【重版出来!】全ての仕事人に捧ぐ!大人気仕事マンガの魅力を徹底解剖!

「仕事に本気な人には是非見てほしい!」。各方面から絶賛の声が上がる『重版出来!』。その魅力はどこにあるのか?独自の視点で解剖していきます!

『仕事マンガランキング』で第1位!人気マンガ『重版出来!』とは?

新人編集者・黒沢心を中心に、マンガを売ることに情熱を注ぐ人々の奮闘を描いた奮戦記です。2014年には日本経済新聞に掲載されている「仕事マンガランキング」第1位を獲得しているほどの人気マンガです!

では、どんなところにこのマンガの魅力があるのか?それは、マンガを作る人から売る人までを一気通貫でスポットを当てているところにあります。編集者だけでなく、営業や宣伝・書店員までに至るすべての仕事をドラマチックに描いた人間ドラマが実にリアル!どの仕事でも本気を貫く“こだわりと情熱”がビシビシ伝わってきますね!

また、あくまで出版業界での話なのですが、仕事をしている全ての人に通じる“刺さる言葉”も魅力です。その言葉を見て、自分の仕事姿に投影して共感できる。そんなところも『重版出来!』の魅力の一つですね。

全ての仕事人必見!『重版出来!』の名言TOP5

『重版出来!』は主人公の心を中心に、非常に前向きな姿勢が印象的な人間ドラマです。それゆえに、出版業界の人間だけでなく、全ての仕事人が勇気づけられる言葉がたくさん散りばめられているのです!今回は、筆者の独断と偏見で選んだ名言をランキング形式で紹介致します!

第5位 離した手は、もう一度しっかりつなげばいいんですよ

新人マンガ家・東江絹の後悔に対しての心の優しい言葉ベテラン編集者の安井と組むために、それまで親身になってくれた心を担当編集から外してしまったことを後悔していた絹を心がナイスフォロー!

仕事は一人でやるものじゃない。どんな形でも一度組んだチームはずっと一緒なんだ!」と心に背中を押されている気持ちになります。安井の無機質な態度にイライラしていた筆者も、心の前向きな姿勢に胸がいっぱいになりました。

第4位 「理想」だけで仕事ができる人間は、この世に何人くらいいるんだろうな

ベテラン編集者・安井が以前担当していた雑誌が潰れてしまったときに、後輩である五百旗頭に思わずこぼしました。かつては漫画家との信頼を築き、情熱的に仕事に向き合っていた安井が、現在の“利益ばかりを追う”冷淡な安井に変貌させてしまったきっかけの言葉です。

前向きな言葉や姿勢ばかりがフィーチャーされる『重版出来!』ですが、少し暗い影が垣間見えるのが安井の見どころ。実利主義である彼も、かつては“理想”を追い求め、“理想”に潰されたという過去を持っていたと思うと、安井の姿や言葉は仕事の大変さを改めて感じさせてくれますね。

第3位 それでも、この感動を裏切れないの

DTPオペレーターである遥が生のマンガ原稿を見た時の喜びを表した言葉です。彼女は自分の誕生日当日に急遽仕事が入って、「また婚期を逃すかな…」なんて落ち込んでいましたが、その落ち込みを凌駕する「生原稿に出会える感動」はひとしおだった様子ですね。

仕事に本気だからこそ、ちょっとプライベートが疎かになりがち…。でも、プライベートもちゃんとしたいという、ちょっとした女性の葛藤が出た瞬間でもありますね!でも、仕事に夢中な女性も素敵だなって思わせてくれる遥でした。

第2位 本が私を人間にしてくれたからです。

本を愛する人々に貢献したいと言う出版社・興都館の社長である久慈勝。出版社に勤める前は強盗みたいなことをしていた久慈ですが、宮沢賢治の詩集に感激して真っ当な人生を送ることを決意しました。

本に影響されて「この仕事がしたい」という人はたくさんいると思います。ただ、久慈みたいに本に影響されて「人間になれた」と感じる人はなかなかいないと思います。“どんな本でも心して読みたい”。そう感じさせてくれる名言でした。

第1位 「売れた」んじゃない。俺たちが—売ったんだよ!!

営業課長・岡の発案で編集部・営業部・書店が一致団結して売ったマンガ『たんぽぽ』に対して、「なんでこんな漫画が売れてるのかわっかんねぇわww」と吐き捨てる書店のお客さん。そんなお客さんに対して、心の中で岡はこの言葉を言い放つわけです。

本を売るために全力で汗を流している人たちがいるんだということを忘れるなということ、そして、出版社と書店の垣根を越えているチーム力・仕事の姿勢が表れている力強い言葉ですね!それにしても、全員の自信満々の表情がたまらなくかっこいい

いかがでしたでしょうか?仕事に本気で取り組むからこそ出る、分厚い人間描写!仕事における光と影、表と裏を感じさせてくれる名言がまだまだ潜んでいます。是非、あなたも単行本で確認してみてください!

絶妙なキャスティング!?個性派キャストで描いたドラマ版『重版出来!』

原作を見ていても、かなりの個性派キャラクターがずらりと並ぶ『重版出来!』。「絶妙なキャスティング!」とよくネットでも評判ではあるが、筆者の意見はフィフティーフィフティーと言った感想。

なぜなら、「見た目はバッチリ!でも、今までのキャリアとは違った一面を見せてくれるキャスティングなのかな?」という期待感があったからです。その中でも、筆者が注目したキャスト陣を一部紹介致します!

