最終兵器彼女の名言・名シーンTOP10! 終末世界の儚い恋に胸キュン必至!

最終兵器彼女の名言・名シーン集です。終末世界を生きた二人の恋、その結末に泣いた人も多かったとおもいます。連載当時読んだ人も、まだ読んだことない人も、もう一度最終彼女兵器の世界でチセとシュウジに恋しませんか?

世界の終わりを駆け抜けた恋とは?最終兵器彼女の魅力に迫る

背の低くて、おっとり系の普通の女の子、「チセ」、ちょっと口が悪くて不器用な男の子「シュウジ」。最終兵器彼女はこの二人の恋を中心に世界の終わりを描いています。戦争が始まってもまだまだそれが現実的ではない、どこか違う世界の話だと思っていたシュウジと、兵器として改造され戦争へ参加していくチセ。ただ恋に勉強に奔走されていい年の二人が、世界が終わりに向かう動乱に巻き込まれ、いつしかその渦の中心までいってしまいます。

最終兵器彼女は漫画家「高橋しん」によって2000年1月から2001年10月までビックコミックスピリッツで連載され、アニメ、ゲーム、実写映画化された大人気作品です。舞台は日本の北海道で、人気になってからはいわゆる”聖地巡礼”も多く行われました。

「この星で一番最後のラブストーリー」

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作品のキャッチコピーの「この星で一番最後のラブストーリー」という言葉が示す通り、最終兵器彼女は終末世界の恋の話です。終末世界、といっても宇宙人やミュータント、また有名な北斗の拳のように特別強い人や別の生き物が居るわけではありません。人間が戦争をして人間が世界を終わらせる話です。ヒロインのチセはちょっとおっとりしたどこにでもいる普通の高校生の女の子で主人公、シュウジの彼女です。

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普通の女の子として生きていたチセが有る時からナノテクノロジーによって兵器へと改造され、それでも人として、普通の女の子として、恋をし、傷つき、苦しみながらも世界戦争という動乱の渦の中にまきこまれていきます。

そしてそんなチセを恋人として、クラスメイトとして、守りたいと願い、苦しむシュウジもまた戦火の渦に巻き込まれていきます。日常と戦争、恋と欲望、生きていく事と死にに行く事。若い二人の恋を通してこの作品は世界に戦争とは何か、生きる事とは何か、愛とは何かを問いかけ続けています。

原作者 高橋しん とは

最終兵器彼女を生み出した漫画家、高橋しんは、1990年、「好きになる人」で第一回スピリッツ賞奨励賞を受賞ののち「コーチの馬的指導学」で漫画家としてデビューしました。1993年には初の長期連載となる「いいひと。」の連載を開始。これはドラマにもなり平均視聴率を20%を上回るという超ヒット作となりました。その後も今回紹介する「最終兵器彼女」を初めとし、「きみのカケラ」、「トムソーヤ」、「かなたかける」等数々のヒット作を生み出し続けている人気漫画家です。

出身地は北海道の高橋しん、彼の作品にもそれは多く出ており、「最終兵器彼女」では舞台は北海道内、「いいひと」では主人公の出身地など、地元を深く愛していることも作品を通して伺う事が出来ます。またSHIN Presents! という高橋しんの個人事務所を設立しており、今までの所属アシスタントには「ささめきこと」のいけだたかし、「ソラニン」の浅野いにお、「帝王」の関口太郎など多くの有名漫画家を世に送り出しています。

最終兵器彼女の名言・名シーンTOP10

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終末世界を駆け抜けた二人の恋人たち、そんな彼らを取り巻く仲間や大人、様々な人たちの名言や名シーンをTOP10にてご紹介します。チセやシュウジ、アケミやテツなど最終兵器彼女を”生きた”彼らの言葉をどうぞご覧ください。

第十位 第一章 ぼくたちは、恋していく。 より



”この街はイナカだ。観光地と水族館と自衛隊しかないこんな小さな街で、恋愛に悩んでるぼくにとっては、(中略)どっかの国で起きた戦争のことも、自身のことも…だからなんだんだっつー問題っす…”

