松任谷由実のアルバムランキングTOP5!これで今日からユーミンの虜に間違い無し!

歌手デビューから実に45年。いまだにJ-POP界の恋愛の絶対的教祖として君臨するユーミンこと松任谷由実。今回はあえて「荒井由実時代」をではなく「松任谷時代」に的を絞って、独断と偏見で聞いてもらいたいアルバムTOP5を選んでみた。

ユーミン好きもそうでない人もあつまれ〜!

ポックラのユーミンのぶっ飛び具合は気持ちいいな!

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言わずもがな、日本ニューミュージック界のパイオニアであり、デビュー45年目にして精力的に活動している恋愛の教祖「ユーミン」こと松任谷由実

ユーミンは1970・1980・1990・2000・2010年代という5つの年代でアルバムの売り上げ1位を記録しており、これは男性アーティストを含めても前人未踏の大記録です。

他にもアルバム年間TOP10連続獲得年数歴代1位(14年連続)、連続アルバム1位連続獲得年数歴代1位(18年連続)など数々の記録を持つユーミン。2013年には紫綬褒章受章を受勲しています。

それだけの長きに渡り、支持され続けてきたユーミンの魅力とは?と尋ねられたら「とりあえずアルバムを聴け!」と言うしかないのですが、荒井由実時代を含めてもオリジナルアルバムだけで38枚!

さらにベストアルバム、セルフカバーアルバム、ライブアルバムが10枚。これらを今から全部を聞こうというのは、ちょっと気が遠くなってしまいますよね。

そこで今回は私の独断と偏見で悩み抜いて選んだアルバムTOP5をご紹介していこうと思います。

あえて、荒井由実ではなく松任谷由実を語ろう

ミスリムの頃のユーミン

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ユーミンは1958年1月19日八王子市で誕生。ご実家は老舗の呉服店。幼いころよりピアノや三味線、ベースなどに親しんできました。

多摩美術大学を卒業(日本画専攻)しているだけあって、ユーミンは最新の美術やファッション、トレンドにとても敏感な人柄です。

荒井由実としてファーストアルバム「ひこうき雲」を発表。その都会的なセンスは多くの支持を受け、当時流行していたいわゆる「四畳半フォーク」と一線をを画す「ニューミュージック」という新ジャンルが確立されました。

自分の思ったことや経験を歌に昇華するエッセイスト的シンガーソングライターではなく、ユーミンは鋭い観察眼を持ってその時代の雰囲気を敏感に嗅ぎ取り物語を紡ぎ出す天才ストーリーテラーなのです。

ユーミンはファミレスに行って、若い女性たちのおしゃべりに聞き耳を立てて、作詞のヒントにしていたなんて逸話もあります。

またユーミンは作詞の分野だけでなく、メロディーメーカーとしても素晴らしい才能を見せます。松本隆呉田軽穂(ユーミンの楽曲提供時のペンネーム)のタッグで、80年代には松田聖子に提供した「赤いスイートピー」Rock’n Rouge」などをはじめ、数多くの名曲を世に放ち大ヒットを博しました。

ユーミンの楽曲を語る上で、欠かせない存在が旦那様でありユーミンのアレンジャーを務める松任谷正隆です。

二人は1975年に結婚。その時は引退も考えたユーミンでしたが、荒井から「松任谷」姓に変えて、音楽活動続行を決断しました。

1978年から1983年にかけてユーミンは年に2枚のアルバムを出すというハイペースで楽曲を制作。荒井時代より更にアーバンな雰囲気の楽曲をたくさん発表します。

バリバリバブリーだったころのユーミン。ソバージュ懐かしいw

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荒井時代の方が好きなんだよね」という声も聞きます。フムフム……確かに、荒井時代の歌詞には神がかったフレーズもたくさん見受けられるので、そのご意見もよくわかります。

しかし、ここで私はあえて「松任谷由実」のアルバムランキングTOP5のセレクトにチャレンジすることにしてみました。

100%ハマる松任谷由実のアルバムランキング!

全部のアルバムに時代の思い出が詰まってる。 #松任谷由実

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いきなりですが、まず言い訳をさせてください。このTOP5を選ぶのはとても悩みました。何度か入れ直しを試みて、このランキングに落ち着きました。

世間での評判も汲みしましたが、かな〜り、私の主観と聴いていたころの思い出補正も入っています。どうぞご了承の上、参考になさっていただければ幸いです。

まずは荒井由実時代をおさらい「Super Best Of Yumi Arai」

my favorite of yuming #super best of yumi

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ユーミンのベストアルバムは数多く発売されていますが、荒井時代と松任谷時代がミックスされているものがほとんど。「Super Best Of Yumi Arai」荒井時代だけをチョイスしたベストになっています。

ジブリ映画の主題歌となった「ひこうき雲」「やさしさに包まれたなら」も収録。この2曲は特に有名なので最近の曲と思っている若い方も多いようですが、どちらも1970年代前半の作品です。

私は特に「14番目の月」が大好きですね。映画「さよならみどりちゃん」のラストシーンで主演の星野真里がカラオケでこの曲を歌うのですが、それもとても可愛かったのを覚えています。

【TOP 5!】最新のユーミンに触れる「宇宙図書館」

出典:https://www.amazon.co.jp

ユーミンの最新作「宇宙図書館」は、映画真田十勇士』の主題歌「残火」をはじめ、12曲中なんと7曲がタイアップ作品!

