【キノの旅】旅人・キノを改めて知るための5つのコト

再アニメ化も決定された大人気ライトノベル『キノの旅』。その主人公・キノは中性的な容姿とどこか飄々とした態度が魅力のキャラクターです。今回は長年に渡って愛され続けているキノを知るために重要な情報をご紹介します。

① キノの旅 旅人・キノについて

キノはライトノベル『キノの旅』の主人公です。『キノの旅』は短編連作の形式を取っており、キノは喋るモトラド(空を飛ばない二輪車)・エルメスとともに、世界に散在している国々を旅して回っています。キノが1つの国に滞在する期間は基本的に3日間。キノはその間に様々なものを見聞きします。

常に飄々としており、時に冷徹といえるほど超然とした態度を見せながら傍観者に徹することが多いキノの弱点はズバリ「食」携帯食料ばかりの旅生活の反動からか、振る舞われた食事を動けなくなるほど食べたこともあります。他には「タダ」にも弱く、注射を打たれた際にはどうしてもなれない苦手であることを明かしています。

一人旅を支えるのは「強さ」

一人と一台で旅を続けるキノは、度々危機に襲われます。それを切り抜ける武器は抜群の運動神経と師匠に仕込まれたパースエイダー(銃器のこと)の腕、そして冷静な判断力です。率先して戦いに挑む……といった場面は少ないですが、訪れた国を3日間で出るために命がけのトーナメントに出場したこともあります。

愛用しているパースエイダーは大口径リボルバー「カノン」自動式拳銃「森の人」、その他にも度々狙撃銃として利用するライフル「フルート」やナイフに仕込んだもの等が登場します。ナイフの扱いにも長ける他、生き残るためには体術など様々な技を臨機応変に活かします。

② キノの性別は?女なの?男なの?

『キノの旅』を知ったばかりの方や、キノの姿を始めてみた方の中には、キノの性別が男なのか女なのかで迷うことがあります。確かに一人称は「ボク」ですし、スレンダーな見た目からは判断がつきません。

キノの性別はです。作品内では特に隠されているというわけでもないのですが、逆に積極的に性別が描かれたり、強調されることもないので、つい誤解してしまう方もいらっしゃいます。ただでさえ数が少ない性別に関する記述の中に、よく読みこんでみて初めてわかる内容のものが多いのも、性別不詳な印象を強める原因でしょう。

なぜ性別がわかりづらいのか考察!

なぜキノは女性だとわかりづらいのでしょうか?その理由の一つは、キノの見た目にあります。キノの見た目は少年に近いらしく、作中でも「坊や」といった感じで男だと誤解されている場面がちょくちょく出てきます。キノ本人はあまり性別を気にしていないらしく、訂正することもありません

また、服装が男性的なのも理由に挙げられるでしょう。キノが羽織っているジャケットは、キノをかばって命を落とした先代キノの着ていたものです。先代キノは男性だったので、このジャケット男性もの。他に着るものも装飾の少ないものを選んでいるため、全体的に男性のように見えるというわけですね。

③ キノの年齢・身長は?

年齢の鍵をにぎるのは「師匠」との生活!

キノの年齢は、かなり正確に推察できます。なお、『キノの旅』では過去や未来の話も描かれていますが、この文中では、本編で一番多く描かれる時代に絞って考察しています。

キノが出身地である大人の国を出たのは、11歳の最後の日でした。その後「師匠」のもとでパースエイダーやサバイバルに関する訓練を受け、抜群の腕前を身に着けました。訓練の期間は短くとも1年程度に渡っていると思われます。

本編のキノは旅の経験からくる判断を度々見せていますが、大人の国と師匠のもとでの生活は定住生活でした。師匠の元を離れてから旅の中で多くの実戦経験を積んだことが伺えます。

以上のことから、キノの年齢は14、15歳であるわかります。キノが子どもとして扱われている場面の多さも考えあわせると、ここから数年以上ずれることはまずないはずです。

身長の鍵はエルメス?作中描写も検証!