まだ物語が始まったばかり、世界の終わりも戦争も絶望も知らない北海道の小さな街で生きているシュウジの恋に悩むセリフです。後に恋愛に悩むという事が、何も知らなかった自分がどれだけ幸せだったのかシュウジは思い知ることになります。

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付き合い始めてからまだ日の浅い二人。付き合うってなんだという疑問をお互い持ちつながら、ぎこちなく毎日を過ごしています。口の悪いシュウジはいつもチセに対して言い過ぎてしまい、それを反省する日々。世界でどんな問題が起きていても自分の中では今のこのチセとの恋人関係が悩みの種で、どう接していいのかわからずに空回りをして疲れていきます。

第9位 5巻 さよなら。より


”さぁ・・・そろそろ私のでばんでしょや?”

テツが死に、人としての心を捨て去ったチセ。血に濡れたワンピースを纏い兵器として司令部の人間に今の戦場がどうなってるかを説き目を覚まさせます。これはその時のセリフです。

上層部が迷ってたために、多くの兵士が失われた戦場。チセが心を寄せたテツや、同級生のアツシもそんな戦場の兵士の一人でした。戦争が泥沼化する中チセは生体反応を失っていた体が再起動し、テツの最期の言葉を聞きます。結局テツは自分に恋をせず、”人間の女の子”としてテツにも求められていなかったことを知ったチセは、完全に兵器として存在してしまいます。そして、作戦司令部へいき戦場を”終わらせる”宣告をしたシーンです。

第8位 2巻 交換日記(2) より

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”・・・ちせ。・・・キミはもう、死なない。おそらく世界中のどんな兵器をつかってももう・・・ちせ、キミを殺すことはできない。(中略)よかったな、生きて。よかったな、好きな男がいて。”

死を懇願するチセとチセに銃を向けたテツ。自身の死を目の前にして初めてチセの死への恐怖が言葉になって吹き出します。それを聞いたテツがチセに告げたセリフです。

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自分はたくさん人を殺しているのに、生きていたい、そんな自分は汚い、それでもシュウジが好きだから、二人で生きていきたいから死ぬのが怖い、死にたくないと泣きながら自分を責めるチセ。そんなチセをそれまで兵器として恐れていましたが、テツは一人の女の子として見守ると決めます。

自分にも好きな女が居て、でもおそらく自分はもうじき死ぬ。死にたくないけど覚悟は決めている。テツはチセを慰めながらそういいます。チセはもう誰にも殺すことはできない、だからよかったなと、好きな男が居て、恋をして、よかったなという言葉でチセは人が生きた証を覚えておこうと覚悟を決めます。

第7位 1巻 ぼくたちは、恋していく。 より

”あのさ・・・順番・・・むちゃくちゃだけどさ・・・せっかくだからさー・・・これからふたりで、すきになってみねぇ?”

まだ物語の冒頭、付き合い方に悩んでいた二人。どう付き合えばいいか悩み抜いた末にシュウジは景色のいい展望台でチセに別れを告げます。その時になってお互いがどう思っていたかを言い合い初めてお互いを知ることになります。チセは度胸試しで告白し、シュウジは顔が可愛いというだけでOKした事実が分かり、お互いがただ不器用に悩んでいたことを知るシーンです。

恋人として付き合う、のではなく相手と向き合う事から好きになってみると決めた二人。彼氏、彼女として考えるとうまくいかないけどチセとシュウジ、お互いそれぞれに向き合った時、二人の恋は走り出しました。

第6位 3巻 ふたり-ちせ- より

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”シュウちゃんと別れて以来、初めて泣いた。息が苦しい。喉が痛い。恥かしい。止まらない。–ああ、まだ、恋をしている。”

シュウジと別れてからの出撃で、もっと強くなりたいと願うチセ。そんなチセを気遣い差し出されたチョコレートを食べて、チセは号泣します。チセが初めて失恋を噛みしめ、大泣きするシーンです。



