢中で仕事をしその中でやりがいを見出していけばそれでいいのだと。やりたいことを仕事にしていける人はごくわずか。だったら今の仕事を好きになれたら。

好きになるのが難しかったとしても、続ける中で夢中で取り組める何かやりがいのようなものに出会えたら。そんな風にして仕事したらふとしたことで、夢中になれる瞬間がくるのではないかと思うのです。

あおいこそ何で人に頼らないの。わからないことを聞くのは恥ずかしいことじゃないよ。

ひなた:七合目「デイパック、どれにする?」より

ザックを買いに来たあおいは種類が多すぎてどうしたらいいかわからず困ってしまいます。声をかけてくれた店員さんに反応できないあおいに対し、ハキハキと質問し笑顔でお礼を言うひなた。そんなあおいにひなたがかけた言葉です。

人に頼るということは人と関わるということ。そして頼られた後、ひなたのような笑顔で「ありがとうございます」とお礼を言われたら、きっと頼られた相手も嬉しい気持ちになるはず。もし私だったらめちゃくちゃ嬉しいです。

その分自分が頼られたときも快く助ければいい。そうやって頼る頼られるが巡っていく。もちろん限度はあるかもしれないけど、人に頼る頼られるというのは人間関係を豊かにする1つの方法なんだと思います。

急ぐよりペースを守るのが大事なんだって。

ひなた:八合目「高尾山に登ろう!」より


パワースポットの宝庫である高尾山にやってきたあおいとひなた。いっぱい行きたいとこあるし急がないとと焦ってペースを上げるあおいは途中でバテてしまいます。そんなあおいを諭したひなたの言葉です。

やる気が溢れているときは突っ走ってしまいがち。気持ちも上がっているし抑える方が難しいです。でももし長く続けていきたいこと、特に仕事となればモチベーションによって結果に大きな違いが出てしまっては困ります。人によって適切なペースは異なります。

どんなときも同じ結果が出せるように、ある一定以上の質を保てるように。やる気が溢れているときほど突っ走るのではなく、疲れてバテないように自分のペースを守って仕事をする。長い目で見たらそのほうが遠くまで行けるのかもしれません。

えっとね、こういうときは「ありがとう」って言ってくれた方が嬉しいかも。

あおい:十合目「降りるまでが登山!?」より

あおいとひなたは高尾山で、靴が壊れてしまった中学生のここなと出会います。針金で応急処置した靴での下山は思いのほか大変で手をつないで進むことに。「すみません」と謝るここなに、あおいがかけたのがこの言葉です。

「すみません」って私もつい使ってしまいます。でも言われる側になるとわかる。なんだかこちらが悪いことをしてしまっているような気持ちになる。「ありがとう」のほうが断然嬉しいです。

人付き合いを避けていたあおいがこんな素敵な言葉をかけるなんて。あおいが変わってきているのを感じるセリフです。3人で手をつないでコミュニケーションを取りながらの下山。

あおいは「こういうのも悪くないなぁ」と人と関わることの楽しさをまた実感します。どんどんお友達が増えていくのを見ているとこちらまで嬉しくなってしまいます。

たとえ私のおせっかいでも、あいつがもっともっと笑えるように

ひなた:十一合目「明日はアウトドア!」

飯能河原にみんなで行こうと計画したひなた。道具をそろえたりとはりきるひなたに「いつもあおいちゃんのことで頑張るわね」とかえでが声をかけます。「そりゃあいつどんくさいから。私がなんとかしなきゃダメでしょ」と憎まれ口を聞きながら、本心ではこんなにあったかいことを思っているのです。

これぞ、ひなた。天使かよと叫びたくなるセリフです。どう育てたらひなたのようにいい子に育つのでしょうか。やはり山に連れて行けばいいのでしょうか。友達っていいなと思えるシーンです。ひなたには幸せになって欲しい。ひなたにも、もっともっと笑って欲しいです!