まさかの爽やか体育会女子!?黒沢心役の黒木華

どっちかと言えば、おとなしめな文系女子のイメージが強い黒木華。そもそも心は柔道の日本代表候補の設定なので、超がつく体育会系…。大丈夫か、黒木華…。なんて思っていましたが、これが意外や意外。別軸で心っぽさが出ていました

「見た目に寄せたキャストだなー。」と思っていましたが、感受性豊かで、素敵な笑顔が弾ける黒木華がストーリーにぴったりでした!心の爽やかさを見事に演じたそのギャップは、さすがは評価高い演技派女優といったところでしょう!

イケメン俳優の冴えない一面を披露!小泉純役の坂口健太郎

坂口健太郎といえば、将来有望な俳優に送られる『エランドール賞』で新人賞に輝くほどの演技力。そして、『MEN`S NON-NO』の専属モデルであるというパーフェクトイケメン。そんな彼が演じるのは、冴えない営業マン・小泉純というのだからびっくりです。

書店員からは「ユーレイ」と揶揄されるほど、地味で存在感がない小泉。坂口が演じることで「存在感増し増しなんじゃ…」と思っていましたが、序盤は覇気のない小泉を演じ、営業として急激な成長を見せる小泉の行く先が坂口のようなキラキラした人物になるのだろう!と期待を持てるドラマの終盤でした!

小泉純と坂口健太郎という真逆な二人ですが、小泉を坂口が演じることで二人の印象がどんどん近づいていく様が見どころです!

コメディ要素は封印?久慈勝役の高田純次&岡英二役の生瀬勝久

高田純次といえば、The適当男(笑)にもかかわらず、今回演じる久慈は大手出版社である興都館の社長というかなりシリアスな役どころ。とはいうものの、スーツの着こなしといい、くっきりとした顔立ちといい、超ダンディー…。意外とハマり役で、バラエティでの高田純次はどこへやら…。超かっこいい社長としてハマってました。

一方、バラエティーでの独特なキャラクターやコメディ要素の強いドラマで有名な生瀬勝久。生瀬が演じる岡は、売上のために冷徹な判断を下す一方で、本を売ることに対する情熱は誰にも負けないという二枚目の役どころ。これもまたかっこいいんです。生瀬のダンディーな顔立ちとシリアスな表情は岡役にはぴったりでした!

これ以上のキャスティングはないでしょ!五百旗頭敬役のオダギリジョー

五百旗頭を演じるのはオダギリジョー以外に絶対ありえない!原作ファンは誰もがそう思っているはず。先輩編集者としての渋さ・クールさ・見た目のカッコよさ・たまにくだける内面は、オダギリジョーそのものですね!

それにしても、 ちょんまげと黒縁メガネがこんなに似合う人もいないですよね!部下である心を指導する姿も味があって素敵です。こんなにカッコいい上司欲しいな…。

原作とは違った見どころが見え隠れ!ドラマ版『重版出来!』の魅力とは?

ドラマでしか見れないオリジナルストーリー

新人漫画家・中田伯やベテラン漫画家・三蔵山龍の描写を強めたストーリーが見れるのはドラマ版だけ中田の漫画『ピーヴ遷移』が売れて書店でのサイン会を行なうシーンは、原作にはなかった描写。その時に見せる中田の緩んだ表情が彼の成長を見せたシーンであり、原作ではまだ見ることのできない彼の人間的成長を見ることができます。

また、三蔵山がとある賞の漫画部門で大賞を取り、そのスピーチで全漫画家に「新作漫画で全漫画家に勝負してやる!」というシーンは鳥肌ものです。それを聞いた全漫画家が「こっちだって負けるか!」と燃えている表情は、ドラマ公式HPに書かれている「本気で仕事するって、カッコいい。生きるって、素晴らしい」というテーマにぴったりの描写だと思います!

黒沢心の独特な服装が目を引く

基本的に編集者は私服が多い。筆者も編集経験者なのでよくわかっているつもりですが、服装に気を使う人はとことん使いますが、多彩な服装の描写が多い心も服装に気を使うタイプなのは原作でもよくわかります。

では、なぜ、ドラマでは見どころなのか?それは、非常に彩り鮮やかで目を引くんです!そして、黒木華の素敵な笑顔相まって、超かわいいのです!ボーダー・ストライプ・チェック・水玉といった柄だけでなく、明るい色使いは必見私服勤務の方は、是非参考にしてみてくださいね!

出版関係者だけじゃない!どんな仕事にも本気で向き合いたい人は必見!

『重版出来!』そのものは、確かに出版業界の仕事やディテール・各人が抱える悩みにフィーチャーしています。しかし、具体的にひも解いていくと、「どんな仕事にも通じる想いと姿勢」が詰まっています。 

楽しいばかりが仕事ではないですが、大変な仕事の中にもたくさんのエッセンスが詰まっていることを『重版出来!』は教えてくれます働く人にエールを送ってくれる『重版出来!』はまだまだ連載中!これを読んで、ぜひ元気をもらってくださいね!

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