お互いの為に、苦しくならない為に分かれたはずなのに、思いは途切れない。クラスメイトに戻らないといけないのに色々思い出してしまう自分が苦しくて、チセは何度も自分に言い聞かせます。

以前に「お仕事」を自分の都合で休んだことから自分を責め続けているチセは、理性を保ったまま戦闘を繰り返し、失恋の痛みも忘れようとしますが、戦闘が終わり、ふと生き残った隊員の優しさに触れた時、チセの失恋の傷の痛みがあふれ出します。

第5位 2巻 交換日記(1)より

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”・・・ありがとう。 あたしを・・・殺して・・・ください。”

戦場でのチセのシーン。傷ついた兵士たちの中一人宿題をするなど場違いな雰囲気を醸し出している彼女は異質だった。チセの女子高生としての生活を知り彼氏の存在を知り、兵器だという事を理解しつつもチセの活躍で死なずに済んだと励ます兵を窘め、チセを恐れるテツ

そんな中チセが攻撃を浴び、理性を失ったチセは街を文字通り”灰”にしてしまう。テツの隊1つを残してすべてなくなってしまった街を背にチセが言ったセリフです。

テツの初めての登場回です。チセを兵器として恐れながら、それでも普段は普通の女の子のチセに戸惑いながら接していました。圧倒的な破壊力を伴う兵器としてのチセと恋をしながらも人として生きていることに悩むチセを見ながら、いつかは破壊しなければいけないことを悟るテツは部下に深入りさせることを嫌がります。そんな戦場での日常の中、チセに敵の攻撃が当たりチセは自身の戦う意味を考えながらも意識を手放し、兵器として敵を攻撃します。

意識を取り戻した時、街はありませんでした。

第4位 4巻 恋(2) より

”もういやだよ はなれてるのは・・・もういやだよ!”

チセが街にいない日アツシが自分の覚悟を決めた日に街に戦闘機が複数やってくる音がします。シュウジは怯えて逃げようとしますが、アツシはアケミの所にいくといい、シュウジは自分の弱さと向き合うことになります。その後、敵機が”消滅”し、雨が降り注ぐ中、シュウジは戦闘を終えたチセに出会い、自身の中の渦まく感情をぶつけるようにキスをするシーンです。

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友人のアツシにこれから先の話をされ、彼がきちんと全てに向き合い逃げずに戦う道を選んだことを知るシュウジ。そのことで、今まで自分が「チセの彼氏」という事を隠れ蓑に逃げていたことにショックを受けます。そんな中、敵機が上空に現れ、逃げようとするシュウジに、恋人のアケミの所に行くと告げるアツシ。アツシの覚悟を知った瞬間に空に稲妻が走り、敵機は文字通り”消滅”します。

チセが敵機を”消滅”させたことを知っているシュウジは逃げてきた自分から目をそらせないまま、戦闘が終わったチセと鉢合わせ、衝動的に抱きしめ、キスをするシーンです。

第3位 5巻 さよなら(1) より

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”この星で、オレだけは、お前を女の子と思っててやるよ。”

作戦本部から離れたチセとテツは二人だけで”おままごと”のような時間を過ごします。その街でもうあまり残っていない時間を普通の男女として過ごすために。このセリフはテツがチサとの別れ際に告げた言葉です。



待機が続き兵器としての意義をなくしかけていたチセ。どうしようもなく逃げ出した先でテツと出会います。恋する気持だけを頼りに戦っていたチサを知っているテツは、チセとシュウジが分かれた話を聞きチサの身を案じます。

チセの異変に気付き、それでも一人の女の子として扱うテツにチセはシュウジを重ね恋をしようとします。やがて時間が過ぎ”いい感じ”になった時に、チセから死を匂わす言葉を言われ、テツはチセは自身が気付かずに人の部分よりももう兵器に近くなってしまったことを悟ります。

