奥華子の歌詞に癒される 10の名曲からマジックを解き明かす

シンガーソングライター・奥華子の曲には温かみがあると高い支持を受けていますが、そこにはあるマジックが施されています。本記事でその魅力・マジックを10の楽曲を通じてご紹介していきます。

シンガーソングライター・奥華子の魅力!!

出典:http://okuhanako.com

皆さんは、シンガーソングライターである奥華子さんをご存知でしょうか?アニメ映画『時をかける少女』のテーマソング『ガーネット』歌っていた歌手と言えば、なんとなく知っている人もいるだろう。

そんな奥華子さんの魅力は、彼女の楽曲から溢れ出る優しさと癒やしにあります。彼女自身かなりの苦労人で、挫折もたくさん経験しているので、ファンに対しても非常に優しいと評判評判も高いです。

人の痛みや苦しみが理解できるからこそ紡げる、彼女の珠玉の名曲に散りばめられた数々の歌詞が、そっと聴き手に寄り添い心を癒やしてくれます。では、早速その名曲の歌詞の魅力をご紹介していきます。

奥華子の歌詞が秀逸な珠玉な名曲徹底紹介!!

『ガーネット』は、愛をテーマに変化する楽曲

『ガーネット』は、アニメ映画『時をかける少女』のテーマソングとして起用されている楽曲で、端的に言うと、学生時代に抱いた淡い恋心を、一つの世界観として描いた楽曲です。

あまり恋に慣れていない学生が、LIKELOVEか分からずにいるうちに卒業を迎え離れ離れになってしまい、気がついたときには手遅れとなってしまったという恋を失った娘の想いが、この曲には綴られています。

ただ、『思い出』を一つのキーワードとして歌詞が綴られているので、単純な失恋ソングとしてだけでなく、生と死による別れや、親子の愛など、聴き手によって変化していく楽曲として非常に魅力的なのです。

『花火』は、永遠(生と死)の別れをも連想させる涙あふれる名曲

『花火』という楽曲の歌詞には、失恋した彼女の苦しさ・悲しさを、浴衣着て花火デートした時の思い出になぞらえながら綴られる一方、恋を破局させてしまった彼の弱さも綴られています。

この弱さとは、永遠の幸せを誓いながらも病気などで先に旅立つことになり、誓いを叶えられずにいた彼の無念が込められているかのようにも受け取れます。だからこそ、花火という儚いタイトルなのかもしれません。

確かに失恋ソングには悲しさ・切なさがこみ上げる楽曲が多いですが、この『花火』は、それをさらに上回る、切なく悲しい楽曲で、聴き手によっては永遠の別れをも連想させるため、涙なしでは聴けない名曲なのです。

『楔(くさび)』が紡ぐ悲恋の感情と生きる勇気

ただ隣にいるだけで笑顔になれるほど大好きな彼で、嫌いになるくらいなら夜になって消えてしまいたいとさえ思っているのに、それでも二度と合わないと誓った上で、最後に一度だけ抱きしめてという彼女。

この彼女は、『楔』という楽曲の歌詞に登場する女性を表していますが、歌詞を見ていくと、彼のことを壊さないために、まるで、喜怒哀楽すべてを捨ててまで消えようとする彼女覚悟が受け取れます。

楔を外し、すべてを失くすというのは実に悲しい話ですが、それでも前を向いて次に向けて歩こうとする姿がなんとなく見えてきて、凄く悲しいのに、何故か生きる勇気が湧いてくるからこそ、おすすめの曲なのです。

魔法の解けた『シンデレラ』の心境が味わえる楽曲

この曲の歌詞は、男性が聴いても実に簡潔明瞭で、失恋した女性の心理をストレートに綴られています。すれ違いが大きく、本当は別れたくないのに、つい『別れよう』と言ってしまった彼女の気持ちもよく分ります。

そんな彼女の心理は、人間関係に疲れ会社を辞めようかどうしようか悩む男性社員の心理にも似ていて、本当は辞めたくなくて誰かに止めてほしいから『辞める』と言っている彼の心情としても十分伝わります。

また、実際に会社を辞めると同時に、シンデレラが魔法から解けるような瞬間も体感できます。あくまでこの曲の歌詞は女性の失恋を綴った曲ですが、意外と男性でも共感できる曲であるためおすすめです。

『帰っておいで』が奏でる帰る場所(心のふるさと)

塾に行って勉強漬けになる学生たちや、日々の仕事に追われ疲弊しきっている会社員達を見ると、何故か今の時代を表すように、誰もが常に時間に追われている印象を強く受けます。

そんな現代社会では、理不尽なことも多く、中には『自分はこの世に必要ないのでは?』と考え、その結果完全に心が折れてしまい、生きることさえ諦めてしまう人もいらっしゃいます。