みんなお互いが幸せであることを確認するためにやってくるんだ。

あおい:十二合目「そして、次の景色へ」より

ひなた、かえで、ここなと一緒に飯能河原に遊びに来たあおいでしたが、楽しそうな人たちを見ながら「みんななんでここに集まるんだろう。ただ食べて騒ぐのが目的?それってどこでもできることじゃない?」と疑問を持ちます。

少しずつ心を開いてきたとはいえ、まだ人との関わりが苦手なあおいは、なんだか自分が場違いに感じます。しかしそこは少しずつ変わってきたあおいです。今日は楽しむために来たんだ!と気合を入れて不安な気持ちを吹き飛ばします。

4人でご飯を作って一緒に食べて、とりとめもない会話をする。とても居心地がいい時間を体感したあおいは、あおいなりに「なぜここに人が集まるのか」の答えを見つけます。「お互いが幸せであることを確認するため」だなんて素敵な理由なんだろうと思います。

幸せになるために会うんじゃなくて、お互いが幸せであることを確認するために会う。誰かと一緒に過ごしたいという気持ちの根本はきっとここにある。ジーンときすぎてやばいです。涙出そう。大切な誰かと一緒に時間を過ごすときに思い出したい言葉です。

できないと思うからできないの。だいたいのことはやればなんとかなるものなのよ。

かえで:十二合目「そして、次の景色へ」より

星空を見上げる4人。飯能河原でも天の川は見えず、山の上なら見られるということをかえでから聞き、あおいは羨ましがります。そんなあおいにかえでは「あおいちゃんだって行けるのよ」と言葉をかけます。

「何でもできる」じゃなくて「だいたいのことはなんとかなる」という表現にすごく真実味を感じる。そう、だいたいのことはなんとかなるんだ。なんて希望に満ちた言葉なんだろうって思います。

このあとのあおいの言葉も素敵です。「星空なんてずっと見上げてなかった。だけど興味を持てば何かが見えてきて、そして、それが別の何かに繋がっていく」自分が興味を持てば様々なことがそこかしこにある。

楽しいことに自分が気付いてないだけなんだと思うとエネルギーが湧いてきます。すべての問題を解決するのは難しいかもしれない。でも今日1日をそしてこれからの日々を少しだけ楽しいものにできるかどうかは自分次第なんだと感じる言葉です。

休んで元気が戻ったらまた歩く。ゆっくり自分のペースで。

かえで:新三合目「山に登るということ」より

富士山に興味を持ったあおいに、ひなたがサプライズを企画し4人は三つ峠に登りに出かけます。しかしあおいは登りの途中頑張りすぎて疲れてしまいます。心の中で「もう帰りたい!」と思ってしまうほどに疲れきったあおいに、かえでは「ちょっと休もう」と声をかけます。

「登山てさマラソンと一緒でペース上げすぎたりするとすぐばてちゃうんだよね。だからペースを守る。疲れたら一旦休む」あおいがきつそうで見ていて辛いのですが、かえでが優しく頼りがいがあって素敵な場面です。

進み続けるためには休憩も必要。疲れたら無理せず立ち止まればいい。休んだっていい。元気が戻ったらまた歩きだせばいい。自分のペースでいい。そんなことを教えてくれる言葉です。

写真とかより綺麗に見える。なんでだろう。そうだここまで自分の足で歩いてきたからだ。

あおい:新三合目「山に登るということ」より

かえでの「森を抜けたら必ずいい景色が待ってるの。それを見たときいつも思うんだ。あきらめないで良かったって」という言葉に励まされ、あおいは三つ峠の登山道を一歩一歩進みます。

他の3人に応援されながら落ちたら助からないような怖い崖もあおいはなんとかクリアし、たどり着いた先に見えたのはひなたがサプライズで用意してくれていた美しい富士山。自分の足で歩いてきたからこそより綺麗に見える景色を前にあおいは立ち尽くします。

「今まで何のために歩いてきたかよくわかった。こんな景色を見るためだったんだ」苦しいときは先が見えず、何で自分こんなことしてるんだろうってわからなくなってしまうことがあります。

でもきっとその苦しみを超えた先には、登山と同じように自分の足でたどり着いたからこそ見られる景色がある。そう信じて今日もまた歩いていこうと思います。

あおいが本当に登りたいと思うのなら心配ないんだってちゃんと説明して説得しないとな。

あおいのお父さん:新六合目「好きな事をするために」より

本当に素敵なお父さんです。一人娘を心配するお母さんの気持ちも、好きなことができて富士山に挑戦したいという娘のあおいの気持ちもちゃんと理解して、2人にそれぞれあたたかい言葉をかけます。