そんなチセに向かって恋とは何か、男と女が付きあうとはどういうことかを教え、別れ際に告げたセリフです。

第2位 1巻 「ごめんなさい」と彼女は。 より

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”「・・・ごめんね、シュウちゃん・・・あたし・・・こんな体に なっちゃった・・・」 抱きしめた彼女の心臓は、音が しなかった。ぼくたちは、恋していく。”

このシーンで初めてシュウジはチセの体が兵器に改造された事を知ります。兵器として戦い、傷つき墜落した彼女を初めて見て、ただ、抱きしめたやる事しかできなかったシュウジ。そして、シュウジに知られ呆然としながらもただ兵器になったことを告げるしかできなかったチセ。二人の恋が世界の終わりに向けて進み始めた瞬間が描かれたシーンです。



初めてこのシーンを見た時の衝撃を皆さん、覚えていますか?第一章のほのぼのとした恋愛の始まりや二章の最初のチセとシュウジのやり取りからは予想外の衝撃的なシーンです。買い物に来ていた札幌で空爆に出会い始めて戦争を経験するシュウジ。

その衝撃が覚めないまま一機の戦闘機に”嫌な予感”を抱きながらも釘付けになります。堕ちると判って思わず追ってしまったシュウジは、兵器になったチセを初めて目の当たりにします。そして、そこで兵器になったチセと出会います

第1位 7巻 ラブ・ソング(12)より

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”地球が最期にふるえる音、それが、ちせの心臓の音に聞こえた。それは、この星と僕らの最期のせいいっぱいの歌声。ラブ・ソング。ぼくたちは、恋していく。生きていく。”

人間同士が戦うのを視たくなくて、自分の意志で世界を終わらせたチセ。一人生き残ったシュウジ。そして、その罪を償うためにただ、一人で残りの時間を生きていくチセにほんの短い一瞬だけでいいから寄り添いたいと願うシュウジ。世界を終わらせた後それでも恋をして生きていく、そんなシーンです。



この星はもう終わりだからせめて苦しまないように、チセだけが出来る終わらせ方で、チセの愛するすべてがある最後の街を終わらせました。苦しまず、一瞬で”それ”が出来るチセは、もう人の記憶を持った兵器になってしまいました。

世界を終わらせることはチセしかできないから、終わらせた後、その痛みも、罪もすべてを背負って壊れるまでの時間を過ごさなければいけないチセ。まだ彼女なら来てほしい、そうチセはシュウジにお願いします。

終末の日、最後に愛するもの、自分の両親に声をかけたシュウジ。そして、世界の終わりの後の短い時間だけでも一緒に罪を背負うために約束の場所を目指し、そして・・・。

不器用なチセと不器用なシュウジ。そんな二人の恋は世界が終わっても続きます。チセとシュウジの、その罪が消えるまで。

だって恋してるんだ…最終兵器彼女に学ぶ至極の恋!

ランキングはいかがだったでしょうか?どのシーンも甲乙つけがたいいいシーンですので、是非振り返ってみてくださいね!

最終兵器彼女の一番の魅力は、どこまで行っても高校生の恋愛ものだ、という部分です。チセは自分の意思に反して成長してしまう兵器ですが、普通の女の子としての気持ちを大事に持っており、シュウジに恋をしていきます。世界の終わりを受け止めながらも、恋をしていく。日常と戦争をチセ自身の中で”お仕事”と割り切りながらも、考えないようにしながらも、不器用に生きて、恋をしていきます。

シュウジは、そんな最終兵器になってしまった彼女を傷つけないように最初は戦争については触れません。でもそれではチセを”人殺しの兵器”という罪の中に一人ぼっちにしてしまいます。決して受け止めきれるわけもないチセが多くの人を殺した事実とこれから先も殺すであろう事実。そこから逃げながら、苦しみながらもチセに恋し、生きていきます。

少し不器用で、口が悪くて、ちょっとトロくて、それでも世界の終わりを懸命に生きて恋をした二人の至極の物語。

今まで読んだことのある人も、初めて見る人も、ぜひ本を開いて、シュウジやチセと一緒にドキドキしてください。

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