この『帰っておいで』という楽曲の歌詞は、そんな人達の気持ちを共感した上で、『よくやった!!帰っておいで』と帰る場所を教えてくれる、心温まる素敵な言葉が紡がれているので、辛い時は一度聴いてみてください。

『ガラスの花』は冒険心を支える奇跡の出会い

『ガラスの花』という楽曲は、奥華子さんの特徴とする失恋ソングとは少し異質とも言える楽曲で、RPGゲーム『テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX』のOPと手がけられた楽曲となっています。

RPGのOPだけあって、長い人生という旅路の中で、色んな人からの支援を受けながらも、新たなことに挑戦していこうとする冒険心や、信念を貫き前に進むことの素晴らしさが、歌詞の中に散りばめられています。

そして、日々の生活の中で得られる出会いを一つの奇跡と捉え、時に優しく私達を包み込み、時に闇を光に変えて進むべき道を照らしてくれるのです。新たな挑戦を前に不安に襲われている方にはこの曲がおすすめです。

『初恋』を通じて共感できる失墜の気持ち

『初恋』という曲は、女性目線のストレートな失恋ソングで、『あなたのそばでなくていいから少しでも触れていたい!!』『完全なる決別だけは嫌』という、女性の気持ちが痛いほど分かる歌詞が特徴の楽曲です。

あくまでも女性目線の曲なのですが、失恋によって会えない悲しさというのは、何も女性だけが味わうものではなく、男性もこの曲の歌詞と同じように失恋による悲しみを味わうことがあります。

そんな共感できる楽曲だからこそ、『自分と同じような人が他にもたくさんいるんだ』と共感でき、失恋によるダメージを軽減できるのです。ぜひ、一人になって悲しみ溢れる時に、この楽曲をお聴きください。

『片想い』の歌詞が紡ぐ好きという意味・原点

憧れをきっかけにをする事があるように、仕事や趣味でも、些細な出会いをきっかけに好きになっていくことがあります。『片想い』という楽曲には、失恋だけでなく、純粋に『好き』という気持ちが綴られています。

もちろん、片想いである以上、その想いが成就することはありません。しかし、プライドを捨ててまで好きでいたいと思うピュアな気持ちは、私達の忘れかけた何かを思い出させてくれます。

大人になり、ふと心が疲れた時『片想い』を聴きながら、忘れかけたピュアな気持ちを思い出し心の拠り所とすることができれば、これまでの疲れや苦しみも和らぎ、また前に進む勇気が湧いてきますよ。

『最後の恋』が描いた人の恋心や夢の原点

『最後の恋』は、恋に焦点を当てて、『これが最後』と想い描き愛し合ったものの、突然破局してしまい、彼のことが忘れられない彼女の心の内側を描いた曲ですが、それは、何も恋に限った話ではありません。

例えば、を追いかけて新たなことにチャレンジしながらも、道半ばで挫折し夢を叶えられないなんてことは多々ありますが、人の気持ちは複雑で、簡単に夢を忘れられることはできないものです。

この曲はをテーマにえがかれていますが、一度『恋』を夢や別の何かに置き換えて聴いてみてください。きっと、ただの失恋ソングではなく、夢を追いかける男性目線の曲へと変化し、共感できる何かを得られますよ。

『笑って笑って』が贈る愛の儚さと尊さ・慈しみの気持ち

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人は、誰しも一度は経験する永遠の別れによって、深い悲しみに覆われてしまうことがありますが、遺された者はいつまでも悲しんではいられず、愛を育みながら生きていかなければなりません。

ギュッと抱きしめたり、そっと優しく包み込んだりしても、突然、愛は消えてしまうことがあります。だからこそ、この『笑って笑って』という楽曲は、あなたにそっと寄り添い元気を与ええくれるのです。

そして、この楽曲は、一度愛を見失った悲しみに暮れる人たちに寄り添いながら、愛の儚さや尊さ・大切さを体感させ、前に進み出すきっかけを与えていく楽曲であるからこそ、珠玉の名曲と呼ばれているのです。

奥華子の曲の根幹は、失恋ソングとシンプルイズベスト!!



奥華子さんの楽曲の多くは失恋ソングですが、ただの失恋ソングではありません。そこには、誰もが長い人生の中で経験し得る『失恋』に焦点を当てながら、共感できるシンプルな歌詞が紡がれています。

誰もが共感でき理解できる歌詞だからこそ、この失恋ソングが、母への愛や、帰る場所の提示という違った意味での、心に寄り添う何かへと変化していくのです。そこが彼女の楽曲の歌詞が紡ぐマジックなのです。

誰しも、『生まれてきてよかったの?』、『生まれてきて不幸…』と思えるほど心が辛くなる事はあるでしょう。そんな時に、彼女の曲を聴けば、きっと涙が溢れ、『生きてて良いんだ 』と心から癒やされますよ。