キノの身長が明記された場面はありません。一部ではエルメスのモデルとなったバイクに乗れる身長から逆算して170cmともいわれていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

キノの見た目は、作中では子どもだと判断できるくらいに小さいとされています。ひと目見て子どもだと判断される場面は数多くあり、見下ろされていると記された場面もあります。平均的な大人よりは背が低いようです。

エルメスのサイズについては描写が少ないため判然としませんが、旅に出た直後のキノはエルメスを重そうに、大きそうに扱っているため、特別小さいわけではないことがわかります。

筆者は以上のことから、キノは自分の体格に合わないエルメスをうまく乗りこなしていると考えています。150cm強ぐらいだと、挿絵の印象ともかなり近くなるのではないでしょうか。

④ 物語最大の謎?キノの本名は……

出典:https://www.pakutaso.com

本作最大の謎とされるのが、キノの本名です。キノという名前は先述したとおりキノをかばって命を落とした旅人の名前を受け継いだもので、本名は別にあることが明かされています。しかし、その本名は伏せ字で記されていました。

謎に包まれたキノの本名ではありますが、作中には推測できるヒントが書かれています。まずは本文中から読み取れるヒントの数々を読み解いていきましょう。キノの本名に関わる話は、1巻収録『大人の国』及び6巻収録『誓い a・b』です。前者はキノが旅に出る話、後者はキノが生まれ、名前がつけられる話です。

ヒントは序盤に集中!まずは情報を整理しよう!


『大人の国』の中でキノの本名は「×××××」(バツ印5つ)と伏せ字で記されています。『キノの旅』における伏せ字はすべて「×××××」と記されますが、これは1巻におけるキノの本名の記し方に習ったものとされているため、文字数が5文字かどうかは判断がしづらいところです。

『大人の国』はキノの回想という形で記されており、キノ自身が本名をどう捉えていたかがわかります。花の名前なのですが、読み方を少し変えるととてもいやな悪口なり、それをからかわれていたためにキノは本名を嫌っていました

具体的にどの花の名前をつけられていたのかは、『誓い』にて語られます。大人の国の外に咲く、紅い色の花であり、キノの誕生日に近いほんの短い期間だけ地平線まで埋めるほどに咲き乱れるのだそうです。

決定打に欠ける仮説たちと、もう一つの可能性


これらの情報や、読者個々人が抱く印象、そして知識と解釈から、キノの本名については有力な仮説が複数提示されています。ハイビスカスやポピー、桜やヒガンバナなどが著名ですが、どれも決定打に欠け絞ることができません

アニメではハイビスカスがモデルの花が『大人の国』の中で描かれました。ですが、ハイビスカスは名付けのエピソードとは真逆に長く花をつけるため、仮説の中では特に可能性が低いとされています。

6巻以降キノの本名については徹底して触れられていません。キノの本名は読み替えるひどい悪口になるとされ、本人もそれを気にしていました。同じ名前の読者に配慮して、作者の時雨沢恵一氏がキノの本名に触れない方針に変更した可能性もあります。

⑤ キノの声を演じる声優は?


キノを語る上で外せないのがキノを演じた声優です。キノを一番最初に演じたのは久川綾でした。2001年に放送されたラジオドラマでの配役です。それから13年後、『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』にてキノ役に復帰しました。同作はアニメ版ではなく原作の版権を利用しており、この配役はそれを象徴するものです。

キノの声優の中で一番著名なのが、女優の前田愛2003年のアニメ版以降、ゲーム化作品2作及び劇場版2作においてもキノに命を吹き込みました。未だにキノといえば前田愛というファンも多い当たり役です。

3代目となったのが悠木碧です。2016年にニコニコ生放送で展開された『多数決ドラマ』で登板し、後述する新作アニメでも続投が決まっています。悠木碧の声優デビューは2003年のアニメ版『キノの旅』でした。悠木碧は13年越しに自身の原点と再び邂逅したのです。

新作アニメ決定!キノの旅はまだまだ続く


キノの旅に終わりはありません。現在でも年に1冊の新刊が定期的に刊行されているとともに、2017年には2種のコミカライズと再アニメ化が発表されました。これも多数のファンに愛され続けた結果であり、『キノの旅』の面白さが受け入れられた結果でもあります。

今回は再アニメ化を控えた『キノの旅』の主人公・キノについて、5つの観点からその魅力を纏めてみました。世界の美しさを描く『キノの旅』の素晴らしさは、世界がある限り色あせません。皆さんも、ぜひともアニメ版や、原作を一度は手にとっていただければと思います。

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