お母さんには「きっと本当に好きなことができたんだ。それはいいことだと思うな」と娘の気持ちを伝えます。そしてあおいには「お母さんの気持ちもわかるな。一人娘がいきなり夜登山だなんて言いだしたら心配して当然だろ」とお母さんの気持ちを伝えます。

お母さんが心配する気持ち共感します。そりゃ心配だよなと思います。

あおいはお父さんのアドバイス通り、お母さんに心配ないんだということと、どうしても行きたいんだっていう本気の気持ちを伝えてお願いします。結果お母さんは富士山に行くことを許してくれた上に、ダウンジャケットも貸してくれます。

心の中で願っているだけでは伝わらない。でも「強く願う心」と「きちんと説明する言葉」があれば道は開ける。そんなことをお父さんは教えてくれます。しょっちゅう出てきて山のことを教えてくれるひなたのお父さんに比べて出番は少ないのに、ものすごく印象に残るお父さんです。(ひなたのお父さんも、もちろんいいお父さんです!)

思い出ってね素敵なことだけ残っていくの。辛い思い出は時が経てばなくなって素敵なことだけ残っていく。そして素敵な思い出って頑張らないと手に入らないのよ。

かえで:新八合目「素敵な思い出を」より


夢にまで見た富士登山の前日、ちゃんと登れるか心配になったあおいはかえでに電話をします。かえでの不安を受け止めた上で「ちゃんと登れるかどうかはわからないなぁ」と言うかえで。大丈夫だよ!と簡単に言わないところがかえでの説得力のあるところ。

過去に自分が無茶をして失敗してボロボロになった思い出を話します。それでもやっぱりまた行きたくなる。それは「自分で決めて自分で挑んで自分で手にしたことだからだと思う」と。

かえでの言葉を聞いたあおいは「とりあえず前に進もう」と決心します。恐怖は見えないのだからぶつかってから考えればいい。かえでの言葉はいつも説得力があってそして優しい。あおいの背中はもちろんですが、見ているだけの私の背中も押してくれています。

考えたってしょうがない。今できることを精一杯やらなきゃ。

ひなた:新十合目「富士山って、甘くない…」より

富士山に登るのをとても楽しみにしていたあおいが高山病になってしまい、ここなと二人で頂上を目指すことになったひなたは、あおいのことが心配でなりません。あんなに張り切ってたのにと心の中はあおいのことでいっぱいです。

しかしその気持ちを振り払うように一歩一歩前に進みます。本当はあおいと一緒に行きたかったでしょうに。ひなたほど人との繋がりを大切にするタイプであれば余計にこの選択は辛かったに違いないと思うと心が痛みます。

誰かが倒れてしまったとき、心配だからといって一緒に倒れていたのでは何にもならない。相手を大切に思うからこそ別々の道を前に進まなくちゃいけないときがある。「あおいの分まで登ろう」ひなたの決意の言葉はそんな気持ちにさせてくれます。

山は逃げない。何回だってチャレンジできるんだから。焦らないで。

かえで:新十合目「富士山って、甘くない…」より

楽しいだけじゃない登山ですが、山が好きな人にとって一番辛いのは、道が険しいとかよりも恐らく途中で下山しなければいけない決断を迫られるときではないかと思います。

とても楽しみにしていて、随分前から準備をして夢にまで見た富士山にやっと登ることができたのに、頂上を目の前にしてあきらめなければならない。あおいのものすごく残念でやるせなくてくやしい気持ちが伝わってきます。

下山を嫌がるあおいにかえでがかけたのがこの言葉です。こんなにも準備してきたのに。そう思っても引かなければいけないときもある。仕事や人間関係でもそう。どんなに辛くてもそこで引くことを選べなければ取り返しのつかないことになってしまいます。