タイアップ作品はドラマやCMに “寄せた” 楽曲作りをするものです。アルバムとしての一貫性が損なわれるのでは?と思いましたが、そんな心配は必要ありませんでした。

「宇宙図書館」は見事に最初から計算されたかのように、宇宙への「旅」というコンセプトで貫かれていました。まさにユーミンマジックですね。

【TOP 4!】コンセプチュアルアルバム「SURF & SNOW」

どこかへ出かけたくなる、そんな1枚。 #surf&snow

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1980年に発表された「SURF&SNOW」のキャッチコピーは “忘れないで、ときめくホリディを!” 。ビーチ、草野球、ドライブ、クリスマス、スキー、サーフィン、と休日を遊びまくる恋人たちを描いています。このアルバムを聴くと、どこかへふっと出かけたくなるそんな1枚です。

そして最後の2曲で一緒に楽しんだ恋人とお別れし、次のホリディシーズンで新しい恋を見つけようと完結します。アルバムとして完成されているのでシングルカットは1曲もありません

クリスマスソングの定番となっている「恋人はサンタクロース」も収録されています。このアルバムを切っ掛けに1981年からウィンターシーズン恒例の苗場コンサートも始まりました。

【TOP 3!】ユーミンで女心を学べ「PEARL PIERCE」

出典:https://www.amazon.co.jp

このアルバムはユーミン自身もお気に入りの1枚。ユーミンが都会のOLの日常をイメージして作った作品です。女心を知るにはもってこいのアルバムなんです。

特筆すべきはアルバムタイトルにもなっている「真珠のピアス」です。彼の部屋のベッドの下にわざと自分の真珠をピアスを片方残して別れる女性〔あなたは新しい彼女とこのピアスをみつけるの〕と歌っています。男性からしたら、ゾッとする歌詞です(笑)。

土用波のように押し寄せる感情を歌った「DANG DANG」中島みゆき「土用波」という曲を書いていますが、〔根こそぎ流れてしまえ〕と荒っぽく日本語で表現するところを、ユーミンは〔DANG DANG〕というキャッチーなフレーズを疾走感溢れるリフレインで表現しているのが対比的です。

【TOP 2!】ユーミン史上最大の問題作「時のないホテル」

出典:https://www.amazon.co.jp

アルバムが発表された1980年は米ソ冷戦真っ只中。前年の1979年にはソ連のアフガニスタンに侵攻や、イラン革命から泥沼のイラン・イラク戦争へ発展するなど、非常にきな臭い時代でした

タイトル曲「時のないホテル」は、中東の混乱をイメージさせる歌詞です。他にも “老い” や “病死” など重厚なテーマが描かれたアルバムです。

ユーミンらしくないと思う方もいると思いますが、この厳粛な雰囲気から溢れる気品の高さ、そして強いメッセージ性が個人的にとても気に入っているので、私はあえてTOP2に選ばせてもらいました

そしてユーミンの曲で最も暗いとも言われる「コンパートメント」。列車のコンパートメント席で睡眠薬自殺をする女性が微かに残る意識の中に浮かんだ最期の情景を綴っています。この曲は暗いというよりも、鬱曲と呼んだ方がしっくり来るかもしれません。

【TOP 1!】バブルのすべてが詰まった「Delight Slight Light KISS」

my favorite of yuming #Delight Slight Light KISS

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「Delight Slight Light KISS」が発売された1988年はバブル全盛期。ジャケットも豪華な3Dホログラムになっていて、とても衝撃的でした。

前作「ダイアモンドダストが消えぬまに」から「KATHMANDU」までの9作連続でミリオンセールスの大記録を打ち立てます。EXILEやAKB48でさえアルバムは約70万枚程度しか売れない昨今。当時いかにCDが売れていたのかがわかる記録です。このアルバムは158万枚売れました。

まず1曲目の「リフレインが叫んでる」で完全にノックアウトされてしまいます。タンタンタンタン……と徐々にフェードインしてくるイントロからいきなり大サビへ。別れ際の男女のすれ違いをユーミンお得意のリフレインで切ないポップチューンに仕上げています。

他の曲も素晴らしい佳作ばかり。バブルへの憧憬が高まっている今だからこそ聞いてもらいたい1枚です。

【番外編】“松任谷” 時代のベストアルバム決定版「Neue Musik」

my favorite of yuming #Neue Musik

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荒井時代をまとめたベスト「Super Best Of Yumi Arai」に対峙する、松任谷時代だけを集めたベストアルバムが「Neue Musik」です。

発売が1998年なので、2000年以降の曲は収録されていませんがどれも名曲ばかりで聞き流せるような曲は1曲もありません。

ユーミン(松任谷時代)の入門盤として、この1枚をオススメします。

ユーミンは時代の風景を切り取るフォトフレーム

あなたのベストは入っていましたか?ユーミンの楽曲は、タイアップ曲がとても多いことからわかるように、時代の空気に寄り添った歌詞が印象的です。

ユーミンはシンガーソングライターという名の “時代のフォトグラファー” だと私は考察しています。ユーミンの曲を聴くと、ラジオやテレビからガンガン流れていた発売当時の心情や、風景、空気の薫りまでもが蘇ります。きっとこれは私だけではないでしょう。

そして今だからこそ、また違う発見があったりと、ユーミンのアルバムはその完成度の高さから鮮度を失うことなく輝き続ます。あなたもユーミンワールドの虜になってみませんか?

松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。 (通常盤)
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