自分が渦中にいるときはなかなかこの決断が難しい。でもそんな場面にもしなったら「焦らないで」と自分に言ってあげたい。かえでさん本当に素敵だな。

あおいに出そうかなって。せめて今のこの気分だけでも伝えたいんだ。

ひなた:新十一合目「もぉ、やだ!」より

富士山の頂上についたひなたとここなはあおいにハガキを書きます。高山病で頂上を目指せなかったあおいにせめてもと。あおいは「何で嫌な顔をしないで一緒にいてくれるんだろう。こんなに迷惑をかけてるのに」とかえでさんが一緒にいてくれることにも引け目を感じています。

でもきっとかえでは迷惑だなんて思っていないんだと思います。ひなたもここなもかえでもあおいのことが大好きで心配こそすれ迷惑だなんて思ってない。最初は独りぼっちだったあおいは登山を通してこんな素敵な友達を手にしたんだと思うとジーンとします。

やっぱりまた山に登りたい。

あおい:新十二合目「Dear My Friend」より

富士山で初めて登山の挫折を味わったあおいは、ひなたとも話しにくくなってしまいます。そんなタイミングで届いたひなたとここなが富士山の頂上で書いたハガキ。そこにはひなたと2人で最初に登った山「天覧山」の文字があります。

天覧山に1人で出かけたあおいはひなたとばったり会います。このシーンも大好きです。久しぶりにゆっくりひなたと時間をすごし話をしたあおいは、もう一度山に登りたいという気持ちになることができます。

ひなたは「一緒に登ろう。ゆっくり少しずつ。いつま思い出の山にも」とその気持ちに答えてくれます。「1人では辛くても付き合ってくれる友達がいる」そう、あおいはもう1人ではないのです。なんていい友達なんだ。羨ましいぞあおい。

自分が怖いと思いこんでることとか不安に感じることって本当はたいしたことじゃないのかもしれないわね。

かえで:新十六合目「思いをうけついで」より

ひなたとの思い出の山・谷川岳に登ることになったあおいでしたが、高所恐怖症のため今になってロープーウェイが怖くなってしまい、かえでに相談に乗ってもらいます。かえではかつて自分もロープーウェイが怖かったことなどを話してくれます(怖がってるかえでさん可愛い!)。

でも2・3回乗ったら大丈夫になったこと、また、登山で行きは怖かった道が帰りは大丈夫だったことなどないかとあおいに問いかけ、あおいは三ツ峠の崖のことを思い出します。

「怖いと思う自分の心が余計怖がらせているのかもしれない」「悩むならとりあえず前に進んでみたらどう。答えは後から付いてくるから」かえではこの場面でもあおいの背中を押すあたたかい言葉をかけます。素敵な先輩すぎる。こんな人と一緒だったら登山楽しいだろうな。

勇気を出して一歩踏み出すんだ。進んだその先にはきっと素敵な景色が待ってるはずだから。

あおい:新十六合目「思いをうけついで」より

かえでから励ましてもらったあおいは「歩き出せばどうってことないのかもしれない」「そうだ進もう。思い切って前へ足を踏み出すんだ」と決心し、夏休み中にみんなで谷川岳行くことになります。

雨具をまだ持っていなかったあおいは、かえでのお古である思い出の雨具をもらい気持ちも高まります。みんなと別れて自宅に戻ったあおいはまたロープーウェイの写真を見て少しくらい怖くなっても勇気を出して一歩踏み出すことを決めたあおいはもう怯みません。

やっと思い出の谷川岳に行けます。私も心は一緒に登ります!

働くのってちょっと登山に似てるんだ

あおい:新十八合目「アルバイト、始めます!」より

ひなたにアルバイトすることを勧められたあおいはお母さんの知り合いのケーキ屋さんで働くことにします。ひなたの「自分の稼いだお金で雨具買ったときすごい嬉しくって、雨の中駆け回ったりしたもん」という言葉には大きく頷いてしまいました。

自分で稼いだお金で欲しかったものを買う。これはすごい充実感です。あっあと走り回るひなたが可愛い。ひなたにもお母さんにも先輩アルバイトさんにも「笑顔」の大切さを説かれるあおい。笑顔大事ですよね。難しいけど。

なんとか初日を乗り切ったあおい(お店の制服が似合っっててすごく可愛い!)は仕事の疲れが「達成感がある気持ちのいい疲れ」で登山と似ていると感じます。頑張ったからこそ得られる充実感を伴う疲れは心地いい。そんな仕事の仕方をしたいです。

あおいはこんなところで止まったりしない。前へ進める。

ひなた:新二十一合目「思い出の山へ」より

かえでやみんなの励ましで高所恐怖症にもめげず谷川岳に挑むことを決意したあおいでしたが、いざロープーウェイを目の前にして顔が真っ青になり足がすくんでしまいます。でもこんなところであきらめるあおいじゃないはずと、ひなたはあおいの手を引きロープーウェイに乗せます。

1人で無理なら自分が手を引いてあげればいい。ロープーウェイに乗ってからも励ますひなたが優しすぎです。この後の「大丈夫。一緒なら困難は乗り越えられる。行こうもっと先へ。私たちの約束の場所へ」というひなたのセリフも最高です。

ここでもう我慢できずに涙が。あおいのことを信じて応援しているのが伝わってきます。なんて素敵な友達なんだと思います。

パシャっ

ほのかがここなを撮るシーン:新二十三合目「約束」より

最初は人付き合いを避けていたあおいが、谷川岳で自分からほのかに声をかけ友達になるという出来事は、あおいの成長を感じ胸が熱くなります。ほのかは写真を撮ることは好きだけど「あまり人は撮らない」と話していました。

でも谷川岳の山小屋に泊まった夜、あおいの発案でここなの誕生日をサプライズでお祝いした際「岳人の歌」をみんなと一緒に歌うここなの写真を撮るのです。「嬉しくてうっすら涙を浮かべるここな」をほのかがカメラにおさめるシーンが大好きなんです。

どうしても25選の中にこのシーンを入れたくて、名言ではないのですがシャッター音でご紹介しました。

「岳人の歌」をみんなで歌うシーンも素敵です。山小屋に泊まっている今日初めてあった人たちも一緒に歌ってくれる。山の魅力の1つだなと思います。私は山好きに悪い人はいない!と勝手に思っています。

あおいは人に楽しんでもらうために、忘れられない思い出をみんなと一緒に作れるように、自ら動くようになったのです。そう、あおいがひなたにしてもらったように。ほのかのこのシャッター音はあおいの成長の証でもあると思うのです。

約束がかなってもそれは終わりを意味しない。ひなたとみんなと約束はずっと続いていく。

あおい:新二十三合目「約束」より

ついにあおいとひなたの約束が叶い2人は谷川岳の山頂で朝日を見ることができました。子供のときと同じように2人で手を繋いで。このシーンはやっぱりはずせません。2人は少し前からお互い口には出しませんでしたが「約束が叶ってしまったらどうなるんだろ」と不安に思っていました。

しかし約束が叶ったとき気づいたのだと思います。終わりなんかじゃなくて約束はずっと続いていくということに。楽しい時間はすぐに過ぎてしまって、この楽しい時間が終わったらもうおしまいなんじゃないかって思うけど、またそんな素敵な時間に向かって進んでいけばいい。

待ってるだけじゃなく自分から動けば、これからもたくさんの思い出を作ることができる。あぁ山に登りたい(低山専門ですが)。私も素敵な思い出作りに行きたい!

『ヤマノススメ』における「一歩を踏み出すことのススメ」

女子高生が主人公でイラストも可愛らしくゆるふわな印象の『ヤマノススメ』ですが、仕事に人生に役立つ大人にも響くセリフがいっぱい詰まっています。ありすぎて25個を選ぶの本当に辛かった……。

『ヤマノススメ』を見ると山に行きたくなるのはもちろんなのですが「仕事がんばろう!」と思えるというのが私の一番の気持ちです。あおいも「働くのってちょっと登山に似てるんだ」と言っていますが『ヤマノススメ』の名言は、仕事や人間関係において一歩踏み出す勇気をくれるものばかりです。

今日をいい日にするための自分から動いてみよう。そして私もあおいみたいに一歩踏み出して成長したい。そんな勇気をくれる『ヤマノススメ』。私のお気に入りの名言ばかりを長々語ってしまいましたが最後までお読み下さりありがとうございました。今度はぜひ、あなたのお気に入りのセリフを教えてください。

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